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(その4) 萬屋さんの1日目の食事 [紀州 龍神温泉]

さて、1日目の夕食です。
場所は個室で、宿泊した部屋の向かい、つまり道路側の(たしか)6畳でした。館内を歩き回るのではなく、数歩で着くのもまた乙なものです。

この日の夕食は、「紀州美味しい会席料理」と命名されていました。和歌山はあまり知られていないだけで実は美味しい食材の宝庫ですし、かなり期待できるのです。

まずは初めに並べられていたもの。これでほぼすべてに近い。

1.はじめに並べられていたもの.jpg

鮮やかな色のついた紀州南高梅の赤紫蘇梅酒で乾杯。
ちなみに田辺市(だったかな?)では、最初の乾杯は梅酒で行うことが市の条例で決まっているそうです(ホントの話)。

2.赤紫蘇梅酒で乾杯.jpg

お品書は本当に便利。ブロガーには嬉しいアイテムですね[わーい(嬉しい顔)]
3.紀州美味しい会席料理.jpg

さてお料理です。まずはいたどりの胡麻和え。やや苦みのある山菜ですが、胡麻で和えると苦味が緩和されて美味しいですね。日本酒に合います[かわいい]
4.いたどりの胡麻和え.jpg

季節の三種。中央の燻製がビールによく合う。あ、ビールはSAPPOROの黒ラベルでした[ビール] キリン、アサヒもありましたが、迷わずSAPPOROを選択。関西で黒ラベルを出す宿は少数派ですし、SAPPORO好きの私には渡りに船でした。
5.季節三種(燻製が美味).jpg
11.黒ラベルがウマイ!.jpg

次は玉子豆腐。高野山が近いこともあってこちらでは胡麻豆腐がよく出るのですが、それは明日以降ということになるのでしょう。
6.玉子豆腐.jpg

熊野地鶏のタタキ。臭みがなくあっさりしており、鶏好きの私にはたまらない味わい[かわいい]
7.熊野地鶏のタタキ.jpg

ここいらで妻は日本酒を飲みたくなり、あらためてメニューを確認。お~、すべて地酒ですね。焼酎もすべて和歌山産。で、選んだのは飲みやすいと勧められた「紀伊国屋文左衛門 純米生貯蔵酒」でした。
8.日本酒はすべて地酒.jpg
9.焼酎もすべて和歌山産.jpg
10.紀伊国屋文左衛門 純米生貯蔵酒.jpg

次、行きましょう。

野菜の炊き合わせこれはご飯のおかず用に最後まで残しておきました。
12.野菜炊合せ.jpg

で、メインのひとつ、日高川産 鮎の清流焼き。日高川というと旅館の眼下を流れている川です。これぞ地産地消の最たるものでしょう。小振りな鮎は骨までやわらかく、最後まで尻尾すら残さず完食。
13.日高川産 鮎の清流焼き.jpg
14.骨までいったぜ.jpg

鹿肉の陶板焼きはポン酢でいただき、
15.鹿肉の陶板焼き.jpg

あとから運ばれてきた熱々の天ぷらは、熊野雉と地野菜。大好きなタラの芽はとても美味しく、雉は歯応えのあるお肉が抹茶塩とよく合ってうまうま[揺れるハート]
16.天婦羅盛り(熊野雉、地野菜等)タラの芽あり.jpg

茶蕎麦は三段になった容器に入っていました。
17.茶蕎麦の山芋かけ.jpg

一番上にそばつゆ、2段目に薬味、そして3段目に山芋が乗せられた茶蕎麦。なかなか美味しい蕎麦でした。
18.三段になってます.jpg
19.美味い蕎麦でした.jpg

こんな鮮やかな緑色をした蕎麦は、例えば信州では味わえないものでしょう。外道といわれるかもしれない。しかしですね、和歌山には「茶粥」なるものもあり、お茶を調味料のように使うのが一般的でもあるのですよ。ちなみに私のお袋は奈良の出身ですが、そこでも茶粥は普通に食べられていました。

せっかくだからと今回は、別注の熊野雉の釜飯を事前に注文していました。
これがなかなかに美味。熊野雉のお肉って本当に歯応えがあり、噛むほどに旨味が増してくる感じで、本当に美味しい釜飯でした。

