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進化を続ける麺屋 和人さんの期間限定つけ麺 [つけ麺]

とある暑い日の夕刻。
私は麺屋 和人さんの前に佇んでいました。ネット友の遠霞さんは千葉在住にも拘らず、すでに2度もこのお店を訪問されたご様子。気に入っていただいて何より、紹介させていただいた甲斐があるというものです(^o^)。
そんな遠霞さんに訪問回数で劣るわけにもいかず(とはいえ天満の麺元素さんはすでに遠霞さんの方が訪問回数が多く、「庇を貸して母屋を取られた状態」ですが(笑))、またひとつ新しいメニューに挑戦です。

1.夕刻の和人さん.jpg
2.店外メニュー.jpg

それは「期間限定 和人のつけ麺」です。「期間限定」というからにはおそらく夏限定ということなのでしょう。
そういえば私、もう長い間つけ麺を食べた記憶がなく、遡って調べてみると昨年の12月末の神戸以来、つけ麺を食べていませんでした。約8か月ぶりのつけ麺です。

3.今夜はこれ.jpg

そんな和人さんですが、前回訪問から約2か月で、はや進化を遂げていました。
それはこのテーブル調味料。すでにこの「テーブル調味料」という言葉自体が過去のものであり、いつもはお箸やつま楊枝などとともにテーブルの上に鎮座しているはずが、なんと引き出しの中に収納されていました。このどことなく未来的なシルバーの容器の手前側を注射器のように押すと、調味料が先端から出るようになっています。
そして、その種類がラーメン店のそれではない。ご覧ください。

4.進化した調味料.jpg
5.左から、ブラックペッパー、バジル、ガラムマサラ、ローストガーリック、岩塩.jpg

左から
① ブラックペッパー
② バジル
③ ガラムマサラ
④ ローストガーリック
⑤ 岩塩
というハイブリッドな組み合わせ。焼肉屋か、ここは?(笑)
初回および前回訪問時にはブラックペッパーとホワイトペッパーだけだったものが
http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2016-05-21)、いまや5種類に増殖。これだけあると、どれをどれだけ入れたらどんな味になるか、もはやわかりようがない。想像すら困難[ふらふら] 複雑怪奇なパズルみたいなものです。
いったい誰がこれだけの種類の調味料を置こうと決めたのか、少々興味はあったものの聞くこともならず、ははぁ~と感心するばかりでした。大体、ガラムマサラってカレーを作るときに入れたりするもんでしょう。インドにはカレー粉なるものは存在せず、このガラムマサラで味付けをすると読んだことがありますが、そんな強烈なものがあの繊細な和人ラーメンに合うのか? 
置き方の工夫には感心したものの、必要性については頭を傾げた私なのでした。
もちろん私は何も投入しておりません。投入して味が変な方に変わるのだけは避けたいですから。

やはり結局一口も食べなかったキムチ。
6.真っ赤なキムチ.jpg

さて調味料に感心しているうちにつけ麺が着丼です。
一見、なんという麺の量か? これは食べきれるのか? と心配しましたが、心配ご無用でした。そのからくりは後ほど改めて(・・・・と言っても、よ~く見ればかすかに答えは見えているのですがね(^^)。

今回はつけ麺・大盛を三方向から撮影してみました。どれが正面かは「?」ですが、まずはこちらが私の正面になるように置かれました。

トッピングは、まず水菜メンマ

7.つけ麺・大盛.jpg

2種類のチャーシュー味の濃い左側のチャーシューはちょっと辛かった。ラーメンのスープで薄められることなく、直で舌に触れると醤油ベースの比較的濃厚な味付けがなされていることがよくわかります。このチャーシュー、単体ならビールのアテに最高ですよ、間違いなく[るんるん] ちなみに右側のチャーシューは柑橘系の香りがします。
8.2種類のチャーシュー.jpg

