白峰温泉の里 御前荘(食事編)@北陸スキー旅行③ [白峰温泉 御前荘]
さて、お次は食事です
率直に言って値段が値段だけに、そんなに期待はしていませんでした(値段は最後に書きますね)。今回ボクは楽天トラベルで、【白山麓3スキー場1日リフト券付き☆★宿泊パック】(←クリックどうぞ)というプランを申し込んだのですが、他にも冬の大満足宿泊プランとか大満足!グレードアッププランといったものがあり、それぞれ食事の内容で差をつけてありました。
ボクたちが行く予定にしていた白山瀬女高原スキー場の1日リフト券は4,000円。いかなシーズン企画品とはいえ、あの値段ではそんなにいいものが出るわけないやろ
てなことを念頭に置きながら、進めていきましょう(^^) 「おしながき」がありましたので、料理名は完璧ですよ~
画像はありませんが、夕食は2Fの大広間でいただきました。となりの家族連れ(幼児3人)が結構うるさかったのですが、十年ほど前はウチもそうだったと納得
まずははじめに置かれていたものから。あらためて見ると、彩りがきれいですね
呑んでしまいましたが、食前酒。
金時草酒 白峰温泉割り
・・・・甘かったです
あ、ボクは大体いつでもビールです。スーパードライもありましたが、ボクはラガー好き
妻は日本酒を1合、頼んでいました。
前菜 五点盛り
わらびの酢漬け(これは前菜ではないんですが) スモークサーモン 人参のくるみ和え
菜の花・帆立 白峰郷土料理かっちり 茄子の辛し和え(ピンボケ御免)
「かっちり」はじゃがいもの甘煮といった感じのやさしい味でした。
おつくりは三種盛り ・寒鰤 ・にじますの洗い ・白峰産固とうふ
寒鰤はさすがに旬のものですね。とろける感じで脂乗りもよく、美味~
そして最初からあったのですが、鍋物として牛肉のセイロ蒸し。下に朴葉が敷かれていました。まさか肉が出るなんて しかもブ厚いで 朴葉みそがまた美味しくて、ご飯と一緒にいただくまで、焦げないようにキープしましたよ
コーンクリームスープのココット仕立て
パイを崩して中のスープに混ぜていただきます。和食ばかりの中、こういう洋モノは確かに変わっていていいですね。
ウマウマ(^^)でしたよ。
中には海老や肉団子が。コーンクリームスープの甘みがスープの染み込んだパイ生地のトロ~っとした食感と合わさって・・・・ウマ~イ どんどん食が進みます
焼き物は岩魚の塩焼き。頭からいただきましたよ。「よ~く噛んでくださいね」との仲居さんのお言葉通り、しっかり味わいました。(となりの和え物が意外と美味しかったですよ)
まだ出ます。今度は揚物。鰈の唐揚げ・ポン酢味 奥に横たわっているのが鰈の唐揚げ。
これは蕗の薹の天ぷらです。春の走りということで、出てきました。あの独特の苦味、さっそく味わってきました。ちょっと早いかな、という感じですが、それでもgood。
ポン酢は旭ポンズなら尚よかったのですが、それは贅沢というもの(笑)
普通のポン酢でした。
そして出ました、白峰温泉炊きごはん。黄色く色がついているのがおわかりいただけますでしょうか。すまし汁も一緒に。ごはんに独特の風味がついていますので、味噌汁よりはこちらのほうがよかったと思います。
これは漬物。鰊(にしん)大根でした。白峰の郷土料理だそうです。
ボクは漬物好きを自認している者ですが、そのボクが思わず頷いた、とっても美味しい漬物でした。
デザートは洋梨のタルトとフルーツ盛合せ
これも美味しかったです。最後を締めくくるに相応しい一品 フルーツはたしかキウイ、オレンジ、イチゴの3種類でした。
いやあ~、もう大満足 ごちそうさまでした。美味しゅうございました。
この量だと普段は残す妻が全部平らげたほどで、あとでちょっとしんどがっていました。
・・・・このあと、30分ほど休憩してから、ちょっとお出かけしました。
さて、次は朝食にしましょう。朝からあの極上湯に浸かってきて、お腹も空いています(昨夜あんなに食べたのに(^^;
朝食は1Fのレストラン白山でいただきます。
今度はテーブル席です。
窓からの景色。
白山は雲の向こう側かな?
