今さらですが昨年末の忘年会 [居酒屋]
12月のとある平日。会社関係の友人2人と、身内だけの忘年会に行ってきました。
行ったのは、以前同じメンバーで行った我孫子(千葉じゃなく大阪の方ですよ、もちろん)の豊さん。適度にリーズナブルでありながら、出てくる料理が居酒屋のそれを凌駕している、私が考える「隠れた名店」です。
すっかり陽の暮れた18時半ごろ、暖簾をくぐりました。
まずは早速生中で乾杯!
アテの一発目は、豊さんが「これ美味いですよ」と勧めてくれた「じゃこ天薩摩揚げ」(だったと思う)。
これ、3人前かな~? 普通の薩摩揚げの3倍はあろうかというぶ厚さに、多めのネギ、胡麻、生姜醤油がバランスされ、薩摩揚げ特有の甘みと相まってビールがガンガン進む逸品でした。
お次は刺身の盛り合わせ。これも3人前? 「刺身の盛り合わせ」と言っただけで人数は言わなかったのでわかりません(苦笑)
でもすべて3切れずつあるので、おそらく3人前でしょう。どれも新鮮で美味しかったです。
ここに来れば必ずお願いする春巻。これは間違いなく2人前です(笑) もう何度か書きましたが、豊さんのマスターは実は春巻がお嫌い。そんな料理人たる豊さんが、「自分が食べられる」、「自分が美味いと思う」春巻を作ろうと一念発起して完成した春巻がこれです。
あの、ねとっとした内部のあんの代わりに、椎茸、竹の子、人参、ピーマンなどの野菜を中心に春雨を入れてまとめたもので、サクッとした歯応えがたまらないお料理。
この頃には生ビール→焼酎ロックへと飲み物は変わっていますが、画像はなし。
今が旬のカキはフライにしてもらいました。先日ケンミンショーでやってましたが、広島県民はカキは生では食べず、必ず火を通していただくそうですね。中でも焼きガキがベストなのだそうです。豊さんでは料理方法は3種類ありましたが、「焼き」もあったような・・・・。
今回のカキフライは9個あることから、これは3人前でしょう。
揚げる前にドンドンと音を立ててカキの殻を割っておられましたので、生でも使えるカキだったと思われますが、これまた本当に美味しかった じわ~っと口中に海の旨みが広がるような感じでした。
最後は、これは妻の大好物の蓮根饅頭。季節にもよりますが、妻と豊さんに来るときにはこの料理を予約してくるほどです。一度家で挑戦したことがあるのですが、あえなく撃沈・・・・(ーー) 当然と言えば当然ですが、さすがにプロは違いますわ(^^;
さて、豊さんはこの辺りでお開きとなりました。なぜなら次のお店のために胃に余力を残しておかなければならなかったから。次とはいえ〆の店でもあります。3人とも50歳を大きく過ぎ、もはや酒に溺れる年齢でもないし、かといってガンガン喰らうほどの胃力があるわけでもない。
この辺が適当かなってとこで2軒目は、我孫子の塩ラーメンの名店、あびんこ亭さんです。
これを読むだけであびんこ亭さんの出すラーメンが予想できる。美味くないわけがないです。
これまでは塩らあめんしか食べたことがなく、前回初めて醤油らあめんをいただいたのですが、これがびっくりするほどの美味さ 私にとってはほぼ理想に近いほどの、素晴らしい味でした。私の中で、あっさり系醤油ではベストのひとつと言っても過言ではありません、間違いなく。
それでいて塩も美味いと来れば、どっちを選ぶかこれはラーメン好きには悩みに悩むところです。
今回は、原点に戻って塩らあめんでお願いしました。同行2人は、私の推薦に従って今回は醤油を選択しています。
変わらない美味さとはこういうことを言うのかな?
