アイルランドの旅(17) ダン・レアリーでの海岸散歩 [アイルランド]
さあ、アイルランドの旅の報告も最終盤、残すところ3回となりました。ラストスパートで行きます。
8月17日(木)。アイルランド滞在もすっかり板についてきました。
この日は運命のオーストラリア戦。この試合に4トライ以上を挙げて勝てば、目標のベスト8が実現するかという大一番。試合開始は17:15ですので、ホテルからの移動時間を考えても午前中はたっぷり時間があります。
8月17日(木)。アイルランド滞在もすっかり板についてきました。
この日は運命のオーストラリア戦。この試合に4トライ以上を挙げて勝てば、目標のベスト8が実現するかという大一番。試合開始は17:15ですので、ホテルからの移動時間を考えても午前中はたっぷり時間があります。
そこで、電車に乗って海岸を散歩しに行こうということになりました
「電車」はダート(DART)と呼ばれ、ダブリンの郊外を走る近郊列車。大阪でいえば南海、阪急、東京でいえば・・・・まあ都心から海のある郊外に向けて走っている2~3路線くらいの、そんなに長くない私鉄を想像していただければ当たらずとも遠からず、と。・・・・とくれば東急が一番イメージが近いのかな?
とはいえ日本のような人口密集地域はあっという間に終わりを告げ、あれよあれよという間に「郊外」が始まるのがここダブリンでもあります。何せ人口が日本の四国くらいで面積は北海道並みの広さの国です。当然ながらちょっと走ればすぐに緑が眼につきます。のどかなもんです。そこがいいんだけれどもね
「電車」はダート(DART)と呼ばれ、ダブリンの郊外を走る近郊列車。大阪でいえば南海、阪急、東京でいえば・・・・まあ都心から海のある郊外に向けて走っている2~3路線くらいの、そんなに長くない私鉄を想像していただければ当たらずとも遠からず、と。・・・・とくれば東急が一番イメージが近いのかな?
とはいえ日本のような人口密集地域はあっという間に終わりを告げ、あれよあれよという間に「郊外」が始まるのがここダブリンでもあります。何せ人口が日本の四国くらいで面積は北海道並みの広さの国です。当然ながらちょっと走ればすぐに緑が眼につきます。のどかなもんです。そこがいいんだけれどもね
まずはホテルの窓を開けた景観。今日もいい天気だ コークへ行く前に泊まっていた部屋は道路に面していましたが、帰還後は建物が見える西向きの部屋。右の赤っぽい建物はトリニティー・カレッジ。ダブリン散策-1で書いた「ケルズの書」のある大学です。
ホテルから最寄りのピアース駅(Pearse Station)までは徒歩3分ほど。あっという間に着きました。こんな近いんだったら、もっと積極的に利用して郊外にも足を延ばすべきだったとちょっと反省です。
改札は、半透明の扉が左右に開いてそれぞれ収納される仕組み。日本とはちと違います。使い方は、見ただけでほぼ想像がつきますね。ICOCA、SUICAのような使い方のリープカードは、やはりタッチして入ります。
こっちのタテ画像は降車したダン・レアリー駅の改札。
私たちは往復切符を購入。Day Returnですので、当日のみ使用可能。€6.15。当日の往復は運賃の割引率も高いとのことです。行先はジェイムス・ジョイス・タワー(James Joyce Tower)のあるダン・レアリー(Dun Laoghaire)という駅です。切符に印刷されている駅名は、最後の「re」が省略されているようです。
ダン・レアリーの場所はココ チェックの入っている辺りです。この地図ではダブリンを中心として、上の方にダブリン空港がありますね。位置関係はこんな感じ。
が、それにしても、「Laoghaire」でどうして「レアリー」と読むのか、未だに理解できません。アイルランド語だからそう読ませるのでしょうか・・・・そういえば1日観光のときに出会った留学生の娘さんは「アイルランドの英語は訛りが強い」と言っていたので、その影響もあるのかも。いや、読みと訛りは関係ないか・・・・
これはたしか回送ですかね。何種類かの緑色が組み合わされて、実にアイルランド的(^^)
改札内の建物もそれなりのいい雰囲気があります。
さして待つこともなく、DART入線。
それにしても、先ほどの回送電車も含めて徹底的に緑色にこだわっています(^^) ここまでくれば立派 これからも是非この路線で突っ走ってほしいぞ、私は
DARTの車窓から-その1。
対岸は工業地帯?
