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アイルランドの旅(19) 帰国 [アイルランド]

もう3か月近くにわたって書き綴ってきたアイルランドの旅行の報告もいよいよ最終回となりました。番外編も含めて計20編、長かったな~~~(笑) 写真の整理に思いのほか時間がかかってしまいました。
皆さま、長々とお付き合いありがとうございました。あと少しだけお付き合い下さい(^^)

帰国について書く前に、『ラグビー女子W杯 アイルランド2017』の最終結果を記しておきます。

優勝    ニュージーランド[ぴかぴか(新しい)]
準優勝   イングランド
3位         フランス
4位     アメリカ
5位         カナダ
6位     オーストラリア
7位         ウェールズ
8位         アイルランド
9位         イタリア
10位       スペイン
11位       日本
12位       香港

という結果でした。上記は順位決定戦での結果ですから、奇数順位のチームが順位決定戦で勝ったチームということになります。日本も最終の香港戦で44-5で勝っています。それでも今大会の最終成績は1勝4敗です。

プールCには、私が観戦したアイルランド、オーストラリア以外に、日本が初戦で14-72で大敗したフランスがいたのですが、そのフランスでも準決勝でイングランドに3-20で敗れ、勝ち上がったイングランドは決勝でニュージーランドに32-41で逆転負けを喫しました。優勝したニュージーランドは予選プールで香港に121-0で勝っています。
開催国アイルランドは8位、あのごつかったオーストラリアでも6位です。こうやって世界を見てみると、残念ながら日本はまだまだだと言わざるを得ません。

2年後には日本で男子のW杯が開催されますが、前回のイギリス大会で南アフリカ戦での勝利も含めて3勝したからといって、まったく安心はできません。予告しておきます。日本はかなり苦戦します。予選ブロックにはアイルランドとスコットランドがいます。メチャメチャ強いです。アイルランドはこの夏に来日して日本代表と2連戦を行いましたが、1軍半のチーム編成ながら日本代表に圧勝しました。日本代表はこれから相当な練習を積み重ねないと勝負にならないでしょう。
奮闘を期待します。ちなみに関西では花園と神戸で試合が行われる予定ですが、絶対に見に行きますよ、私は。日本代表の試合じゃなくても全然構わないので、世界のラグビーに直に触れてみたいと心底より願っています。
(個人的には神戸でのアイルランドの試合は絶対に行きたいと思っています)

さて、ラグビーも野球と同じくいろいろと数字で結果が表されるスポーツなのですが、ここでタックルの数のランキングを見てみましょう。タックルとは、簡単に言えば攻めてくる相手を止めるプレーで、ラグビーの基本中の基本のプレーです。
3位の末選手をはじめとしてジャパンの選手が4人も入っています。トップと2位はスペインの選手。あとはイタリアの選手が3人。今回の女子W杯トップ3の中ではようやく10位にフランスの選手が入っている程度。
28.最多タックル数.jpg

実はタックルの数が多いということは、チームという視点でいえば決して誉められることではない。これは“攻められている”ということの裏返しだからです。このランキングの中に優勝したニュージーランドや準優勝のイングランドの選手が一人も入っていないというのはそういうことです。
ちなみにスペインは10位、イタリアは9位ですからこの考察も納得いただけるかと思います。香港? おそらくタックルに行っても突破されるか振りほどかれるかで、タックルが決まらなかったのではないでしょうか。
しかし、だからと言って選手は誉められこそすれ、非難される謂れは一切ない。歯を食いしばって突っ込んでくるごっつい相手にぶつかって倒して止めるというプレイは非常な勇気を必要とするものです。そんななか、世界有数のタックラーが4人もいることは十二分に誇ることだと思います。

長くなりました。

帰国の日です。オーストラリア戦の翌日、8月18日(金)。
楽しい時間にはいつか終わりが来る。こんな涼しく過ごしやすい国から、暑熱の日本に帰らなあかん。「帰りたくな~い[もうやだ~(悲しい顔)]」と、アイルランド戦の試合後に半泣きだった選手の姉妹の子の涙を思い出しつつ、私もとうとう帰国の日です。

最後のアイリッシュ・ブレックファーストを楽しみ、荷物や買い込んだお土産をスーツケースに、できるだけ隙間がないように詰め込みます。私たちが持って行ったスーツケースは大型のものが一つだけだったので全て入るかどうか不安はありましたが、案外すんなり入りました。もちろん私の山岳部譲りのパッキングの腕があったからですが(笑)

