コショウが効き過ぎ? 東京タンメン トナリ [ラーメン]
最後のラーメンは東京駅ラーメンストリートです。ここではかつて有名なつけ麺をいただいたことがありますね(http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2012-06-27)。もう6年も前のことです。
このお店は会社の同僚が
「スゴク美味しかったですよ」
と薦めてくれたお店。
まあ最後に行ってみるか、ということで時間の空きを見つけて行ってみたお店。
東京駅利用者はこの光景をよく見かけることでしょう。私はとても久しぶりでしたが。
ラーメンストリートの一角。中途半端な時間だったのに、場所柄なのでしょう、ほぼ満席でした。裏を推量してみると、賃貸料はおそらく相当高額なんだろうと思われます。一体いくらなのか、聞いてみたいものです。
それに空き待ちのお店も・・・・列を成しているのでしょうねぇ~。あくまで想像ですが。
こちらは券売機。まずはここで食券を購入します。
まったく迷うことなく、もっとも単純なタンメン750円をポチッ
整然と並んだテーブル調味料。容器も変に凝ったりせず、実に実用的かつ清潔に使えるものです。このタイプなら思った通りの量をタンメンにかけることができるでしょう。
思ったよりは長めの待ち時間を経て、タンメン(並)の到着です。ちなみに従業員さんの国際色は豊かで、大陸系の女性をはじめ、私にタンメンを運んできてくれた人は(おそらく)タイの方でした。
さてタンメン。もやしが多い。見た感じは私の好きなちゃんぽん系とは異なりますね。それに手前のショウガの山盛りが私のような関西人にはちょっと異様・・・・というか相当異様
ショウガもすごいですが、このタンメン、もんの凄くコショウが効いていました。スープを含み、野菜を食べるとビリビリっと来るくらい
スープは豚骨と根菜類を煮込んだな、と思わせるものだったのですが、とにもかくにもコショウがとてもよく効いている。私に言わせれば効き過ぎくらいな味だったので、多めのショウガと相まって汗がダラダラでした。外は歴史に残るほどの強烈な暑さなのに、これは・・・・。水、いったい何杯飲んだのかな? 私・・・・ 店を出るときは口の中が痺れていたことをここに明記しておきます。
麺はモチモチの平打ちの太麺。コショウ多めのスープがよ~く絡んでくれたぜ
今夏の東京ラーメン探訪はこれで終わり。
次回、いつになるかわかりませんが、次の東京ラーメン探訪が楽しみです
ビジネス街のラーメン店、とりそばモリゾー [ラーメン]
なかなかそそるメニューが並びますが、初めてのお店の鉄板でここは最もシンプルなヤツを。
店内はカウンターと少しばかりのテーブル席。ひとりの私は当然のごとくカウンターに着席。
それにしても、場所がらカジュアルウェアで来ているのは私一人ですな。あとは全員ネクタイ+背広のサラリーマン姿・・・・完全に浮いてんな、私。テーブル調味料はこんな具合。自分で挽くコショウが眼立ちます。
そして、嬉しいことにこのお店、小瓶ながら1本目のビールが100円 スーパードライはあんまり好きではないですが、これはいっちゃうでしょう。いや~、場違いついでにネクタイ姿の方々を横目に飲むビールは美味かったですわ (嫌味な私・・・・)
ちなみにグラスは店名入りでした。よく冷えたビールで喉を潤し、おつまみの枝豆を完食したのを見計らったように、シンプルな中華そば=とりそばが着丼。
ほ~~~お、スープの色が結構黒いですね。東大阪の高井田ブラックみたいだ。
でも、突き刺すような辛さはない。すんごく濃厚そうに見えますが、そうでもない。意外にさっぱりしてます。食べてみると、スープの黒さに隠れていた鶏の旨みが立ち上がってきてとても美味い。香味油や醤油ダレとかの相性がよく、うまくバランスされてるな~という感じでした。うん、これはイケルぞ
チャーシューはモモ肉と鶏胸肉の2種類が載っています。私はモモの方が好きですが、どちらもしっとりとした食感でgoodでした。
ナルトはまあ色付けですな
ちなみにとりそばモリゾーさんの麺は、私が共通性を感じた上記のムタヒロさんと同じメーカー(麺屋 棣鄂)のものでした。
https://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2017-11-10
無鉄砲系列しゃばとんさんは「あっさり」でもこってり [ラーメン]
世界遺産、薬師寺近くの県道沿いにある無鉄砲の系列店です。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。
無鉄砲といえば、関西のラーメンフリークで知らない人はいないとくらいの豚骨ラーメン専門店。しかし「豚骨」といえども博多ラーメンのようなさらっとしたスープではなく、もうコッテコテの超濃厚豚骨スープ。もはやドロドロといっても過言ではない、強烈なスープです。もう私の舌には負えないレベルに達しています。
大丈夫でした。開店の18時にきっちりと店内は点灯して無事開店。私たちは3番目の入店でした。
(でも、もうちょっと早く電気を点けてくれてもいいと思うんだがなぁ~(^^; )
店内に製麺室がありました。自社製麺は無鉄砲の系列ではごく少数派だったと思います。
カウンターに座りましたが、大量の胡麻と高菜漬けがありました。この高菜漬け、かなり辛かったです。
そしてテーブル調味料。
私はビールを注文。こってりめのラーメンにビールは合いますね
こちらがK君の豚そばです。
なぜか生姜が添付。まあこってりしたスープですから生姜のさわやかな風味は相性がいいのでしょう。
そして彼が頼んだ限定の豚めし。一体どれくらいのカロリーなんだろ? 私にはとても食べられない量でございますな。
これであっさりとは・・・・いや、十分こってりしていますよ。でもこれなら何とか私でもOKです。美味しいです
(ただ、ルックス的にはK君の豚そばが強烈過ぎて・・・・苦笑)
終盤は胡麻を投入して味変を楽しみました。
コッテコテの豚骨にまみれたい方は是非どうぞ。たしかお店は東京にもあったはず。私はもう十分ですが(笑)
河内の中華そば 醤(ひしお)さんのうんまい中華そば [ラーメン]
今回もその例に漏れず、今日(12月8日土曜日)はトップリーグの順位決定戦兼日本選手権の準決勝の観戦前の訪問となりました。
前回記事はコチラ→http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2017-02-20
試合開始時間は11:45。それまでの腹ごしらえのために行ってきました。まあそれ自体を目的にしてもいいくらいの旨さのラーメンなのですが(^^)
10:30に着く電車で東花園駅へ。そのまま駅から歩いて数分のお店に直行しました。まあ、いても3~4人待ちくらいかと思いきや・・・・着いてびっくり 開店二十数分前(10:38)にしてすでに9人待ち・・・・
これは第1試合にはまず間に合わんな まあ見通しの甘かった私のミスです。仕方ない。
もっとも今日観戦したいのは第2試合の神戸製鋼VSトヨタ自動車なので、多少の遅刻は問題ありません。
9人待ちだと2巡目の着席だな~と本を読みながら待っていると(他の人はほぼ全員スマホを見ていましたね)、開店準備が整ったのでしょうか、10:45頃に店を開けてくれました。これは相当に助かりましたね 快晴とはいえ結構底冷えがしてるような寒さでしたから。
店内のメニュー。2年前と変わりはないようです。
外はそんな寒さなのに、またもやビールを注文してしまいました(^^;
だってSAPPOROラガーなんですもん、大阪では希少なこのビール、どうしても注文してしまうわたし・・・・。
付き出しを出してくれました。これは、スープを取った煮干しをほぐし、甘辛く煮たもの。言ってみれば廃品利用なのですが、これは美味かったですよ。ビールのアテ、というよりはご飯のお供ですね。これであっつい白ご飯を食べたら、きっと何杯でもイケるに違いない。
で、ラーメンの着丼です。今回は熟成煮干し中華そば。並盛にしています。
まずはスープを一口。美味い
煮干しより醤油の方が前面に出ていますね。たしかに前回の煮干し中華そばより醤油の濃さが強調されています。でも、「濃い」というほどではないような。もっと醤油がガンガン出ているラーメンはいっぱいある。こちらは『上品な醤油の強さ』とでも言ったらいいかな。そんな感じです。
ばろむ庵さんの材木メンマと対極をなす柔らかメンマ。
麺はやや細目の平打ちストレート。適度な歯応えがあり、表面がつるつるしているので、スルスル入っていきます。一部の小麦のみ皮ごと挽いているかな?
そして特筆すべきはチャーシュー。前回がバラ肉だったので今回は肩ロースを選択しました。
削ぎ切り(縦切り?)のネギはシャキシャキ・・・・ちょっとシャキシャキ過ぎ? ネギ臭さが少し感じられました。
でかいです、本当に。厚みも十分。バラ肉は前回の記事をご覧いただくとして、今回の肩ロースは歯応えがあって噛むと肉の旨みがじわじわ来る感じ。
このお店のチャーシューは本当に魅力的です。チャーシュー好きの方は追加されるか、「特製」にすることをお薦めします。きっと満足されると思います。
さ、お腹もいっぱいになった 行くぞ~花園
(遅刻だけど・・・・)
最高レベルの鶏白湯 三代目麺処まるは極さん [ラーメン]
この日は妻とは別行動で、私はホテルでチェックアウト時間までのんびりと過ごした後、朝昼兼用で遠霞さんのヘビロテ店であるラーメン店へ。
実は、ここへ行くか、それとも以前に行ったことのある栄昇らーめんさんにするか、相当悩んだのです。
まず、この日のもう1軒のラーメン店を煮干系にする予定でしたので、そこは避けたかった。で、鶏白湯でいこうと考えていたのですが、金曜日は栄昇らーめんさんも鶏白湯を提供しており、それが相当の美味と遠霞さんのブログに書いてあったので、悩みました。2択とはいえ、さあどちらにするか?