このお店、これでいて食べログの点数は3.53です。私が食べログのポイントを「参考にはしても鵜呑みはしない」という理由が、まさしくここにあります。もちろんラーメンの味には好みがあることは承知していますが、それでもこのポイント数は不当に低過ぎる。もっと高くてもいいと思っています。もっともあまりに高いとお客さんの数が増えてしまい、それはそれで困ったりするのですが(苦笑)
和食割鮮 豊さん (その2) [居酒屋]
2011年もいよいよあと残すところ12時間ほどとなりました。まあ~、月並みですが激動の年で、未曾有の大災害にも見舞われ、政治はもうハチャメチャの素人政権でどうしようもない無力・脱力感に苛まれもしましたが、ネット上のお付き合いにおきましては、ボクには大変充実した1年間でした。
年初から最近に至るまで、いろんなネットお友達と実際にお会いすることもできましたのは、貴重な体験になりました。会う人会う人すべていい人ばかりで、本当にいい時間を過ごすことができたと思っています。
以下の記事は、ちょっと前にアップしようと書いておいたものですが、29~30日と風邪を引いてしまい、昨日など1日中寝込んでおりましたので完全にタイミングを逸してしまったものです。
「今更忘年会かよ?」の感はありますが、今年会えた中でも飛び切りの居酒屋をお楽しみください。
ちょっと不便ではありますが、来年も行きますよ、ここは(^o^)
今年何回かあった忘年会の〆は、会社の取引先の人と。
でもこれは完全プライベートです。大体、今ボクがいる部署とその取引先は何の関係もありませんので。
で、行ったのはちょうど1ヶ月前に大切な友人と一緒に行っていたく気に入った和食割鮮 豊さん。
前回記事はコチラ→ http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2011-11-27
メンバーはボクを含めて3人。一人は神戸であと一人は八尾在住。豊さんは大阪市の南端ですからちょいと遠いのですが、ボクの「ここはおいしいよ」という声にクレームは一切なし♪
(ま、言われたところで黙殺しますが(笑)
待ち合わせは18:20。ちょっと時間がありましたので、最寄の地下鉄ではなくあえてJR・我孫子町駅から10分ほど歩くルートを取りました。運動です、運動
ちなみに我孫子町の次の駅は杉本町。大阪市立大学と隣接しています。
この大阪市立大学。来年入学する学生は卒業するときに同じ名前の大学を卒業することはないであろうと、今の大阪では予想されています。
そのときには、おそらく大阪都立大学になっているであろうと。
さて、豊さんです。雰囲気は場末の居酒屋という感じがしないでもないのですが、出て来るものは逸品ぞろいです。今日も堪能させていただきました
ごめんなさい。メニューの写真を撮るのを忘れました。前回とは違っていましたよ、もちろん。
例えばかに味噌豆腐やセコがに、サザエのうま煮等は今回、メニューに載っていませんでした。
さて、では今回いただいた料理にいきましょう。
メンバーには写真を撮るぞ、と宣言し、協力してもらいました。
まずはまぐろの刺身から。これは普通かな。料理人の腕を発揮する素材ではないですからね。
春巻嫌いの料理人が作った自家製・春巻。聞けば十種類以上の素材を刻んで巻き込んでいるそうです。同行者も「うまい!」と絶賛。
お次はするめの天ぷら。
ちゃんと味が付いていましたので、天つゆは不要。
これが絶品でした。鶏の唐揚げ(豊さん風)。
ネギと胡麻がたっぷりとかかっており、下には水菜の千切りが敷いてあります。
これがホントに美味しかった これを食べるだけでもこのお店に来る価値はあります。
それほどのものです、間違いなく。次も絶対にオーダーすることでしょう。
ここでね、焼酎をお願いしました。ボトルキープです。
バーボンの香りのする焼酎。麦です。
キープしたのは、この真ん中の焼酎です。
「樫樽で特別に熟成させた超長期熟成」とのこと。
豊さんが四十種類もの焼酎を飲み歩いてそこから選んだそうで、ラベルも特注製作品。
このラベルの紙がまた渋くってね~。
まるで古文書のような質感の紙でした。ただの和紙ではないような気がします。
厚みもありましたしね。
さて、アテに戻りましょう。
ちなみにこの頃、ボク達以外のお客さんは、何と二十代前半と思しき若い女性の3人連れと2人連れ。
何かちょっと雰囲気が違うぞ~(°o°) ここは本当に豊さんか(笑)
同行者が頼んだ自家製ミンチカツ。箸で切れ目を入れると肉汁がジワ~っと溢れてきて・・・・。
