函館の夕食は海鮮処 函館山さんで [トワイライトEXP→北斗星の旅]
海鮮丼の朝食から時計を半日ほど巻き戻した前日夜。
函館でラビスタ函館ベイに泊まると決めた時から、夕食をどこにするかはかなり考えました。せっかくの旅先での夕食ですから味で絶対に外したくはない。観光地価格で無駄に高いものを食べさせられるのもムカつく
で、決めたお店に向かいます。ホテルから徒歩数分のこの駅から市電に乗車。
市電は1時間に10本くらいは走っており、さほど待つこともなく到着です。
ガイドブックとインターネットを駆使して探し、そして選んだお店がこの店、海鮮処 函館山さんです。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。市電・松風町駅からすぐ近くです。函館駅からでも十分歩いて行ける距離。
メニューは、本日のおすすめのみ紹介します。冊子になっているメニューもありましたが、今回は撮影していません。
お通しは、これは何だったかな~? ちょっと覚えてないです。何かの唐揚げだったことは間違いないんですが(^^;
まずは生ビールから グラスは店名入りの特注版、なのでしょう。
さて、函館では私が何を置いても食べたかったものがあります。
それは、活いか刺し
このお店は1週間ほど前に予約したのですが、その際に合わせてお願いしたのがこの「活いか刺し」でした。しかしその際に店の方が言うには「海が荒れて船が出なかったらお出しできません」。
でも、そんなこと言われたらますます食べたくなるじゃないですか。
来ました、これが待望の活イカ刺し。こちらでは「活」は「かつ」と読むんですね。大阪では料理で使う際は「いけ」と読みます。意味はまったく同じですが、これも地域性のひとつなのでしょう。
正直に言いましょう。このイカ刺し、私がこれまでに食べた中で一番美味しいイカでした。身は透明で甘く柔らかく、適度な歯応えがもうとにかく最高で、本当にうまうま 函館に来てよかった、とこのとき実感しました
これは「ゴロ」と言われるイカの内臓。我が家ではこれはホイル焼きにしていただくのですが、新鮮な内臓は生でいただけます。あっさりしながらも豊潤な味わいでした。生で食べたのは初めてのことです。
この画像、頭部と上にある足が動いているのがわかりますか? その動きのために画像がボケてしまっているのでお分かりいただけると思います。ある意味グロテスクですが、ここではそういうことは考えないことにしましょう。
一言だけ、「いただきます」m(_ _)m
イカの足は素揚げか塩焼きにしてくれます。私たちは塩焼きでお願いしました。
わたしはここでビンビールにチェンジです。もちろんSAPPORO。赤星がありましたので、それをお願いしました。北海道ではやっぱりSAPPOROですよね。
さて次はお刺身です。注文したのは生イワシ刺しと本日のお刺身3点盛りがひとつに盛られてきました。これがどちらも絶品でした 港町のお刺し身はやっぱり違いますわ
生イワシ刺し。脂がめちゃめちゃ乗っており、小皿の醤油には脂の筋が。魚の脂がとろ~っと口中でとろけて、もううまうま さすが函館、っていう感じです。
こちらが3点盛りの部分。
生サバ刺し。イワシに続く光り物ですが、そもそも私は光り物が大好き 何の抵抗もなくいただきました。
酢で〆ていないために味わいが濃厚で、サバ独特の旨みが口中に広がります。
2品目はタコ刺し。しこしこした歯応えとタコ本来が持つ甘みがいいです。
そして3品目はマグロのトロ。妻はこれが一番のお気に入りとのことでした。味は・・・トロです、トロ。
とにかくとろ~っととろけるトロでした。
ここで先ほどお願いしたゲソの塩焼きが登場。ビールに合いますね、ホント。
さて、生ものは堪能したし、次は揚げ物に行くか、と思ったら・・・・
なんと鮭児があるではないですか 鮭児(けいじ)とは、通常の鮭の脂肪率が2~15%なのに対し、20~30%といういわば全身トロ状態の鮭のこと。1万尾に2~3尾しか獲れないため、「幻の鮭」と言われている鮭なのです。それがあるのか・・・・ちょっと悩みましたが、次に鮭児を食べる機会は?と考えるとまず思い当たらない。これはもう今しかないと考え、お願いすることにしました。
鮭児はルイベ状態で供されます。シャキシャキで一口、そして徐々に解凍させながらいただきます。そうか、これが鮭児か・・・・
