自己流ラーメン 綿麺(その4)月2回の限定らーめん [和え麺(まぜそば)]
もう何度も伺っては美味しいつけ麺をいただいている、大阪は松原市の自己流ラーメン 綿麺さん。
行ってみればわかりますが、ここは賛否両論のあるラーメン店で、ある種の緊張感を伴い、ラーメンとの真剣勝負を求められるといいますか、店主の「俺が作るラーメンをしっかりと味わってほしい」という気概がひしひしと伝わってくるような、そんなお店です。その点を理解しえないお客さんは「二度と来るか」と言うでしょうし、気に入るととことん、という人もおられることでしょう。(ちなみに私は後者です)
そんな緊張感を緩和しているのがタレントのさゆり似の明るい奥さんの存在なのですが、剛柔入り混じってといいますか、不思議な空間であることはたしかです。
でも、あの二人、なんで結婚したんだろう? 美女と野獣・・・いや、これは失礼
そんなこのお店。毎月第2・第4金曜日の夜は、通常の和風豚骨、豚骨、つけ麺を出さずに、新作メニューのみを提供します。
新作といってもそれが通常メニューに格上げするのかといえばそうではなく、あくまで月に2日間だけの限定メニュー。しかも内容はバラバラで、ラーメン、つけ麺、まぜそば(和え麺)とその日によって種類も異なります。
電話で聞けば教えてくれるのかもしれませんが、まあ我々客側はその日にならないとわからない。実際、私が店にいる間、電話が鳴ることは一度もありませんでした。
さて、今日のメニューは何でしょう? 行ってみました。
おっと~、今日はまぜそばだったか・・・・
私の中ではまぜそばはラーメン、つけ麺に比べると1ランク劣る感じですので、すこしだけテンションダウン
しかし、あの職人気質バリバリの店主が作るまぜそばだ、まずいワケがなかろう。
2玉か3玉かを選びます。値段はつけ麺と同じです。はっきり言って安くない。高いくらいです。
私は2玉を選択。
そうそう、店に食券販売機が導入されていました。最近多いですね。店側は現金のやり取りや注文の確認の手間が省けていいので、忙しくなるにつれて自然とそうなっていくのでしょう。あとの集計も楽ですしね
ちなみにこのお店は、店主か奥さんか、その両方かはわかりませんが、バリ島がお好きなようです。
こんなのや(右側の置物ね。食べログはスルー)、
こんなのが
店に飾ってありました。
上の画像の置物はいかにもバリ風ですし、下の猫はバリ島みやげの定番中の定番ですからね。
え? 何でそんなことを知ってるのかって?
実は私もちょうど9年前に行ったことがあるのですよ。
それはさておき、待つこと約10分。来ました、今日の限定メニュー。
名前が長い、夏野菜と豚バラ肉のネギ塩まぜそば
カラフルだけど、色合いはよくないですな(笑)
トッピングはご覧のとおり。ミニトマト(赤と黄)、オクラ、エリンギ、しめじ、かぼちゃ、茄子の夏野菜と、脂っこい豚バラ肉。うん、リキマルコさんがお好きそうな感じだ(笑)
そしてこの麺
この麺がモチモチでスゴイ歯応え。東京の六厘舎の麺も口の中で暴れる感じでしたが、さすがに綿麺さんもそれに勝るとも劣らない。めちゃめちゃ美味かったです、ホント 自家製麺は作りたいラーメンに合う麺を自分でつくることができるのがいいですね。いつもの全粉粒麺ではなく今回はちゃんと挽いてるようで、麺に茶色い斑点は見受けられませんでした。(このお店は「自家製麺=1~3玉も同価格」の法則からははずれているお店です)
味付けはネギ塩なのですが、これがいい塩梅。パラリと振りかけられた黒コショウもいいアクセントになっています。
まぜそばの原則通り、混ぜ混ぜした後、下のネギ塩だれがよく絡んだ麺を箸で引っ張り出し、炒められた夏野菜と口中調理・・・・
うまいわ~
顔はいかついですが、やっぱり非凡ですよ、ここの店主。そりゃあ食べログのベストラーメンにも選ばれますって。
もちろん完食です。2玉で十分、3玉では多いでしょう。人にもよりますし、体調にもよりますが。
やっぱり美味しいです、綿麺さん。南河内ではピカイチの美味さ 駐車場が1台分しかありませんので、バイクで行ける距離にあるのがうれしいですね
麺人 ばろむ庵 (その2) [和え麺(まぜそば)]
今日(9/14)は所用のために午後半休。しかしその用事までにはしばらく時間がある。そこで、ちょっと足を延ばして奈良まで出ました。目指すは最近のお気に入り、麺人 ばろむ庵。
斜め向かいの暖簾の出ているお店は、ちょっとオシャレなお寿司屋さんでした。ま、ボクが行くことは99%ないけど(^^;
この日は真夏のような暑さで、店の前ではおばさんが二人、日射しを避けていました。人待ち顔だったので、仲間がクルマを回送してくるのを待ってたのかな?
