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南河内の新店 麺屋 一刃さん [ラーメン]

鶏白湯3連発です。

私の住む南河内地域は、各店主さんには申し訳ないのですが、そんなに美味いラーメン店が多くありません。豚骨やタンメン系にはなかなかなお店があるのですが、「これは!」というお店がなく、『帯に短し襷に長し』という言葉がぴったり当てはまるような、そんな感覚。他のラーメンブログを見てみても「ラーメン不毛地帯である南河内」などという書き方が多く見られます。

そんなところに、GWが終わるのを待っていたかのように、ひとつのお店が開店しました。これまで南河内にはなかった(?)鶏白湯の専門店です。
その名は麺屋 一刃。「一刃」は「いっとう」と読むとのことです。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)
 
外観。自転車、単車が並んでいるところを見ると、さっそく地元のひとたちが押しかけているようです。駐車場は店の前に2台と隣りに2台の計4台。この時点ではそのうちのひとつを自転車がつぶしていることになります。
1.近所の人が多そう.jpg

[右斜め下] “熱い”外観ですね。
2.アツそうなラーメン店(^^).jpg

店内はテーブルが3卓とカウンターが8席くらい。うまい具合に配置されていました。決して広いお店ではないのに、そう感じさせないところがgood。
メニューです。あ、食券は店外の自動販売機で購入することになります。自動販売機が外にあるというのは珍しい。
これは店内のメニュー。
3.メニュー(1).jpg
4.メニュー(2).jpg


このお店は鶏白湯のみ。まずそれを塩と醤油から選択。麺は、もちもちの全粒粉もしくはコシのある中細麺から、チャーシューは鶏レアもしくは豚バラの2種類から選びます。お値段はいずれも750円。チャーシューをロースにすると+50円の800円に。なお、大盛はありません。替玉もなし。たくさん食べたければ豊富なサイドメニューから選んでね、という作戦でしょうか。実際、焼飯や唐揚げ、餃子に2種類のチャーシュー丼など、この規模のラーメン店からするとかなり選び応えがあります。他のお客さんもラーメンだけという人はあまりおらず、私とあと1名くらいのものでした。

私が選んだのは、塩+全粒粉麺+鶏レア
ところが他の客さんは大半、というか全員が豚バラを選択しており、鶏レアを頼んだのはその時間帯では私だけでした。そんなに少数派なのかな~と少しばかり自信を無くしますが、これが日本人の悪い癖。流されてるようじゃイカンのです。ちゃんと自分を出さないと(笑)
並ぶこともなくカウンターに着席。

テーブル調味料はこの通り。ラーメンに使うのは、鶏白湯にはどうやら必需と思われる黒胡椒くらいなもので、あとは餃子などのサイドメニューのためのものでしょう。
5.テーブル調味料.jpg

(おそらくは店主が)目の前でチャーシューを切りつつ(切り置きではなく注文の度に塊からチャーシューをカット)ラーメンを作っておられ、そのオペレーションを目の当たりにしつつ待つこと数分で着丼です。
6.鶏白湯(塩).jpg

典型的な鶏白湯のルックスですね。
まずはスープを一口・・・・あっさりしてますな。先日中百舌鳥でいただいた鳥の鶏次さんと比べると、同じ鶏白湯ながらずいぶん違うことがわかります。あっちはブログでも書きましたが相当濃厚なスープ。しかし一刃さんは、言ってみればライト系鶏白湯。豚骨ラーメンも濃厚なヤツとライト系に分かれますが、鶏白湯も同じパターンのようです。少なくとも私は嫌いな味ではありません。
選択した鶏レアは胸肉でしょうか。スープに浸していただきましたが、黒胡椒のピリッとした刺激が目立つくらいにあっさりとしており、しっとりとした弾力が特徴的なレア肉でした。
7.鶏レアを選択.jpg