価格はこれで2,180円、です。
・・・・っと、ダメですよ、これが二切れで大盛チャーシューメンが食えるやんけ、とか考えるのは(笑) これはそーゆーモンと比較したらアカン食べ物です(キッパリ)
では揚げ物とかにいきましょうか。
これはイカメンチ。言ってみればイカのメンチカツみたいなもんです。味は・・・・おそらく皆さまが想像されているものより、きっと美味しいです 私はこれでご飯が食べたくなりました(^^;
次はいももち。バターを付けていただきます。私がいももちを初めて食べたのはもう30年ほど前のこと、札幌からほど近い中山峠という所でした。寒かったこともあってか、このときのいももちの美味しさはいまだに忘れられません。このとき以来、居酒屋のメニューにあれば大体注文するようになりました。でも、あの時の味を超えるいももちには出会ったことがないな~ 思い出付きのいももちですから、これからもあのときの味を超えるいももちと出逢えることはもうないのでしょう。(このとき一緒にいももちを頬張った友人はもうこの世にいません)
もずく酢。北海道産のもずくは細く、我が家でいつも食べている沖縄産はもっと太いので、まるで別物でした。もちろん美味しかったですよ
〆は妻が頼んだきのこ雑炊。ふたりで分けました。
ふ~~~、まだ入るけど、このくらいにしておきましょう。何せ翌日は海鮮丼盛り放題の朝食、今は腹八分目が適度というものでしょう。
いや~、ホント美味しかったです。函館、なんて美味い街なんだ 私は大満足でした
この海鮮処 函館山さん、私はおススメだと思います。次にまた函館に来る機会があったら、たぶんこのお店を再訪することでしょう。これだけ食べて飲んで、1万円は切りました。活いか刺しと鮭児のルイベ刺しの2品でほぼ4,000円ですから、その点を考慮すればもっとリーズナブルに函館の味を堪能できると思います。
ヒロさ~ん^^
美味しそうなお料理の数々ですね!
特に活イカが美味しそう~♪
ゴロの切り口が鮮度の良さを証明してます!!!
生で食べられるのですね!食べてみたい~
それに鮭児まで~~~驚
こんなに美味しそうなお料理食べて来られたんですから
某列車の残念な顛末など
忘れて下さい~~~爆
うらやましいです~~~
by 美和 (2015-01-12 14:37)
おはようございます!
遅くなりましたが新年あけましておめでとうございます!
本年も宜しくお願い致します!!
by シラネアオイ (2015-01-13 04:19)
美和さん
活イカ、本当に美味しかったですよ。本文中にも書きましたが、これまで食べた中でのダントツNo.1です。
某列車は・・・・無理ですって(笑) あれはもはやトラウマと化しています。
シラネアオイさん
こちらこそよろしくお願いいたします。
もう私、北海道が大好きになっています。大阪からは本当に遠いのですが、その魅力に完全にハマりつつあります。
どうしても札幌中心になってしまっていますので、今度は道東辺りに行ってみたいですね。
by ヒロ (2015-01-13 21:21)
透明なイカ うまそ~ですね~
たべたくって ヨダレガ・・・
内臓のゴロで 日本酒 さいこーでしょうね~
羨ましいです。
by furu (2015-01-14 08:12)
さっぽろの赤星♪
いい瓶ビールですよねぇーーー。最近は池袋の豊田屋に行ってももっぱらホッピーだから、飲んでないなぁと思い至りました。夏になったらまた赤星にしようっと。
函館の活イカ、、、うまそーーー。ワタが生のまま提供されるなんて、どんだけ新鮮なんだかななぁと。こりゃ酒がすすむこと間違いなしですね。
by 遠霞(とおがすみ) (2015-01-14 11:07)
furuさん
本当に美味しいイカでした。最高でした!
行きはラビスタから市電に乗りましたが、帰りはタクシー。それでも1メーターでした。たしか550円だったかな? 3人だとそちらの方が割安です。
遠霞さん
この旅で私はあらためてサッポロビールのファンになりましたよ。特にCLASSICは旨いですね。
活イカは、文字通りさっきまで生きて水槽で泳いでいたイカです。その証拠に、足も頭もまだまだ元気に動いていましたから。だからゴロ(ワタ・内臓)も生で食べられるんですね。あ~、また食べたくなってきました(笑)
by ヒロ (2015-01-14 21:08)