そして暑い中、汗まみれでヒイヒイ言いながらお店へ。
“12時を過ぎると激込み”という遠霞さんの情報を活かして11時台に到着の予定が、スマホ忘れ事件の影響で到着時間は11:30。それでもお店は何事もなく私を迎えてくれました。
取っ手をむんずと掴んで持ち上げ、その重量感を右腕に感じながらジョッキの先端に口を付ける、そしてジョッキを手前に傾けて、中の黄金色の液体を一気に喉の奥へと流し込み・・・・・
くぅ~~~うんめぇ~ サイコーに美味いやんけ
それは昼間っから私を歓喜の世界に誘(いざな)ってくれる至高の一杯
さてラーメンです。各種のラーメンがある中、私が選んだのはもっともポピュラーな「鶏白湯」。遠霞さんのいつもの一杯です。昨日の反省を生かし、今日は並盛にしました。(←結果的には大成功)
また、関西ではあまり使われない青菜と、みじん切りの玉ネギががしつこくなりがちなスープに清涼感を与えてくれる。このバランスがいいですね。もちろん定番の青ネギも。
麺はやや太麺ですが、奇を衒うよりは十分。
いやぁ~、もう最高レベルの鶏白湯でした。らーめん木尾田さんに続き、遠霞さんの行かれるお店には本当にハズレがないです(^O^)
本八幡の名店 らーめん木尾田さん [ラーメン]
久々の更新は、時計を大きく巻き戻して記録的に暑かった今年の夏のお話です。
あの強烈の暑さにももめげず、東京へ2泊3日で行ってきました。
主に人と会うのが目的だったのですが、私がせっかくのこの機会を逃すわけがない。この機会にと、千葉の美味しいラーメンを堪能してきました。
千葉のらーめんといえば、まずはピンと来るのがネット友の遠霞さん。彼は私以上にラーメンをかっ喰らっておられる英雄ですが、行こうとしたら定休日だったという木尾田さんに行ってきました。
もう5年以上前になりますか、遠霞さんには「彩」という本八幡の美味いラーメン店を教えていただき、実際にかなり美味いラーメンをいただくことができたのですが、何せ暑い季節、妻を連れて行くには若干遠い。
そこで、駅から程近いここらーめん木尾田さんを選びました。
八百屋さんの2階で、今は営業しておらず資料館として遺されており、社員の研修等で使用されているのだそうです。
このような少々特異な立地でした。席はカウンターのみで8席、だったかな?
一杯目の美味さたるや、この世のものとは思えない(←ちょっと言い過ぎ ^^;)
思わず
「美味しい~~~」
と感想を漏らしたら、お店の奥さんがにこっと笑ってくれました(^^)
こちらはメニューとテーブル調味料。
もう、見るからに美味そうな、煮干しが効いていそうな私好みのルックス。
まずはスープから。
うん、美味い ガツンとくる煮干に、鶏をよく煮込んだまろやかさ。私の大好きな味ですね。煮干は鰹やアジ、イワシなどが主流だと思います。関西で多いアゴは使ってないかな。
こちらは妻の細麺ですが、やっぱりこっちだったかな(苦笑)
こちらは海苔とメンマ。
。
大盛りはさすがに食べ応えがありました。さすがの私がちょっと「多い」と感じたくらい。もうこれからはラーメン大盛は無理、というか、控えた方がいいかもしれません。
それにしても、遠霞さんが選ぶラーメンのお店に外れはないな~
麺人ばろむ庵さんの絶品限定ラーメン! [ラーメン]
前日はラグビーの神戸製鋼VS日野の試合観戦。つまり昼飯はかみなりの中華そばを食べたわけですが、その翌日の10/8は、おなじみ麺人 ばろむ庵さんで限定のラーメンです。2日連続のラーメン。
しかし、実は前日の夜はラーメン横綱でラーメンを食べているわけで、実質ラーメン3連食に。
だから今回も美味いに違いない。
私は躊躇なく大阪から奈良まで足を運んだ次第。有休を取ってね。
ここのところ歳とともに背脂だの豚骨だのが重く感じられるようになり、そういう系統は敬遠しがちだったのですが、9月にお伺いした時に「10月の限定は自信作です。麺もこれまでと変えているし」と言われた日にゃあ、これは行かずばなるまい
それでももらった整理券の番号は「9」。お店はカウンターのみで12席ですから、まあフロントローは確保できたわけになります。(それにしても1番の整理券をゲットした人は何時に来たんだ?)
で、これを注文
いや~朝ビールは美味いですね~ これを私が飲っている今現在、会社のみんなが働いているというのがちょいと申し訳ない。でもウマイもんはウマイ(^o^)
窓が映り込んで読めない個所は
「大和黒」・・・・『ヤマトブラック』と読みます。その左は「焼豚大和黒」。ヤマトブラックのチャーシューメンという感じですな。お値段はそれぞれ850円と1,100円。
ちなみに独特かつ印象的で、かつ温かみのある書体のこのメニュー、すべて奥さまの手書きとのことです。見事な筆致ですね
・・・・よく見ると、カイワレの下にとレンゲの向こうに隠れていました。
さらにスープがよく出来ている。実にうまくまとまっていて、まぁるいイメージなんです。よくある豚骨+背脂のこってりでは全くなく、ばろむ庵さん独自の他にないアゴ出汁スープと背脂のまろみが高次元で融合して、見事なハーモニーを奏でているというか・・・・こんなに美味い背脂入りのラーメンを、私は初めて食べました。ばろむ庵さんが作ると背脂系のラーメンもここまで昇華できるものなのでしょうか。
店主が「自信作」と言われるだけのことはあります。
いや~、ごちそうさまでした。美味しいラーメン、どうもありがとうございました。
会社を休んでいった価値のあるラーメンでした、ホントに
今年オープンの新店「かみなり中華そば店」さんで煮干系を喰らふ [ラーメン]
この日は、昨年アイルランドに一緒に行ったAさんご家族とラグビー観戦。
トップリーグの神戸製鋼コベルコスティーラーズと日野ドルフィンズの試合です。
正確には【ココ】(←クリックどうぞ)
お店の名前はかみなり中華そば店といいます。
手前に2人隠れているのですが、到着時は7人待ちでした。(さっき前を通った時は誰もいなかったのに)
値段については記載がありませんが、大盛で+200円というのはちょっといただけないですな。高すぎる。たしかに麺は不味くはありませんでしたが、それでも+200円は取り過ぎです。せめて+100円でしょう。
煮干がすんごく効いています。しかし、しつこくはない。ニボ系好きの私には十分美味しいと思える。
ベースはもちろん醤油です。たしかに「中華そば」の王道か、という気はしますが、それにしてはちょっと煮干が効きすぎかな。あ、否定的に言っているのではないですよ。
このラーメン、実に辛かった 関西人の私には、2度目はないかなと思わせるほどに。昼食として杵屋(←大阪発祥のうどんのチェーン店。クリックどうぞ)のダシの効いた関西風のうどんを食べたので、その味覚は際立ちました。
この差が、同じニボ系とはいえラーメンにも如実に表れているのだと。
ラグビー、本当に面白い。来年のW杯が楽しみでなりません。
さあ、明日は麺人 ばろむ庵さんの限定ラーメンだぁ~
ラーメン而今~天王寺からやや遠いけど [ラーメン]
さて、今日は、じゃなく“今日も”ラーメンです。ただ、今回は食べ終わってからが長い(^o^)
お店から最寄りの近鉄・阿部野橋駅までの約20分の散歩の、写真を撮りながらのレポがあるからです。わずか20分とはいえ、風景の変化が私にはとてもおもしろく、これはちょいと残したおきたいかな、と思って紹介してみることにしました。
(最寄駅を近鉄・阿部野橋駅としましたが、実際は路面電車である阪堺電車も走っているので本当はその松虫駅の方が近いのですが、ワタシ的には20分は徒歩圏内なので
阿部野橋から阪堺電車の軌道に沿ってひたすら南へ歩きました。気候は初夏、風もそこそこあって日差しは強いながらも爽やかな散歩となりました。
お店の前に掲示されていたメニュー。しばし眺めて何を注文するか検討。
店内はカウンターのみで10席くらいでしょうか。14時近かったのですが、先客は5名ほどいらっしゃいました。
土日祝日は子供連れのお客さん用に2階も開けるようです。
それにしても、最近女性用に髪止めを置くお店が増えましたね。
お店は若いお兄さんと30代くらいの女性の二人で切り盛り。お兄さん、スープを投入中。
待つことしばしで「天然塩の極上あさりそば」が着丼 あ、ちなみに今回は大盛にしていません。
専用のロゴが入った丼がとてもいいです。
この丼、欲しい。売ってくれへんかな~? 今度聞いてみたいと思います。
ちょっとオイリーな表面です。まずはスープを一口。
!! ・・・・美味い これはイケる。
味は、私が塩ラーメンのほぼBESTと感じているあびんこ亭さんに近い(だから美味い)。あさりの旨みがぶわっと来ます。鶏ガラや豚骨とのバランスもよく、出汁感が強い。適度なとろみもあって、これは間違いなく私の好きな味です。見た目のオイリーさは感じられない。
久々の全汁完飲。スープの旨さに思わずリミッターが外れてしまいました。
スープを飲み干すと現れる「感謝」の二文字。ときどき見かける仕掛けですが、この丼に惚れ込んでしまった私はますます欲しくなる(笑)
さて、阿部野橋まで歩いて帰るか。阪堺電車や市バスは走っているのですが、私は歩きます。
ここは阪堺電車が路面軌道から専用軌道に分岐する箇所。
電車はこんな感じで通過。
「らーめん極」の2号店を発見し
以前行ったことのある「麺と心7」を通りの向こうに眺め、
(そういえばこのお店、遠霞さんがわざわざ遠方から来られてたんですよね~)
阪神高速の高架の向こうにあべのハルカス。言わずと知れた日本一の高さのビルです。
高架の下からパチリ ここから似たような写真が続くよ~(笑)
そしてどんどん大きくなるあべのハルカス。
すぐそこが阿部野橋というターミナル駅なのに、ほんの少し離れただけで下町の雰囲気が濃厚に感じられる。この猥雑さが大阪なんだろうな、と感じたりしつつ・・・・
そこにはかの有名な博多豚骨の一蘭もありました。福岡で15年くらい前に食べた記憶があります。今ほど世界的にチェーン展開していない頃でした。・・・・そういや食べたのはそれ1回きりですね。なんでかな?
