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別所温泉 桂荘~食事編~ [別所温泉 桂荘]

さて、楽しみな夕食は18時30分頃から。準備ができれば電話が鳴ります。電話はちょうど18:30に鳴りました。

私たちが申し込んだのは、じゃらんのカード決済ぷらん 貸切温泉&部屋食@ほっこりというプラン。
ご覧いただいたらわかりますが、いろんな種類がある中でこのプランは最も基本的といえるものです。
したがって価格も比較的リーズナブル。それでも品数、ボリューム、味ともじゅうぶんに満足のいくものでした。

まず、宿のHPにはこうあります。

料理長でもあるオーナーが、その日の別所の景色を見ながら毎日考える食事は、郷土の食材、
川魚、山菜、肉を使用したこだわりの手作り料理です。 秋の松茸をはじめ、季節の味覚を取り入れた料理は、
通常の和風旅館とは違った、当宿ならではの創作料理が多く、お客様にご好評いただいております。是非ご賞味くださいませ。

実際に、出てくる料理は地元の野菜を中心にした創作料理で、通常の旅館食とは一線を画したものでした。
どれも手が込んでいて、とても美味しかったです[わーい(嬉しい顔)]

それに、
「板前(ご主人なのですが、こう呼んでいました)が一人で調理をしているため、配膳が遅れることや間が開くことがありますが、なにとぞご了承のほどをお願いいたします」
との案内もきちんとありました。小さいことかもしれませんが、こうやって事前に断りがあると気持ちに余裕もでき、私はとてもいいことだと思います。
ちなみに私が見る限り料理が遅れるとか間が開くとかいうことはなく、適切な間隔を持って運ばれてきたことを付け加えておきます。もちろん熱いものは熱く、のタイミングで。

このプランは部屋食なのですが、尋ねてみたら個室食もOKということでしたので、そちらでお願いしました。
食事後部屋に戻ると布団が敷いてある、というのが最も好むパターンですので[るんるん]

では、ぼちぼちいきましょうか。まずははじめに並べられていたものから。グラスビールはサービス。夕-1.最初.jpg

先付。左から、・信州野菜の酢漬け(大根・人参) ・南高梅のゼリー ・小松菜のごま和え
夕-2.先付.jpg

野菜はすべて地元産のものを使っているとのことでした。そう言われればなんとなく味が濃いといいますか・・・
現金なものですが(笑)

この南高梅のゼリーが、なかなかうまかったですのよ。甘酸っぱくって、いい味を出していました。
私はこういう味、好きです。
夕‐13.南高梅のゼリー.jpg

これは、茄子と夕顔のあんかけあっさりとした、やさしい味でした。出汁巻玉子も美味[るんるん]
夕‐3.茄子と夕顔のあんかけ.jpg

そういえば、お品書きはありませんでした。だからけっこう必死にお料理の名前を聞き、ときには妻にも確認しながら一生懸命メモを取りました(^^;

これが出色の美味さだった信州サーモンのにぎり夕‐4.信州サーモンのにぎり.jpg
画像ではわかりにくいのですが、薄味のたれがかかっています。醤油をかけるよりこちらの方が絶対にいいと思われます。醤油はどうしても刺激が強いですからね。
このにぎり、口に含むとシャリがほろりとほどけて、絶品の美味さでした。
2個じゃ足らん! 妻のを・・・・あ、もう食べてやがった[ちっ(怒った顔)]

ここでスープが運ばれてきました。朝採れインゲン豆のスープ。これもやさしい味でした。木のスプーンもいい感じ。
夕‐5.朝採れインゲン豆のスープ.jpg

お料理は、若女将が立て板に水の流れるごとく説明してくださいます。よく通る声もきれいで、まるで女子アナウンサー。
少なくとも私が聞いている限り、一度たりとも噛んだり詰まったりすることはなかったです。

その若女将と話す機会があったのですが、桂荘のお料理は昨年から劇的に変わり、地元産へのこだわりを強めたのだそうです。
HPを見ると昨年11月に若旦那と若女将が復帰した、とあり、おそらくその後のことなのでしょう。
そしてそれがとても好評で、おかげさまでお客様にはよく来ていただいています、と誇らしげでした。

さてお次。
生の杏を鮎の一夜干しで巻いたもの、木の芽ソースがけ。右の画像はちょっとバラしてます。
夕‐6.生の杏の鮎の一夜干し巻き・木の芽ソースがけ.jpg

三元豚(さんげんとん)と朝採れ信州野菜のロースト、人参のソース夕‐7.三元豚と朝採れ信州野菜のロースト・人参のソース.jpg
下に隠れている三元豚のローストが柔らかくて、ウマウマ[揺れるハート] もう1個喰いたい! 妻のは・・・早いな、写真を撮っている間にもう食べ終わっとる・・・(^^;

