続・東京にて(その1:六厘舎 TOKYO@東京ラーメンストリート) [東京出張-2012年]
このお店のことは知っていました。大阪でもその閉店に至る事情の特異性が報道されていましたから。
以下は、店の前にあったチラシからの抜粋です。
・・・・
このつけめんが評判が評判を呼び住宅街という立地にも関わらずお客様の行列が途切れない全国屈指のつけめん店へと成長していくのである。
がしかしこの住宅街という立地がまた違う問題を起こしていくのである。
「行列対策」これが一番の問題となっていくのである。
近隣の方にご迷惑を掛けないよう、さまざまな対策をおこなってきたがある時決断を下したのである。
「このままでは近隣の方に多大なご迷惑をかける。この立地では限界だろう。閉店しよう。」
そして2010年8月29日 六厘舎本店の最後の一日を迎えるのである。
(以下略)
これだけ『のである』が続くと文章としては読みにくくて仕方ないのですが、ま、それは置くとしましょう。
そのお店の名前は六厘舎さん。テレビの報道を見てから、私は興味津々でした。いったいどれほどのものか、と。
それで今回の出張が決まった時、まず決めたのは東京ラーメンストリートでラーメンを食べること。
そしてそのうちの一食は必ず六厘舎さんに行くぞ、と。
(東京ラーメンストリートに六厘舎さんが「六厘舎TOKYO」として出店していることは知っていましたので)
ただ、本店と同じく物凄い行列だということも聞いていました。昼はもちろん夜もラーメンと決めていましたので、さてどちらにするか。乗る新幹線のこともありますので少々考えましたが、結局早めの新幹線で上京し昼に並ぶことにしました。仕事は14時からでしたので、1時間以上並ぶことを前提に11時半ごろに着く新幹線を選択。ちょっと余裕を持ちすぎですけどね。私は時間に遅れるのが大嫌いなのです。それが仕事なら尚更。遅刻は自分のプライドが許さない。待たせるより待つ方がずっと気楽です。
東側の入り口。六厘舎TOKYOさんはこの反対側にありました。
小走りになりながら着いてみると・・・・やはり列ができていました。
でもこれは文字通りほんの序の口。
この先は・・・・
うわ~~~ さらにここだけにとどまらず階段にまで・・・・私が並び始めたのはこの階段の行列の最後尾でした。ちょっとわかりにくいですが、上、右端のケータイの操作をしている人の隣り。
(そういやこの人、待っている間中ず~っとケータイをいじってたな~^^;)
時間には十分以上の余裕を持っていましたので、焦るようなことはありませんでした。暇つぶし用の本も持参していましたし。逆に行列を楽しんでやろうという気構えでした。
朝つけ麺ですか。これも魅力的ですね~ しかしこのセットは強烈ですね(^^; 私は絶対に喰わん。だってアレがあるもん
食券を購入し、いざ入店。カウンターの一番手前、ちょうどコーナーの席でした。このスープ割りを飲んでいる人の席。
結局、入店~着席したのは並び始めてから40分後。
1時間以上の滞列は覚悟していましたので、少し拍子抜けの感がありました。
(これがためにあとあと時間が余り過ぎてしまって・・・・^^;)
私が食券を購入したのは、味玉つけめんの大盛
たしかにこのスープ、濃厚そうです。他店に比べると魚粉の量も多いような感じ。
まず一口。うん、たしかに濃厚です。しかし、これなら・・・・これくらいなら食べたことがあるぞ。
魚介の風味は効いています。そりゃあこの量の魚粉が投入されていれば当然ですよね。
麺は極太麺。これ以上の太さの麺はなかなかお目にかかれません。口の中で暴れるような感覚すらあります。噛むのが疲れるくらいの麺。大盛にしたので、さすがの麺食いの私もしんどかったです(苦笑)
中に入っていたブロックチャーシューは、トロトロのものと歯応えのあるものの2種類がありました。どちらも美味しかったです。ちなみにこの画像はトロチャーシューの方ですね。
あとはメンマも。味玉は追加のトッピングです。
でも、味玉は半分に切っておいてほしかったな。その方が見た目もいいと思うのですが。
最後はスープ割り。店員さんが「スープ割りされますか?」と尋ねてくれます。
「お願いします」
というと
「柚子は入れますか?」
「はい、よろしく」
と回答。
柚子の爽やかさが、少し濃厚さをスポイルされたスープにマッチしてこれは美味しかったです。
完食。
たしかに美味しかった 人が列をなすのも納得です。価格は若干高めですが(基本:850円+味玉:100円+大盛:100円=1,050円)、許容範囲でしょう。
しかし これなら関西でも食べられる味です。奈良のつけ麺専門店 無心さん、大阪の綿麺さん、竹麺亭さんもこのレベルには十分到達しています。
考えてみればありがたいことですね。この、長い行列ができるハイレベルのつけ麺と同レベルの味が大阪でも普通に食べられるということは。喜ばないと
さて、時間を潰して仕事に行くか(まだ1時間以上あるけど・・・・) 夕方はまたここに戻ってきて〇〇でラーメンだ
次回、ようやく最終回です(^^;
※私は麺をつける「汁」のことを普通は「つけ汁」と呼んでいます。しかし六厘舎TOKYOさんの場合、これを「スープ」と呼んでおられましたので、今回はそれを優先しました。
「何をそんなくだらんことにこだわって」と笑われるかもしれませんが、これで案外ラーメン店の店主さんはこだわっておられるところが多いんです。私はそこを尊重したいと、勝手に考えています。
おはようございますヒロさん。
東京ラーメンストリートって行ったことないんです。
ネタ的に狙ってはいたんですが。転勤になっちゃったのもあるし。
よく気合い入れて並ばれましたね。私は40分も並ばないだろうな。並んだのは一度だけ。船橋の「青葉」で5分程度。あの店はメニューが少ないし、ボリュームも少ないし、回転が早かったです。
by 船山史家 (2012-06-28 07:41)
朝から食べたくなりますよ…朝つけ麺!