最初に置かれていたもの。といってもこれでほとんど全部。席に着くと、これにあおさの味噌汁が運ばれてきました。鍋は味付の湯豆腐でしたが、すでに火は点けられていました。(チェックインのときに朝食の時間を伝えていましたからね。ちなみに7:30~。もっと遅くてもよかったと少し後悔)
ぜんまいと野菜の煮物 温泉卵
ハムと野菜 蕗の佃煮 鱈の焼き物 海苔 漬物
ちなみに焼き海苔(関東)と味付け海苔の(関西)の境目は、三重県亀山市だそうですよ。
味付の湯どうふ(関西風うどんの味でした) あおさの味噌汁
ごはんは自分でよそいます。
そして、妻の大好物 温泉粥~
妻は濁河温泉の朝出てくる温泉粥をこよなく愛している人なのです(笑)
温泉粥はセルフサービスでした。
よく冷えた温泉水も美味でしたよ~
やっぱり少し黄色がかっていました。
ボクも一杯いただきましたけど、適度に軽い塩味がウマかったです。
あ~、とってもいい朝ごはんでした。ごちそうさまでした。美味しゅうございました。
・・・・・・・・
さてここで、皆さん気になっていた(と思う)お値段を発表しましょう。
これで10,650円です。土曜、平日も同価格、2名でも4名でも同じ。1泊2食:10,000円+消費税:500円+入湯税:150円という配分でしょう。この中に4,000円の1日リフト引換券が含まれています。
8畳、トイレ・洗面なしの部屋なら9,650円と、もはや破格といっていい値段・・・・
あの部屋 あの極上湯 そしてこの食事 ・・・・前回の志賀高原のホテルタキモトもコスパgoodと思いましたが、ここ御前荘はそれ以上の満足感でした リフト券つきのパックは数々あれど、これ以上のコスパをボクは知りません。後日書きますが、白山瀬女高原スキー場も、中級以上のスキーヤーにとってはとてもいいスキー場でした 一里野はNGですがね
この組み合わせ、完全に癖になりそうです。ジャム勝から約40分、瀬女高原まで約15分。ロケーションとしても抜群、いずれも2日続けて滑るには少し物足りないだけに、違うスキー場を試すことができるのはポイントが高いです
来年はちょっとムリっぽいけど、その次は・・・・また来ることになるだろうな、きっと
白峰温泉の里 御前荘(施設編)@北陸スキー旅行② [白峰温泉 御前荘]
さて、ジャム勝でのスキーを早めに上がり、今日の宿、白峰温泉へLet`s Goです
いつもは直進する法恩寺山有料道路ボトムの交差点を今日は右折し、石川県方面を目指します
これは右折してすぐの暮見トンネル。工事中でした。
カーナビ画像
100番台の国道とはとても思えないこのカーブ(笑) どこまで谷を詰めるねん、と一人ツッコミを入れていました(^^)
結局、一番短い橋を架けられるところまで沢を詰めた感じです。さらに源流まで行けば今度はRの問題がありますし。
U字カーブを抜けてしばらく走ると、雪庇のようなこの張り出し・・・・
そしてこの雪の壁・・・・ 暖かい日が続いたので路面に積雪はありませんでしたが、除雪された雪の量はハンパじゃなかったです。さすがに日本有数の豪雪地帯。
ジャム勝から約40分で今夜の宿泊先『白峰温泉の里 御前荘』に到着です。
場所は【ココ】。(←クリックしてね)
実はここは市営の宿。さすがにそれらしい設備もたくさんありました。それはまた追々(^^)
こじんまりとしたフロント。
フロントの人、とてもにこやかで愛想が良く、好感をもてました。
入って左には土産物コーナーとソファ。
右側には乾燥室もありました(ボクたちは使いませんでしたが、中にはスキー靴や手袋が乾してありましたよ)。ちなみにスキー板は玄関右の板置き場に立て掛けています。
1F 宿泊等に向かう廊下。この奥に2Fに上る階段があります。ちらっと見えていますね。
この画像は、上の画像の突き当りを左に曲がったところです。廊下の左側に部屋がありました。
右側はトイレや洗面スペース
(この宿にはトイレ・洗面なしのリーズナブルな部屋もあります)
階段を登りきったところには喫煙所がありました。
幸い、ボクたちが通りかかったときに煙草を吸っている人は常におらず、事なきを得ました。
