SSブログ

娘のシューカツ [あいさつ ご連絡 ご報告]

娘の就職活動が最終盤を迎えています。ここ数日で決まるというところまで、ようやくたどり着きました。

ここからは親バカ全開で書き進めます。
私もよく知らなかった就職活動=シューカツの実態も含めて。
何とぞお許しくださいませ。

例年より2ヶ月遅れの昨年12月からスタートした就職活動、「就職難」が当たり前のようなこのご時勢にあって、ウチの娘ははじめから終始前向きでした。リクナビに代表される就職情報サイトへの登録、企業のHPを通してのプレエントリー(あなたの企業に興味があります。資料ちょうだい、みたいな段階。娘の場合、約50社)~エントリー(あなたの企業に就職希望です。登録よろしく、みたいな段階。娘の場合、約25社)、インテックス大阪(大規模展示場。東京ビッグサイトの大阪版)等で開催される企業合同説明会への参加・・・・等々。

それに加え、企業から大学に来る学校推薦への申し込みも並行して進めていました。

30年ほど前の私の就職活動とは様変わりしていて、もはやついていけない状況・・・・(ーー) 
この記事も娘にいろいろとインタビューしながら書いています。娘は私がこんなことを書いているのを知らずに質問に答えてくれています(^^;

(娘は、仕事を通じて人の役に立つことのできる業種を志望していました)

その後、エントリーシート(志望理由や自己PR、学生時代に頑張ってきたことを書く、会わない面接試験のようなもの)を提出して、そこを通れば筆記試験、そして実際の面接試験が始まります。一次、二次・・・・数次の面接を経て人事部長、役員面接へと歩を進めて、ようやく内々定が出るわけです。(娘の知る限り、一次~最終面接までは7回)

この間、面接試験で落とされるケースが出て来るわけですが、そういう連絡はメールで来るそうです。
このときの決まり文句が
「あなたの今後の就職活動がうまくいきますようお祈りしています。」
この言葉から、就職を断られることを「祈られる」というそうです。
あるいは「サイレント」といって沈黙、要は無視、連絡が来ないというパターンですな。

しかし学生たちはそんな挫折を乗り越えて就職活動に邁進していきます。いちいち落ち込んでいられませんからね。

私が娘の就職活動を手伝ったのは、もっぱらエントリーシートの作成。書かれたものを読むと、娘は決して文章力はない方ではないのですが、言葉使いや選ぶ言葉の選択等でどうしても稚拙な箇所が目に付く、そういう部分を修正してあげました。もちろん、文意を崩さず娘の考えていること、訴えたいことはそのままに、娘の話を聞きながら書きましたよ。指定された文字数に収めるのにも苦労しましたね。

いろんな企業の面接官とのやり取りを娘から聞いていると、たいへんありがたいことに娘のやる気を感じ取ってくれた人が多かったようです。帰宅した娘も手応えがあったところは実感としてわかるようで、興奮気味に話してくれました。反対に「これはあかんわ」といった感じだと疲れも倍増するようで、ぐったりしていましたね。

娘に初めての内々定が出たのは、息子の大学の入学式が行われた4月3日のこと。この顛末は以前の記事に書きました。
http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2012-04-09

さらに先日もう1社、実は東京ばな奈と一緒にその企業の内々定のお土産も持って帰ってきたのでした。

ここであらためて言葉の説明をしますと、内々定とは、企業があなたの入社を認めますよ、ということ。この時点ではまだ内定ではありません。
学生側から見ると、内々定はいくつもらってもかまわないそうです。
そして
内定とは、学生側から入社承諾書を企業に提出して、おたくの会社にお世話になります、と決めること。
ただし、承諾書を出しても辞退はできるのだそうです。しかし、これは企業にも他の学生にも大変迷惑をかけることになります。企業は採用計画を変更して別の学生を採る必要に迫られ、他方、他の学生の就職機会を奪うことにもなりかねないからです。
実際、私も自分の会社の人事の奴と話したのですが、昨年は震災の影響で大手製造業が採用の様子見をしたため実質のスタートが遅れ、内定を出して承諾書ももらった学生に入社を断られ、急きょ別の学生に声をかけなければならなかったそうです。「たまらんかったわ、ホンマ・・・・」と彼はぼやいていました。

そして今、娘は悩みに悩んでいます。

第1志望の企業から内々定が出そうな上に、学校推薦で選抜された第2志望の企業からも内々定が出るのが確実だからです。両社とも、「決めてくれるなら内々定を出す」と言ってくれているらしい何という幸せな、ありがたいお言葉・・・・涙が出そうです。私は最敬礼をして心からお礼を言いたい。

思えば何という贅沢な悩みなのでしょうか。
このご時勢、就職が決まりそうな上に、その選択が第1
志望と第2志望の2社択一ですからね。

ただ、学内選抜の企業には、辞退不可という大原則がある。(それでも辞退した人は過去にいたそうですが)

