SSブログ

湯野上温泉 蕎宿 湯神~施設・散歩編~ [湯野上温泉 蕎宿 湯神]

いつからでしょう、この宿のことが気になって、行きたくて行きたくてたまらなくなったのは。

この宿を定宿とされている現在の船山史家さんが「ジャンキー」と名乗って書き込みをしておられた頃、もう3年ほどは前のことでしょうか。もっと前かもしれない。

蕎麦を主体にした独創的な料理、部屋付きの温泉、居心地のよさそうな部屋、「本当にいいの?」と聞きたくなるほどの宿泊料、そして何より雰囲気のよさが実際に訪れた皆さんのHPやブログからこれでもか、というほど感じられ、私の中では憧れの宿となっていました。

もっとも、大阪南東部に住む私と会津の湯神の間に横たわる距離は如何ともしがたく、軽々と行けるような距離ではありません。NEXCOの料金・経路検索で最寄りのIC間の距離を検索してみたところ、高速道路だけで700km弱。新幹線の新大阪~東京間が約550km。そして、覚えておいででしょうか、東京出張時に日本橋で見た道路元票】。あれによると日本橋から青森までの距離が736kmなんですな。東京~青森間に匹敵する距離は、一気に走るにはどう贔屓目に見ても遠すぎる距離です。
この距離のおかげで、湯神は私の中で行きたくても行けない宿の代表格となっていました。

それでも行けるのれあれば行きたい。歳をとるとなかなか行けないし、行くなら若いうち(といってもつい最近50を越えてしまいましたが)、ということで決断しましたよ、昨年の7月に[わーい(嬉しい顔)] 

その辺の経緯は前の方の記事で書きました。

さて別所温泉から大雨の中クルマを走らせること約5時間、うえんで食堂で手打ち中華そばをいただいた後、R121を南に走る私はもう、惚れた女性に逢う高校生みたいにウキウキ気分で、「もうすぐ逢えるな~[揺れるハート]」ってなもんでした。
テンションは完璧にMAX[グッド(上向き矢印)]

そしてナビに従ってR121の細い道を左折、歩くような徐行でトロトロとクルマを走らせ到着。
うわ~、画像で見たとおりだぁ~[exclamation] とうとう来たぞ~[ぴかぴか(新しい)]

2.これかぁ~!.jpg
1.到着.jpg

右のアルファードは湯神さんのクルマです。いつもはナンバープレートはぼかすのですが、今回あえて残したのはこの4ケタの番号は湯神さんの電話番号だから。

宿に入ると、親父さんが迎えてくださいました。
「こんにちは~。予約していた大阪の〇〇です」
と言うと
「あー、横浜の〇〇さん(船山史家さんの本名)の~」
さすがに名前が通っていらっしゃる(^o^)
予約時に名前を使わせていただいた上に、史家さんは私の希望も宿に伝えてくださっていました。
(詳細は食事編で明らかに[わーい(嬉しい顔)] ま、大体の方は予想がついておられると思いますが
3.廊下を進み.jpg

ここらあたりはさすがに民宿って感じですね。
きちんと清掃が行き届いてとても感じがいいです。ひんやりした板敷の廊下が歩いていて気持ちよかった(^^)

廊下の突き当りには・・・・
4.突き当りを左へ.jpg

泊まったことのある皆様はご存知かと思いますが、ここを左に曲がってすぐに予約時に指定したこの部屋があります。

5.部屋は更科庵.jpg

この部屋が一番人気らしいですね、やはり。
帰る際に水戸から来たとおっしゃる方々少しだけ話す機会があったのですが、その方は「ここが一番落ち着くんですよ」と言うたはりました。
たしかに(^^)

民宿らしい引き戸を親父さんがカラカラと引き明けると・・・・キター!!6.夢にまで見た.jpg

大袈裟ではなく夢にまで見た湯神さんの囲炉裏端[exclamation×2]

左側にはすでに布団が敷かれた和室[exclamation×2](あ、妻が写り込んでる・・・・)
7.左の寝室と.jpg

そして右側には水回り。
8.右の脱衣所.jpg

この右にトイレ[トイレ]9.トイレがあって.jpg

そして・・・・トイレに向かいに、またまた、ようやく、とうとう、念願かなって、ついに

キターー!!
10.キタ~!.jpg

ついにここまでたどり着いたか・・・・[もうやだ~(悲しい顔)] 

