石和温泉 華やぎの章 慶山 【施設編】 [石和温泉 華やぎの章 慶山]
昨年10月の結婚記念日(銀婚式)の当日、とある団体より自宅に宅急便が届きました。開けてみると中にはこれが。
あれですな、ここ最近結婚式の引き出物なんかによく使われるカタログギフトが入っていました。『高島屋 ローズセレクション Vコース』(←クリックどうぞ。でもいつまでリンクできるでしょうか?)。あとでネットで調べてみると、31,500円相当の記念品。降ってわいたようなプレゼントに狂喜乱舞、とまではいきませんが(笑)、「あー、ありがたいな」、ということでそれからしばらくはどれをいただくか妻と二人で迷っていました。
カタログには電化製品をはじめ、アクセサリー、カバン、ディナーチケットなどいろいろな商品が並んでいたのですが、結局選んだのは77ページにあった、山梨県・石和温泉の「華やぎの章 慶山」さんのペア宿泊券1泊2食付。・・・・山梨ってことは、あの宿にも一緒に行けるという思惑が働いていたことは言うまでもありません。(どちらかというとそっちがメインだったかも。明らかに)
慶山さんを予約するに当たってはすべてJTBを通して行うのが規則のようで、予約に際してホテル側との接触は一切ありませんでした。泊まる宿と金額だけがあらかじめ決められているミステリーツアーみたいなもの。ちょっとした不安はあったものの、まあ何とかなるやろ、と。逆にどんな部屋か(たぶん一番小さい10畳の和室だろうけど^^)、どんなお料理を出してくるのか、楽しみにしておこうと考えなおしました。なにしろ石和温泉でもかなり規模の旅館ですからね、ヘタなことはしないでしょう。温泉は源泉かけ流し、期待も高まろうというものです。
当初は暖かくなり始めた3月中旬ごろに行こうと申し込んだのですが、希望する日が軒並み満室! こちらとしては有休の都合もあるし使用期限は近づいてくるし、一体いつなら空いてるんだ?と聞いたら、結局この日しかなかったという、ある意味お粗末な宿泊日の決定だったのでした。
さて、ではこの石和温泉・華やぎの章 慶山さんについて紹介をしていきましょう。
ここは全122室、500名収容の、おそらく石和温泉でも一二を争うであろう巨大旅館。ここ最近の私ならまず行かないであろう規模の宿です。画像を見ると立て看板が掲げられており、団体さんの予約が入っているのがすぐわかります。
「いかにも~」な外観。立派です。
今来たクルマは・・・・マツダのアテンザ・セダンだな。
さて、ここが入り口です。本日の団体さんは2組。
う~ん、やっぱり「立派」としか言いようがないきらびやかなロビー
浴衣は2着を選んでください、とのことでした。「お選びください」という旅館は最近増えてきていますが、2着を、というのは珍しいですね。私も2着を選びましたが、結局来たのは1着のみでした。
これだけあって男性用は右の方の4種類だけ。そりゃまぁ、主役は女性ですからね(^^)
季節柄、雛人形がど~んと飾ってありました。やはり立派だ
チェックインの手続きをした後は、ロビー脇のラウンジでウェルカムドリンク。これが高島屋Vコース(と、便宜上命名しておきましょう)のオリジナルかどうかはわかりません。抹茶でした。挨拶に来られた女将の名刺も頂戴しましたが、何と読むのかわからなかった 非常に変わった苗字ではありました。
さて、一服した後は、お部屋へ。部屋は5Fの514号室でした。おそらくこの旅館のもっともポピュラーな部屋であろう10畳和室。
ドアを開けると・・・・モロ逆光・・・の板の間。
小さなテーブルには、私たちには全く不要な灰皿がどん! 要はタバコはここで吸え、ってことでしょう。
しかし、この椅子に座ること自体がほとんど皆無でした。
その手前には冷蔵庫。ビールやコーラ等を引き抜くタイプで、持ち込んだペットボトルを冷やすスペースはごくわずかでした。しかも翌朝7時にはロックされちゃいますので注意が必要。実際私も冷やしていたコーラを出すのを忘れかけ、危うく没収されるところでした(^^; (まあ言えば開けてくれるのでしょうけど、あんまりカッコのいいものではない)
洗面(+バス)はドアを入ってすぐ右にあり、行くにはいちいちスリッパをはく必要があって、少々面倒でした。
トイレはコンパクト。端的にいえば狭い。が、そんなに不便を感じるほどでもない。灰皿は不要
ちなみにウォシュレットでした。
・・・・どうも志賀高原のスキー宿以来、冷たい便座かどうかを確認し、そうでないとホッとする癖がついてしまいました。当節、暖房便座が当たり前なのにね。トラウマになってしまったのかな~(笑)
で、一番長く時間を過ごす和室です。これが慶山さんのもっとも普通な部屋と思われます。2人ですしね。
テレビは国産。うんうん、よろしい。
お茶菓子のほかに葡萄ゼリーが出てきました。さすが甲州、葡萄の里。この思いは翌朝、あらためて思い知らされることになるのですが、それはまた次回の話
部屋の鍵はひとつでした。
それにしても女将さん、いちいちすべての部屋にこういうのを作って書いて置いておかれるのでしょうか。実際に一人でされているのだとしたら大変な手間でしょうに。・・・・立派です。
部屋からの風景。甲府という土地が盆地であることをあらためて証明してくれるように、見事に四方を山に囲まれていました。
これは温泉を汲み上げる設備でしょうか。