今回は、はじめからまぜそばを試そうと決めていました。先日初めて竹麺亭で食べたラーメン界の新ジャンル。結構な勢いで広まっています。専門店もあるくらい。
おっと、この食券で行った日時がバレバレですね(^o^)
ボクは当日の24番目の客だったようです。
食券を買う段階で、まぜそばの麺は1.5玉であることが判明しました。
700円は普通の新中華そばと同じ値段です。ちなみに新中華そばは1玉でも1.5玉でも同じ700円。先日の一燈行もそうでしたが、自家製麺の店は麺増量でも値段を据え置いてくれるケースが多く、ボクのようなラーメン好きには嬉しいサービスです
(自家製麺だと麺にかけるコストが少なくて済むのですヨ。嘘かホントか、1玉=50円以下と聞いたことがあります)
ここでばろむ庵のまぜそばの食べ方を紹介。
今日は、この食べ方に従っていただくことにします
さて、そうこうしているうちに運ばれてきました。麺人 ばろむ庵のまぜそば。4月のオープン時に間に合わず、2ヶ月ほど経った6月から満を持して登場したメニューです。
竹麺亭の和え麺は丼で供されましたが、こちらでは真っ白な四角いお皿での提供でした。中央に温泉玉子が鎮座し、四隅にトッピングが配されるという視覚的にも楽しませてくれる盛り付けとなっています。
.まずはタレの絡んだ麺だけをいただきます。お~♪ あの魚介風味がドカンと来る濃厚な味わい これは通常のラーメンと変わらない、ばろむ庵のアイデンティティですね。
うん、美味い ちなみに麺はつけ麺のように水で〆たりせず温かいまま。熱くはないです。
ここでトッピングと麺の紹介を(^^)
麺は、新中華そばと共通の全粒粉平打ちタイプ。タレによく絡む、まぜそばにピッタリの麺ですね。
次はトッピング。まずは左上のベビーリーフ。濃厚なまぜそばの清涼剤的な役割を担っています。右上には麺を素揚げしたもの。ベビースターラーメンみたいなものですが、混ぜて食べたときの歯応えが独特でした。左下にはブロック状にカットしたメンマ。ウマウマです。そして右下にはこれもブロック状のチャーシュー。これが絶品でした! カットの仕方を変えただけでこれほど味わいが変わるものなのか ボクはこの店のチャーシューをブロックで買って帰りたくなりましたよ、ホント。
.次に、真ん中にドンと鎮座していた温泉玉子を絡ませていただきます。
おっ、味が変わった 濃厚さが影を潜め、ずいぶんとまろやかになりました。それにしてもこの画像、ちょっとグロテスクといえないこともない 近すぎたな~(^^;
.最後にすべての具材を混ぜ混ぜして“まぜそば”の完成です。丼よりこういうお皿の方が混ぜやすかったですね。タレが底にたまりにくいのもgood
(また近すぎた・・・・)
これがまぜそばの完成型 肝心の味はどうか
美味い やっぱ美味しいよ~、ばろむ庵は。これでビールが飲めれば尚更よかったんだけど。まあ、そうもいきません。
この段階で、食べ方の最後にあった“ハラペーニョオイル”を試してみました。これまでのボクは、こういうシチュエーションだと大体調味料を入れすぎて後悔することが多かった。その教訓を活かして、今回はハラペーニョオイルは一匙だけにして、まずは一口いただきました。
(※「ハラペーニョ」とは、ググってみたらメキシコを代表する青唐辛子とのこと。ハラペーニョオイルはそれの酢漬け。メキシコ料理でよく使われる調味料らしいです)
うぐっ・・・・
やめておいてよかった。書いてある通り、本当に辛酸っぱい! ヒリヒリ来るような強烈な・・・・←たった一口でこんな顔になっちまいました(爆)
調味料投入は諦め、あとはひたすらまぜそばを啜り込む・・・・あれですな、ボクにとっては至福の瞬間(とき)ですな
もちろん完食 美味かったです。ラーメンの新ジャンルというより、パスタの方が感覚的には近いかもしれない。そんな味と食感でした。
しかしーーー、ボクは普通の新中華そばの方が好みです。5回に1回くらいならまぜそばもいいかもしれませんが、ばろむ庵は新中華そばの味がボクは口に合っていますね。次は新中華そばに戻ります。
最後にJR奈良駅を。下の画像は2Fコンコースから。よくある地方都市そのものの風景が広がっていました。
(京都とのこの差は、何・・・・?)