この光景を何度PCの画面で見、何度思い描いたことか・・・・
11.源泉どぼどぼ.jpg
12.洗い場もいい.jpg

この屋号入り湯もみ板も、あの人のブログで見たまんまですわ・・・感激[exclamation×2]
13.湯もみ板まで.jpg

14.囲炉裏だぁ.jpg
15.寝室の床の間.jpg

ちなみにテレビで放送していたのは五社英雄監督の『陽暉楼』。緒方拳が若かった。

こんなところも凝っていました。私はこういう隠し技が大好きです[わーい(嬉しい顔)]
何といいますか、遊び心に加えて自信みたいなものが感じられます。
16.隠れたところも凝ってます.jpg

妻が疲れて布団にゴロンして『陽暉楼』を見ている間、外は小雨でしたが散歩に出てみました。
遠霞さんの真似をして線路側から更科庵の様子を撮ってみたかったというのと、窓から見えた紫陽花を近くから見たかったので。

これは更科庵の寝室から見た画像です。
裏山の濃い緑と、その前をたなびく霧がいいコントラストを醸し出していました。
17.霧が流れて.jpg

秋はさぞかしきれいでしょうね~その頃にも来たいものです、ホント。26.秋は綺麗だろう.jpg

時間的順番を無視して次は会津鉄道。この時期、話題はやはり来年の大河ドラマでしょう。
27.「八重の桜」.jpg

『八重の桜』はウチにとっても無関係ではありませんので、大注目です。

それにしても新島襄はいったい誰が演るんだ[exclamation&question]

宿の前にあった田んぼ。ウチのとは全然違います。
この日が7/7(土)だったことを考えると、やはり成長の差は大きい。
おそらくGW明けくらいに植えておられるのではないでしょうか。ウチのがこの状態になるのは7月末~8月アタマくらいでしょう。

18.よく育ってます.jpg

裏から見た湯神さん。電気の点いている部屋が更科庵の寝室です。19.踏切から(1).jpg20.踏切から(2).jpg

そして別所温泉に続いて紫陽花[かわいい]

花の名前の漢字は数々あれど、私は秋桜(コスモス)とこの紫陽花が一番好きですね[ぴかぴか(新しい)]

それにしても紫陽花という漢字。「あじさい」にこの漢字を充てた人は素晴らしいセンスを持った人だと思いませんか?
21.紫陽花(1).jpg23.紫陽花(3).jpg
22.紫陽花(2).jpg

少しの散歩から帰ると、クルマが4台になっていました。24.散歩から帰ると(1).jpg

このメルセデスは水戸ナンバー。
そしてゴルフの大宮、ウチの和泉奥のセレナは相模でした。
見事に関東近隣ばかり、ウチのクルマだけが突出していますな(笑)
 
25.散歩から帰ると(2).jpg

部屋に戻ってお風呂に~[いい気分(温泉)] 

と、撮影は完全に忘れてしまい、風呂上がりに発泡酒で至福の一杯[ビール]
28.至福の時間.jpg

普段はプリン体99%カットのヤツを選んで飲まなあかんところが、まあちょっとつらいところですけど・・・しゃーないですわ(^^;

最後の画像はこれ。蕎麦を打つ部屋の上に掲げられていた額(?) これなんていうんでしょう? 「プレート」、なんだけど、英語の呼び名は絶対に似合わない。
私だけの感じ方ですが、部屋の洗面所の下にあった板と同じく、宿の矜持を感じさせてくれます(^^)

29.素敵な?.jpg

さて、次回は食事編です。他の方のHPやブログでもはや見飽きた方が多いと思いますが、季節によって野菜などに差があると思いますので、ご参考までに。ちなみに厳冬期の食事はネット友の遠霞さんが最近アップされていますので、そちらと見比べていただいてもおもしろいかも、です。


nice!(7)  コメント(16)  トラックバック(0) 

nice! 7

コメント 16

ナワ~ルド@峠おやじ

いよいよ、湯神さんに到着ですね~

囲炉裏やら、お風呂やら、手近な紹介から徐々にというところで、えーと会津鉄道でしたっけ?この列車は。

>それにしても『八重の桜』、新島襄先生はいったい誰が演るんだ?

