勝山左義長祭り(前編) [左義長祭り]
福井県勝山市の最大のイベント、左義長祭り。てっきり「さぎちょう」と読むのだと思っていたら、「さぎっちょ」と呼ぶのだそうです。先日ラジオを聴いていたら滋賀県近江八幡市の左義長祭りの話をしていました。こちらは「さぎちょう」だそうです。日本語っておもしろいですね
平成24年度の勝山左義長祭り、私はおかーさんご夫妻のご案内で堪能してきました。
あとのことは考えずにとにかく写真を撮りまくりましたので、その取捨選択とリサイズに大変な目に遭ってしまったものの(^^;、それでも選び出した画像を2回に分けて紹介したいと思います。
さて、左義長祭りの特長のひとつは、勝山市内中心部の各街に12基の櫓(やぐら)が建てられ、その上で赤い長襦袢を着た大人や子供が、三味線や太鼓、鉦などに合わせて踊りまくるというもの。そのリズムは類がないほど独特なもので、初めて見る私などにはとても合わせられません(^^;
さてそれではお祭りの会場へ。「会場」といっても街そのものが会場みたいなもので、“犬も歩けば櫓に当たる”状態
あ、それと服装ですが、勝山は日本有数の豪雪地帯、今年はうまく分散して雪が降っているとのことで積雪はかなり少なかったのですが、それでも外はかなり寒いので、私は上下ともスキーウェアを着用して見学することにしました。
まずは上長淵。もうガンガンやっています(^^)
「区」の字が微妙に古い銘板。
焚火の炎が暖かいです
左右に露店が立ち並ぶさまは祭りの雰囲気が全開といったところ
これだけでもう心が浮き立ちますね カラフルな短冊がまた盛り上げてくれます。
さて次の櫓。下長渕という地区です。
こちらはさらに盛り上がっていますね~
バチの動きが捉えきれていません。おとーさんがおっしゃっていたのですが、この左の方、打ち手の方が難しいのだそうです。ちなみに右側の女性は地打ちと呼ぶとのことです。左義長祭りの独特のリズムはここから生まれるんですな
こちらは下長渕地区というのですが、先ほどの上長淵と「ふち」の字が違いますね。これは何か理由があるのでしょうか?
そしてお神酒は、さすがに見事に統一されていました。勝山の地酒、一本義さん
これが大阪だともう百花繚乱、いろいろな酒が乱れ咲くのですが、こちらでは他のお酒を見かけることはありませんでした。こういうお祭りには、やはり地元で愛されるお酒が似合っています。
これも大きな特長のひとつ。
町内ごとで作られる「作り物」。その年の干支にちなんだものが多く、生活用具を使って作られたもの。
下長渕地区ではこれが作られ、披露されていました。
なんとアイロンで作られたヘビ。今年の干支はヘビですからね。この後もヘビをモチーフにした作り物が出てきますよ。
隣りには大阪人顔負けの語呂合わせ
こういうものは一体どういう人が考えるんでしょ? おとーさんやおかーさんも考えられるのでしょうか(笑)
さて、次もまた勝山左義長祭りの華。
さっきも紹介しました、上から吊り下げられたカラフルな短冊。これらの色のデザインは町によって異なるのだそうです。何だこれは フランス国旗の変種か?と最初は思ったものですが(爆)、おとーさんのご説明で納得。それにしてもこれだけの量、吊ると言ったって並の作業量ではないと思うのですが・・・・(^^;
ちなみに櫓の1階部分はこのようになっていました。なんか妙に普通なんだけど、工夫されているしきちんと筋交いも入っているしで・・・・しっかり作られていましたよ。
ひねりが効いていますね。
さて、こちらは街で出逢った女の子たち。櫓での踊りの合間らしいです。
本当はぼかしたくないくらい可愛らしいお嬢さんなのですが、そういうわけにもいかず・・・・ぼかしの度合いを少なくさせていただきました。
お祭りに付きもののテキ屋さん。爆笑モノのお店もあったのですが、それは次回に紹介させていただきます
美味しそうでしょ、これ。腹が減っていたら絶対に喰ってましたね。ビールもいるけど
いや~、本当にいい雰囲気です こればかりはその場にいないとわからない、絶対に。
街かどや櫓の近くには、風刺の効いた川柳に絵が添えられた行灯が並びます。
すべてを紹介するとキリがないので、ほんのさわりだけ。
今年No.1の華はこの方で決まりでしょう
ノーベル賞の山中教授は私と同い年なのですが、何と娘の恩師の親友だという事実には驚きました。
この娘の恩師、ウチの近所に住んでおられ、氏の息子さんとウチの息子が高校の同級生だったりするのがこれまた不思議なご縁(^^)
これが左義長ばやし。
一度は食べてみたいものですね、殿様料理とやら。「小笠原」というのは徳川宗家につながる由緒ある家柄ですしね。
いったい、どんなものがでてくるんでしょうか?