チェックアウトを済ませ、歩いてaircoachのバス停に向かいます。歩くこと約5分、バス停は事前にその場所を把握しており、今度は迷うことはありません。
無事バスに乗り込みダブリン国際空港へ。

バスのどてっ腹から荷物を降ろし、エミレーツ航空のカウンターで手続きを行います。
この画像は・・・・これ、降りてきた場所かな、最初に。

帰国の日はホント、気力が萎えていて、あんまり写真を撮っていません。
1.いつかは来る帰国のとき.jpg

これは手続きを終え、飛行機への搭乗を待つロビー。出国を待つ人たちで溢れています。まずは税金の払い戻しの手続きを行い、立ち並ぶ免税店で最後の買い物へ。私たちはウィスキーのお土産はここで購入。
(あかん、その写真も撮ってない・・・・[ふらふら]
2.免税店の.jpg
3.エリアは.jpg
4.人であふれる.jpg

ロビーにはこんなものが。使わずに残った現金をここへ入れてね、というヤツですね。
5.残った現金をここへよろしく.jpg

この時、私たちの手持ちの現金は€1.8を残すのみでした。日本円で300円にも満たないお金ですが、このお金で最後の最後に1枚¢60の絵葉書を3枚購入、これにて持っていた現金はすべて、きれいさっぱり使い切ったのでした。

余談ですが、ここにあるお店では残った現金を使用して、差し引きの残金をカードで支払うという方法もあり、友人のAさんご一家もその方法で現金を使い切っていました。

アイルランドで最後に飲むギネスビール。(これはカードでお支払い)
6.アイルランド最後のギネスビール.jpg

買い物も無事済ませ、あとは飛行機への搭乗を待つばかり。
7.搭乗を待つ人たち.jpg

乗るのはこれ、EK162便です。ダブリン発13:50。(黒いブツブツは窓の汚れ)
機体はBoeing 777-300ER
8.エミレーツEK162便.jpg

いよいよ時間が来て機内へ。これでアイルランドともお別れ。
9.通路を往く人.jpg

これがエコノミー席です。毛布とヘッドフォンが座席に置かれ、腰の部分には薄いクッション(枕?)。ちなみにヘッドレストは上下します。
また、往路もそうでしたが、日本人はほとんどいません。私たちの一行のみが唯一の日本人でした。
10.エコノミー席.jpg

ランチの前に飲み物のサービスがあり、私は白ワインをお願いしました。隣りの紫色の小袋は塩の効いたプレッツェル。
11.白ワインとプレッツェル.jpg

その1時間後くらいに遅いランチが出ました。ダブリンの時間で16時頃ですから、アイリッシュ・ブレックファーストでたっぷり食べていても結構お腹は空いてましたね。空港でビールは飲んでいても、食べなかったからな~(^^;
行きのEK161便は朝食とランチが出ましたが、この便ではランチが1回のみ。出発が13:50という中途半端な時間だからでしょう。
選べたランチは、ヨーグルトソースのチキンを選択。もう一つのハンバーグは付け合せがマッシュポテトで、これは行きのEK161便で食べてましたからパス。
25.ダブリン~ドバイのランチ.jpg

しかし・・・・このコメはあかん[ふらふら]
パサパサで、日本のコメを食べ慣れている身には、生産者には大変申し訳ないのですが、無理。
12.EK162便のランチ.jpg
13.チキンを選択~が、コメは食えん.jpg


上の画像の、水の左にあるチョコレートケーキ、メチャメチャ甘かったぞ。欧米の人はこんなのを食べてるんだ。そりゃあ・・・・訳だ。

この便で観た映画は「クローバーフィールド」と「チア☆ダン」。「チア☆ダン」は女の子のスポ根モノで、それなりに楽しめました[るんるん] これ結構おススメです。単純だけど泣けます。
「クローバーフィールド」は見ない方がいいです。私、見て後悔しました。貴重な時間を返せ[パンチ]

さて、ドバイ国際空港に着いたのは深夜です。現地の時間で0:25。乗機時間は7時間半でした。ここで飛行機から降りたのが・・・・なんと空港のど真ん中。ビルに横付けされた通路を歩くのではなく、タラップを下ろされてそこからバスに乗るのです。これが、私はともかく妻を痛め付けました。

何より暑い[exclamation×2][ふらふら] 