メンマは柔らかい穂先メンマ。最近穂先メンマを出すお店が増えましたね。
8.メンマは穂先の柔らかいタイプ.jpg

ネギは青と白(九条ネギ?)、輪切りと削ぎ切りの2種類でした。キクラゲは色合いかな。この色はラーメン全体を引き締める視覚的効果がありますから。
9.2種のネギとキクラゲ.jpg

全体的に。
悪い味ではありません。同じ南河内ですし、次は醤油+中細麺+豚バラで試してみようと思います。

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ということで、さっそく再訪してきました。
これまでワタシ的には大体『醤油>塩』なので(奈良の新店、MENYA BIBIRIさんがそうだった)、結構期待しての再訪でした。
注文は予定通り、醤油+中細麺+豚バラ。すべて前回の逆張りです。
S-10.後日の鶏白湯(醤油).jpg

お、さすがに黒っぽい[exclamation]

こちらは・・・・そうですね。結論から言えば、私は経験&当初の予想どおり『醤油>塩』でした。もちろんこれは私の感覚であって万人がそうではないと思いますので、行かれる際はあくまで参考までに。

チャーシューですが、濃厚さやパンチ力において、バラの方が味が圧倒的に強かったです。それはもう鶏レアとは比較にならないくらいに。ごはんのおかずにピッタリくるような味付けで、これはごはんとともにいただくのがベストでしょう。
ただラーメンとの相性で言えば、鶏レアの方が若干上、という感じはします。
11.濃厚な豚バラ.jpg

麺はそんなに変わらなかったけれど、前回いただいた全粒粉より今回の中細麺の方が若干啜りやすく感じられました。でも、本当に大きな差はなかったように思います。
12.中細麺.jpg

セットの焼飯は、ちょっと油分が多いように思われました。もうちょっとパラパラしていた方が、私は好きです。それと、玉子を投入するタイミングが明らかに遅い。ダマになってしまっています。もう少し早く入れてご飯と馴染ませた方がいいと思うのだけれど・・・・。焼飯を作る手先はなかなかのものだったのに・・・・ちょっと惜しい[ふらふら]

[右斜め下] 妻とのシェア後)
13.妻とシェアしたセット焼き飯.jpg

【結論】
私のおススメは、鶏白湯(醤油)+中細麺+チャーシューはその時の自分の欲求次第・・・濃いヤツを食べたければ「バラ」、あっさりいきたければ「鶏レア」ですかね。

麺は・・・・これは難しい。というのは、どちらを選んでも後悔はしないと思うからです。どちらもそれなりに美味しい。違いは、スルスル入る中細麺と、ざくっとした歯応えが魅力の全粒粉麺、といったところでしょうか。悩むところではあります。

次はチャーシューがロースのパターンですね。お値段は50円高い800円ですが、この差はチャーシューだけのようです。ラーメンで最もコストのかかる食材はスープですが、あえてチャーシューで差を付けるその意味はどんな所にあるのでしょうか。近いうちに試してみるつもりです。

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実は上記の鶏白湯醤油をいただいたとき、「つけ麺をはじめます」というポップを見掛けていました。ほうそりゃおもしろい、喰ってみるか、とその時に思い、後日、田んぼの作業の後に昼飯をつけ麺でいただくことにしました。

(一つのお店で食べた3回分のラーメンを一度に紹介するのはこれが初めてですわ[わーい(嬉しい顔)]

これまで私が行ったお店でのつけ麺は、麺の量300gまでが同額で、400gにすると100円アップ、というお店が多かった。しかしここ麺屋 一刃さんでは、200gが900円、300gおよび400gが1,000円([exclamation])という価格設定になっていました。つけ麺の麺の量は300gと決めている私は400gは遠慮。なぜなら一度400gを喰らって撃沈してますから(その様子は近日中に公開予定www)。

で、10分待って着丼。
やはりチャーシューはその都度カットされていました。この姿勢はいいですね[るんるん]
14.魚介つけ麺.jpg

おおっと、これがロースでしょう[exclamation×2] しかも3枚。
15.これがロースだろう.jpg

カット跡も鮮やかなレアのロース。正直、これは美味しかった。噛めば噛むほど肉の旨みが出てくるような、そんな感じ。
上記の鶏レアも豚バラも、これをいただくと1ランク落ちると思います。