お腹すいてきた~(-o-;)
じゃがバタでも食べときます(^_^;)))
by リキマルコ (2012-06-28 08:41)
史家さん
はじめから並ぶのを覚悟して行ったんですが、40分ほどで済んでちょっと拍子抜けの感はありました。ラーメンも人気店は並ぶのが当たり前ですからね。
この店、麺はすでに茹でてあるみたいで、着席から運ばれるまでが早かったです。あの太さの麺だと10分近くかかるものですが、数分で出てきましたから。
リキマルコさん
じゃがいもが豊作で羨ましいです。
あのじゃがいもの小さなヤツ、絶対に美味しいですよ。いいな~(^^)
by ヒロ (2012-06-28 18:53)
でも40分待ちだったのですか!!やっぱり大変ですねぇーー六厘舎は。私はここでは朝つけしか食べたことがないのですが、そのときも待ったので、なかなかその後トライできません。そして朝つけはスープは通常より軽くて、しかも麺も細いのですね。だとするとやっぱり本当の六厘舎を味わうには、お昼以降にいかないとならないのですね。う~ん、この列に並んで食べるかどうか、熟慮中です。でも、えび玉に、みょうーにそそられる(笑)
by 遠霞(とおがすみ) (2012-06-29 12:22)
見た目、カレー?と思うほど濃厚そうなつけ汁ですねー
東京のような人口が多いところで、人気のお店は行列は避けて通れないでしょうね。
私も食べてみたい(笑)
by GAYO (2012-06-29 16:16)
遠霞さん
朝つけは麺が細いんですか? あ、ホントだ。そう書いてありますね。
私がいただいた麺は、過去に食べた麺を思い起こしてもトップクラスに太い麺でした。その分、噛むのが本当に大変。何度かそのまま飲み込んだような記憶が・・・・(笑)
スープは・・・・今となっては普通です。厳しい言い方をすると、話のネタとしてはいいと思いますが、存分に堪能しようとするにはちょっとつらいかも。
GAYOさん
たしかに濃厚なスープですが、ここのつけ麺のポイントは口の中で暴れる麺でしょう。細めのうどんほどの太さで歯応え十分、これは一食の価値があります。
あ、麺食いの私は来月温泉に行く際、春日井であんかけスパゲティを食べる予定です。本当は好来系のラーメンが食べたかったのですが、妻に却下されてしいました(泣)
by ヒロ (2012-06-29 21:07)
行列ってラーメン屋さんをはじめ食べ物屋さんに関わらず覚悟が出来てるって言うか、そこでは行列が当たり前って場所では意外と待てちゃう様な気がします
TDLなんか代表格だよね!
それが目的だから
また行列に並んで苦労して目的に達したんだから美味しい!楽しい!それが当然て気分にも
有り難みまで感じたりしてね(^o^;
だからまた並べちゃう^ロ^;
でも関西の人は行列にあまり並ばないんじゃないの(・・?)
美味しい店が多いから並んでまでっていうんでしょ?
今回、ヒロさんよく並んだね(@_@;)
まぁ自分も並ぶのは基本的には好きじゃないはずが氷屋さんに2時間並んだ過去がある(;^_^A
半分はネタでもう半分は意地でした(^.^)b
by 横G (2012-07-03 00:37)
横G兄さん
関西人はたしかにイラチが多いので、列を作ってまでものを食べるという人は少ないようです。しかし私は例外。美味いラーメンを食べるためなら行列は厭いません。実際に並び始めてから着丼まで2時間待ったことも
(http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2010-10-24)
その覚悟で行くと、さして気にならないものですよね(^^)
あの時は私もたしかに意地でした。
by ヒロ (2012-07-03 21:43)