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くろす~フレンチシェフの作るラーメン [ラーメン]

ここは奈良県大和高田市。豊後高田や越前高田はそれなりに有名ですが、全国的には無名ながら奈良県にも「○○高田」はあります。
とはいえ、大和高田は「ハマの番長」こと三浦大輔元投手や、歌手の青山テルマさんの出身地でもあるのです。特に三浦元投手は横浜というハイカラなイメージの人間を標榜しているようですが、実は大和の国、二上山の麓の出身なのです。ちなみに私の住む南河内とは、山をはさんで向こう側という位置関係。今回は愛車を駆って、シルクロードの終焉地間近の竹ノ内峠を越えて訪れました。全然関係ありませんが(笑)

大和高田には『ヴェルデ辻甚』という創業400年の歴史を持ったフランス料理店があります。結構有名なお店のようです。併設で結婚式場(チャペル)もあり、地元では一目置かれる存在としてとみに有名で、福山雅治が来店して吹石一恵と会食したという都市伝説も伝わっています。HPはコチラ→http://www.tsuji-jin.com/
400年前にフランス料理店をやってたのか!? と一瞬驚きながらも笑っちゃったのですが、何のことはない、料亭旅館としての歴史みたいですね。(ちなみに関ヶ原の戦いが1600年、江戸幕府開闢が1603年) それにしても、老舗の料亭旅館をやめて結婚式場併設のフランス料理店を開業するとは凄い経営感覚[exclamation] 反対もあったでしょうが、「大英断」だったのでしょうねぇ~。

そんな奈良では有名なフランス料理店が開いたラーメン店がこのくろすさん。場所は【ココ】(←クリックどうぞ) 上記のヴェルデ辻甚さんは道をはさんで西側。
1.道路は一方通行.jpg
2.向かいのヴェルデ辻甚.jpg
4.こっちも入口.jpg


お店の南側に7台分の駐車場はあるものの、すぐ近くに巨大なTimesの駐車場があり、ここの駐車券を見せると駐車場が無料になるためクルマを停める分には何の心配もありません。ただ、一方通行の途中に店も駐車場もあるため、大阪方面から行く分には大きく迂回せざるを得ず、そこが少々面倒くさい部分ではあります。
3.巨大駐車場.jpg

建物は、高さといい細長い敷地といい、蔵を改造したような感じです。
5.蔵を改造?.jpg
6.ラーメン店らしくない.jpg

日曜日の昼下がりという、一番混んでいそうな時間帯での訪問でしたが、待たされることもなくすんなり入店~着席できました。入口を入ると食券販売機があり、それをはさんで左側がテーブル席、右側がカウンター席で、妻と二人で訪れた私はカウンター席に案内されました。テーブル席はガラガラでしたが、どうやら店側の決まりで2人以下はカウンターと決められているようでした。

店内の様子は、なかなか写真を撮りにくかったので画像はありませんが、とてもきれいです。ラーメン店のものとは思えません。トイレも、どこぞの高級レストランと言われても全く疑われない趣きがあり、本当にラーメン店のそれとは、絶対に思えません。

カウンターに着席すると、おしぼりと空のグラスがすでにセットされています。ラーメン店でおしぼり? やっぱり違和感あるなぁ(笑)
8.空のグラスとおしぼりがセット.jpg


さて、このお店の最高最大の売りは、『フレンチシェフのラーメン』ということ。その分、素材にはかなりのこだわりがあるようです。

メニューはこちら[右斜め下] 
私は初めて行くラーメン店の鉄則「メニューは上もしくは右から」に従って、鶏煮込みらーめんの醤油を選択。“綺麗なラーメン[ぴかぴか(新しい)]”が好きな、妻はあっさりめの鶏塩らーめん。
7.メニュー.jpg


待ち時間は、通常のラーメン店と比較するとやや長め、かな。どうやら私たちのすぐ前に入店したらしい若い男性2人組のラーメンとほぼ同時に配膳されました。

まずは妻の鶏塩らーめん。
10.妻の鶏塩らーめん.jpg
たしかにあっさりした感じで、柚子が載っています。スープにも透明感がある。妻は天王寺の和人さんに似ていると言っておりましたが、一口もらってみるとそうでもなかった。和人さんはもっと煮干しが効いています。ただ、この鶏塩ラーメンの味はちょっと難しかった。塩とはいうものの醤油感もあり、かなり複雑な味の組立てだと思いました。それと、載っていたのは豚チャーシューではなく、鶏もも肉のローストでした(妻談)。ちなみに麺は私の注文した鶏煮込みらーめんより若干細めです。