アイルランドは20℃にも満たないカラッとした気温で、そこに10日も滞在し、移動の飛行機は寒いくらいに冷房が効いている。そこからいきなり中東の国ですよ。深夜とはいえ、おそらく気温は30℃は軽く超えていたことでしょう。さらに湿気もスゴイ。「うっわ~、何じゃこれ?」と、思わず声が出てしまいました[がく~(落胆した顔)]

しばらくタラップ上でバス待ちをし、ようやく乗り込んだバスが冷房が効いていない、座席が極端に少なく立っていざるを得ない、運転が荒っぽい、やたらに曲がる・・・・このバスにたっぷり20分くらいは乗らされました。乗り物酔いしやすい妻にはとても過酷な時間で、可哀想にこれでノックアウトさせられました。私でも少々きつかったくらいですから、妻にとっては・・・・
14.深夜のドバイ国際空港.jpg
15.暑すぎるぞ~.jpg
16.バスで移動.jpg

ドバイ国際空港ではさすがに日本人が目立って増えてきました。ダブリンからドバイまでの便では日本人は私たちだけだったのにね。やはりトランジット=乗継の人が多いのでしょう。さまざまな人種の人々が行き来している。やはりドバイ国際空港は世界中の人々が旅をするために行き来している空港です。
ちなみに並んでいる人が乗る便は成田行きです。大阪行きより約1時間早く出発します。
17.日本人が目立って増えた.jpg

妻のためにミネラルウォーターを購入。これ、ドバイ→ダブリン間で出た水と同じブランドですね。
あ、そうそう、私たちは普通に「ドバイ」と呼んでいますが、実は「ドゥバイ」が正解みたいです。スペルは「Dubai」ですからたしかにそうかも。
18.ミネラルウォータ購入.jpg

いつかの記事でコードシェア便について書きましたが、大阪まで飛ぶエミレーツ航空EK362便は日本航空のJL5090便でした。機体はやはりBoeing 777-300ER。そういえば、今回は4回飛行機に乗りましたが、すべて同じBoeing 777でした。ただし、大阪~ドバイ便で使われていた機体の方が、画面のコントローラーが新型だった分、少し新しかったと思われます。
19.シェア便でJAL5090.jpg

大阪までの機内は・・・・全く眠れませんでした。ず~っと起きっぱなし[もうやだ~(悲しい顔)] ほぼ映画を観ていました。食べるか見るかの約9時間。・・・・疲れていたのと機内が明るくないのとで往路ほど写真も撮れず、機内食で撮ったのはこれ1枚のみ。真っ暗で全然わかりませんが、牛肉焼きそばでございます。
本当は明日に備えて少しでも眠っておきたかったのですが、はや時差ボケが発症していたのでしょう。焦りばかりが先に立ち、悶々としておりました。
20.機内食の牛肉やきそば.jpg

メニューは朝食と夕食の2回出たのですがね。どっちが先に出たのか・・・・もはや記憶が曖昧(ーー) ドバイ発が深夜の3:30、関西空港着が夕方17:40でしたから・・・・ドバイの時間は日本だと8:30・・・・やはり朝食が先だったと思います。・・・・たぶん。
・・・・さしもの私も疲労がピークだったんだろうな~
26.ドバイ~大阪の朝食.jpg
27.ドバイ~大阪の夕食.jpg

観た映画は「相棒:劇場版Ⅳ」と「キングコング:髑髏島の巨神」。「破門 二人のヤクビョーガミ」は1時間ほど見たところで時間切れ・・・・続きはまだ見てません[もうやだ~(悲しい顔)]

9時間の長いフライトの後、関西国際空港に到着。・・・・もはや写真を撮る気力が、ない。
21.夕方の関西空港.jpg

日本語の看板が妙に懐かしい。
22.日本語だ.jpg

カートに荷物を積み込み、回送してくる駐車場業者との待ち合わせ場所まで運んでクルマに積み込み、あとは家まで走るだけ。ちなみに私たちの荷物は、このカートの上にあるものと、私が背負っているリュック(コークのホテルで写しました)のみ。10日を超える旅行だったにしてはかなり少ないのではないかと思われます。
23.我が家の荷物.jpg

長旅、どうもお疲れさまでした。14年ぶりの海外旅行は盛りだくさんで、結構長い日々の中にもメリハリがあり本当に楽しい旅行になりました。一生忘れ得ない思い出になりました。

最後の画像は、はじめからこれに決めていました。

サクラフィフティーン!!
S-サクラフィフティーン.jpg
これからも応援していきたいと思っています。どうもありがとう。また4年後ね[るんるん]


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