さて、今回最後の画像は、街で出逢ったお嬢さんたち PART-2。これまたぼかしたくないくらいに可愛らしいお嬢さん。
なお、画像はきちんと彼女たちの許可(=ぼかしつきが条件)を得て載せております。
次回に続きます。
写真いっぱいのご紹介で、楽しめました♪
こういう有形文化財を利用したお祭りのようなものは大好きで、タイミングがあえば見に行きたいと思っています。さすがに福井は遠いですが…
独特のリズムと踊り、いつかは見てみたいですねぇ~。ぜひ動画をアップしてくれれば…な~んて。
地元の方の飾り付けに対する思いと努力が伝わってきますね。お祭りが大事にされているというのがしっかりわかります。屋台で買い食いするのも楽しそう!
by 遠霞(とおがすみ) (2013-03-02 09:18)
遠霞さん
動画をアップされているサイトがありますので、次の後編で紹介させていただきます。しばしお待ちを♪ おかーさんのトコロから行けるサイトです。
勝山左義長祭りはかなり寒いですよ~(^^)
行って触れてみればわかりますが、あちこちに街の方々の心意気が溢れています。機会があれば是非見に行ってみてください。とても気持ちのいいお祭りです。
by ヒロ (2013-03-02 10:35)
後編を待たずにまずはコメントしてしまおう^m^
やっぱりこうしてみると、いつか行かなくちゃ・・です。
蔵部で、おかーさんが「ヒロさん、来るわよ」と言われたとき、心底心がグラついた(笑)
一番気になっていた雪、本当に無いですね。
でも、スキーウェアがちょうどいいって事は、かなりの寒さでしたね(^_^)
by カミ@ダンカミ (2013-03-02 12:22)
ヒロさん お疲れ様~(*^o^*)
あの沢山の画像から 選択するのは大変だったでしょうね
長淵の淵は 旧字体で 最近は渕をほとんど使ってますよ
同じ意味なので 間違いではないんです。
カミさん この左義長の行われる2月最終土日では
雪は 本当に たま~に降るけど めったに除雪車が出るほどは
降らないの(今年は異常気象?で ちょっとだけ降った)
だから スノータイヤさえ履いていれば 大丈夫ですよん
万一でも除雪は 任せて!勝山市は 定評のある完璧さだし(^_-)☆
来年は駄目だけど 2年後は また大丈夫かな?ぜひ!
by おかーさん (2013-03-02 19:36)
カミさん
どうもありがとうございます。
雪は思った以上に少なかったです。もっと歩道などに積み上げられているものと思っていたのですが(その経験もあったし)、今年の勝山は雪がうまく分散して降ったようで、私はその恩恵をこうむりました。
おかーさん
「淵」の字はそうだったのですね。納得です。
今日は朝からスタッドレスをノーマルに交換してきました。
2年後は、最後のどんど焼きを是非見てみたい私です。
(そうなったら月曜日はゼッタイに有休休暇(^^)
by ヒロ (2013-03-03 15:06)
こんばんは
ご訪問いただきありがとうございます
これからもよろしくお願いします
(^^)/
by はくちゃん (2013-03-04 20:27)
はくちゃんさん
nice&コメント、ありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いいたします。
素晴らしい風景写真の数々、スゴイですね。
by ヒロ (2013-03-04 22:32)