アイルランドの旅(6) ダブリン散策-1 [アイルランド]
今回の旅では首都ダブリンにたっぷり宿泊しましたので、けっこう市内を歩き回りました。バスなんかも走っていますが、どこに連れて行かれるかわからないので、ひたすら歩きに徹しました。本当によく歩いたのに、でもそれが全然苦にならなかったのは、やはり知らない異国の街で見るもの聞くものがすべて初めてのものであり、テレビで見ることはあっても実際に自分の眼で見ているという興奮が、滞在中の自分自身にず~っとあったからであろうと思います。
アメリカではボストンとシカゴに行ったことがありますが、ヨーロッパは初めてでしたし、異なる文化の歴史ある街並みというのはそれだけで素晴らしい経験でした
ここではその街並みと、観光を含めて行った先々について紹介したいと思います。ほとんど自分の覚書みたいなものです。ここでの写真だけで200枚を軽く超えますので、何回かに分けて。
まずはホテルからすぐ近くのトリニティー・カレッジ(Trinity College)。
ここは裏門と思われます。おそらくここからも入れたと思うのですが、ちょっと不安だったので正門に回りました。
こちらが正門。入口は、ここがホントに正門?と思わせてくれる程度に小さい(笑)
正門から中に入ると正面に高さ30mくらいの鐘楼が立っており、目的地にはここを右に折れて向かいます。
ここがその目的地、トリニティカレッジ図書館=オールド・ライブラリー(Old Library)。
すでに長蛇の列ができています。実は一組をはさんだすぐ前に日本からの団体観光客が十数人並んでおり、その案内役(現地在住?)の方から日本語で書かれた「ケルズの書」の栞をいただいたりして、ずいぶんお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
しかし、同じ日本人旅行者とはいえこちらはラグビーの応援団、その旨を伝えると
「ああ、そういえば今、女子ラグビーのワールドカップがダブリンで行われているんです」
と観光客の皆さんに説明されていました。・・・・う~ん、「そういえば」という程度の関心でしかないのか、やっぱりまだまだラグビーは認知度が低いんだな~と、ちょっとガッカリ
すでに長蛇の列ができています。実は一組をはさんだすぐ前に日本からの団体観光客が十数人並んでおり、その案内役(現地在住?)の方から日本語で書かれた「ケルズの書」の栞をいただいたりして、ずいぶんお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
しかし、同じ日本人旅行者とはいえこちらはラグビーの応援団、その旨を伝えると
「ああ、そういえば今、女子ラグビーのワールドカップがダブリンで行われているんです」
と観光客の皆さんに説明されていました。・・・・う~ん、「そういえば」という程度の関心でしかないのか、やっぱりまだまだラグビーは認知度が低いんだな~と、ちょっとガッカリ
ここでまず見たのは、先ほども書いたケルズの書(The Book of Kells)。スコットランドの西の島にあるアイオナの修道院によって1200年前に作成された、ラテン語で書かれた装飾本です。アイルランドの国宝です。凄いです。精巧かつ緻密です。よくこんなものを書けた(描けた)と思います。途轍もなく細かく、もはや人間の描いたものとは思えないほどの美しさ これも宗教の成せる技なのでしょうか。もちろん撮影禁止。お見せできないのが残念です。
これはその拡大コピー。もっと大きく撮っておけばよかったと後悔しています、今は。
これはその拡大コピー。もっと大きく撮っておけばよかったと後悔しています、今は。
そしていくつかの部屋を通りぬけて、
ついに来ました、オールド・ライブラリー その中でもロングルームと言われている長ーい部屋。長さは65mもあるのだそうですよ。そしてここの蔵書はその数なんと20万冊
ここは、アイルランドに行くと決まって、「地球の歩き方」を買って読んでみて、一番初めに行きたい、行く、と決めたところ。「スターウォーズ」ファンなら一度は必ず見たことのあるこの光景。わかりますよね、ファンであれば。
ここは、アイルランドに行くと決まって、「地球の歩き方」を買って読んでみて、一番初めに行きたい、行く、と決めたところ。「スターウォーズ」ファンなら一度は必ず見たことのあるこの光景。わかりますよね、ファンであれば。
そう、ここは「EPISODO-2 クローンの攻撃」で出てきたジェダイ聖堂のモデルとなった場所なのです。
高い天井まで収納された幾多の書籍。触れればぼろぼろと崩れそうな、一体いつの時代の本なんだ?と思わせる古い本の数々。いや~、これはすごいわ・・・・圧巻です。
ソクラテスの胸像があり、そしてこれはアイルランド最古のハープ。
歴史に圧倒されて図書館を後にしました。
