アイルランドの旅(14) コークへの小旅行~散策-2 [アイルランド]
11月が目前に迫り、1日の最高気温が20℃を切る日が増えてきました。私がアイルランドに行ったのは8月中旬ですが、まさしく今の日本くらいの気温でした。この気温の中、半袖でウロウロしていたのですから、われながら私も元気でした(笑) と同時に、いかにアイルランドが冷涼な国であるかがわかると思います。
さて2017年8月15日(火)、アイルランド南部の都市、コーク滞在2日目です。
前日の雨と打って変わっておだやかな晴天 涼しい気候と相まってとても気持ちよく清々しい気分。今頃日本はうだるような暑さかと思うと、なんだか申し訳ないような・・・・。ちなみに時差は8時間、日本の方が早く進んでいます。こっちの時計が9時過ぎなので、日本は夕方の5時過ぎということになるですが、実はアイルランドはサマータイムなので、実際の日本時間は6時過ぎということになります。・・・・ええい、めんどくさい
さて2017年8月15日(火)、アイルランド南部の都市、コーク滞在2日目です。
前日の雨と打って変わっておだやかな晴天 涼しい気候と相まってとても気持ちよく清々しい気分。今頃日本はうだるような暑さかと思うと、なんだか申し訳ないような・・・・。ちなみに時差は8時間、日本の方が早く進んでいます。こっちの時計が9時過ぎなので、日本は夕方の5時過ぎということになるですが、実はアイルランドはサマータイムなので、実際の日本時間は6時過ぎということになります。・・・・ええい、めんどくさい
この日は、私の希望で、まずコーク市刑務所(CORK CITY GAOL)へ行くことに。この刑務所にはラジオ博物館なるものが併設されており、このシリーズのはじめに書いた『ひよっこ』の一節に「アイルランドにラジオ工場を作る」とかなんとかいうセリフがあったことから、何かそういうことがあるかと想像したからです。
結果的にこれがものの見事に外れてしまうわけですが・・・
そんなこんなでホテルを出てぶらぶらと歩きます。何度も書きますが、風景は本当に見ているだけで飽きない。
自分の人生で次にヨーロッパに来ることがさてあるのだろうか、と漠然と考えたりしつつ歩を進めます。少なくとも今年の4月までは、自分がヨーロッパに行くことになるなんて想像もしていませんでしたからねぇ~、ホントに。
さて、古そうな教会を眺めつつ、
ここを右折してコーク市刑務所に向かいます。坂が結構キツイ
到着。石造りの頑丈そうな建物だ。
ここで笑い話が
アイルランドでは何かと学生が優遇されることが多く、各種入場料や食事には学生料金が設定されていることが数多くあります。ご多分に漏れずここコーク市刑務所にも学生料金の設定があり、大人(Adult)より€1安くなっています。Aさんご家族には日本で学生をやっている娘さんがおり、入館料を支払う際に
「She is a japanese Student」
と告げて€1安くしてもらおうとしたら、
「OK」
と言って大きく頷いてくれたのはいいものの、何と私の妻までも学生扱いされてしまったのです 気が付いたのはクレジットカードを切って入館券をもらって中に入った後。今さら差額を支払ってもなぁ~ということで、ここはオマケをしてもらうことに勝手に決めました。
しかしまあ、妻は年齢の割りには若く見られることはまあ多い方だけど、いくらなんでも若く見られ過ぎやろ、と一同大爆笑でした(^o^)
こんなことをやって遊びつつ内部へ。・・・・顔をボカしたらまるで心霊写真みたいになってしまった(笑)
入館料に€2を追加で支払って、日本語の音声ガイドを借りました。これは正解でしたね。これがないと、ほとんどわからないところでしたから。
内部です。映画『グリーンマイル』を彷彿とさせます。いや、『ショーシャンクの空に』か。
蝋人形はけっこうリアルで、当時の囚人の扱いの凄絶さを伝えてくれました。
ここは共和主義者専用の牢屋で、内部の壁には囚人が書いた落書きがあり、それがそのまま残されていました。
看守も、遠目には人形とは思えない。
この楕円状の地面は囚人が外に出て歩いた痕跡。ぐるぐると同じところを回るしか運動の術はなかったということ。
これは全体模型。これを見て連想したのですが、奈良では少年刑務所(鑑別所?)を改造してホテルにしようという試みがあるそうです。
刑務所の上部にラジオ博物館はありました。これが全然・・・・
刑務所が閉鎖された後、その音響効果のよさに目を付けた人たちがここにラジオ局を開設し、ある期間に放送されたことがあったので、模型や古いラジオを展示する記念館をつくった、というだけのことで、私が期待した「ひよっこ」的要素は、まったく、全然、何一つ、欠片ほどもなかったのでした。
まあJFKがかつて来たことがあったそうですが、べつにどうってことはありゃあしません。
さて、気を取り直して散策再開です。
元来た道を雑談しながらぶらぶらと戻って、どこに行きましょ?
一際高い尖塔がそびえ立つ聖アン教会。わかりやすく時間はぴったり12時。
昼食を取るお店を探しつつ、手作り菓子のお店を発見し突撃。
妻は€1のレモンキャンディを購入。これは9月半ばまで家にありました(^^)
ゆったりとした坂を上り、さあ昼食はどうしましょう?
日本食のお店がありましたが、こういうところに入ってもがっかりするケースが大半なのでパス。
で、結局選んだお店は件の日本食店の並びにあったアイザックス(ISSACS)さん。「地球の歩き方」に掲載されていたお店です。「お皿にこだわらずいい材料を安く提供する」と書かれていたのですが、値段はともかく味はすこぶる付きのいいお店でした。店員さんの愛想もよく、親切で行き届いていたように思います。
昼間っから飲む気満々で、ハイネケンのPIをガッツリいかせていただきましたよ
上から、ペンネのLサイズ、カニ身のサラダ、魚のすり身のコロッケ(たっぷりのタルタルソース付き)、鶏胸肉のグリルはぶ厚く、付け合せのポテト・人参にパン。これを5人でシェアしたのですが、。もうお腹いっぱい
十分満足の昼食でした。
川沿いを歩いていると、対岸に2台並んだエアコーチ(aircoach)が見えました。右が今しがたダブリンから着いたばかりのバス、そして左がダブリンに向けてもうすぐ出発するバス・・・・明日はこれに乗ってダブリンに戻ります。今度こそは皆で一緒に乗車できるでしょう。
あとは街の風景をお楽しみください。のどかなヨーロッパの街並み・・・・癒されます。それに・・・・涼しくって、本当に気持ちいい 日本の暑さを思うと天国のようです。
【アイルランドのあれこれ】
アイルランドでは石畳の道をよく見掛けます。石と石の間には黒い充填剤(?)が埋めてあります。そしてその黒い部分に何か小さい丸いものが埋め込んであり、それはよく見るとビン等の王冠であったり、またペットボトルの蓋だったりします。一体誰がなぜ? ただのイタズラだろうとは思いますが(笑) 画像はダブリンのテンプルバー近くの道。左の街灯に女子ラグビーW杯の幟が飾ってあるのが嬉しい