朝の9時半頃だし、郊外に向かうとあって車内はガラガラ。
これは妻ですが、この格好、かつてpoohさんのブログで見たような・・・・(笑) あの時のpoohさんはたしか頭の上に何か乗せておられた記憶があります(^^) あ、決して狙ったわけではありませんよ。
DARTの車窓から-その2。
素晴らしい天気です なんて気持ちがいいんだろう
DARTの車窓から-その3。
脳内BGMは溝口肇 「世界の車窓から~The Theme music of "Far East"」で
約20分で目的地に到着。
イギリス・ウェールズのホーリーヘッドと行き来するフェリーが発着しているのが、ここダン・レアリー。フェリーが出ていることは案内板にもきっちり表示されていますね。下のオレンジ色の文字は、確証はないけどおそらくゲール語。
(※今さらですが、アイルランドの公用語はゲール語と英語です)
駅から外に出ると飛行機雲がお出迎え
それにしても、あんまり駅前って雰囲気じゃないな~(^^; 朝の10時前という時間が、落ち着いた雰囲気を醸し出しているのかもしれません。
海岸沿いをジェイムズ・ジョイス・タワーを目指してのんびりと散歩を開始
翌日から3日間、この町ではトライアスロン(こちらではIRONMAN=アイアンマンと表示)の大会が開催されるようで、係員たちがその準備に追われていました。EUROPEAN TOURと書かれているので、相応の大きな大会なのかもしれません(ググってみたらHPがありました。もちろん全編英語。→http://asia.ironman.com/triathlon/events/emea/ironman-70.3/dublin.aspx#axzz4tNwsUUcb)
自転車置き場(?)を背にして遊歩道を歩きます。これは振り返って
すぐ近くではSWIM用の桟橋の設置工事。ご苦労さまです。ご安全に。
それにしても気持ちのいい散歩道です。海沿いなのに風も強くなく、最高の散歩日和 これで気温は17~18℃くらいですよ。本当に、得難く素晴らしい時間を満喫しています。幸せですわ
この辺りはダブリン有数の高級住宅地だそうです。さもありなん。
速度表示はkm/h。マイルじゃないので親しみやすい。ちなみにアイルランドは、日本と同じく左車線走行の右ハンドルです。欧州では珍しい。
これは児童公園。場所柄、滑り台が船の舳先の形をしています。小さな子どもが可愛い ちなみに、私の記憶が正しければこの下をDARTが走っています。
妻の「もうちょっと買い物がしたい」との希望があって、Aさんご家族と一旦別れ、私たちはジェイムズ・ジョイス・タワーに辿り着くことなくダン・レアリー駅に引き返しました。
冒頭近くの飛行機雲の画像に写っていた建物。時間は11時過ぎになっていますね。でも、アイリッシュ・ブレックファーストは腹持ちがいいので空腹感は皆無です。
妻の「もうちょっと買い物がしたい」との希望があって、Aさんご家族と一旦別れ、私たちはジェイムズ・ジョイス・タワーに辿り着くことなくダン・レアリー駅に引き返しました。
冒頭近くの飛行機雲の画像に写っていた建物。時間は11時過ぎになっていますね。でも、アイリッシュ・ブレックファーストは腹持ちがいいので空腹感は皆無です。
これは地上駅の入り口。(ダン・レアリー駅は階段を降りた半地下にあります。駅を出た後すぐにトンネルに入るので、さっきの児童公園がDARTの上にあるわけ)
路線図を。青い丸が出発地のピアース駅で、黄色い丸がここダン・レアリー駅です。乗ったのはたったこれだけだったんだ・・・・
10分ほど待ったかな、DART入線。
ととと・・・編成が短かったので行き過ぎてしまった(^^;
車両と車両の間の扉は、日本では概ねスライド式ですが、DARTはヒンジ式でした。手前に引きます。
これは、アイルランドのナショナルスタジアムである、アヴィヴァ・スタジアム(Aviva Stadium)。カッコいいです グラウンド部には屋根がなくフルオープン。そしてランズダウン・ロード駅(Lansdowne Road Station)と直結しているのが素晴らしい まるで宇宙船のようなそのフォルムは未来的で、こんなところでラグビーの試合を見てみたい、と思わせてくれる。女子W杯もここでやってくれたら・・・・でもガラガラでしょうね、おそらく。それほどに認知度は低いです、残念ながら。男子とは比較にならないくらいに。