まったく気を揉ませます。
実際の八重さんは綾瀬とはタイプが違うようですが、襄先生は細面のやさ男ですから、役者冥利に尽きると思いますがねえ。
by ナワ~ルド@峠おやじ (2012-07-28 01:24) 

ゆかりん

待ってました~!
お風呂の溢れ出るお湯に映りこむ窓と緑が美しいです!ポチ☆

そういえば、あのフロント?の扁額みたいなのといい、洗面所のしたの彫り物といいどなたが、製作したものなのでしょうね。何となく私は彫り物は大旦那かななんて想像してます。
ここんとこジャンさんお願いしまーす^^;

宿が見えた瞬間、部屋に入って初めてなのにネットで何度も見ていた光景が目の前に現れた瞬間、ワカリマスその気持ち。
私も同じでした。
3度目でもまだ同じ気持ちですよ。

うちが宿泊した1週間後の訪問だったんですねぇ。あの時は紫陽花がまだ咲いていませんでした。
さーて馬刺しだ馬刺しだ^^v

by ゆかりん (2012-07-28 05:41) 

船山史家

フロントの扁額、洗面台の彫り物の件、承知しました。
水戸か茨木から来るお客さんで、月に1回来るっていう凄い人がいるそうですよ。
by 船山史家 (2012-07-28 07:59) 

ヒロ

ナワさん
新島襄先生は、私は江口洋介が演るんじゃないかと家族に言って
「ちゃうやろ~」って言われています。
放送前からこれだけ期待が大きいのは久しぶり。「龍馬伝」の時は、福山雅治が演る前の「JIN-仁-」の内野聖陽が素晴らしすぎたから、あまり期待してませんでした。

ゆかりんさん
そうそう、『扁額』。その言葉が出なかったのです。
ありがとうございます。
1週前に行かれていたのですね。3回目とは羨ましい。私ももう行きたくなっていますが、さていつになりますことやら・・・・。

史家さん
いろいろありがとうございます。
私が少しだけ話したのは水戸ナンバーのクルマの人でしたが、何度も来ているといった風情の方でした。
もしかするとその人だったのかもね。


by ヒロ (2012-07-28 11:33) 

なゆ

そうそう、ヒロさんは関西からいらしているんですもんね。
最近の日記を拝見していて、てっきり東京から北上しているかのような錯覚になっていました。
東武電車でいけないこともないコチラ、私もいつかは行ってみたーい☆彡
by なゆ (2012-07-28 14:54) 

湯次

遂に、登場しましたね。

長距離、お疲れ様でした。
多数の方の記事に登場するので、とても気になっているのですが、
ホント、簡単にはいけないですよね。
いつかは訪れたいですが、夢の夢なので
つづきの記事楽しみにしてます♪
by 湯次 (2012-07-28 15:36) 

おかーさん

ヒロさん ついに湯神に たどり着けましたね
しっかし タフです!大阪から 湯神なんて

行ってみたいですが 遠いので はなから諦めてます。
史家さんの所で レポは何度も見せてもらってますが
一人ひとり 感想も違ってくるでしょうから 楽しみです


GWに植えた早稲 すっかり穂が出揃いました。
旧盆過ぎには 早場米の新米が取れますよ
ヒロさん家は まだまだ これからですね 暑いから 頑張ってね
by おかーさん (2012-07-28 21:01) 

横G

自分も思い出すなぁ(^-^)
湯神も船山も、近づくにつれてドキドキ、ワクワクo(^-^)o
見えて来たら、「キター!」\(^O^)/

その後も、目にする物、総て今まで画面で何回となく見てるんだけど、改めて自分の目で見て、確認して心の中でウンウンと頷いていたなぁ(●^ー^●)

さて、これから最強、最大のお楽しみの夕飯だね(^.^)b
by 横G (2012-07-28 21:33) 

