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(その14) 熊野古道 中辺路~前回の続きを歩く [紀州 龍神温泉]

今年の7月、熊野古道中辺路近辺を歩き、このブログでも紹介させていただきました。
http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2016-09-08
今回はその続編にあたります。7月に歩き残した分を秋に“走破”ならぬ“歩破”し、一応つなげようかと、そういうような趣旨です。
まあつなぐといっても、これは古道歩きの里ちかつゆの古道歩き館が設定した体験コースであって、それ以外に大した意味はないのですが(^^;

まあとにかく、数か月ぶりに戻ってきました。
1.古道歩きの里ちかつゆへ.jpg

前回は、道の駅中辺路をスタートして牛馬童子像を回り、主に山道を歩く1時間コース。この施設の西側にあたります。
今回は1.5時間の、野中の清水から継桜王子を経て古道歩きの里に戻ってくるコースです。これは東側。
そのスタート地点である野中の清水。日本の名水100選に選ばれている、本当に美味しい水なのです。

http://water-explanation.com/meisui/meisui100sen/nonakanosimizu/
2.スタートはここ.jpg
3.野中の清水.jpg
4.案内文.jpg

[右斜め下] 「茂吉」は斎藤茂吉と思われます。
5.「茂吉」は斎藤茂吉でせう.jpg

湧き出る水はどばどばと流れていきます。いわゆる“源水”かけ流しですな(笑) おそらくは、熊野古道を歩く旅人の喉を大いに潤したことでしょう。もちろんこの水は誰でも好きなだけ持ち帰りができます。
7.源水かけ流しですな.jpg

和歌山ナンバーのクルマのおじさんが、前掛けをするなど手慣れた様子で水を大量に汲んでおられました。見ると18リットルのポリタンがクルマに十数個積んであり、聞きはしませんでしたが、おそらくは商売に使われるのではないでしょうか。例えば喫茶店とか。もしくはお風呂? いずれにせよ、凄い量ではありました。ウチですか? ウチは500mlのペットボトルに入れて帰り、炊飯に使いました。味は・・・・そこまではわからんです(^^;
6.水を汲むおじさん.jpg

さて、前回とは違って今回はこういう道を中心に歩きます。「古道」とはいえ、見方を変えれば現地の方々の生活道路です。山道や石畳の道もありますが、そこに住む人々の往来する道でもある以上、クルマが通れるように整備されるのは至極当然であって、そういうものが縒り合されるようにして現代の熊野古道は成り立っています。
8.こういった道を歩く.jpg

野中の清水の脇を直登すると、今は休業中のとがの木茶屋がありました。何も売っていませんが、一応休むことはできます。
9.とがの木茶屋(休業中).jpg
10.一応休めます.jpg

この奥に石碑があり、
石段の上に社がありましたが、階段を上るのが面倒だったのでやめました。

11.この奥に.jpg
12.継桜王子.jpg

歩く道の脇にはこういうものも(^^) ここが「生活のための道」だと改めて気付かせてくれます。うるさく騒ぐなんてもっての外、「歩かせてもらっている」という意識を持って歩くように心掛けました。
14.道の途中で発見.jpg

道標はあるものの、
15.道標はありますが・・・.jpg

それを見落とすと悲惨な目に遭います。実際、今回は道を間違い、行って戻ってで30分以上ロスしました。ガイドブックを見ていたつもりが、ミスってしまった[もうやだ~(悲しい顔)] 実に情けないです・・・・
16.迷ったりする.jpg

春には無理だな、と立派な杉木立を横目に見ながらてくてくてくてく・・・・
17.立派な杉木立を横目にてくてく.jpg

アザミの花を発見! アザミというとすぐに連想するのが、私が心から敬愛する中島みゆきさんのデビュー曲『アザミ嬢のララバイ』。ラジオを通じての衝撃的な出会い・・・・もう40年以上も前のことなのよね~[るんるん] 一方通行ながら、長い長いお付き合いです。
18.アザミの花を発見.jpg