ちなみに、ラグビーの6か国対抗戦やサッカーのW杯予選などのビッグゲームは、ここで開催されるのが一般的みたいです。
無事ダブリンに帰り着いたら、ポテチを食べる小さなネズミからのお出迎えを受けました(^o^)
【アイルランドのあれこれ】
※今回はちょっと尾籠な話ですので、ここから先はご飯のあとの方がいいですm(_ _)m
尾籠なお話とは公衆トイレのこと。男子用です。女子用は聞いてません。
当然ですが、大人の身長に合わせて便器の位置は高いです。この画像だけではわかりにくいですが、私なんかは右端の便器が高さ的にぴったり(笑) 子供用のものがちょうどよかったです。
それと、トイレットペーパーが異様にデカい 巨大バームクーヘンか(笑)
これはダン・レアリーで撮ったものですが、1日ツアーで訪れたベルファストの公衆トイレのペーパーは、これよりもさらに大きかったんですよ 直径50cm以上はあったんじゃないか、冗談や誇張ではなく。・・・・写真、撮っときゃよかったと今にして大いに後悔しています
そして当然ながらケースもデカい。ここにペーパーが入っているとわかるまで数瞬かかりました。
あと、あまりにも強烈すぎるので写真の公開は控えますが、とあるレストランやラグビーの試合会場(観客席脇)の男子トイレでは小さい方がお流れ式でした。つまり、「個人の便器」がなく、ステンレス製の壁に向かって〇〇し、それらが下の溝を流れていくタイプ。これには苦笑するしかなかったな~(^^; おいおい、何年前のトイレやねん?と。
まあ、強烈な印象を残してくれました(爆)
2017-11-14 20:41
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コメント(4)
トイレットペーパーがたしかにデカイ。これはビビる。
電車の切符が乗りやすそうでいいなあと。NYの地下鉄の切符がなかなか承認してくれなくて苦労した記憶が忘れられないので、こういうのならいいなあと思います。やっぱりNYはダメなんだな・・・
by 遠霞(とおがすみ) (2017-11-15 22:26)
遠霞さん
ベルファストのトイレットペーパーは、本当により一層巨大だったんですよ。画像の撮り忘れが返す返すも残念でなりません(TT) ブログ的にはおもしろいネタになったのにな~(^^;
NYはダメなんですか? よくわかりませんが、モノの価格がえらく高いと何かの本で読みました。ちなみにアイルランドの物価も決して安くはなく、おおむね日本の2~3割高といったところでした。
by ヒロ (2017-11-16 20:35)
贅沢でよい旅をされましたね。
やはり奥様はお買い物の優先度が高かったのでしょうか。
初めてパリやニューヨークへ行った時の頃を思い出します。
当時はこれが最後と思っていましたが、見たいところはたくさん。焦るようにわき目もふらず早足で廻っていたら、なんとなく女房のご機嫌が悪い。気をつけて買い物タイムを設けていたつもりでもご不満だったみたい。見てまわっているところで出会う店にも立ち寄りたかったようでした。結局その後パリにもニューヨークにもそれどれ5~6回行くことになるのですが、ゆっくりした街歩きは旅の楽しさがとても膨らむように思います。
ゆっくりな旅は最高の贅沢です。
平成のはじめ頃と為替レートはあまり変わっていないと思いますが、当時の円は本当に強かった。というより日本の物価が高かったというかむこうの物価が安かったというか。
個人の感覚では今の方が日本は確実に住みやすい。千円以下、牛丼なら300円で外食ができる。先進国では考えられない。インバウンドが増えている理由の一つです。
それでも政府はインフレだと言う。何が幸福なのか私にはよくわかりません。
by きいちゃん (2017-11-16 21:37)
きいちゃん
妻は今頃になって「もっと買い物しといたらよかった」とのたまっております。おいおい、もう十分やろとツッコミたい気分ですが、人間の欲望には切りがないようで(笑)
しかし、私にしてみても「ギネスの醸造所に行っときたかったな~」などと思うのですから、まあ似たもの夫婦です(^^)
by ヒロ (2017-11-17 23:47)