で、一蘭から数十メートルのところにある阿部野橋駅です。ここから電車に乗って帰宅します。
而今さん、ホントに美味かった。再訪決定 次はたまり醤油の極み煮干そばに決めています。
・・・・・・・・・・・・・・
で、実際に再訪の上、たまり醤油の極み煮干そば、これをレアチャーシューと煮玉子が付いた特製でいただいてきました。ビールも一緒に
ビジュアルからも類推できますが、これまたなかなか美味しいラーメンでした。
ただ、もう一回行くかと問われれば、おそらくもう二度と行くことはないでしょう。ラーメン店に限らず、飲食店というものはすべからく守らなければならないことがあると思うのですが。
藤井寺駅近の新店、麺家 六二助 [ラーメン]
最近よく行く藤井寺界隈です。麺家 六二助さんという店名。GWの最終日、5/6(日)の開店でした。
「藤井寺の駅の近くに新しいラーメン屋ができるみたいやで」という地元からの情報を入手した私は、開店翌週の休日にさっそく訪問。
開店直後の11時過ぎ。前客はゼロ。
※本当は券売機の画像を載せればいいのですが、なかなかどうも券売機を撮影するのはちょっと遠慮がありまして(^^;
ラーメンの画像はバンバン載せてるのに、まあ矛盾なんですが、どうも撮影しにくいのです。
ありがたいことに並盛、大盛とも同額です。自家製麺でもないのに、このパターンは正直珍しい。しかもミネヤ食品工業製の麺となるとそうそうは見掛けない。ちなみにこのミネヤ食品工業、大阪では麺専門のメーカーとして一種のブランドでもあります。
http://mineyashokuhin.com/
「前の看板に読み方を入れよかと思てますねん」
とのこと。
私も
「その方がええと思いますわ」
と答えておきました。
魚粉がここにあるのがやや珍しい。
(最後にちょっと投入したけど、さして効果なし)
刻み玉ねぎはよかったですね。これはなるべく早めに入れてスープで温めて柔らかくしておくと、あとでなかなか美味いです。(後述します)
“黒六二助ラーメン”というメニューもありましたが、この「黒」はまず間違いなく熊本風のマー油でしょう。辛いヤツは要らんし、あとはつけ麺くらいか。これにしても、テーブル調味料に魚粉があることから、魚介豚骨、つまり「またおま系」であることは容易に想像がつきます。
まずはスープを一口。
今回はこれが明らかな失敗で、着丼し撮影した時点ですでに麺は柔らかくなりつつあり、私は自分のミスを呪わざるを得ませんでした。まあ初めての訪問で、しかも情報の少ない開店直後の時期でしたので、これは仕方ありません。次回は固麺、もしくはバリカタで注文するだけです。
曰く、麺をはさむ箇所にギザギザがあるんですな。このギザギザのおかげで、麺はまったく滑りません。完璧に麺を把持することができる。
正直このお箸、私は是非とも欲しくなりました。あとで写真を見せつつこのお箸が欲しい旨を妻に言うと、
「道具屋筋で売ってるんとちゃう?」
とのこと。
なるほど、道具屋筋やったら間違いなく売ってる・・・・次回難波に出たら、行ってみようと思っています(笑)
最近は「裏難波」とか言われて注目のスポット。ディープな大阪と笑えるような飲食店グッズをそろえています。ミナミへお越しの節はぜひどうぞ
麺屋 一刃の新メニュー [ラーメン]
・メニューが大幅にリニューアルされ、あっさり系が追加された
・つけ麺、まぜ麺がレギュラー化された
・大盛の設定ができた
・麺が自家製麺になった
との情報が入り、それなら一度行ってみるか、ということで妻と2人で訪問。
http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2017-06-25
これも新しくなった点。着席すると、なんとおしぼりが供されました。
通常、小料理店やきっちりしたレストランならともかく、ラーメン店でおしぼりなんてまず出されることはありません。私の知る限り、せいぜい紙おしぼりがセルフサービスであるくらい。それが、こんなきっちりした形で、しかも熱いヤツが出るなんて、ほぼ前代未聞です。ラーメン好きにはちょっと感動モノでした
鶏白湯専門だったラーメンメニューに「鶏清湯」の醤油と塩が、さらにつけ麺とまぜそばが追加されました。
なかなか美味いスープですな~。これまでの南大阪のラーメン店にはなかった味です。
スープをいただいてみてまず感じたこと。それは
「ようやく南河内もここまできたか」
ということ。
大変失礼ながら、南河内には「これ」というラーメンがなく、半分あきらめていた部分もあったのですが、麺屋一刃さんの鶏清湯にはこれまでとは違うものが感じられました。
普段あまりラーメンを食べない主婦である妻が店を出てからポツリとこぼした「ちょっと辛いな」の一言は、核心を突いていたと私は思います。
マイルドな味噌、らーめん春友流 [ラーメン]
東へまっすぐ行けば、世界遺産の春日大社に至り、逆方向の西へ向かえば阪奈道路を経て大阪に辿り着く、東西をつなぐ街道の要衝ともいえる地点。そんなビルの一角にらーめん春友流さんはあります。
詳しい場所は【コチラ】(←クリックどうぞ)
以前は煮干系ラーメンのひのき屋さんがありました。私は2度ほど行っていますが、店はよく覚えているものの、味の記憶はさほど鮮明ではありません。まだあまり煮干系に興味のない時期の訪問でしたし。
何せ横浜→奈良への移転ですから、かなりの遠距離。常連さんが動ける距離では当然なく、結構な冒険であったろうと思います。ちなみに奈良はご主人の奥さまの故郷とのことです。
790円+100円+200円で計1,090円と大台突破です。ちなみにK君はこれに小ライスを喰ってます。
さて、味噌というと若干辛めな要素があるのですが、スープの色からも想像がつくように、辛さは全くというほど感じられません。実にマイルド。もっとも、メニューに「辛い味噌らーめん」があったので、辛いのが好きな人はそちらをどうぞ、ということなのでしょう。
煮玉子はスープで温まったのを最後の方でパクリ。隣りのミンチ肉も味噌らーめんらしい。
カイワレは爽やかさを演出し、
きくらげは独特の歯応えを(中国産ならちょっと引くけど・・・・)、
チャーシューやカイワレに隠れていたのがモヤシと玉ねぎ。シャキシャキした歯応えが柔らかな麺と相まっていい感じです。
ちなみに麺は札幌の西山製麺の高加水麺。
なかなか伸びにくいのが特徴で、最後の方までシコシコした食感が楽しめましたよ。ただし、味噌ラーメンによくある縮れ太麺ではなく、地方性でしょうか、やや細めの麺でした。
スキー前夜のらーめん双葉 [ラーメン]
今回は、台湾まぜそばで名を馳せる麺屋はなびさんにするか、私の大好きないつもの好来系の名店、らーめん双葉さん(津島市)にするか、相当悩みました。
場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。
開店は18時で、私は19時ごろに到着。前客は4人の家族連れと60才くらいのオヤジさんが一人、それとヤンキー風の女子が2人。券売機で和風らーめんとライス(小)を購入し、カウンターに着席。
その後メンマをたくさん食べたくなったので100円を現金で追加しました。ちなみにこの日は麺大盛が無料でしたので、迷うことなく大盛りをお願い。
こちらがメニューです。
恒例のテーブル調味料。そうそう、この高麗人参酢が好来系の特長なんですよね~ 2/3くらいを食べた後、投入するんです。そういや酢を入れるのは、近江ちゃんぽんもですね。
お~、正統派の好来系ラーメンだぁと思いきや、少し違う。いや、かなり違う。
好来系のメンマ盛りといえば、これ が主流なのですが。
(これは名古屋市の好陽軒さんの「竹」。テンコ盛りの材木メンマで麺は見えませぬ)
思い出しました、好来系の中でもこの店だけはメンマが他と違っていたんだ。
+100円だからね。こんなもんかな。ちなみに上のメンマ盛りは、たしか+200円だったと記憶しています。
ま、いいか。
麺は通常の好来系のお店に比べるとかなり細め。
ライスがまったくの不出来でした。これは炊き方というより、米自体がアカンのとちゃうやろか。または、前日に炊いた残りをそのまま保温していて、今日出したのかもしれない。
普段、自家製の美味しい米(と信じている)を食べている自分には、このご飯の悪さが如実に感じられました。悪いが、とても売りものにできるレベルではないと私は思っています。
「出されたものは残さずに」がモットーの私は全部食べましたけどね。
次にライスを注文することはもうないだろうな。
1,000円近くのラーメン2題 [ラーメン]
その内のひとつがここ、近江ちゃんぽんのちゃんぽん亭総本家さんです。
この系統のお店に初めて訪れたのは、スキージャム勝山に行く途中にいただいた今津店。琵琶湖北西部の、琵琶湖岸まで100mもないという素晴らしい立地(もっとも、店内から琵琶湖は見えないと思います。夜しか行ったことがないので何とも言えませんが)。→https://tabelog.com/shiga/A2505/A250501/25001258/dtlmap/
ただ、このときの印象がすごくよかったんです。夜遅くにこってりしたラーメンはNGですが、その点近江ちゃんぽんはあっさりした味の中にコクもあり、野菜もたっぷりと取れるしで、夜間に食べるラーメンとしては最適ともいえるものでした。当時はそんなに高くもなかったし。
阿部野橋(≒天王寺)をはじめ大阪南部にもいくつかの店舗はありますが、今回訪れたのはイオンモール堺北花田店のフードコート。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。北へ橋を渡って少し行けば、豊さんのある我孫子はもうすぐ近く。地下鉄で一駅、歩いて行ける距離です。
今回は値段について着目しますが、私がここで注文したのは1日分の野菜のちゃんぽんの麺大盛。790円+110円×1.08=971円(なぜか1円値引き)。
私の記録によると、この野菜1日盛+麺大盛は、2016年2月時点では918円(税込。今津店)でしたから。ラーメンで50円の値上げは決して小さいものではありません。まあ原価をはじめとした経費も上がっていることでしょうから仕方ありませんが、好き者としてはちょいとつらいです。