20.別注_熊野キジの釜飯.jpg
21.これが.jpg
22.なかなか.jpg
23.美味しかった.jpg

デザートは、マスカットのおもち(?)。よく冷えていて、締めの一品には最適。
24.デザートはマスカットのおもち.jpg

さて朝食です。ご飯、お味噌汁以外は一気出し。
よくある感じの朝食です。わりとあっさりした感じのおかずが並びます。
ただ、アップの画像はないのですが、魚は
鮎の干物でした。これがなかなかにご飯とよく合い、夕食と同じく尻尾までいただきました。
25.朝食(魚は鮎の干物).jpg
27.さっぱりしたおかず.jpg

サラダのドレッシングは胡麻。
26.胡麻ドレッシングのサラダ.jpg

さすが本場、梅干しが美味しい[わーい(嬉しい顔)]
実は最終日に道の駅に寄って、生産者の名前が入った梅干しを買って帰ったのですが、これが大当たり! 妻と私の好みの酸っぱい梅干しで、大好きな味でした。あの量で250円なんてスーパーバーゲン価格ですし、次回も絶対に買って帰りたい一品となりました。

28.さすが本場の梅干し.jpg

最後に温泉湯豆腐を。トロトロになった頃合いでいただいた湯豆腐は口の中でとろけて、ビールが欲しくなりました。実は、別の席で朝から飲んでるヤツがおったんだよな~[ふらふら] クルマに乗らなかったら絶対に飲んでたんだけど・・・・まあしゃーないです(TT)。
30.とろとろの湯豆腐でした.jpg
29.温泉湯豆腐のお話.jpg

[右斜め上] お薦めに従ってお出汁は最後まで飲み干しましたよ~[るんるん]


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きいちゃん

きいちゃんは胸に緑のWを付けた紀州犬の名前でもあるそうです。
塩屋にはまるさんがあります。こわいですね。かつて天王寺から南は日本のシチリアと言われてました。
田辺のまねをして海南では地酒で乾杯を条例化しました。
昨日、くどうらーめんに行きました。残念ながら味が落ちているような気がしました。ざる中華も食べましたが、これは久しぶりで懐かしかった。ざる中華は青森にしかないらしいです。



by きいちゃん (2016-09-01 07:30) 

遠霞(とおがすみ)

さすが料理旅館という感じですね。
川魚では鮎が一番好きな私としては、やっぱり地元産の鮎に惹かれます。美味しそうですね。
熊野雉っていうのは食べたことがないですが、別注の釜飯がホント美味そうです。地元産にこだわった食事ですねぇ~♪
by 遠霞(とおがすみ) (2016-09-01 10:29) 

ヒロ

きいちゃん
くどうらーめんってどこかとググってみたら、何と青森のラーメンではないですか? 浪速のラーメン好きとしては一度は食してみたいものですが、青森って関西人には北海道より敷居が高い気がするんですよね(^^;
次に和歌山に行くときには必ず和歌山ラーメンを食べてきます♪

遠霞さん
地元産の鮎はホントに美味しかったです。朝の干物も。
雉は実は私も初めてだったのですが、歯応えがあり、噛めば噛むほど味が染み出てくるような感じでした(←こういうことを本文で書かないといけませんね(笑)
by ヒロ (2016-09-01 18:52) 

pooh

おはようございます(^_^)
お品書きがあると記事作成の際にとても便利ですよね♪料理はどれも美味しそうで、とくに鮎の清流焼きがいただきたいです。丸ごと食べられていいですね。別注文の釜飯もいいなぁ。
豆腐の表面がとろける温泉湯豆腐は佐賀県・嬉野温泉の名物になっていますが、龍神温泉もとは知りませんでした。見ていたら、温泉湯豆腐を食べに行きたくなりました(*^_^*)
by pooh (2016-09-04 07:32) 

ヒロ

poohさん
鮎の清流焼きについていた石も食べ物に見えてしまいました(笑)
「これ、どうやって食べんねん?」
「石やで、これ。食べられるかいな」
豆腐の表面がとろける温泉湯豆腐は嬉野温泉もそうだったのですね。今回の湯豆腐は、書いてある通り出汁が滋味溢れる味で美味しかったですよ。

by ヒロ (2016-09-04 20:30) 

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