おっとこれはイカン。めっちゃ高カロリー でも一口だけいただきました。味は・・・・ご想像にお任せしましょう 白ご飯が無性に食べたくなったとだけ書いておきます。
それにしても、今回は脂っこいもんばっかり喰ってるな~(^^;
前回も頼んだ鶏団子の甘酢あん。
これもウマウマです~
それにしてもこの焼酎、本当に味わい深いです。
豊さんも仰っていましたが、これはロックに限りますな、絶対。
牛肉すき鍋。白菜がシャキシャキです。
今回は料理に水菜を使っているケースが多い。実は水菜は南大阪の名産。地産地消の一環なのでしょうか。最近は水菜を見かけること自体が少なくなっため、新鮮な感じがしますね。
これも手が込んでいます。
食べやすいように先端をきっちり分けているのがわかるでしょうか。
ボクはこういう一手間をかけることに料理人の良心といいますか、プライドを感じます。
だから先日の支那そばやの、手抜きとしかいえないようなザマを見ると無性に腹が立ってくるのです
最近の定番、カキフライ。
6個ありましたが、3人で分けた後の画像です。
前回はサザエのうま煮でしたが、今回のカウンター上の大皿はこのイワシの生姜煮。
2日間煮込んだそうです。処理も丁寧にしてあって、味もよくしゅんでいる。
さて、〆は今回もジャコ飯です。山椒が程よく利いて味の染み込んだジャコがウマウマ さっきのイワシも合わせていただきました。ちなみに米は奈良県産のヒノヒカリ(※)とのこと。ボクが作っているのもこの品種。豊さんが「ヒノヒカリは美味しいよ」と言ってくださいましたので、自信がつきましたわ(^^)
(※ヒノヒカリは奈良県の生産推奨米です。生まれは宮崎なんですよ)
ごちそうさまでした。今日も美味しかったです。同行者も満足してくれました。
これだけ飲んで食べて価格はリーズナブルなんだから嬉しいですよね。
このお店を紹介してくれた友人には感謝感謝です
皆さま、本年はどうもありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えくださいませ。
また来年もよろしくお願いいたします。
ぢどり亭・難波2号店 [居酒屋]
今夜の集まりは急遽決まったもの。
実はボクは一度転職をしているのですが、前にいた会社の同期の集まりです。ちょうど社会人1年目の、まだ社会がよく分かっていない時代。
集まったのは4人ですが、うち一人は未だに我々が「チーフ」と呼び、ひとつ先輩です。会社の方針で、社会人1年目の3人は、社会人2年目のこのチーフから仕事のイロハを学びました。今から思えば、2年目の若手に新人教育をさせるんですから、会社も思い切ったことをやったもんです。
さて、我々4人は、東京在住のチーフが大阪に出張してきた際にはほぼ必ず集まります。
逆に言うとそれがないと集まらない(笑)
今回はチーフの出張が急に決まったため、集合も急遽となったわけですね。
この日、12月16日金曜日。集合時間は20:00。
まー、忘年会の真っ盛りの時期です。飛び込みで店を探すのも面倒なので予約をしたわけですが、なかなかどこも満席で 南海・難波駅の近辺という縛りもありましたし。
で、何とか予約できたのがここぢどり亭・難波2号店。場所は【ココ】。ぐるなびで探したお店です。系列店は首都圏にもあるようです。左右も居酒屋という、さすがミナミの飲み屋街 ちなみに右隣の居酒屋が結構いけるよ、とメンバーの一人が申しておりました。次回の集まりはここですることが決定。いつになるか、まったく決まってないんですがね^^;
ボクは鶏料理が結構好きでして、今回ちょっと楽しみではあるんです
ま、予約の労をとった者の特権ですからね。
そういや、毎回店を探して予約するのはボクの役になってますわ。
4人とも皆、結構呑みます(ボク以外)。だから飲み放題にするのはもう前提条件なのです。
でないと支払いがスゴイことになっちゃいます。
料理は堪能コースというものにしました。値段は3,500円です。90分の飲み放題付き。ただし、クーポン券を使って飲み放題の時間は120分にしてもらっています。
これが妥当かどうかはこの後で見てみてね。
まずは飲み放題メニューから。
(画像は実はもう2杯目なんだけど、勘弁してね。一杯目を撮り忘れちゃって)
では料理のスタート。
きゅうり漬けです。この店の名物らしく、ピリ辛味がなかなか美味。隠し味のにんにくが効いていました。
ビールのアテにはピッタリですね♪
とりわさ。鶏の刺身です。
これ、美味しかった。魚のお刺身と同じようにしていただくわけですが、トロッとしていてなかなか(^^)
もものタタキ。
山盛りのネギの下に隠れていたのですが、ネギをかき分けて発掘して撮影しましたよ