そう考えると近江ちゃんぽんの野菜360gは少し少ないかも。
でも美味しいから許します。今回も美味しくいただきました。
お次は和歌山ラーメン。
豚骨醤油で有名で、中でも最も有名な井出商店さんは某テレビ番組で日本一の称号を手に入れました。しかし実は和歌山ラーメンには2系統あり、もうひとつは醤油が強めの“醤油豚骨”。ご存じの通り和歌山県は醤油発祥の地で、美味しい醤油メーカーが軒を連ねる地域なのです。湯浅はつとに有名ですね。
店舗の目の前には「めっけもん広場」という、JA紀の里が経営しているその筋では超有名な野菜直売所があります。休日はクルマを停めるのに一苦労するような人気店。そこにクルマを停め、買い物に勤しむ妻たちを残して私は単身ラーメンを食べに行きました。
厨房はこの奥です。
値段を言われたとき、私、思わず「え?」と声が出てしまいました。700円か、高くても750円くらいを予想していましたので・・・・
しかし、お店の人が言うのには
「ダブルでしょ?」
ただ、「ダブル」というからにはお店の人はおそらく「大盛り」を「全て2倍」と受け取られたのでしょう。
想像するに、麺、チャーシュー、ネギ、モヤシ、メンマ・・・・これらはすべて通常の2倍の量だったのだと思われます。ここに至ってようやく納得。道理で麺が多い筈だ。通常の大盛はおおむね1.5倍ですが、これは2倍だったのでしょうから。
期せずして、1,000円近いラーメンを立て続けに食べることになりました。
これが麺人ばろむ庵さんだと焼豚新中華そばが食べられるわけだ。同じお金で得られるもの・・・・ふう
轍 総本家さんの今度は煮干らーめん [ラーメン]
いつもは天王寺駅近辺でラーメンをいただく私ですが、この日はその天王寺から大阪環状線に乗り、一駅鶴橋の方へ行った寺田町駅へ。そして行ったお店はこちら。先日も行った轍 総本家さんです。前回の訪問記事はコチラ→http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2017-05-31
そのときはエスプーマをラーメンに使うという斬新な一杯をいただきました。
今回いただいたのは煮干らーめん。もちろん大盛で。それとビールを1本。ただし映画鑑賞中に催すのは避けたかったで小瓶にしておきました。(じゃあ飲まなかったらいいのに、という批判は置いといて・・・・^^)
真っ昼間から呑むビールって、なんでこんなに美味しいんでしょうね
煮干らーめん・大盛が着丼。
美味そうです
ざく切りのネギが目立ちますね。これ、そんなに青臭くなく普通にいただけました。
チャーシューは噛み切るのが難しいくらいのしっかりした歯応えで、これまたウマい
玉ねぎのみじん切りはさっぱり感を演出。
麺は太麺。というか極太に近い太麺で、チャーシューと同じく歯応えがしっかりしています。なかなか顎が疲れやすいラーメンでもあるかな(笑) これは固麺にしたらあかんヤツです。
総じて旨いラーメンでした。ここは再々訪ありですね
【追記】
轍 総本家さんから天王寺に向かう途中、マンションの前でこんな像を見掛けました。今どき珍しい二宮尊徳像。
残念ながら、昨今の歩きスマホのせいで、撤去の動きが加速しているそうです。ご覧のとおり、歩きながら思いっきり下を向いてますからね。スマホがダメで本ならいいのか、というクレームには抗しきれん、という所でしょう。
・・・・なんか違うような気がしないでもないですが。
くろす~フレンチシェフの作るラーメン [ラーメン]
とはいえ、大和高田は「ハマの番長」こと三浦大輔元投手や、歌手の青山テルマさんの出身地でもあるのです。特に三浦元投手は横浜というハイカラなイメージの人間を標榜しているようですが、実は大和の国、二上山の麓の出身なのです。ちなみに私の住む南河内とは、山をはさんで向こう側という位置関係。今回は愛車を駆って、シルクロードの終焉地間近の竹ノ内峠を越えて訪れました。全然関係ありませんが(笑)
400年前にフランス料理店をやってたのか!? と一瞬驚きながらも笑っちゃったのですが、何のことはない、料亭旅館としての歴史みたいですね。(ちなみに関ヶ原の戦いが1600年、江戸幕府開闢が1603年) それにしても、老舗の料亭旅館をやめて結婚式場併設のフランス料理店を開業するとは凄い経営感覚 反対もあったでしょうが、「大英断」だったのでしょうねぇ~。
建物は、高さといい細長い敷地といい、蔵を改造したような感じです。
カウンターに着席すると、おしぼりと空のグラスがすでにセットされています。ラーメン店でおしぼり? やっぱり違和感あるなぁ(笑)
メニューはこちら
私は初めて行くラーメン店の鉄則「メニューは上もしくは右から」に従って、鶏煮込みらーめんの醤油を選択。“綺麗なラーメン”が好きな、妻はあっさりめの鶏塩らーめん。
たしかにあっさりした感じで、柚子が載っています。スープにも透明感がある。妻は天王寺の和人さんに似ていると言っておりましたが、一口もらってみるとそうでもなかった。和人さんはもっと煮干しが効いています。ただ、この鶏塩ラーメンの味はちょっと難しかった。塩とはいうものの醤油感もあり、かなり複雑な味の組立てだと思いました。それと、載っていたのは豚チャーシューではなく、鶏もも肉のローストでした(妻談)。ちなみに麺は私の注文した鶏煮込みらーめんより若干細めです。
旨かったです、たしかに。
でも・・・・
今年になってから鶏白湯系を食べすぎました。だから、舌がバカになったか慣れ過ぎてしまったか、それともそれ故に自分の中の及第レベルが高くなりすぎてしまったか。
鶏白湯系を初めて食べた時の感動というか旨さというか、この系統についてはそういう感覚が完全に薄らいでしまっています。私の大好きな麺人ばろむ庵さんも鶏系なのですが、あのラーメンはアゴ出汁がビシッと建ってお互いを引き立てあって高いレベルで両立しているので毎月食べても全く飽きが来ないのですが、う~ん、くろすさんのラーメンは今の私には「飽き」が問題かな~?
ラーメン自体は美味しいんですよ、間違いなく。スープもまろやかで麺も悪くない。太麺がそのまろやかなスープに絡んで申し分ない。レアチャーシュも丁寧に調理されていて美味い。若い女性の店員さんの接客も非の打ちどころがない。さすがにフレンチのお店が経営するラーメン店です。
駐車場の心配が皆無なのでクルマでも行きやすいのですが、「今の自分には鶏白湯系は…」というその1点だけです。
中華そば ムタヒロ [ラーメン]
最近鶏白湯系が多くて、煮干し系にさっぱり縁がなかった私のラーメン生活。
湯切れならぬニボ切れを解消しようと選んだお店が、こちら中華そば ムタヒロ・堺東店さん。東京は国分寺が発祥のお店で、今年の7月15日に放送された『出没! アド街ック天国』で10位に入っていたのには思わず笑ってしまいました
→http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/smp/adomachi/rank/?rankId=22829&townId=1127
南海高野線・堺東駅から歩いてすぐのとっても細い路地で、昼間から営業している飲み屋があちこちにある、まるで新世界のような街です。実は私もこの界隈に足を踏み入れたのは初めてで、
「へぇ~、こんなふうになってるのか・・・・?」
と妙に感心したものです。クルマだったのでさすがに飲むのは控えましたが、電車で行っていたら間違いなく生ビールの一杯は飲んでましたね(^o^)
でも、その後私が食べ終わるまでに来店したのは5人ほどでしたから、一番混んでいる時間に行ってしまったのかもしれません。
大台を越えてしまいました(苦笑) さてこれが吉と出るか凶と出るか
2本入っている口当たりがやさしい穂先メンマはまあこんなものでしょう。
そしてこれ。はじめは「なんだこれ 麺? ワンタン?」と思ったこれ。
どうやら「いったん麺」というらしいです。まるでふんどしのような形状の、信じられないくらいの超幅広の平打ち麺。麺というよりはトッピングとして食べた方がいいのでしょう。
このお店、HPを見ると「ムタ&ヒロ」という写真が載っています。・・・・やっぱり親しみを感じるな~(^o^)
堺最強のラーメン店 石原ラ軍団 [ラーメン]
さて、所用で銀行および役所回りをしなければならなかった平日のお昼ちょっと前。少し足を延ばして堺の人気ラーメン店に行ってきました。大阪第2の政令指定都市の、長らくNo.1を守り続けているお店。私もその存在については常に意識はあったものの、少し遠いこともあってなかなか行けずにいたお店でした。
今回ようやく時間が取れたので、念願叶って初訪問。
それにしても変わった店名です。「石原軍団」はあまりにも有名ですが、『ラ』を間に挟んだのには何か意味が? 『ラ』は「ラーメン」の『ラ』かと思いきや、メニューにはアルファベットで「LA」とあるのでそうでもなさそう。結局よくわかりませんでした(苦笑)
開店(11:00)とほぼ同時でしたので、2番目で入店。
入店前に表の看板を見ると、
「毎週水曜木曜は塩ラーメン専門」
として営業しているとのこと。
ま、いいか、と入店。
メニューを見てみたら、醤油もあるではないですか。
しかし、今回はかなり迷いました。
醤油も、どの醤油を使い分けるかで3種類。そりゃあ迷いますって・・・・(^^;
レアの肩ロースは比較的あっさりした味わいで、歯応えも楽しめます。
というわけで、関西国際空港へ向かう際に、ここでラーメンをいただいてから行くことに決定~
7月17日の「ばろむ庵的限定 『冷やし中華?』 Ver.夏の思い出」 [ラーメン]
前回は冬場の味噌ラーメンでした。2~3月の冬場にかけての「味噌中華そば Ver.名古屋の思い出」。寒い日に、五臓六腑に染み渡る絶品スープのラーメンでした。
http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2017-05-19
!
