SSブログ

米作り(その10:足し苗) [米作り-2012年]

こんにちは。
今日の大阪は曇り空[曇り] 田んぼの作業には好天気といえます。何より涼しいのが一番。

さて、先週基本的な田植えが終わったのですが、今日はそのフォローとでも言いますか、機械植えで植わらなかった、飛んだところに人の手で苗を植える足し苗(“指し苗”ともいいます)です。
先週植え残った苗を適当なサイズに切って左手に持ち、田んぼの中に入りこんな所 [左斜め下]を探して歩きます。
1.飛んでる.jpg

そして見つけたらすかさず苗を3~4本千切って植えつけます。2.こうやって植えます.jpg

当然田んぼの泥の中を歩かざるを得ないのですが、こいつがなかなかキツイ[ちっ(怒った顔)]
足を引き抜くのに余分な力がかかるし、とにかく抵抗が大きい。結構腰にも来るのです。
まあそれでも時間が過ぎれば作業も進む。いつかは終わりが来るもんです。
作業自体は1時間ちょっとで済みました。

ところで、定点観測用の苗を設定しました。一番端っこでちょっと高い位置にありますので枯れやすいとも言えるのですが、たぶん大丈夫でしょう。ちなみにちょっと茶色くなっていますが、これは田植え後に陽が照って水の量がかなり減ってしまい、苗が焼けたようになってしまったからです。オフクロによると、火曜日だったかめちゃめちゃ気温が上がった日があり、その影響で水がずいぶん減ってしまったとのこと。
画像ではかなり水が多く見えますが、これは一昨日(金曜日)夜からの雨で水量が増えてくれたからです。こういうのは、正直とても有り難い(^o^)
3.定点観測用.jpg

ちょっとここで肝心なことを。
それはウチの田んぼの大きさ。これがないと、お読みくださっている皆さんに実感が湧きませんよね。
ウチの田んぼは、本当に小さいです。一反ありません。ほぼ家で1年間に食べる分のみ。
寸法は以下の地図くらい。正方形でも長方形でもなく、田んぼとしてはかなり歪な形状をしています。
畔も直線で書いていますが、これはあくまで便宜上で、実は微妙に湾曲したりしています。

概略図.png

概略図の「A」の位置から水を入れます。そして、主に「B」の位置で水を排出してその量を調整します。「C」は稲刈り前後に水を出すだけのためにある排出口で、それまでは常時塞いだまま。
ちなみに「A」の南を流れる水路の水と、「B」および「C」の東側を流れる水路の水はその出所(水源)が異なっており、ウチの田んぼが「BC」側の水路より高い位置にあるため、そこから取水することはできません。
実はこれが毎年の悩みの種なのです。「BC」側は川の水、「A」は池の水で、川の水は入れたいときに入れることができますが、池の水は定期的にしか水を入れられない。あとは雨に期待するしかないのですが、お米を作るには大量の水を必要としますので、この差はとてつもなく大きな差となってくるのです。

ですからウチは、同じ悩みを持つ別の親戚と共同で、SUBARU製のポンプを購入しました。これまた年に一度くらいしか使いませんが、水不足で困ったときには重要な手段となってくれています。


nice!(6)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 6

コメント 2

あるふぁ

SUBARUは農業用ポンプも作っているのですね~
農耕機械というと、ヤンマーとかクボタのイメージだったので
意外です。(まあ、技術的には普通につくれるのでしょうが・・)
by あるふぁ (2012-06-18 21:47) 

ヒロ

あるふぁさん
ちょっと誤りがありました。
SUBARU製だったのはエンジンで、ポンプ自体は別のメーカーだったような・・・(^^; 申し訳ありません。勘違いをしていたようです。
SUBARUの汎用エンジンは大宮製作所製。大宮製作所には仕事でちょくちょく行っていましたので懐かしいです。
また、ウチの農業機械は、販売店の関係で「ヰセキ」ばかりです。ネット友のおかーさんには「珍しいね」と言われました。たしかに。
by ヒロ (2012-06-18 22:38) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。