こちらは夏野菜の代表格、そして私の大好物であるトマト。冷麺ならともかく、トマトが乗っているつけ麺なんて初めてです。
9.珍しいトマトと普通のもみ海苔.jpg

つけ汁です。冷たいです。例えて言えば、そばのつゆ。
通常のつけ麺のつけ汁はそのほとんどが熱いものですが、こちらは真逆。この冷たさが「期間限定」たる所以でしょう。これは寒い冬には食べられないつけ麺です。言ってみれば
夏仕様のつけ麺

中には何も入っていません
醤油味がきわめて強調され、かなり塩辛めの味付けになっていました。そこに香るのが和人さんの基本である魚介系の風香。ただ個人的には、もっと魚介系の味わいを前面に押し出してもよかったのではないかと思います。(そんな人は日本人にはいないと思いますが)醤油が苦手な人には薦められないつけ麺です。その反面、醤油好きにはたまらない一杯になることでしょう。
11.醤油ベースの冷つけ汁.jpg

麺はつけ麺の定番、小麦の香る太麺。
これが、見事な上げ底(笑) 麺はざるの上に盛られていたのでした。でも、底の方で麺が水に浸かっているのは決してよくありませんので、これは正解だと思います。ただ、このざるはもう少し下の方でもよかったかな、という気はしますが。

10.定番の太麺.jpg

薬味は2段の容器に収められています。上段はご覧の通りネギ。そして下段はなんと卵黄が入っていました。白身はきれいに取り除かれています(カラザは残っていたけど(^^;)。玉子は「お好みに合わせて入れてください」とのこと。日本蕎麦ならさしずめ鶉(ウズラ)の卵が添えられているところですが、ここでは普通の卵黄です。そういえば、昔いただいた兵庫県は出石の皿そばにも生玉子が一人に1個付いていましたね。
http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2011-07-14
12.2段の薬味.jpg
13.2段目は卵黄.jpg

出石の皿そばにはイマイチだった生玉子ですが、今回のつけ麺にはかなり有効でした。卵黄を投入することで、突き刺さるような辛さがいくらかは軽減され、マイルドになりましたからね。
14.3分の1ほどで卵黄投入→ややまろやかに.jpg

和人さんのラーメンなら、私はやはり和人らーめん極み煮干醤油ですね。
昔好きだったらーめん極が豚骨系に特化してしまった以上もはや私の選択肢には入らず、今はここ麺屋和人さん、チェーン店ながら完全に味が好みのちゃんぽん亭総本家(近江ちゃんぽん)、そして私のルーツともいえるあべ地下の古潭・・・・。
この3店舗にほぼ絞られました。鶏白湯なら少し行けば麺と心7というお店もありますし、つけ麺だけに限定するなら三田製麺所という専門店(←東京が発祥らしいです。またおま系ですが)もありますので、基本的にラーメンの味はすべて天王子近辺で何とかなります。
これは、ラーメン好きには嬉しい限りであり、天王寺もようやくここまで来たかと思えば、古くからこの界隈でラーメンを喰ってきた中年男からすれば感慨深いものがあります[揺れるハート]


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遠霞(とおがすみ)

うううーーーん、なんて魅惑的な記事♪
和人さんに私が行ったのも夏の8月、暑い季節だったのでつけ麺はあったのかもしれませんが、定番と煮干しを食べるのが精一杯でした、、、
これまた美味しそうだなぁ、、つけ麺。

麺元素さんは、もはや定番ですぞ。ヒロさんより訪問回数が多いとは思ってませんでしたが、今後も行きますよん♪
もちろん和人さんも、さいわい出張上、行きやすい場所なので、きっと行きますよ。そうか、、、、訪問回数でヒロさんを越えることを目指せば良いのか、、、なんて、間違いなく無理ですが、、、(笑)
by 遠霞(とおがすみ) (2016-09-28 22:54) 

ヒロ

遠霞さん
和人さんは和人らーめんがベストでしょう。大体において、店名を冠したメニューにまず外れはありませんし。
近日中にまた新しいラーメンを開発予定です。でも本当はキタやミナミに美味しい店はあるのですが、なかなかそこまで行く機会がなくて美味しいラーメンを食べ逃しているのが残念です(ーー)
by ヒロ (2016-09-29 20:20) 

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