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(その3) 料理旅館 萬屋~部屋・お風呂編~ [紀州 龍神温泉]

高野山から龍神温泉までは、その名も高野龍神スカイラインをひたすら南に走ります。この道はかつて有料だったことがありますが、今はもちろんタダ。山の中の一本道で、やはりカーブが連続することからライダーさん御用達のワインディングロードとなっており、のんびり走っていると次から次へと抜かれていきます。対抗したところで勝てるわけもなく、そういう時私は見通しのいいところでクルマを左に寄せてウィンカーを出し、さらに少しスピードを落として抜いてもらうことにしています。お互いに気持ちよく走るためのマナーですね。

スカイライン途中の道の駅。ごまさんスカイタワー(←クリックどうぞ)があります(有料)。紅葉の頃、ここからの眺めは素晴らしいそうですよ。駐車場から1枚撮影してみましたが、峰々や尾根が見える限り折り重なり、全山こういう深山幽谷といった趣きでした。
ちなみにこの「ごまさんスカイタワー」は世界一高いタワーなんですよ。なぜならこのタワーは標高1,282m地点にあり、そこに33mのタワーですから、なんと1,315m[exclamation×2] どうです?、東京スカイツリーなんざ目じゃないでしょ(笑)

1.高野龍神スカイラインの道の駅.jpg
2.深山幽谷.jpg

高野龍神スカイラインが終わるころ、龍神温泉に到着します。
[右斜め下] これは国道から離れ、温泉街に向かう県道から撮った1枚。この日高川沿いに龍神温泉はあります。ここから2~3分で本日のお宿、料理旅館 萬屋さんに到着。

3.宿へ向かう県道にて.jpg

[右斜め下] 外観。う~ん、かなり古さが目立ちますね(^^; 
4.外観.jpg

[右斜め下] これは後刻近くの橋の上から撮った1枚。こんな感じで、崖にしがみつくように建っています。
15.こんな感じで建ってます.jpg

フロントはこじんまりとしていて、もちろん売店もなく自動販売機が1台のみ。この規模ではこんなものでしょう。
5.こじんまりとしたフロント.jpg

3Fのもっとも手前の部屋は「ぼたん」という名の8畳。二人ですし、これでじゅうぶん。
6.お部屋は8畳.jpg
7.床の間があり.jpg
11.鏡台と浴衣セット.jpg

洗面は縁側にあり、その向かいにトイレ。
8.洗面は縁側にあり.jpg
9.その向かいがトイレ.jpg
10.温水便座.jpg

縁側から見下ろす形になる清流は日高川。せせらぎの音が清らかで、夜間は冷房を切って窓を開けて就寝しました。
12.眼下は日高川.jpg
13.せせらぎの音が涼やか.jpg

ちなみに左隣りは廃業した旅館で、折れ曲がった水銀灯の様子などが部屋の窓からよく見えて、仕方ないとはいえちょっと興醒めの感がありました(ーー)。
14.隣りは廃業した旅館・・・・.jpg

HPには「10部屋」とありましたが、下駄箱の靴の置き方から判断するに、実際は日高川側の6部屋のみで営業されているようです。
道路側の部屋は夕食用個室として使用されていたと思います。

続いて、これまたこじんまりとした温泉へ。

日本三美人の湯、龍神温泉は地下1Fにあります。私たちの部屋は3Fだったので、お風呂に行くには3フロア分を昇降しなければならない。これはなかなかシンドイものですが、しかし不思議と気にはなりませんでしたね。
[右斜め下] これは地下へと続く階段。スリッパは1Fで脱ぎ、裸足で風呂場へ降りていきます。
1.お風呂はB1F.jpg

手前の男湯へは暖簾をくぐり、(女湯はこの右側にあります)
2.暖簾をくぐり.jpg

こんなすのこ敷きの通路を数歩歩き、
3.こんな通路を数歩歩き.jpg

何とも小さな、とても温泉旅館とは思えないような脱衣所。カゴも4人分しかありません。この理由は扉を開けるとすぐにわかるのですが・・・・。
4.こじんまりとした脱衣所.jpg

で、滑りのいい引き戸を開けると・・・・
5.扉の向こうに.jpg

お風呂~~[るんるん]
6.お風呂!.jpg
4人も入ればいっぱいになるくらいの大きさ。これならたしかに脱衣カゴは4つで十分です。

窓外の風景は木々の緑が眼前に広がり、谷川のせせらぎも聴こえる。半露天の趣です。ただし網戸を開けるのは厳禁とのこと。そりゃあこのシチュエーションだと虫が入ってくるのは必定ですもんね。
7.半露天の感じ.jpg

お湯は温度調整のため、10分おきに吹き出す設定。
8.素晴らしい湯です.jpg
9..jpg

当然ながら湯の良さはお風呂の大きさとは比例しない[いい気分(温泉)] 龍神温泉の湯の素晴らしさは、もう筆舌に尽くしがたいものでした(←ちょっと大袈裟)。
おっさんの私が言うのもなんですが、お肌すべすべ、その快さと言ったらもうたまりません。多くはないにしろ私もいろいろな温泉に行きましたが、龍神温泉のお湯の良さはその中でも間違いなくトップクラス。徳島の祖谷温泉、乗鞍の白濁湯、奥山田温泉の満山荘に勝るとも劣らない素晴らしい湯でした。これは妻も全くの同意見で、「日本三美人の湯」の称号は伊達ではないと実感しました。

都会からは遠く、山の中の離れ小島のような温泉ですが、龍神温泉は絶対のお薦めだと私は思います。


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コメント 4

pooh

こんばんは(^_^)
温泉といえば、何と言っても泉質の良さが1番ですが、お肌すべすべの泉質はいいですね~!九州内でツルツルする温泉はそこそこ行きましたが、龍神温泉の素晴らしさはぜひ体験したいです。
旅館の外観は古さを感じますが、客室は清潔感があり寛げそうです。料理旅館ということは食事が良さそう(*^_^*)
by pooh (2016-08-25 21:52) 

遠霞(とおがすみ)

龍神温泉は美人の湯で有名ですよね。
秘湯の有名宿しか知らなかったのですが、こういうお宿もあるんですねぇ。飲泉できるというのは素晴らしい。いい源泉だということでせう。
10分程度で給湯がとまる温泉というのも経験はないです。面白いですねぇ、こういうの。
by 遠霞(とおがすみ) (2016-08-26 09:09) 

きいちゃん

龍神では
坂井屋さんの泉質もよいようです。
by きいちゃん (2016-08-26 14:23) 

ヒロ

poohさん
お湯は、これまで入浴した中でもトップクラスのよさでした。日本三美人の湯を制覇したくなりましたわ(笑)
お宿はあちこちに古さが見受けられましたが、私は特に気になりませんでした。食事は・・・・もう少しお待ちくださいね♪

遠霞さん
龍神温泉の中にも日本秘湯を守る会の会員宿があったんじゃなかったかな~? 千葉からはメチャメチャ遠いですが一度いかがですか? いいお湯ですよ~♪

きいちゃん
実はこの秋に龍神温泉を再訪することになったのですが、お宿は坂井屋さんではないです、残念ながら。
坂井屋さんって、たしか山を背負ったような場所に建っていた旅館だったと記憶しています。
それにしてもきいちゃんって、和歌山にお詳しいですね。「きい」って「紀伊」なのでしょうか(^^)
by ヒロ (2016-08-26 23:43) 

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