ばろむ庵さんの開店時間は10:30。それに合わせたのがそもそもの間違い。ばろむ庵さんはお客さんの状況によっては快く開店時間を早めてくださる、心優しきお店なのです。なのに・・・・
当日は曇天で、時おり風が吹き渡るという比較的マシな気候だったのが幸いしましたが、これが炎天だとたまったものではないでしょう。付き合ってくれた妻に感謝ですm(_ _)m
ちなみにこれまでの並び始め~着丼までの最長時間の記録は、麺屋 紡(東大阪。その後移転)さんの1時間50分。そして第2位は俺のラーメン あっぱれ屋(京都府城陽市)さんの1時間40分。
今回の麺人ばろむ庵さんはこれに次ぐ第3位の待ち時間記録となりました。
まず、鶏モモ肉をボイルして小さくカットしたものが載っています。棒棒鶏に使われる鶏肉と酷似してますね(というかほぼ同じ?)。
これがまたコクがあって、うん、旨い。いつものレアチャーシューとは当然ながら違った味わいで、一杯で2種類のお肉を楽しむことができます。
この子
もう1枚。
そして特筆すべきは、とにかく顔がちっちゃいんです。「小さい」ではなく「ちっちゃい」。関西弁のこの微妙なニュアンス、わかりますでしょうか。可愛らしかったですよ、ホントに。あれで深夜にはしご酒をやってたら、そりゃおごりたくなりますって
南河内の新店 麺屋 一刃さん [ラーメン]
私の住む南河内地域は、各店主さんには申し訳ないのですが、そんなに美味いラーメン店が多くありません。豚骨やタンメン系にはなかなかなお店があるのですが、「これは!」というお店がなく、『帯に短し襷に長し』という言葉がぴったり当てはまるような、そんな感覚。他のラーメンブログを見てみても「ラーメン不毛地帯である南河内」などという書き方が多く見られます。
そんなところに、GWが終わるのを待っていたかのように、ひとつのお店が開店しました。これまで南河内にはなかった(?)鶏白湯の専門店です。
その名は麺屋 一刃。「一刃」は「いっとう」と読むとのことです。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)
ところが他の客さんは大半、というか全員が豚バラを選択しており、鶏レアを頼んだのはその時間帯では私だけでした。そんなに少数派なのかな~と少しばかり自信を無くしますが、これが日本人の悪い癖。流されてるようじゃイカンのです。ちゃんと自分を出さないと(笑)
まずはスープを一口・・・・あっさりしてますな。先日中百舌鳥でいただいた鳥の鶏次さんと比べると、同じ鶏白湯ながらずいぶん違うことがわかります。あっちはブログでも書きましたが相当濃厚なスープ。しかし一刃さんは、言ってみればライト系鶏白湯。豚骨ラーメンも濃厚なヤツとライト系に分かれますが、鶏白湯も同じパターンのようです。少なくとも私は嫌いな味ではありません。
悪い味ではありません。同じ南河内ですし、次は醤油+中細麺+豚バラで試してみようと思います。
これまでワタシ的には大体『醤油>塩』なので(奈良の新店、MENYA BIBIRIさんがそうだった)、結構期待しての再訪でした。
こちらは・・・・そうですね。結論から言えば、私は経験&当初の予想どおり『醤油>塩』でした。もちろんこれは私の感覚であって万人がそうではないと思いますので、行かれる際はあくまで参考までに。
ただラーメンとの相性で言えば、鶏レアの方が若干上、という感じはします。
麺はそんなに変わらなかったけれど、前回いただいた全粒粉より今回の中細麺の方が若干啜りやすく感じられました。でも、本当に大きな差はなかったように思います。
( 妻とのシェア後)
私のおススメは、鶏白湯(醤油)+中細麺+チャーシューはその時の自分の欲求次第・・・濃いヤツを食べたければ「バラ」、あっさりいきたければ「鶏レア」ですかね。
麺は・・・・これは難しい。というのは、どちらを選んでも後悔はしないと思うからです。どちらもそれなりに美味しい。違いは、スルスル入る中細麺と、ざくっとした歯応えが魅力の全粒粉麺、といったところでしょうか。悩むところではあります。
次はチャーシューがロースのパターンですね。お値段は50円高い800円ですが、この差はチャーシューだけのようです。ラーメンで最もコストのかかる食材はスープですが、あえてチャーシューで差を付けるその意味はどんな所にあるのでしょうか。近いうちに試してみるつもりです。
実は上記の鶏白湯醤油をいただいたとき、「つけ麺をはじめます」というポップを見掛けていました。ほうそりゃおもしろい、喰ってみるか、とその時に思い、後日、田んぼの作業の後に昼飯をつけ麺でいただくことにしました。
(一つのお店で食べた3回分のラーメンを一度に紹介するのはこれが初めてですわ)
これまで私が行ったお店でのつけ麺は、麺の量300gまでが同額で、400gにすると100円アップ、というお店が多かった。しかしここ麺屋 一刃さんでは、200gが900円、300gおよび400gが1,000円()という価格設定になっていました。つけ麺の麺の量は300gと決めている私は400gは遠慮。なぜなら一度400gを喰らって撃沈してますから(その様子は近日中に公開予定www)。
で、10分待って着丼。
やはりチャーシューはその都度カットされていました。この姿勢はいいですね
おおっと、これがロースでしょう しかも3枚。
カット跡も鮮やかなレアのロース。正直、これは美味しかった。噛めば噛むほど肉の旨みが出てくるような、そんな感じ。
上記の鶏レアも豚バラも、これをいただくと1ランク落ちると思います。
煮玉子も悪くない。とろっとして実に玉子らしい。
穂先メンマは・・・・普通のラーメンに付いてくる、そのまんま(^^)
麺は、全粒粉ではない太麺。この麺はつけ麺専用でしょう。つけ麺によくあるタイプの、歯応えのある麺。
ネギは白と緑の組み合わせ。彩りがいいです。
つけ汁には小さめのブロックチャーシューが沈んでいました。チャーシュー丼に使われているものだと思います。
肝心の味ですが、これは完全にまたおま系。魚粉がつけ汁の底に沈殿しており、食べ進むにつれ塩辛さが増していくパターンでした。特筆すべき点は特にありませんが、この味が南河内でいただけるというのは、私にとっては進歩です。
一杯1,000円はたしかに相当高いですが、このお店の他メニューと比較した場合、鶏白湯醤油(ロース)だと800円、それに煮玉子で+100円、麺が通常の140g(予想)→300gの太麺と考えると、まあ適正な価格には感じられてきますね。
これで麺屋 一刃さんのラーメンメニューは大体のところで制覇できました。
その結果からいうと、私なら【鶏白湯醤油+中細麺+ロース】、これでいきます。
年を取ったら豚バラの濃厚な味わいはちと重い(苦笑)。鶏レアだと若干物足りなさがあり、50円高くてもロースがベスト よし、次はいつかな? ・・・・当分先です(爆)
濃厚鶏白湯の決定版 麺や 鳥の鶏次さん [ラーメン]
主人公の前田慶次は、NHKの大河ドラマでは直江兼続を描いた「天地人」で、私の記憶に間違いがなければ、ミッチーこと及川光博が演じていたと思います。まあ戦国時代の中では有名ではないですが、とてつもなく魅力的な面をもった武将だったようです。(ほとんどフィクションかもしれませんが、天下人の秀吉の前で顔をそむけて礼をした・・・・髷を曲げて結っていたので、秀吉から見たらきちんと礼をしているように見える。しかし顔は横を向いているという仕掛け・・・・のは本当らしい)
どうです、このスープに張ったシワだらけの膜 これぞコラーゲン、スープの濃厚さを証拠立てていると思いません?
そそりますよね~~~
うぉ~~~
スープを一口含むと、口の中に濃厚な鶏の香りがぶわ~っと広がり、その直後、旨味が怒涛のごとく舌を攻撃し、喉を滑り降りてゆく。醤油の香りに負けない鶏の風味。これは濃厚、かつ旨い クセにある味です。
茶色いのは焦がし玉ネギですかね?
鶏白湯専門 MENYA BIBIRIさん [ラーメン]
http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2013-06-24
当時から鶏スープの美味さで定評はありましたが、今や奈良県でNo.1の人気店となり、軽々と行けるお店ではなくなってしまいました 夜の営業がなくなり、昼間はいつ通りかかっても長蛇の列。もはやそこに並ぶほどのパワーはなく、食べたいな~と思いつつ、行列を横目に通り過ぎるのが常でした。
構成はシンプルで基本は魚介鶏そばで、塩か醤油か。それに特選だとチャーシュー3枚+味玉が増えます。あとはまぜそば。
。
エスプーマのかかったラーメン@轍 総本家さん [ラーメン]
本来であればここは和泉屋善兵衛さんの夕食を紹介するところですが、そちらは一旦休憩して、大阪のちょっと珍しいラーメンをご覧いただこうと思います。
ここは大阪環状線・寺田町駅前。この駅は環状内回りで、天王寺の次の駅に当たります。歩いても約15分、電車に乗っても120円のまあ至近距離。それでも軟弱な私は電車に乗りました(キッパリ)
お店は駅のほぼど真ん前の【ココ】(←クリックどうぞ)にあります。
このお店の存在自体は前から知っていたのですが、麺屋 和人さんをはじめ天王子駅前で十分魅力的なお店が増えたため一駅足を延ばす気になれず、行きたいながらも放置状態でした。お店の名前は轍 総本家さん。轍は「わだち」と読みます。大阪の本町にもお店があり、そちらも名の知れた行列店。
で今回、意を決して行ってみた次第→そんな大層なものでもありませんが(^^;
平日の13時過ぎに店に着いたのですが、前客は2~3人。ある程度は行列覚悟でしたが、拍子抜けするくらいすんなり着席できました。
メニューです。
「初めてのお店はメニュートップ」というセオリーに従い、私はふく流らーめんを選択。評判の高いレアチャーシュー食べたさに、珍しく特製にしました。煮干しらーめんにも相当食指が動いたのですが、これは次回のお楽しみということで
ちなみに、昼夜各限定10食のつけ麺はすでに売り切れでした。
テーブル調味料はこの通り。左から一味、胡椒、そしておろしニンニク。右端はサザエの殻に入った爪楊枝。これはいいアイデアですね。サザエの内側ってキラキラしていて綺麗ですから
そして着丼。
轍 総本家さんの看板メニュー、ふく流らーめんの特長は、なんといっても一面に吹きかけられたエスプーマ
ほんのり柚子の風味が香ります。真っ白なスープはある意味不気味な感じがしないでもありませんが、すぐ下の層にはいかにも美味しそうな鶏白湯醤油の色が待ち構えており、食べてみても違和感はまったく感じませんでした。
(エスプーマについてはコチラ→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%9E)
その基本の醤油味。3種類の特選醤油をブレンドしているとのことで、醤油の旨みが感じられる一杯でした。その反面、鶏白湯は若干スポイルされてるかな? それでも特有のクリーミーさはあり、とても美味しい一杯でした。
特製にすることでレアチャーシュー2枚増+味玉。
このレアチャーシューもなかなかのお味。私はスープに短時間浸け、ほんのり温かくなった頃合いを見計らって食しましたが、これは正解でしたね
南大阪名物の水菜におそらく九条ネギ、麺は中細で適度な歯応えもあり、最後まで美味しくいただけました。
大盛がなかったため替玉にしましたが、これはその投入前の画像。
初めてのエスプーマを使ったラーメンはなかなかおもしろかったです。店員さんの愛想もよかった。サッカーJ1・浦和の槇野選手似のお兄さん、私が帰り際に丼とコップをカウンターの上に挙げながら「美味しかった~ また来ます」と言うとすごく喜んでくれ、「一番嬉しいです」と満面の笑顔(^o^) あんな顔をされたら、また来ないわけにはいきません。
ラーメン屋さんに限らず、飲食店がお客さんに与える最後の印象ってとても大事です。このお店はそれがきちんとできていると思います。そしてそういうお店はきっと流行ります。
次は煮干しらーめん、もしくはつけ麺をいただくつもりです。
『味噌中華そば Ver.名古屋の思い出』は麺人ばろむ庵さんの限定ラーメン [ラーメン]
ネタ的にはもう3か月近くも前の寒~い時季のもので今さら感は否めないのですが、松本のお宿に行く前に触れておきたいと思います。
私の大好きなラーメン店、麺人ばろむ庵さんが書いておられるブログ、「ふたりがひとり」。
実はこの日のブログを読んだのは、実施日のラストを残す2月25日土曜日の夜で、これを食べようと思えば翌日に行くしかないという、実に際どいタイミングでした。
うわっ もう明日しかないやんけ・・・・
それでもあのばろむ庵さんの限定ラーメンです。これはもう行くしかないと心に決め、多少は並ぶことを予想して当日は早めに家を出ました。呆れた様子の妻を残して・・・・(^^;
で、待ち客なしのポールポジションを獲得したわけですが、私が並んだ後にぽつぽつとお客さんが来始めました。
店主さんは10:30の開店を10分ほど早めてくれ、10:30には限定40食の「味噌中華そば Ver.名古屋の思い出」が着丼。
いつもの新中華そばと比較すると、
・当然ながらスープの色が違う
・チャーシューが炙ってある(ヤマトブラックと同じ?)
