(その2) 高野山 奥ノ院 [紀州 龍神温泉]
昼食を終えた後、私たちは一路高野山へ。高野山へは、右へ左へとステアリングを切りながら約1時間ほど登ります。山の中に造られた道を延々と走るのですが、突然といっていいほどの唐突さで風景が山から街へと一変します。
すなわち「高野山」の始まり。
この画像は街へと変貌を遂げてわりとすぐの風景。
左に蓮華院がありました。
前のアクアは、ふもとからずっと一緒に走ってきたクルマ。旅のついでということで残しておきます。
一言で高野山といってもその山域は広く、数時間ですべてを回るのはとても不可能。宿には早めに入りたかったので、滞在時間はそんなにありません。そこで今回は狙いを奥の院に絞ることにしました。本来であれば金剛峰寺にも参拝したかったのですが、それは次回ということで。
高野山の山域には無料の駐車場があちこちにあります。しかし、土日はすぐに満杯になるとのこと。まして私たちが訪れようとしている奥の院は観光客にも人気のある場所。この日は平日とはいえ、無事クルマを停められるかどうか心配でした
が、幸いなことにそれは杞憂に終わりました。ガラガラとまでは言えないものの十分余裕があり、2階建てになっている駐車場の1F部分、つまり日陰になっている場所にクルマを停めることができました。太陽が照っている暑い日にこれは大助かりですよね
案内所の軒下にあった燕の巣。向かって左の巣に2~3羽の雛がいました。
奥ノ院にはこの中の橋駐車場の脇から入ります。いわゆる奥ノ院の中ほどにあたります。
さて、奥の院には有名な武将の慰霊碑がたくさん並んでいます。織田信長しかり、徳川家康しかり、武田信玄しかり。もちろんここに遺骨があるわけではなく、まあ魂が眠っておられるということでしょう。
武将をはじめ歴史上の有名人もさることながら、奥ノ院には企業の慰霊碑が数多くありました。その一部をご覧いただきましょう。誰もが知っている有名企業のオンパレードですよ。都度都度解説はしませんが、ご覧ください。本当に、これでもごく一部です。
ちなみに私が勤める会社の慰霊塔もここにあり、毎年物故者を祀る慰霊祭が執り行われています。もちろんそこにも参拝してきました。(すみません。さすがにこれはボカさせていただきます)
ここから先が「世界遺産」になっている場所です、と別の団体さんの案内のお兄さんが言っていました。杉の大木は、長いもので樹齢600年を越えているそうで、この木には神が宿っていますと言われたら素直に信じることでしょう。
樹齢600~650年といわれる杉の巨木
この杉は根元で3本に分かれています
以下は徒然のままに撮影した画像です。幽遠とした雰囲気だけでも味わっていただけるかと思います。
参道は杉の巨木によって日差しが遮られてひんやりとした空気に包まれて、木漏れ日の中を散策するには絶好のロケーション。素晴らしく趣があり、静謐かつ穏やかで、おそらくは日本でしか味わうことのできないあろう雰囲気に包まれています。この空気感を味わうだけでも、高野山まで来た価値があるといえましょう。
妻が感動した見事な苔。
こういう小道が延々と続きます。標高の高さも相まって本当に涼しい。文字通り『別天地』です
安芸浅野家墓所。
浅野内匠頭墓所および赤穂四十七士菩提碑処。
弘法太子御廟への道。
この辺りから先は撮影禁止でした。
お参りした後、駐車場へ戻ります。
その途中の画像。
さらに、阪神・淡路大震災、東日本大震災の慰霊も建立されていました。
こちらは昨年話題になった、ブータン国王の植樹です。
さて、いい時間になってきました。高野龍神スカイラインを通って今回の旅の目的地、龍神温泉に向かいます。
去年開創1200年でしたので、道路や駐車場が整備されました。
次回は丹生都比売神社にも寄って、花坂のやきもちも食べてみてください。
by きいちゃん (2016-08-20 07:39)
高野山には行ったことがないので、いつかはと思ってましたが、やっぱり奥の院は行きたい場所です。途中の雰囲気もなかなかいいですねぇ。
でも千葉からは遠いですし、、、
いくらなんでも大阪出張にかこつけて行けるようなところでもないし、、、
by 遠霞(とおがすみ) (2016-08-21 15:19)
きいちゃん
お越しいただき、ありがとうございます。
「花坂のやきもち」ですね? 次回是非行ってみます。情報、ありがとうございます。
遠霞さん
高野山では金剛峰寺とか他にも行きたい場所はあったのですが、時間の関係で奥ノ院のみにしました。結果的にはそれでよかったと思います。
千葉からは・・・・遠いですね~、たしかに(^^;
by ヒロ (2016-08-21 18:34)