この2社の間で娘は本当に悩んでいます。

親としては娘がどちらを選ぶか、結局は娘に判断を委ねざるを得ません。親の言うことを聞いて結果的にそれが裏目に出た場合、一番後悔するのは間違いなく娘自身。それなら最後の決断は自分で下した方が、後々壁にぶつかったとき、「あの時決めたのは自分自身なのだから」と踏ん張る根っこになると思うのです。本人もそのあたりはよくわかっているようです。

・・・・・・ 

娘によると、友人、知人の現時点(4/25)での就職内々定率は大体30~40%くらい。もっとも仲のいい友人グループ12人の中では半分の6人に内々定が出ているそうです。先日テレビ大阪で放送されていた就活特番でも、内々定は結構出ているようでした。パーセンテージからすると、ちょうど今が勝負処とでもいうべきタイミングなのでしょうか。いや、ある意味この時点で頑張っている人にこそ、女神は微笑んでくれるのでしょう。

娘の決断の結果は、来週報告できると思います。どちらを選ぶにせよ、とにかく後悔だけはしないようにと願っています。


nice!(8)  コメント(8)  トラックバック(0) 

nice! 8

コメント 8

ナワ~ルド@峠おやじ

ヒロさん、娘さん、おめでとうございます。
内々定、2社とは凄いじゃあーりませんか!
娘さんはハムレットの気持ちですか?

どちらにしても親のせいにして逃げ道を作らせないよう
娘さん自身で決めさせてあげてくださいね。

ところで東京ばな奈、やっぱりウチの娘も買ってきました。
定番のものとは違ってました。
明日アップしますのでご期待ください。
by ナワ~ルド@峠おやじ (2012-04-25 23:01) 

taka

内々定を頂いてどちらにするか迷っているのですね
一生の問題ですからじっくりと考えたら良いと思います
by taka (2012-04-25 23:19) 

遠霞(とおがすみ)

シューカツはホント大変なんですね。
そこを前向きに突破されようとしている娘さん、立派ですね。
第一希望か第二希望かという選択肢、ホント悩ましいところですが、きっとよい方向にきまっていくものと信じております。
これは…きっと内定が決まったら、またまた祝杯なのでしょうか??
by 遠霞(とおがすみ) (2012-04-26 12:53) 

吉之輔

こんにちは、お尋ね頂きナイス有難う、先ずはお礼まで。
就職活動大変ですが頑張って下さい、今後とも宜しく願います。
by 吉之輔 (2012-04-26 13:51) 

ヒロ

ナワさん
ありがとうございます。
実は内々定は、実質で4社になりました。近いうちの決断後は、可及的速やかに(要はできるだけ早く)お断りの連絡を入れるように言っています。
東京ばな奈の記事、拝見してきました。ノーマルもいいですが、派生品も美味しそうな感じですね。

takaさん
本当に贅沢な悩みです。ありがたいことです。
最終的な決断は娘が下しますが、決して後悔だけはしないようにしてほしいです。

遠霞さん
どうもありがとうございます。
世間的な逆境の中、冷静に見ても前向きに就活をしている娘でした。
企業はその辺りを見てくれたんだろうと勝手に思っています。

吉之輔さん
お越しいただきありがとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いします。
娘の就活の顛末は、近いうちに報告させていただくつもりです。
by ヒロ (2012-04-26 21:02) 

プースケ

こんばんは(^_^)
お嬢さん、就活頑張られましたね♪ 人事担当をしているので
採用に携わることがありますが、入社してこられた皆さん
活き活きと働かれています☆ 私は今の会社はアルバイトから
中途採用で社員になって試験も簡単でしたが、最近の就活は
とても大変なので、今だったら入れなかったと思います。
お嬢さんの決断、応援しています(*^-^*)

by プースケ (2012-04-26 21:58) 

リキマルコ

就活ってそんなに大変なのですね!!
うちの息子は勝手に自分で決めて好きなことしてるので、ほったらかしですが覚悟だけはしてやるようにいつもいっています!
娘さんはじめての就職でいっぱい悩んでいい答えだされるでしょうね、でもそれ以上にヒロさんがご心配ですよね、親バカ全開ですな(^-^)
いいお父さんだ(〃∇〃)
by リキマルコ (2012-04-26 22:57) 

ヒロ

プースケさん
人事のご担当でしたか。
このご時勢、きちんと就職できるだけでも大変なのですから、入社したらそりゃあ頑張りますわな。
そういえば、先日新入社員相手に救急救命講習を実施したのですが(私は一応資格持ち)、みんな一生懸命聞いてくれていました。

リキマルコさん
就活は自分の頃とは様変わりしていて、もうついていけません(^^;
携帯電話もスマホは必需品らしく、娘は通話用の折畳式と2台の携帯電話を駆使していました。
by ヒロ (2012-04-27 20:39) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

赤福枝垂桜 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。