・チャーシューは2枚
・鰹節が載っている
といったところでしょうか。
で、まずはスープを一口。
名前が「名古屋の思い出」で「味噌中華」とくると当然ながら赤味噌を連想するのですが、やはり味の基本は赤味噌だと思いました。かつて私は7年半ほど名古屋支店に勤務しており、一般の関西人よりは赤味噌に接する機会が多く、何より好きですので、今でもスキーで名古屋方面を通りかかるとスーパーに立ち寄って赤味噌を買って帰るほどです(・・・・大阪でも売ってはいるものの種類が少なく高価なので)。
そんな懐かしさを思い出させてくれる味でした。ピリッとする辛みがあり(鷹の爪?)、そして何より凄く深みがある・・・・。いつもの新中華そばの独特の旨みの上に、味噌の奥深さが乗っかっているような、そんな感じと表現すればいいのでしょうか。外は、盆地特有の底冷えのする寒さ、お水取りにはまだ早く春はまだ遠し、といった感じなのですが、スープは腹の底から温めてくれるような、そんな感じでした。
炙ったチャーシューは味噌に負けない強さがあり、後の具材もラーメンの美味さを引き立てている。いや~、かつての塩中華といい、やはり店主さんは非凡ですよ。本当に美味い
と思っていたら、なんと3月にも再度味噌中華をやるとの告知が。
もちろん行ってきました。2度目の「味噌中華そば Ver.名古屋の思い出」。いや~、やっぱり美味かったな~(^o^)
大阪から足を伸ばす価値は十分あるというものです。
『五臓六腑に染み渡る』とはいいお酒を飲んだ時に使う決まり文句ですが、あのスープも、なんか自分の内臓と内臓の間にじわ~っと拡がって行くような、そんな感じがあったと思うのです。美味かったよなぁ・・・・
それにしても、一度ばろむ庵さんが作るつけ麺を食べてみたいと思うのですが、無理な望みなのでしょうか。
大阪では珍しい牛スープのラーメン 来々源さん [ラーメン]
お久しぶりのラーメンの紹介です
この日、大阪の谷町近辺に用事がありました。大阪有数のオフィス街であるこの辺りですが、私は滅多に来ることがありません。
当然ながら美味いラーメンを食べようと事前リサーチを行うも、用事の時間が15~16時頃と中途半端なこともあって、近辺のラーメン店は軒並み昼休み中(夜営業に向けて仕込み中?)
しかし、どこか一店舗くらいはと、通し営業のお店を探しました。
その中でヒットしたのがこの来々源さん。「らいらいげん」と読みます。帰宅後調べてみると、立派なHPもお持ちです。(http://www.rairaigen2015.com/)
場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。
本町通りという、中央区を東西に走る主要幹線に面したビルの半地下のような場所にあります。
そこにあったラーメンの紹介。
この通路の奥にお店があります。
「こんにちは~」と訪問したのは15:50くらいだったかな? 私とほぼ同年輩の方と、娘さんでしょうか、若い女性の2人で営業されていました。
予想通り、お客さんはゼロ。こんな時間だもんね、ある意味当然。逆に店主といろいろ話ができて、なかなか楽しかったですよ
メニューはランチメニューとそれ以外の時間に分かれています。場所柄ランチメニューが安めに設定され、例えば一番人気であろうAセットはランチ後とは100円の価格差があります。
店内には写真入りの紹介もありましたが、ちょっと見づらい(^^;
チャーシューを炙ったトースター(?)がチーンと音を立てて、しばらくすれば中華そば(並)の着丼です。
おお~、チャーシューがでかい。キャベツの千切りが乗っていますな。これは珍しい。初めて見ました。
このお店のラーメンの特長は、なんといっても牛スジ+鶏ガラのスープ。牛骨のラーメンはもう10数年も前に名古屋駅の近くで食べたことがあるきりでそれ以来はなく、牛スジのラーメンに至ってはおそらく人生初。
で、まずはスープを一口。
・・・・・ん? もう一口。ほうほう、なかなかイケますね 初めは若干の違和感があるものの、それも二口目には解消し、見た目以上にさっぱりした味わいでありながらコクがあります。牛スジというとコッテリとしたイメージがありますが、このスープはそれがない。醤油ラーメンとしてかなり高いレベルにあると思いました。
大ぶりのチャーシューは箸で摘まめばホロッと崩れるような柔らかさ。大阪ではきわめて珍しい牛スジベースのラーメンを作るほどおそらくは研究熱心な店主が必要と判断された“炙り”チャーシューです。炙る工程が必要かどうかは別にして、とても美味しいチャーシューでした。ネギは香りがきつくなくスープとの相性はいい。千切りのキャベツはスープに浸けていただきました。コクのあるスープにはこれまた相性はいいと思います。ただ、必要かというと、ワタシ的には「?」。
麺は自家製の低加水細麺。ざっくりとした歯応えは、博多ラーメンの麺ときわめて近い味わいです。メンマはやや柔らかめ。
いや、なかなかに美味しいラーメンでした。レンゲでスープを飲む私を見て店主が
「それだけ味わってくれるととても嬉しいです」
と言われました。そんなことを言われたらこっちだってもっと飲むぞ、と結局はスープまで完食です。
それと、店に入ったときからお嬢さんが一所懸命に牛スジとそれに付いている身とをほぐしていました。聞いてみると、スジはラーメンのスープに、身はよく煮込んでチャーシュー丼に使われるとのことです。次回はぜひそれも食べてみたいな~と思いつつ、店を出ました。
河内の中華そば 醤(ひしお) [ラーメン]
皆さま、大変ご無沙汰をしておりました。1月月末から最近にかけてメチャメチャ忙しくとてもブログに割く時間がなくて、皆さまのブログをチェックはしつつも自分のものは放ったらかしという状況でした。忙しさはまだしばらくは続く見込みであり、落ち着くまでまだ相応に時間はかかると思いますが、これからぼちぼち再開していきたいと思います。
さて今回のラーメンの場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。
花園ラグビー場と、駅をはさんで南側。近鉄・東花園駅からは徒歩5分といったところ。お店から花園ラグビー場までは歩いて15分足らずですかね。まあ適度な距離ではあります、雨でなければ。
この日はセンター試験の初日であり(つまりもう1か月以上前の話ですな)、全国的な大寒波襲来がトップニュースになっていた1月14日(土)。東日本や日本海側は大雪が降り、スキー場はホッと一息ついているところでしょう。
我がラグビーのトップリーグは最終節で、この日でひと段落。
そんな寒ーい1日、あえて戸外のスポーツ観戦をしてきました。さすがにこの日はスキーには行けない。これから整備に入って、来週くらいがベストコンディションでしょう。
おっと、ちょっと脱線してしまいました(^^; 今回は基本はラーメン記事です。
ラグビーの試合開始は11:45。まずは腹ごしらえです。そのため、東花園近辺で美味しいラーメン店を検索し、見つけたのがここ、河内の中華そば 醤さんです。醤は「ひしお」と読みます。ちょっとだけ自慢ですが、私はこの字を読めましたよ
お店到着は開店15分前の10:45。それでも8人待ちでした。この内の一人がなぜか列を離れたため結果的に7人待ちになり、8人目の私は入店第1列に滑り込むことができました。
店内ディスプレイにはこのようなお酒の瓶が。
そしてメニューの表側。
裏側。
テーブル調味料は黒胡椒のみ。まあ使いませんが。
今回は珍しくビールを頼みました。外は極寒なのに? そんな時ほど温かい店内に入ると無性にのどが渇くのです。それに、何といっても大阪では少数派のSAPPOROラガーがあったこと。そう、私は家でもSAPPORO派なのです
ちなみによく冷やされたグラスが個性的でした。これ、焼酎なんかを飲むのに適した形状ですね
ビールを頼んだらカクテキをサービスしてくれました。でも、ラーメンを食べながらつい一口食べて・・・・後悔しました 今回のラーメンに合う味ではなかったですわ 結局ラーメンを食べ終わってから平らげました。
注文は4人ずつ取られました。8人目の私は、1巡目とはいえ注文も聞かれずただ座っていただけ。店主が一人で営業されているのですから、これは仕方のないことでしょう。
さて、注文した煮干し中華そば・大盛が着丼です。デフォの中華そばと散々迷ったのですが、やはり「煮干し」の3文字に魅かれました。もはやパブロフの犬みたいなものかもしれない(^^;
綺麗な色のスープです。画像では伝わりにくいの残念 (てか、なんでこんなに黄色いんだ?)