次は比曾原王子。古道歩き館のガイドの方が「看板はあるけど何もないです」といっておられたのでスルー。
19.次は比曾原王寺(行ってないけど).jpg

妻が見つけた鮮やかな紫の実。「紫式部」という名前なのだそうです。まるでグミみたいですね。食べられるのかな~?
20.紫式部の木.jpg
21.実にいい色合いの紫.jpg

みかんの若木の脇を歩きます。そこから振り返ると見事な秋晴れのスカイブルー[晴れ]
22.みかんの若木の脇をゆく.jpg
23.振り返ると秋晴れの空.jpg

道中こんな目印もあり
24.道中こんなのもあり.jpg

適度な道標を確認しながら歩きます。
25.適度に道標も.jpg

舗装路だけでなく、少しながら山道もありました。
26.少しは山道もあり.jpg

途中で見掛けた廃屋。もう何十年も人は住んでいないのでしょう。お風呂からそそり立つ煙突がまるで墓標のようです。こんな廃屋、今回はあちこちにありました。
27.多かった廃屋.jpg

もう少し続く山道。木洩れ日が揺れるこんな山道、私は大好きです。もう失ってしまった若き山岳部の頃の日々が甦ります。
28.こういう道、好きだなぁ.jpg

ぶっとい孟宗竹を脇に見てしばらく歩くと、古道歩きの体験コースは終了です。
29.ぶっとい孟宗竹もあり.jpg

(この後しばらく画像はありません。道を間違ったダメージが思いのほか大きく、疲れてしまってそれどころではなくなってしまいました(苦笑))

昼食は古道歩きの里のフードコートで摂るのではなく、道の駅中辺路でいただきました。
30.帰りに寄った道の駅中辺路.jpg

いただいたのは
32.お昼はここで.jpg

おすしセット、360円也。
33.選んだのはこっち.jpg

さんま寿司、稲荷寿司、そして和歌山名物めはり寿司の盛り合わせです。朝、旅館でたっぷり朝食をいただいたので、この頃すでに14時になっていましたが、とりあえずはこれでじゅうぶん。結構イケましたよ[るんるん]
34.おすしセット.jpg

最後の1枚は道の駅中辺路にあった牛馬童子のレプリカ。
35.最後は牛馬王子(レプリカ).jpg

これで2回目の龍神温泉の旅は終了です。
3回目ですが・・・・たぶんあるんじゃないかな?


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コメント 3

遠霞(とおがすみ)

熊野古道って、とってもいい雰囲気ですよね。
前に行ったときは、ほんの少ししか歩いてないので、こういう青空をバックにした美観を目にする機会もなく、羨ましく感じるばかりです。
そして、現地のめはり寿司の美味しさは、いまでも忘れがたいものがあります。このめはり寿司とサンマ寿司も、美味しそうで、これまた羨ましいばかりですよ。
by 遠霞(とおがすみ) (2016-12-22 17:23) 

きいちゃん

こんばんは。
紀南はサンマですね。
召し上がられたのは、早ずしと思いますが、本なれもおつなものです。新宮には30年ものを食べることができる店があります。
紀北はサバです。
サバの早なれは和歌山ラーメンにつきものです。
これと茹で卵がテーブルに置いてあるのが正統的和歌山ラーメンの店だと個人的に思っています。正統も何もない庶民の食べ物だとも思ってますが。
by きいちゃん (2016-12-22 20:21) 

ヒロ

遠霞さん
めはり寿司をはじめ、和歌山って美味しいものが多いんですよね、知らなかっただけで。月並みですが、梅干しやみかんも、現地の物はちょっと違います。親戚に買って帰った紫蘇付の梅干は絶賛でした。

きいちゃん
いつもありがとうございます。今度現地に和歌山ラーメンを食べに行きますが、そこは紀北ですのでサバの早寿司ですかね。
ラーメンのためだけに行くには遠いのですが、楽しみにしてます。
by ヒロ (2016-12-23 20:22) 

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