そしてここ206号室「みやまりんどう」がボクたちの部屋。
上記の喫煙所のすぐ脇です。ソファの横に写っている消火器は部屋の扉のすぐ脇にあります。
禁煙室でした。特に希望したわけではなかったと思うのですがラッキーでした
この扉もそうですが、基本的にこの宿はバリアフリーです。だから通常のドアではなく、このような引き戸が大半。
もちろん段差もありません。
入ってすぐ右側には洗面台。
その左隣りにはトイレ。
このトイレが出色で、入れば勝手にカバーが上がるタイプ。宿でこれはおそらく初めて。
そして、びっくりしたのが操作盤一体型のトイレットペーパー収納スペース
もちろん手摺も付いています。
公共の宿の面目躍如といったところでしょうか
さて、部屋に入りましょう。チラッと見た感じは結構広そう
書き忘れていましたが、部屋はこの宿では少数派の和洋室です。
正面には小さな冷蔵庫が(^^)
入ってみたら本当に広かったw(°0°)w
6畳のたたみスペース。掘り炬燵になっています。炬燵布団はないですけど。
足元にはヒーター。ここまで来ると、やっぱり炬燵布団は欲しいよなぁ~(^^;
でも十分暖かかったですよ
これは鏡台。
まだスキーウェアのままですね(^^;
妻を待たせてまず写真、の新米ブロガーです(笑)
窓と対面には押入れ。左側が服掛けスペース。右側の押入れには布団が入っていました。
ちょうど『いい旅夢気分』のスペシャルを放送していました。
そして、もうお分かりかと思いますが、トイレも含めて段差なしの完全バリアフリーの部屋でした。畳敷きの6畳のスペースは40cmくらいの段差になっていますが、これは逆に座りながら体を回せるくらいの高さ。かえって座り易いわけです。
ベッドに寝転びながら頭を起こして畳スペースを
これはベッド直上の照明 なんかちょっと未来的な感じ(^^)
茶菓子。妻が食べちゃいましたので、何かは?
風呂に行く前に窓からの雪景色を♪ 連結すると小さくなりますので並べます。左から順に~
→
→
・・・・てな感じです。天気が回復してよかった~
これは館内案内図。
ウチは2Fの右下角になります。非常口の横。
でも非常口は雪に埋もれてあまり意味を成さなかったような・・・・(^^;
さて、では案内図に従ってB1Fの展望大浴場に行きましょう
何が楽しみと言って、今回のこの白峰温泉が一番楽しみでした
白峰温泉はおかーさんご推奨の極上湯、ぬるぬるすべすべで、別名『絹肌の湯』というのだそうです。もうテンション上がりまくりでしたよ~ 妻にもさんざん宣伝していましたので、ちょっとお茶をした後、そそくさと湯に向かいました。
この天然木の案内板が萌えます
こんなのを見かけました。
旅館のスリッパはいつの間にかどれが誰のかわからんようになってしまいますが、これなら安心ですね
洗濯ばさみ1コでできるんですから、早速真似てみようと思います(^^)
脱衣かご。
洗面スペース。
籐椅子とテーブル。
そして、お風呂~
ボクが入ったとき大野市(福井県)から来たという4人組のおじさんが入っていましたが、先に風呂から出られた瞬間を狙って
湯は無色透明で、本当にぬるぬるすべすべ・・・・なんという気持ちよさ
「純重曹泉」といって、全国に4ヶ所しかないのだそうです。勝山市には水芭蕉という日帰り温泉施設があって、ボクはそこの湯も大好きなのですが、「白峰は水芭蕉以上だよ♪」というおかーさんのお言葉通りの湯を今回は大満喫
あぁ~~~、温泉好きでよかった~
こちらの湯船は、ちょっと湯温が熱めになっていました。
とはいえ、となりの大きい方とさして違いはなく、4人組のおじさん曰く
「意味あんのか?」
ちなみにこのおじさん、毎月泊まりに来ている超常連さんとのことでした。
正面の洗い場と大きな窓。
こちらは左側の洗い場。それに、迫ってくるような雪の塊り。
シャンプー類はこういうセットでした。
そして窓からの景色。「展望大浴場」の名の通り、彼方に見える雪の山は雄大でいいです
最後に白峰温泉の概要を。
加水かつ循環なのですが、んなことはどーでもいいと思うくらいの極上湯でありました