さて私の鶏煮込み醤油らーめん
11.私の鶏煮込み醤油ラーメン.jpg

旨かったです、たしかに。

でも・・・・[ちっ(怒った顔)]

今年になってから鶏白湯系を食べすぎました。だから、舌がバカになったか慣れ過ぎてしまったか、それともそれ故に自分の中の及第レベルが高くなりすぎてしまったか。
鶏白湯系を初めて食べた時の感動というか旨さというか、この系統についてはそういう感覚が完全に薄らいでしまっています。私の大好きな麺人ばろむ庵さんも鶏系なのですが、あのラーメンはアゴ出汁がビシッと建ってお互いを引き立てあって高いレベルで両立しているので毎月食べても全く飽きが来ないのですが、う~ん、くろすさんのラーメンは今の私には「飽き」が問題かな~?
12.薄めのレアチャーシュー.jpg
13.2種類のネギと玉ネギ、.jpg
14.麺は太麺.jpg


ラーメン自体は美味しいんですよ、間違いなく。スープもまろやかで麺も悪くない。太麺がそのまろやかなスープに絡んで申し分ない。レアチャーシュも丁寧に調理されていて美味い。若い女性の店員さんの接客も非の打ちどころがない。さすがにフレンチのお店が経営するラーメン店です。

駐車場の心配が皆無なのでクルマでも行きやすいのですが、「今の自分には鶏白湯系は…」というその1点だけです。
だから、次回があれば次は「煮込み」はやめてただの鶏醤油に行くことになるでしょう。それはそれなりに楽しみではあります[るんるん] でも次は本店の「ヴェルデ辻甚」でフレンチもいいな、似合わないけど(笑)

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コメント 5

遠霞(とおがすみ)

フレンチシェフのつくるらーめんですか~
これはまた滅多にないらーめんですね。本八幡の菜さんを思い出します。行ってないなあ・・まったく・・・
鶏白湯、見た感じも美味しそう。実際に美味しいのですね。太麺なのも好みであるような気がします。
鶏白湯系はたしかに似た感じになりますから、食べ過ぎると飽きるような気もしますが、船橋のまるは極さんは、意外と飽きずに食べられるから、まあ好みによるのかも知れませんね。
by 遠霞(とおがすみ) (2017-11-30 21:59) 

ヒロ

遠霞さん
とても上品なラーメンでした。ただ、今年は鶏白湯を相当食べましたので、それが裏目に出ました。今のマイブームは、あっさり魚介出汁の和風醤油らラーメンですね。野菜が多めに入っているのもいいな。
まるは極さんですか・・・・う~ん、行ってみたいな~♪
by ヒロ (2017-12-02 00:06) 

船山史家

こんにちはです。
何だかスープが少ないですね。丼が大きいのかな。
家系は卒業した私ですが。最近は鶏白湯もキツくなってきました。
トシかなぁ。
あっさり魚介の和風醤油ラーメンか、赤暖簾の街角中華で、いつ引退してもオカシくないオヤジが作る醬油系ですかね。
チェーン・魁力屋に初めて行ったのですが、ああいった背脂もノーサンキューになりそう。でも全く背脂が無いと単にしょっぱいだけだし。
by 船山史家 (2017-12-02 15:30) 

きいちゃん

船山史家さんと同じで素朴な醤油ラーメンが好きです。東京で言えば船山史家さんの言われるようなラーメンなのでしょうが、東北方面の昔ながらの地元で愛されているご当地ラーメンが好きです。
煮干し系とやらあるようですが、煮干しなら、正確には焼干しかもしれませんが、津軽ラーメンだと思っています。
小さい頃外食と言えばデパートの食堂か、近くの食堂のラーメンだった。だからラーメンは私にとってハレの食べ物だったのかもしれませんが、基本は素朴な醤油ラーメン。許容範囲はいわゆる札幌ラーメンまでかな。九州系ですらノーサンキューです。それが今では札幌ラーメンから味噌が消えつつあるという。
おいしいスープを作るためには寝ている暇がないという。それほど真剣にラーメンを作っている人に対して失礼だと思いますが、何か力が入りすぎのように思います。
by きいちゃん (2017-12-03 21:16) 

ヒロ

史家さん
麺大盛にしましたからね。少し少なく見えるかも。実際はフツーでした。
魁力屋は京都発祥の背脂チャッチャ系でしょ? 私はずいぶん前から行ってませんわ。無性に食べたくなる味でもないし。ホント、私たちの世代にはこってりはきつくなってきましたね~(--)

きいちゃん
札幌から味噌が消えつつあるのですか? 初耳です。まあ無くなることはないと思いますが・・・・狸小路で食べた炎の味噌ラーメン、懐かしく思い出しました。
by ヒロ (2017-12-04 18:48) 

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