竹麺亭(その3) 濃厚和え麺 [和え麺(まぜそば)]
竹麺亭さんも数えて3回目の登場。過去2回はつけ麺でしたが、今回は新しい味、和え麺です。店によっては、「まぜそば」と呼ぶところもあります(麺人 ばろむ庵はこの呼び方)。みーしゃさんからのリクエストもあって、ちょっと早めのアップです。
最近やたらと名前を聞くようになった、ラーメン界のニューカマー ボクはこれまで一度も食べたことがなかったのですが、今回初めての挑戦です。
和え麺もいろんな店がメニューに載せていますが、どうせなら信頼できる店で試したいと思い竹麺亭さんを選択した次第(^^)
もう見慣れた外観ですね。
反射していますが、紹介のポップ。半熟煮卵は頼まず、麺は300gをオーダー。ここの麺は自家製ではないけどなかなかいけますからね。
来ました、濃厚和え麺。これは「和える」前の、運ばれてきた状態。これを和え(混ぜ混ぜし)てからいただきます。
具は下の画像の通り、ネギ、ざく切りのチャーシュー(つけ麺のチャーシューと同じもので、切り方を変えています。これにタレが絡むと肉の甘味が増して、さらにウマウマでした)、メンマ、刻み海苔、それと砕いたピーナッツの入った真ん中の、これ何て言うんでしょ? 肉味噌? でもないな~
麺は太目の平打ちストレート。つけ麺と同じ麺ですね。温かかった。麺の下、丼の底には油の入ったタレが仕込まれていました。(メンマの下にかろうじて見えますね)
さて、写真を撮ったら和えるど~ うりゃぁ~っ
ちょっとボケちゃいましたが、丼の底のタレとよ~く混ぜ合わせた状態。よ~くソースを絡めたカルボナーラのようです(そういえば竹麺亭の亭主さんはイタリアンのご出身なのですよ)。
とっても濃厚な感じがしますよね~ 味は本当に濃厚としか言いようのないものでした。醬油と豚骨、そして魚介系、さらにピリ辛のラー油。これらが混然一体となった味わい・・・・甘辛です。ん? ちょっと辛味の方が強いか? 水がウマイ! 4杯くらい水を飲んだかな。それほどの濃厚さでした。実際、帰宅してからもやたらと喉が渇き、水分をガンガン摂っていたくらいです。
4分の3ほど食べたところで、店主さんが薦めてくれたスープを足してもらいました。最後のほうは濃厚さが増すので、こうやって食べるのがベターなのだそうです。
さらにズ~ム こうやって見ると、濃厚さが際立つでしょ
う~ん、美味かった。でもちょっと辛さが強く、喉が渇くのが難点でした。夏場よりも冬場の方がいいかも
あ、そういえば、ボクが以前「つけ麺としては完璧」と称した竹麺亭さんの熱盛がメニューから落ちていました 理由を聞いて納得。夏場は暑くて注文がほとんど入らないのだそうです(1食/1日ほど)。秋、10~11月には復活させるそうですので、それまで我慢ですね。いや~、完璧に無くなっているのではなくてホッとしました
それにしても竹麺亭さん、いつも本当に美味しいラーメン、つけ麺、和え麺をありがとうございます。