緊急手術と緊急入院~(病のこと その3) [病のこと-2012年-]
私が搬送された病院は、3年前に不整脈の手術(“カテーテル・アブレーション”といいます)を受けた病院。これはクリニックの先生が把握していましたので、病院を指定しての搬送となりました。
(急な搬送を受け入れてくれた病院にも感謝です)
搬送され、手当てと検査を受けている間、連絡を受けた妻が掛け付けてきました。私がクルマをクリニックに置いていましたので、妻は一旦自転車でクリニックへ行き、そこからクルマに乗り換えての移動。
病院では緊迫の時間でした。
朦朧としつつも一応は意識がありましたので、今でも大体は覚えています。
手術は、本来はいろんな検査の結果行うのがセオリーなのですが今回はそれどころではない。
心電図の波形は乱れに乱れ、一刻を争うような状態だったようです。
駆けつけてきた妻、横たわる私のそばで医者が言ったのは
「緊急手術を行います。具合が悪ければ最悪のケースも考えられます。もちろん私も目の前で逝かれるのは見たくないですし、全力を尽くします」
というもの。
その後妻は「術中に何かあっても文句は言いません」というような宣誓書にサインをさせられていたようです。
私だってまだ逝きたくはない。やり残していることは山ほどあるし、子供に対する責任もある。絶対に死なへんぞ、と心に誓いましたよ、マジで。
そして緊急手術が始まりました。21時ごろだったかな。
術中に執刀医から言われたのは
「心不全を起していた形跡があります。しんどくなったことがあったでしょ」
おそらくそれが12月15日だったんでしょうね。酸素マスクの中からその日のことを言うと
「はっきり覚えてますね。たぶん、そのときでしょうね」
翌日~翌々日が飲み会でしたから、覚えていました。
(手術中はずっと意識はありました。そのほうが患者からいろんな情報が得られていいのだそうです)
術中、エコーを見ていた医者から胆嚢(たんのう)が腫れていると指摘されました。
「胆嚢炎」
そんな病気知らんで(ーー)
でも検査は嘘をつかない。指で押されたその箇所に激痛が走り、そのときはやはりそうだったようです。
そして手術は無事終わりました。
私はストレッチャーに乗せられて集中治療室(ICU)に移動したのでした。
よかった。とりあえず命はあった・・・・
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