見るからに旨味が凝縮されたような色合いのスープを、まずは一口・・・・これはウマイ 煮干しの深い味わいが口中に広がる。麺屋 和人さんに近い味わいですね。こりゃあ好みです、完全に。レンゲが止まらんわ(^o^)
麺は中太麺。歯応えがあり、シコシコとした食感がうまうま。
このお店の大盛は+50円ですのでお得感があるのです。自家製麺の成せる業とでもいいましょうか。
まるで太麺のように長いメンマは柔らかいです。最近の個性的なメンマは、ばろむ庵さんのような材木系か、このような穂先メンマに二極化されてきた感がありますね。
しかし、それらにも増して強烈かつ圧巻な印象を残すのは何と言ってもチャーシューでしょう。チャーシューは、バラ肉か肩ロースかを注文時に店主に伝えます。私はバラ肉を選択。
どうです、この大きさ 着丼したときはスープに隠れて見えませんでしたが、それを引っ張り出せば丼の表面の3分の1を覆いそうなこのサイズ。しかも・・・・
極厚!!
普通のチャーシューの3~4枚分はあるかもしれない。さらにバラ肉はトロトロになっていて、箸で摘まべばほろっと崩れる柔らかさ かなり美味いです。
普通これだけ個性的なチャーシューがドカンと来れば、そればかりが目立ってしまってラーメン本体の美味さは隠れがちになるものなのですが、醤さんの凄さは、このぶ厚いチャーシューもただの個性のひとつとして抑えられてしまっているところです。それだけラーメンを構成するすべてのクオリティが高い。
これだけの量とクオリティを兼ね備えていて、価格は750円+大盛50円。これはかなりコスパが高いといえるでしょう。間違いなく再訪決定です。花園で見るラグビーとセットで来ることは間違いない。いや~、ここはおススメですよ
さて、ハイレベルの醤油ラーメンを食べたあとは、ラグビーのトップリーグです。この日は最終節。日本的には今年1番の大寒波が襲来し、全国的に相当な冷え込み。広島や名古屋、京都は雪に見舞われているのに、ここ東大阪は青空が見え、気温は低いものの、のどかなものです。
この日の試合は
第1試合:近鉄VS豊田自動織機
第2試合:ホンダVSキャノン
タッチに蹴り出したボールが見えます。
風が強かった スコアボード上の旗がこれほどはためくことはそうあるものではありません。
もちろん寒かったですが、防寒対策をしっかりしておいたので耐え切りました。
第2試合のスクラム
走り込む相手をタックルでなぎ倒しに行く
いや~、ラグビーはやっぱりおもしろい たまらん
初めて二郎系ラーメンを食す [ラーメン]
噂はかねがね聞いていました。実際にテレビや雑誌での紹介も読んだりしていました。息子からも食べてきた話を聞いていました。
しかし、私は食べる機会がなかった。坦々麺に代表される辛いラーメンには見向きもしない私ですが、野菜が山盛りになった豚骨醤油ベースの、いかにもジャンクなラーメン。二郎系と呼ばれて、熱狂的なファンもついているらしいですな。
そんな二郎系ラーメンを、ついに私も食してきました。
店の名はそのまんまのジャンク屋 剣さん。「剣」は「つるぎ」ではなく「けん」と読みます。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。奈良では、『高田バイパスの側道とR166の交差点の東南』といえば、県民には容易にわかる場所です。もとは「ガチトンラーメン」という名前の豚骨ラーメン店でした。一度行ってみたら開店まで30分もあったため諦めて別の店に行ったという、私にとってはいわく付きの場所です。(マピオンではまだガチトンラーメンになっていますね)
お店はトンカツ屋さんの隣り。ちなみに「松のや」さんは、牛丼チェーンの松屋さんの新形態のお店です。実際、この前は牛丼の松屋さんでした。
この、妙に浮き上がったような赤がいかにもジャンクな感じですね 自動販売機にまでデザインを施しているところが立派
さあ、初二郎系に突撃だ
まずはメニューと能書きから。
わかりやすいのでここで先に書いておきますが、私が注文したのは、
・麺の量:並盛(それでも他のお店では大盛の200g)
・野菜:ちょい増し(500g)
・カラメ(醤油ダレ):ちょい増し
です。あとのニンニク、アブラ、カツオはそのまま。まあ、ニンニクは必須でしょう。この後人に会う予定もなかったし。
尚、醤油ダレをちょい増しにしたのは、大量のモヤシでスープが薄くなるのを懸念したためです。
注文を聞いたお嬢さんは、懸命にメモを取っていました。そりゃあ覚えきれんですわ、これは。組み合わせの数はすっごく多くなりますから、間違い防止のためにもこれは絶対に必要。
段ボールに書かれているところがまた・・・・(^o^)
これは納得できますな。
お冷やはセルフサービス。テーブル調味料はコショウと一味。
7~8分は待ったでしょうか、ようやく着丼。
お~、なんか色彩に乏しい感じですな~(笑) やたら茶色く見えます。
横から見ると
盛り上がっているな~(笑笑)
それにしても、こりゃあモヤシの山だ(笑笑笑) これでちょい増し。適量かな、私には。
その山には溶岩よろしくニンニクと背脂がどかっと乗ってます。
メニューにはモヤシとキャベツ、と書いてありますが、キャベツは掘らないと出て来ない。99%はモヤシと言っても過言ではないでしょう。 ちょろっと見えているだけですからね。
ニンニクと背脂、鰹節を被ったモヤシをまずガツガツ食べないと麺が出て来ません。で、まずはモヤシを喰らう。
そして出てきた麺がこちら
太いです。そして平打ち。食感はモチモチで、まるでパスタのよう。かなりな高加水麺でした。そりゃあ、これで低加水だと一発で伸びてしまいますからね。スープに使っている状態が長くならざるを得ない麺ですから、もうこれしかないでしょう。ある意味、「必然の生んだ麺」ですね。もちろん最後まで同じ食感が楽しめました
結局、麺や野菜(といってもほぼほぼモヤシですが)の量は、このときの私には適量でした。空腹の状態であれば麺は大盛でもOKだったかもしれません。そこは体調次第で調整すればいいでしょう。
チャーシューは小ぶりなものが2枚のみ。
麺や野菜、ニンニクなどにコストが取られますから、そのしわ寄せがチャーシューに行くのも、これまた必然。
スープですが、可もなし不可もなしの豚骨鶏ガラ醤油でした。醤油ダレを多くしたのでやはり辛かった。次回は、「カラメ」もノーマルで行こうかと思います。
・・・・次回があれば、ですが(^^;
麺場 田所商店で専門店の味噌らーめんを [ラーメン]
このお店を教えてくれたのは、ネット友の船山史家さん。
あ~、関東にはこんな味噌ラーメンの専門店があるんやな、と思ったものです。なぜなら大阪には味噌ラーメンの美味しい店はあるものの、それしか出さない専門店の存在は私は寡聞にして知りません。
そのお店が私の住む南大阪にオープンしたのが昨年の12月。そこから今回の訪問まで11か月近くもかかってしまいました。
場所は【ココ】(←クリックどうぞ)
地元ゆえに知っているのですが、実はこの建物は最初はお好み焼き&鉄板焼き屋さんとして開店しました。店舗の右側にある「わらい」というのがそれ。
ただ、あまり流行らなかったようです。オープン直後に私の母が友人と行っているのですが、「あんまり美味しなかったわ」とのこと。観光地のど真ん中ならともかく、こんな郊外のお好み焼きさんで看板メニューが美味しくなかったら大阪では即退場です。
だから、店の半分を田所商店さんに売ってしまった(貸した?)と思われます。
オリジナルのお好み焼き屋さんの入り口が道路側(旧R170)にあるのに対し、田所商店さんの入り口は駐車場側にあります。
おいおい、暖簾が反対向いてるがな(^^; この時点でちょっとがっかり 暖簾って店の顔そのものだと思うのですが、その扱いがこれでは・・・・。まあ独立店ではなくチェーン店ですからね、従業員の意識ってこんなもんなのかな~?