そして、紅豚のウデ肉のしゃぶしゃぶ。小鍋の中に入っているのは温泉水。これを自家製のポン酢でいただきます。
自家製のポン酢? そういや豊さんトコも自家製や、って言ってたな(笑)夕‐8.紅豚・ウデ肉のしゃぶしゃぶ・自家製ポン酢で.jpg

もうすでにお腹はいっぱいになりつつありますが・・・熱々のこれが運ばれてきました。
信州山菜のグラタン 竹の子、玉ねぎ、アスパラが入っています。
夕‐9.山菜のグラタン(竹の子、玉ねぎ、アスパラ).jpg

いや~、信州のアスパラって美味しいねー[exclamation×2] それにしても竹の子のグラタンなんて初めて食べました。

夕‐10.ビールがうまい.jpgビールが進みます。

グラスはSAPPOROですよ~[ビール]

(でも中はアサヒスーパードライ)

はじめのビールはサービスとのことでしたが、あとで1本追加。ビール大好きなんです、わたし[わーい(嬉しい顔)]

でも旅館って、スーパードライを出すところが多いですね。
実は翌日の湯神さんもスーパードライでした。

私は麦芽100%のどっしりした飲み応えのビールが好きなんですが、なかなか希望通りにはいきませんな(苦笑)

ちなみにドイツでは、麦芽100%でないと「BEER」と呼んだらあかんのだそうです。
もひとつちなみに、アメリカでは果汁100%でないと「ジュース」とは呼べないそうで、たとえば果汁20%とかだと、「パンチ」と言わなければならないそうですよ。

閑話休題[いい気分(温泉)]

最後はフルーツのなんか。ボケボケですみません。でも味はよかったです。酸味があって、口の中をさっぱりさせてくれたような感じでした。ちなみに中の果実もすべて信州産[かわいい]
夕‐12.フルーツの・・・.jpg

いや~、美味しかったです。他のプランには牛肉がついたものやケーキがついているものなどいろいろありましたが、私はこれで十分でした。

では次に朝食を。場所は前夜と同じ部屋でした。
朝‐1.最初.jpg

これにお味噌汁とご飯が運ばれてきました。
ちなみにご飯も自家製とのことです。ウチのとどっちが美味い? 

ニラ玉のスープ仕立て                    茄子の煮浸し
朝‐2.ニラ玉のスープ仕立て.jpg

鶏肉と大根の煮物                      信州野菜のサラダ
朝‐3.鶏肉と大根の煮物+信州野菜のサラダ.jpg

蕗の煮物                            小松菜のおひたし朝‐4.蕗の煮物と小松菜のおひたし.jpg

そして、千曲川産子鮎の甘露煮。これだけでご飯が軽く2杯はイケます。
朝‐5.鮎の甘露煮.jpg

そして佃煮と漬け物でした。朝‐6.佃煮と漬け物.jpg
朝‐7.具だくさんのお味噌汁.jpg味噌汁は具だくさん。

その具も地元産の野菜使用といいますから徹底していますね。

具はたしか、小松菜、大根、玉ねぎ、だったかな? 

滋味豊かな、大地の恵みのお味噌汁

といった感じでした。 

画像はありませんが、ご飯はつやつや。
長野産の米は何という銘柄なのかな?

聞き忘れました(><)

私的には、質、量ともに完璧。予想通り朝から3杯飯でした。おひつのご飯もカラに(画像撮り忘れ・・・・)

夜も昼も美味しかったです。
ごちそうさまでした。

それでは、出発するまでの時間、ちょっと散歩にいきましょうか。今なら雨も上がっています。
まずはすぐ近くの北向観音から。


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コメント 9

横G

ヒロさん おはよう(^-^)

長旅お疲れ様でした(^o^;

こちらの料理も食いしん坊にはたまりませんなぁ(●^ー^●)

ヒロさんがもうひとつと奥さんのを見るとすでに奥さんも食べて無くなっていたってのが料理が美味しかったのが強調されてたし、奥さんも満足してたのが判って良かったね(^.^)b
奥さんの食いしん坊ぶりも微笑ましかったしね(*^_^*)

さてさてお次も普通の旅館料理と一味違う料理が続く訳ですが、お二人の感想はいかにo(^-^)o
by 横G (2012-07-14 07:49) 