ヒロ

なゆさん
そういえば最近東京の記事が多かったので(^^;
このお宿、電車なら東武(スペーシア?)で北上して行くようです。詳細は遠霞さんがよくご存知ですよ。

湯次さん
関西からは本当に遠いですね。後日走った距離をまとめますが、3日間で1500kmを切ったくらいでした。
これからは関西で湯神のような宿を探したいですが、あんな宿はそうそうあるものではありません。

おかーさん
おそらく二度とできない走りでしょう(笑)
私も若くありませんし、これが最後のつもりでぶっ飛ばしました。
再度行くなら、1日の移動は5時間以内に抑えてのんびりいかないと無理。でもそんなに休めないし、連休期間中はどこもめっちゃ高いし、やはりしんどいですね。ガソリン代~高速代もバカになりませんでした。

横G兄さん
ドキドキワクワクはしっかり堪能してきました(笑)
是非また行きたい宿なのですが、ホント、いつになりますことやら・・・・。

by ヒロ (2012-07-28 23:01) 

hatumi30331

見てると、行きたくなります!
温泉大好きですし・・・
明日はお料理ですね〜♪
楽しみ〜〜〜^^
by hatumi30331 (2012-07-28 23:15) 

ヒロ

hatumi30331さん
料理に行く前に、田んぼの話をひとつはさむ予定なんです。
朝から一仕事をしてきて、この後また田んぼに戻って一仕事です。
今は水待ちの時間。
それと、ここ湯神さんの料理は独創的ですよ。お楽しみに♪

by ヒロ (2012-07-29 11:29) 

みー

ワタシも今年のGWに湯神デビューしました。船山は去年の夏です。近づくにつれのワクワク感・・同じですね~!
偶然にも更科庵でした。HPも無いこの宿にたどり着いたのは、温泉ブロガーさんたちのレポの賜物です。
遠いところからでも引き寄せてしまう魅力があります。
読んでいるとまた行きたくなります。
そうそう、「桂荘」とっても満足しました♪
by みー (2012-07-30 15:23) 

遠霞(とおがすみ)

とうとう湯神のアップですね♪
更科庵…いまでは貴重な和室となっていますし、何といってもお風呂の明るさ。あの白い浴室の魅力は、他の追随を許さないといった感じですよね。
わざわざ大阪から会津に行かれて、それで納得できない!ってなったら大変だと思ってましたが、ご満足いただけてようで、私もうれしいです。お料理編なども、ヒロさん独自の視点で存分に記事を展開してくださいね!楽しみにしてますよーーー!
by 遠霞(とおがすみ) (2012-07-30 21:37) 

ヒロ

みーさんも更科庵でしたか? 
あそこが一番いいと史家さんがおっしゃっていたので、迷うことなくここを選びました。何せ予約を入れたのが1年前ですので、まあ選び放題ですな(笑)
桂荘、よかったですか? ダンカミさんのところで画像を見ましたが、やはり料理の内容は違っていたようですね。

遠霞さん
湯神さんは本当によかったです。
妻も気に入ってくれたようですが、いかんせん遠すぎる。だから、関西でああいう宿を探してくれ、という途方もない要求が出ました。
ある筈や、って言うけど・・・・ないやろ・・・・(TT)

by ヒロ (2012-07-31 00:16) 

のん

やっぱりこちらにも(^^)/

初めての宿泊で、お部屋は指定しませんでしたが、ここ、更科庵でした!
連泊でしたが、もう1泊は、更科庵の先約があり、洋室へと移動しました。

そして、あとは、長寿庵のみまだ未泊ですので、1度は長寿庵とは思っていますが、やっぱり、和室好きなので、更科庵が一番好きかもしれません(^_-)-☆

遠霞さんがおっしゃる通り、白い湯船で湯づけになるのがなんとも幸せです(^○^)

P.S
お写真、とっても綺麗です☆
by のん (2012-08-01 08:32) 

ヒロ

のんちゃん
こちらにもどうもありがとう。
たしかに洋室だとちょっと雰囲気が違うでしょうね。
それを是非味わってみたいんですけど、なかなか・・・・(^^;
とにかく次のチャンスを虎視眈々と狙うのみです。

by ヒロ (2012-08-01 18:57) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。