店内は、カウンターが3席+7席、4人掛けテーブルが4卓、小上がりが2卓といったところ。小上がりがあるのはお好み焼き屋の名残りといったところでしょう。一人の私は当然カウンター席に着席。
メニューを何枚か。これは史家さんのブログで見たものと同じデザインでした。
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2016-09-24
http://funayama-shika-3.blog.so-net.ne.jp/2015-12-02
ただ、見比べてみてわかったですが、私の今回の記事と3枚ともラーメンの価格が違っています。値上げの変遷(先代商店さんは違いますが)がわかっておもしろいです。
サイドメニューが多いのはチェーン店の常。実際、私の周囲は、全員何らかのサイドメニューを注文していました。チャーハン、餃子、ライス、鶏の唐揚げ、ノンアルコールビールなどなど。それに店員さんの炙りチャーシューの推奨などもありながら、私の注文は信州味噌らーめんの大盛。
テーブル調味料はこんなもん。手前右の小さな壺は辛味噌です。辛さが足らない時に足すためらしい。私には不要でしたがね。ところで右隣りのおじさんはコショウを親の仇みたいに振りかけてました。10秒くらいは振り振りしていたんじゃないか・・・・すみません、大変失礼ながら、正直、こいつはアホか、と思いました
この店を訪れる前に、史家さんのブログで情報を得ていました。曰く、
・北海道味噌、信州味噌、九州麦味噌の3種類がある(今日のお店では期間限定なのか、江戸前味噌もありました)
・北海道にはフライドポテト、信州味噌には山菜、九州麦味噌には薩摩揚げがトッピング
・スープはレベルが高い
・チャーシューはなく炙ったそれが別売り
・トッピングのバターがでかい
これからそれらを実感します。
待つこと数分で着丼。先にも書いた通り信州味噌らーめんの大盛。
当り前だけどやっぱりありました、山菜・・・・う~ん、違和感アリアリだ(笑) 蕎麦やうどんにならいいけど、味が濃厚な味噌らーめんにはなぁ~(^^; 史家さんも書いておられましたが、この無理矢理なご当地感は要らないと思いますね。これならチャーシューの1枚でも入れてくれるか、それが無理なら肉ネギを増やすかした方がずっといいと思います。
しかし、スープは美味いです これは史家さん情報通り。一斗缶に入った業務用のラーメンスープではなく、ホンマもんの味噌から作り出した感があります。さすがにこれは専門店のクオリティですね。信州味噌はピリ辛で味わい深く、味噌という調味料の美味さを十分に堪能させてくれました
左の画像は同じような色合いが接触しているのでわかりにくいですが、左が揚げ玉ねぎ(フライドオニオン)と右が肉ネギ。山菜は・・・・これは完全に業務用ですな(^^;
たっぷりと入ったモヤシと縮れ太麺。やっぱり味噌らーめんには、スープのよく絡む縮れ麺が合います。このお店はスープが美味いだけに、定番とはいえ縮れ麺は尚更よかった
少し残念だったのは、固麺を指定しなかったので麺が柔らかかったこと。大盛にしていたので、最後の方は少し麺が伸びてしまいました。これは私のミス。次回は気を付けます。
このお店の再訪はありです。冬場の寒~い時期ならなおいいでしょう。きっと暖まると思います。
次回より、紀州 龍神温泉再訪編です。
麺人 ばろむ庵さんの限定ラーメン [ラーメン]
本来ブログとは日記のようなもので、その日にあったことをその日に書き込むものである、と聞いたことがあります。まあ、ズボラな私はその基本を踏襲したことはおそらく一度もなく、もしかすると今回が初めてかもしれません。
11月23日(水)。
世間様は勤労感謝の日でお休み。されどわが社は出勤日です。その日に午前半休を取得して向かった先は、私のヘビーローテーション店、麺人 ばろむ庵さんです。
なにゆえ私が(半分ではあるものの)会社を休んでまで遠方のばろむ庵さんを訪れたかというと、その理由はこれ
私にとってはたかがラーメン されどラーメン。
つくづく「アホやなぁ~(ーー)」と自分でも思いますが、こればっかりは仕方ありません。あのばろむ庵さんが出す限定が不味い訳がない。しかもタイトルが『エビシオ☆ヌードル Ver.アラビスク』
めっちゃソソッてくれるじゃないですか。これはもう、会社を横に置いてでも行かないわけにはいかない。
これまでも限定で「塩」は販売されたことがありますが、それだけでも大層美味であったのに、そこにエビが追加されるとなると、いやが上にも期待が盛り上がるというものです
ただ「アラビスク」というのが意味不明で、「アラベスク」なら「アラビア風の~」とかいう意味なのですが、仮に「アラベスク」の間違いだったとしても、それがどんな味なのか見当が付きにくい。『スパイシー』ってことなのかな、と当たりを付けつつ、JR奈良駅を背にばろむ庵さんに向かいます。
開店時間は一般的なそれよりも早めの10:30。昼から仕事なので、遅れのないよう早めの10:15に到着です。
!!
・・・っと、もうお待ちの客がいるじゃないですか。しかも数えてみればもうすでに11人
しかし、何かおかしい。もう暖簾が上がっています。
すると、ん? コックコートを着た見慣れない今風の若者が近寄ってきて、
「おひとり様ですか?」 「今日は限定だけですがよろしいですか?」
(聞くと、彼はばろむ庵さんの新しい従業員なのだそうです。あの味に惚れ込んで弟子入りしたのかな~というのは私の想像)
そのためにやってきたんだ。もちろん「はい」と答えると整理券を渡されました。番号はなんと23番
開店15分前に着いても22人の後塵を拝しているのか
「もしかしてもうお客さんは入ってるの?」と尋ねると、「はい」との返事。
どうやら10時頃にはすでに十数人が店の前に行列を作り、そのために開店時間を30分早めて10:00にしたのだと思われます。
私が列の最後尾に並んだあとも次々にお客さんが到着し、列はどんどん長くなっていきます。
ここ数か月のばろむ庵さんは本当に人気が急上昇で、雑誌やテレビには一切登場しない取材拒否のお店であるにも関わらず口コミだけでお客さんが増え続け、最近では平日でも並ばないと食べられない人気店になっています。オープン直後から通う常連(の末席に名を連ねる私)としては嬉しいやらさみしいやら・・・・かなり複雑な心境ではありますね。
結局、並び始めてから着丼まで35分かかりました。暖かかった昨日と違って今日は結構寒かったので少し堪えましたが、こればかりは仕方ありません。
さて、100食限定の『エビシオ☆ヌードル Ver.アラビスク』とはいかなるものや?
ど~ん
心なしか、スープの色がうっすらとピンクがかっているように思えます。
まずはスープを一口。おおっ、美味いぞ、これは 以前に同じ限定で塩ラーメンをいただいたことがあるのですが、それと共通していますね。いわばその発展型といったような位置付けになるのかもしれません。
参考までに、これは2年半前にいただいた限定の塩中華そば ペパオニVer。(←よろしければクリックどうぞ)
明らかにスープの色が違いますよね。ペッパーもかかってますし。
(チャーシュー、煮玉子、レンゲの位置関係がピッタリ同じなのはもはや伝統といってもいいかも)
味のベースはメインメニューの新中華そばそのものです。そしてエビシオの「エビ」ですが、これは新千歳空港でいただいたえびそば 一幻さんのガツンとくる海老の味とは一線を画し、前線には出ず遠慮がちに後ろの方から香ってくる。それでもしっかりと主張はしていて、深い旨みを演出している感じ。
いや~、さすがに美味いですわ こういうお店を知っているだけで人生の愉楽があるというもんです、大袈裟ですが
チャ-シューと煮玉子は従来通り。
違いはこのヤングコーンと白い紛体。
このベビーリーフ上の白い粉がわからなかった。粉チーズかとも思ったのですがそのような香りは少なくとも私の舌や鼻では感じ取れず、結局わからずじまいでした。情けない・・・・ 日頃偉そうにラーメンの味を云々しているわりには恥ずかしいことです。
もしやするとこれがVer.アラビスクの神髄だったのかもしれません。あ、「アラビスク」の意味は結局最後までわからずじまいでした。
麺はいつもは全粒粉で茶色っぽい斑点があるのですが、今回はそれがなく、いわゆる普通の麺です。でもこの中太麺は歯応えもよく、実にいい麺でした。スープにあった麺を作ることができるのは自家製麺の特権です。ただしそこに至るまで試行錯誤を繰り返さなければならないと思われるので、別の意味でそれも大変だろうと推察しますが。
とにかく美味しいラーメンでした
もはや、さすが、としか言いようがありませんわ。『半休』の価値はじゅうぶんにありました
これは私が帰る際、11時過ぎの画像です。新しい従業員の方が店の前に立っています。
列はさらにその長さを増し、二十人弱が並んでいます。あと1時間もしないうちに限定の100食は売り切れることでしょう。
鯛出汁らーめん 琴ね [ラーメン]
ここは大阪市の西九条駅。JR環状線と阪神電車の西九条駅が交差する交通の要所の駅です。何年か前に近鉄と阪神が乗り入れるようになり、奈良~三宮(神戸)まで乗り換えなしで行けるようになりました。西九条駅は要所だけに特急も停まります。
そんな西九条に、鯛出汁らーめん 琴ねさんはあります。今年開店した新店で、なんと亀王さんの新業態とのこと。亀王さんは大阪を中心とした豚骨ラーメンのチェーン店で、今回の「鯛出汁」とは対極にあるようなラーメンを出しているお店。このお店も、亀王さんのお店を居抜きで改装したとのことです。
場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。阪神・西九条駅のほぼ真下にあります。
行ったのが16時頃ということで、店内にお客さんはゼロ。
カウンターの上には、使っているであろう煮干しがディスプレイされていました。左から
・片口鰯 ・宗田節 ・鯛 ・潤目鰯 ・煮干大羽 ・鯖 の5種類。
メニューです。裏表。
690円は安い、と感じましたが、実はコレ税抜き価格。1.08を掛けたら745円とフツーの価格になりました(ーー)
さすが、ウマイことできてるわ(苦笑)
このレアかつやレアちゃあしゅう盛り、から揚げはいいビールのアテになりますよね 独身サラリーマンや単身赴任の会社員が仕事帰りに寄って一杯やり、腹ごしらえをして帰るにはちょうどいい立地条件ですし、だからメニューに生中や生小、ハイボールがあるのでしょう。チュウハイや日本酒までありますもの、そういう魂胆はミエミエです もちろん否定はしません。
ラーメンのメニューだけを拡大。
そして麺の紹介。塩らーめんには14番の平打ち中太ちぢれ麺、醤油らーめんには24番の細麺が使用されています。通常、あっさりしたラーメンには細麺を合わせるのですが、塩に平打ちの中太麺とはなかなか珍しい組み合わせですね。
(しかし、こういう情報、要るか?) 私が食べた塩らーめんは14番でしたが、たしかにコシはありました。でも食べているうちに案外早く麺が伸びてきてしまって
テーブル調味料はこの通り。手前が餃子用のラー油とタレなので、ラーメン用としてはコショウのみ。使わないけど。
で、鯛出汁塩らーめんの着丼。大盛りにしています。パッと見、大盛には見えませんが。
なかなかオシャレなドンブリですね このドンブリ、背が高く、横から見ると逆円錐形。▽←こんなカタチ。
麺は大盛にしていますが、おそらくスープの量は並も大盛も同じなのでしょう。見た目以上にスープが少なく感じられました。
肝心のそのスープですが、魚の出汁の香りが十分に感じられるものでした。ただ鶏ガラが結構効いていて、オイリーです。無化調ですが味はしっかりしています。が、な~んかほんの少しだけ、何かが物足りないかな~?
トッピングですが、厚みのあるレアチャーシューが3枚。メニューの画像を見ると4枚入っているように見えるのですが・・・・。周囲にあしらわれたペッパーがいいアクセントになっています。ばろむ庵さんほどではないですが、十分イケるチャーシューであることは間違いない。チェーン店の出すチャーシューではないように感じます。
あとのトッピングは水菜。玉ネギのみじん切りとそれに刺さった赤カブ。さらにゴマとざく切りの九条ネギ。
コスパ的には若干?がつきますが、11:00~22:00という営業時間は魅力です。私が行った16時なんて昼休み&夜の仕込みの時間ですが、そんな時間でも営業しているというのはチェーン店の成せる業であり、我々客にとってもありがたいものなのです。
時間帯によっては再訪アリ、ですね