さて、ではお風呂に行きましょう。華やぎの章 慶山さんは、これだけの規模にもかかわらず自家源泉かけ流しの宿。妻も私も、とても楽しみにしてきたお湯なのです。
男湯。お風呂は、たしか夜中の掃除の際に男湯と女湯が入れ替わる型式。
シャッターを押す瞬間に子供が飛び出してきました。そうそう、この日は平日だったのに結構小学生らしき子供が多かったのですよ。
それと、何せ全122室の巨大旅館、お風呂にはいつ行っても人がいました。以降の画像は、できるだけ人が少ないと思われる時間(夕食直前とか朝5時頃とか)を狙って入浴に行き、こそ~っと撮った画像です。ヒロの苦労の後をご覧くださいまし(^o^)
一瞬のスキを突いて撮った更衣室。右端は冷水の給水器ですね。
そして内風呂。宿のHPによると、美肌の湯 花野というらしいです。ぐるりと周囲を取り巻く洗い場の多さが旅館の規模を証明していますね。
そして露天風呂=これまたHPによると岩大露天風呂 六花仙(ろっかせん?)。
この露天風呂はよかったですね。湯温もちょうどよく、長風呂ができました。子供たちの歓声には閉口しましたが・・・
そして朝。予告通り、男湯と女湯が入れ替わっていました。
こちら内湯、名称は美肌の湯 花桐。なんか、〇〇がこそばゆくなってくるようなネーミングですな(笑)
そして桧大露天風呂 花桧。
・・・・あー、気持ちいい~ 朝、人の少ない露天風呂に浸かって手足を伸ばすのは、もはや極楽の域ですね
21時からロビー脇のステージで和太鼓ショーが開催。
風呂上がりにドコドコと音が鳴るので見に行ったら演っていました。
翌朝出立時の1ショット。宿の看板の前でパチリ 宿の若いお兄さんに撮っていただきました。来年の年賀状に・・・・使わないだろうな(^^; それにしても私、オジサンになったもんだ・・・・
次回は食事編です。高島屋Vコースのお食事はさて、どんなものだったでしょうか? ちなみに夜は部屋食でしたよ。
(朝はバイキング)
大阪から石和にとは、すごい移動でしたですね。
石和は叔父が住んでおりまして良く行っておりました。
なかなか いいお風呂ですね。
by furu (2014-04-01 23:14)
美和です^^
ヒロさん、慶山さん、実は私もつい最近チェックしてましたですよ~~~
お座敷天ぷらあったんでしょうか???
なんかお座敷天ぷらがすご~く気になってホームページをガン見してました!
鉄板焼きの夕食も出来るそうですよね!予算的にはウチではムリなんですけども~~~
この宿のあと、F山にでも行かれましたか??
by 蕨屋次郎 (2014-04-02 10:39)
大規模旅館は大規模旅館なりにいいところがあるんだよなぁと最近は持っています。とくに大浴場が大きいこと。なおかつここは源泉掛け流しと良心的でいいです。石和温泉くらいの有名温泉になると源泉が足りないから、加水・加温・循環のオンパレードだと思うのですが、ここはそういう点ではかなり頑張っていますね。早朝に、大きな露天風呂で、たった1人なんて、、、とっても贅沢ですよ。
あと。大浴場での写真撮影のご苦労ぶり、こういうお宿だとよくわかります。おかげで大浴場の雰囲気、感じ取れましたよ。
by 遠霞(とおがすみ) (2014-04-02 12:30)
furuさん
次々回に書くつもりですが、新東名をはじめとする高速道路が走りやすく、さして苦にはなりませんでした。長距離走行はスキーで慣れてますし(^^)
美和さん
このお宿、ご存知でしたか? お座敷天ぷらは、先に種明かしをしますと野菜の天ぷらでした。熱々ではなかったし、それを求めるのは無理と言うもんだと諦めていましたので、実はあまり記憶がありません(^^;
今後の展開は・・・・しばらくはご想像にお任せします。
遠霞さん
大浴場はたしかによかったです。源泉かけ流しはダテじゃないと思いましたね。ニセコのヒルトンでもそうでしたが、大きな宿でもちゃんとしているところはちゃんとしているんですね。
早朝の露天風呂は、実は他に2人いるのです。湯が流れ出ている柱の向こうと(白いタオルが見えているでしょ)、右側の桶の中(頭が見えている)。滞在中5回くらい入浴しましたが、一人で入る機会は皆無でした。
by ヒロ (2014-04-02 20:46)
こんばんは(^_^)
以前、カタログギフトで温泉宿の食事&入浴付きプランを利用したことがあります。ペア宿泊券は嬉しいですね~♪ しかも源泉掛け流しはいいなぁ。大型旅館だと、団体客や子供など、とても賑やかで落ち着かない時もあります(^_^;)
by pooh (2014-04-03 22:15)
あの宿とは?
もしかしてあれですかな?
大型旅館は数多い方が強いみたいなところがありますからね。部屋でおとなしくしてると損だと思います。
by 船山史家 (2014-04-04 06:32)
poohさん
今回は宿泊日がなかなか決まりませんでした。希望する日が軒並み満室で。ウソかホントか、結構人気のあるお宿のようです。結婚式もできるようですしね。
史家さん
「その宿」は、もう少しあとに登場します♪
伊勢で泊まったのも大型に近い規模だったと思いますが、ここ慶山さんはさらに大きく、石和温泉でも一番だったと思います。それで源泉かけ流しとは、タイプとしても珍しいような。
by ヒロ (2014-04-05 14:33)