(その13)上御殿 食事編 [紀州 龍神温泉]
夕食は18時と18時半が選べましたが、昼に美味いラーメンをガッツリといただいた私たちは18時半を選択。
部屋食でした。炬燵の上に、次々と料理が並べられていきます。お品書がなかったため、料理の名前は妻と私の記憶で。
まずはじめに。
前菜は7種。左から、蟹のテリーヌと、その後ろに隠れている黒いのが龍神村の郷土料理、ゆべし。さらに生春巻、こんにゃくマヨネーズ、梅の煮たもの、安納芋+レモン、そして栗を渋皮ごと煮たもの。
この中ではやはりゆべしが強烈でしたね。酸っぱさと苦さ、ほんの少しの甘さが混然一体となり、まさしく珍味です。
わさび漬け
。
野菜の炊き合わせ。これは後のごはんのおかずのために取っておきました。ゼンマイは私の大好物
妻の好物、胡麻豆腐。これも地域の名物ですね。高野山でご飯をいただけばかなりの確率で付いてくる食材です。
イタドリの胡麻和え。独特の食感があって私は好きです。この料理は萬屋さんでも出されたことから、龍神村の名物なのだろうと推察されます。
あ、飲み物はビールから 日本酒をあまり飲まないほうなので、どうしてもこちらで済ませてしまいますね。
山芋のすりおろしに
こんにゃくの酢の物。もずくがあしらわれていました。ちょっと柚子の香りがしたかな?
この丸いのはじゃがいもです。ハッシュドポテトを丸めて揚げたような感じ。それを餡かけにすることによって、本来西洋風の料理を和風に仕立て直しています。
鹿肉のタタキは運ばれてきたときはまだ凍っていましたが、食べ進めるにつれて融けていき、いい具合になりました。とろっとしてビールによく合います。うまうまですわ
ここでアマゴの塩焼きが登場 夏場であれば鮎が来るところですが、この時期は獲れませんので、代わりにアマゴが出てきます。体にある赤い斑点が特徴。添えられている柚子を絞っていただきました。
もちろん骨ごとイケます。頭も問題なし。尻尾まですべていただきました。
鶏肉の寄せ鍋。これはポン酢とかにはつけずそのままいただくのですが、ダシがすごく効いていて本当に美味しかった 出汁までほぼ残さず完食しました。
ご飯前のラストは野菜の天ぷら。天つゆだけでなく、手前のピンク色の梅塩でもOK。
この中では、さすがに山里だけあって椎茸の味がすんごく濃かった。スーパーで買う椎茸とはモノが違います。思わず帰りに道の駅で椎茸を買って帰りました。やはり味が濃厚でした。家で味噌鍋にしていただきましたが、味が味噌に全然負けてなかった。本当に美味しい椎茸でした。この道の駅では、他に梅干や巨大な平茸も買いましたが、いずれ菖蒲か杜若(かきつばた)、購入した野菜のすべてが本当にうまうまでした。小さな道の駅ですが、販売している食品や野菜は相当な高レベルです。
この道の駅、しらまの里といいます。R424沿いにある山間のとても小さな休憩スポット。おススメです
さて話が横道に逸れました。
ご飯とお吸い物。お吸い物には小餅とじゅんさいが少し。
デザートはキウイの寒天、マンゴーソース。
野菜の多い比較的健康的な夕食で、妻は大変気に入っていました
肉も高タンパクで低脂肪な鹿肉でしたし、鶏肉があったとはいえ寄せ鍋だし。鹿肉なんかはもっと食べられてもいいと思うのですが、日本ではあまり流通していませんね。北海道ではおそらく余るくらいあるのではないでしょうか。間違っていたらごめんなさい。
さて朝食も野菜たっぷりの盛り沢山でした。
朝食会場は玄関入ってすぐ左の和風ロビー。下の画像の灯のともった障子の向こう側にあります。見てのとおり道路とは障子を1枚隔てただけですので、自動車の走行音や人の足音、会話などが丸聞こえなのは致し方のないことでしょう。ま、食べてりゃあまり気にもなりませんでした。朝から2度、露天と内風呂に入ってきましたからお腹も空いていましたしね(^^)
8時半に行くと、前客はもう食べ終えてこんな感じ。
朝食は基本的に一気出し。でもこれでじゅうぶんですよ、私にゃ。
小鍋は湯豆腐です。
漬物にインゲンの胡麻和え、イタドリの煮物
しめじ海苔、野菜の炊き合わせに生卵。
お皿の真ん中には紀州名物、金山寺味噌。そういえば金山寺味噌を作る過程で生まれたのが醤油とのこと。まあ諸説あるそうですが。
お味噌汁は豆腐とわかめ。
さらには苺ジャムヨーグルトで締め。朝から三杯飯でした。だってご飯が進むおかずばかりなんですから、こればかりは・・・・(笑)
さて。
お部屋に戻って一息つき、そのあと熊野古道中辺路へ行きましょうか。
こんにちは。
和歌山でも獣害がひどくて、その対策の一環でジビエ料理に力を入れているようです。
来週はソウルです。今年5回目の海外です。今年はアジアが多かったので、自分としては多い方です。ソウルはパクさんが大統領になってから初めてですが、6回目かな。いつもの店でのB級グルメが楽しみです。
by きいちゃん (2016-12-14 12:45)
きいちゃん
たしかに、龍神温泉に至る国道沿いの畑には電気柵の設置が目立っていました。小さいながらも畑をやっている(といっても大半は母が作っているのですが)身としては、大変だろうなと思います。
もっともこちらは人間が収穫直前の農作物を盗んでいくので、別の意味で腹立たしいのですが。
by ヒロ (2016-12-16 22:18)
こんばんは(^_^)
綺麗に盛られた前菜を見ても、丁寧に料理されている感じが伝わってきます。鹿肉のタタキは何度かいただいたことがありますが、クセがなくて食べやすいです。少し凍った状態がいいですね♪ アマゴはなかなか食べる機会がなく、島根の宿で1度だけいただきました。九州だと鮎や山女魚が多いです(*^_^*)
by pooh (2016-12-17 18:24)
poohさん
龍神温泉は眼下に清流が流れているので、川魚には恵まれているようです。夏場はアユの塩焼きですからね。
本当に健康的な食事の数々でした♪
by ヒロ (2016-12-18 22:35)