では散策を続けましょう。
街を歩いていると、いろんなものが目につきます。一方通行の標識は日本と同じだったり。
ここはグラフトン・ストリート(Grafton Street)。ストリートミュージシャンが数多くいます。中には見事な腕前を披露し、聴衆の喝采を浴びている人も
これは同じグラフトンストリートでの後日の写真ですが、この女性が凄かった 妻も私も思わず立ち止まり、聴き入ってしまいました。歌も素晴らしいことながら、バイオリンがこれまたスゴイ。ましてこの美貌。そりゃあ皆さん立ち止まって写真も撮りますって
Meg Lagrandeさんという方でした
・・・・・・
街頭の花屋さん。色取り取りでカラフルな花が並ぶ。これで€5か・・・・。
タイヌードルのお店を発見。€5.5は比較的リーズナブル。それに学生が€5とは、何かにつけてダブリンは学生のお値段が安くなっているのです。教会の観覧料とかもね。
さて昼食はここO’NEILL’S Bar&Restrauntにて。
これが、この旅最大の苦難となりました。何せ、どう頼んだらいいかわからない。説明してくれるのだが、言葉が分からない。メニューの意味もよく分からない。もちろん日本語が通じるはずもない。「苦行」でしたよ、ホント。
結局なんとか頼めたのはサーモンサンド。それとギネスビール(GUINNESS BEER)と妻のカプチーノ。サンドウィッチはサイズがでかいのは他人のものを見てわかっていましたので、これで十分。そして悪戦苦闘の後、全部が並んだ時にはもうぐったりでした。ちなみにビールのサイズは「パイント」。お店によって「PI」とか「PT」とか書かれていましたが意味は同じ。要は「大」です。
日本では持ち手のついたいわゆる「ジョッキ」が主流ですが、こちらではすべてこの大きめのグラス。
結局なんとか頼めたのはサーモンサンド。それとギネスビール(GUINNESS BEER)と妻のカプチーノ。サンドウィッチはサイズがでかいのは他人のものを見てわかっていましたので、これで十分。そして悪戦苦闘の後、全部が並んだ時にはもうぐったりでした。ちなみにビールのサイズは「パイント」。お店によって「PI」とか「PT」とか書かれていましたが意味は同じ。要は「大」です。
日本では持ち手のついたいわゆる「ジョッキ」が主流ですが、こちらではすべてこの大きめのグラス。
昼食後、向かったのはダブリン城(Dublin Castle)。
ぶらぶらと街を歩いて向かいます。
ぶらぶらと街を歩いて向かいます。
え? これが入口
これが入口でした。
これがお城とは・・・・日本とは全然違いますね。たぶん「城」というものの概念がアイルランドと日本とでは頭から違うのでしょう。
これがお城とは・・・・日本とは全然違いますね。たぶん「城」というものの概念がアイルランドと日本とでは頭から違うのでしょう。
これは、活版印刷の文字印みたいなもの。最古の印刷はこういうものを使って作られていたみたいです。ケルズの書にもこんな絵柄があったような。
内部(2階)は華麗かつ豪華絢爛 貴族のものですね。ここにも一応日本語の栞はありました。
王冠の間ですって。
ここは聖パトリックホールといって、最も豪華、かつ最古の部屋で、アイルランドで最も重要な式典場であり、訪愛中(※)の政府要人との公式晩餐会や7年ごとに行われる大統領就任式等の国の重要な式典の際に使用されるのだそうです。
(※外国を一文字で表記する場合、たとえばイギリスは「英」、カナダは「加」、オーストラリアは「豪」となりますが、ここアイルランドは「愛」と表されます)
この天井画も凄い
王冠の間ですって。
ここは聖パトリックホールといって、最も豪華、かつ最古の部屋で、アイルランドで最も重要な式典場であり、訪愛中(※)の政府要人との公式晩餐会や7年ごとに行われる大統領就任式等の国の重要な式典の際に使用されるのだそうです。
(※外国を一文字で表記する場合、たとえばイギリスは「英」、カナダは「加」、オーストラリアは「豪」となりますが、ここアイルランドは「愛」と表されます)
この天井画も凄い
ドアノブも凝りに凝っています。
ん? このハープの意匠はトリニティカレッジにあったあの・・・・?
次に向かうは、ダブリン城からさほど遠くないクライストチャーチ大聖堂です。
ずいぶん長くなってきたので、これはまた次回に。クライストチャーチ大聖堂では意外な出会いがありました。
ずいぶん長くなってきたので、これはまた次回に。クライストチャーチ大聖堂では意外な出会いがありました。
【アイルランドのあれこれ】
街で見掛けた郵便ポスト。日本では赤ですが、アイルランドでは緑。まるでその国のイメージカラーを具現化したような色合いですね。
街で見掛けた郵便ポスト。日本では赤ですが、アイルランドでは緑。まるでその国のイメージカラーを具現化したような色合いですね。