煮玉子も悪くない。とろっとして実に玉子らしい。
16.煮玉子.jpg

穂先メンマは・・・・普通のラーメンに付いてくる、そのまんま(^^)
17.穂先メンマ.jpg

麺は、全粒粉ではない太麺。この麺はつけ麺専用でしょう。つけ麺によくあるタイプの、歯応えのある麺。
ネギは白と緑の組み合わせ。彩りがいいです。
18.全粒粉ではない特注太麺.jpg

つけ汁には小さめのブロックチャーシューが沈んでいました。チャーシュー丼に使われているものだと思います。
肝心の味ですが、これは完全にまたおま系。魚粉がつけ汁の底に沈殿しており、食べ進むにつれ塩辛さが増していくパターンでした。特筆すべき点は特にありませんが、この味が南河内でいただけるというのは、私にとっては進歩です。
19.ブロックチャーシューが2個沈んだつけ汁.jpg

一杯1,000円はたしかに相当高いですが、このお店の他メニューと比較した場合、鶏白湯醤油(ロース)だと800円、それに煮玉子で+100円、麺が通常の140g(予想)→300gの太麺と考えると、まあ適正な価格には感じられてきますね。

これで麺屋 一刃さんのラーメンメニューは大体のところで制覇できました。

その結果からいうと、私なら【鶏白湯醤油+中細麺+ロース】、これでいきます。

年を取ったら豚バラの濃厚な味わいはちと重い(苦笑)。鶏レアだと若干物足りなさがあり、50円高くてもロースがベスト[exclamation×2] よし、次はいつかな? ・・・・当分先です(爆) 

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コメント 4

遠霞(とおがすみ)

うーーん、たしかに。ヒロさんが3つの記事を一気に載せるなんて・・初めてのような?
それにしても、鶏白湯のオンパレードですね、ここのところ。今回はマイルド系なのですね。そうなるとまるは極さんに近いのかなぁなどとも思ってますが、食べてみないことにはわかりません。
チャーシューや麺を選べるから、自分なりのカスタマイズでどれが好みかを探していく必要があるので、ここは数回は通う必要があるお店ですね。私も、ぜひとも塩と醤油の両方を試したいです。
でも・・如何せん、遠い・・・

by 遠霞(とおがすみ) (2017-06-26 23:05) 

ヒロ

遠霞さん
同じ鶏白湯といえどもいろんなタイプがあるもので、ラーメンの奥深さを思い知らされています。自分好みの味を探訪するのもまた楽し、また同じ店でも味による差が大きく、好き者には本当に楽しいものです。
また新しい味を探してきますよ♪
by ヒロ (2017-06-27 20:01) 

pooh

こんばんは(^_^)
ほんと、遠霞さんが書かれているように、3回分を1度に紹介は珍しいですよね。読み応えがあり、楽しく拝見しています。注文を受けてからチャーシューを切られるのも、お店のこだわりなのでしょうね。レアのロースも美味しそう♪ご自宅から近い所に良いラーメン店が出来て良かったですね。

ラーメンではありませんが、仕事先のわりと近くに海鮮焼きの居酒屋がオープンして、きのうと今日ランチに行ってきました。ブログをしていると、メニューを幾つか紹介したくなるので、2日続けてランチに(笑)ヒロさんのように詳しいレポが出来るように、頑張ります。
by pooh (2017-06-28 21:03) 

ヒロ

poohさん
あのカラフルな生簀アリのお店ですね♪
外観からして「つかみはOK」的でいかにも中洲らしい(^o^)
それにしてもリーズナブルなのが素晴らしいです。大阪であのレベルだと軽く1,000円はいきそうな…。
いいな~、博多。
by ヒロ (2017-06-29 21:37) 

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