蕨屋次郎

美和です。
ヒロさん、おはようございます。横Gさんはさすがに早いですね!
桂荘さんのお料理、おいしそうです!これはますます追っかけしなくてはですね^^
みーさんも行かれるっておっしゃってますね!
お料理内容が同じなのか、違うのか、気になりますね^^
さて、うちもそろそろお出かけです。次郎さんを起こさなくてはね。
by 蕨屋次郎 (2012-07-14 08:15) 

なゆ

このグラスでいま飲んでいます。
これでアサヒだったら私ならきっとぶーぶー言うと思います(笑
ヱビスくらい置いていてもいいのにぃ~。

でも、料理がすーっごく美味しそう☆彡
これなら日本酒もすすみそうです^^
by なゆ (2012-07-14 15:46) 

ヒロ

横G兄さん
思ったのですが、旅館の料理ってどうしても均一になりがちですが、こういう風に一味違ったものにし、そのレベルが高いなるとそれだけで差別化ができて、外観などは昭和の旅館でも十分お客さんが呼べるのだな~、と。
予約時に狙ったところが的を射ていてよかったです。

美和さん
みーさんがどういうプランを選択されたのかわかりませんが、私と同じ理由でこの宿を選んだということですから、おそらく満足されるのではないかと。私も感想を楽しみにしているのです♪

なゆさん
このグラスを見た瞬間、なゆさんのことが頭に浮かびました(爆)
だから写真を撮ったようなものですよ、ホントに。
せっかく関東に来てるんだからSAPPOROを飲みたかったんですが、残念ながら翌日の蕎宿もアサヒでした(^^;
ちなみに、普段あまり飲まない日本酒ですが、この日は熱燗、翌日は冷やでいただきました。

 
by ヒロ (2012-07-14 16:55) 

みー

おはようございます。思ったとおりやっぱり食事は美味しそうですね♪ 盛り付けもオシャレ(*^。^*) 旅館の夕食はメニューや盛り付けの参考にしてます。料理を引き立てるのはメインの素材や味付けももちろん、配置や添えられたものやお皿も重要だと思います。
我が家のプランは何だっけ?ってさっき調べてみたら、宿のHPから選んだ「スイーツ・フルーツ・ワイン付き」でした。
ワタシはスタンダードでもいいって思ったんだけど・・・
食べきれるかな^^;
by みー (2012-07-15 09:06) 

遠霞(とおがすみ)

こんにちは☆夕食はいろいろと楽しめそうですね。山菜のグラタンなんてかな~り魅力的♪鮎の一夜干しで巻いた杏とか、三元豚のお料理とか、どちらもなかなか見ないタイプのお料理で、ひじょーに美味しそうです。ちょっと変化球のあるお料理というのは、そそられるものがあります。
そして朝食も十分なおかずがありますね。これは明らかにアタリのお宿だなぁ~と思いました。さすが、じっくり検討なさっただけのことはある!って思います。
by 遠霞(とおがすみ) (2012-07-15 11:27) 

sayurin

こんばんは~別所温泉って大きなお宿のイメージがあるんですけど、
こじんまりなお宿もあるんですね。
若旦那&若女将が入られて、
どんどんとこれから変わっていくんでしょうね。
要チャックです^^

それにしても、700キロ。
私も一気に帰る予定はしてました。
やっぱりキツイですよね~
東北は、飛行機だな^^

ところで、写真綺麗ですね☆
やっぱりデジイチですね☆
by sayurin (2012-07-15 21:20) 

ヒロ

みーさん
そうですね、器はとても大事だと思います。あとは色合いのバランスですね。料理人のセンスが最も求められるところでしょう。
今回は・・・・ご覧のとおりです♪ 美味しそうに見えたし、実際にとても美味しかったですよ~。「スイーツ&フルーツ&ワイン付」だと、食事自体は私のとほとんど同じかもしれませんね。

遠霞さん
「地元産の食材を使った創作料理」というのが謳い文句で、それがこの宿を選んだ根拠のひとつだったのですが、そういう意味ではアタリでした(^^) 気のせいかもしれませんが、野菜はどれも普段食べるものより味が濃いように感じました。旅に出ると、やはり地元のものを食べたいですね。若女将は「地元産に徹底的にこだわっています」と言うてはりました。

by ヒロ (2012-07-15 21:26) 

ヒロ

sayurinさん
桂荘さんは別所の中でも最小ではないでしょうか。
今回はあえてそういう宿を選んで行ったのですが、最近はもう巨大旅館に行こうという気はなくなりました。
デジカメ(コンイチ)は、画像を「L」にして撮ったあとに縮小しているのですが、やっぱり料理モードで撮影しているのが大きいかも。
by ヒロ (2012-07-15 21:59) 

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