断面とか、もっとわかりやすく撮るべきでした。
反省
これは生姜醬油でいただきました。
これまでもこれからも、基本的にすべて料理は4人前です。
量的にはちょっと物足らない感じ。とりわさなんてせいぜい2人前の量ですからね。
ただ時間が時間だし、我々も歳ですのでそんなに大食いはしないほうがいいので、これはこれでアリかも、とは考えました。最終的にはそこそこ腹もふくれましたし
では次いきましょ。
これはせせり身焼き。濃厚な甘辛ダレがこれまたビールに合います
両方ともにんにく。右側のコーンフレークのようなにんにくチップは、先日麺人ばろむ庵で食べたヤマトブラックの上に乗っていたものと同じように見えますね。
ボクはこれ、両方とも食べませんでした。
にんにくを口直しにするというのは、どうも理解できないです。こういう強烈な香りのするものは口直しにはならないと思います。
これまで比較的こってりした料理が続きましたので、このタイミングであっさりしたサラダは一層美味しく感じました。
この頃にはボクはビールを止めて、梅酒のロックに切り換えています。
最近これが美味しくってね~
悪酔いしないのも自分にとってはいいところ。
チキン南蛮フライ。
ここ最近、宮崎の定番郷土料理として名を馳せてきましたね。
タルタルソースがたっぷりと、小さく切られた鶏のフライにかけられ、ウマウマでした。
(タルタルソース好きの船山史家さんに勧めてあげたくなりました。あ、奥さんに叱られるか・・・・)
ももの炭火焼。
これが本日のメイン料理でしょうか。
歯応えもよく、これは掛け値なしに美味しかったです。
これは友人の一人が頼んだ宇治茶チューハイ。
この店は素(す)の焼酎+ソーダに、こういう割り物を別添えで持ってくるのですが、これがひどい代物でして・・・・(笑)
もう、滅多やたらと甘いのです。激甘!
まるでカキ氷に掛けるシロップ。
一口もらいましたが、宇治茶の香りなんてまったくと言っていいほどしない
飲み放題は一応グラス交換制ですので、友人は難儀して干しておりました。
とゆーか、途中で断念して頼んで代えてもらったようです。さもありなん。
今頃持って来んとってっくれ、と言いたいタイミングで来たポテトフライ。
これがために、ボクはもう一杯生ビールを頼んでしまいました(^^;
さて最後の料理は鶏飯。これも美味しかったですよ。
いかがでしたでしょう? 量は少なかったですが味はそこそこで、十分楽しめました。
直前に予約した店としてはまぁまぁだったと思います。
どうもご馳走さまでした。
今日のメンバーです。向かい側左がチーフ。
最後に、なんば・高島屋前のイルミネーションを。
和食割鮮 豊さん [居酒屋]
ここは大阪市の最南部、「我孫子」。
“あびこ”と読みます。千葉県に同じ名前の市がありますので、本来なら難読地名なのですが、読める方も多いことでしょう。
地下鉄・御堂筋線で天王寺駅から4駅目。すぐ南にある大和川を渡ればそこは堺市という土地です。最近も紹介した塩ラーメンの美味いあびんこ亭がほど近くにあります。
さてこの和食割鮮 豊さんは、大切な友人と一緒に行きました。
店内の画像はありませんが、カウンターが10席ほど。それに2人掛けの小さなテーブルが2卓と、決して大きくありません。満席で14人といったところでしょうか。大将の豊さんが一人でやっておられますから、その辺りが限界のかもしれません。
さて、まずはメニューからいきましょうか。
飲み物以外はすべて手書きです。聞いたわけではありませんが、定番を別にすると、季節やその日の仕入れによってメニューをその都度変えておられるのだと思います。特にホワイトボードに書かれたものはそうでしょう。チェーン店の居酒屋では絶対に味わえない味ですね、コレは。
アテが、一部(小鍋類)を除いて380円均一というとクオリティが低そうな感じがしますが、全くそんなことはありません。どころか、「いいのか380円で?」というようなものまで出してくれました。
飲み物も基本は380円と良心的な価格
財布にはありがたいですが、つい飲みすぎてしまうかも(笑)
さて、それではこの日にいただいた料理の数々を
サザエのうま煮
これはカウンターの上に乗っていたものです。日本酒によく合うアテです。
美味し
冬大根のやわらか煮
これがとっても上品な味で、どこぞの高級旅館で出されても不思議はないくらいの味付け。色味はあっさりして見えますが、どっこいしっかり味は付いており、おいしかったです
「ウチの大根で作ったらもっと美味いで (o^-')b」
とゆーのは野菜を作っている者の妙な自信(笑)
鯛のお造り
大将に今日のお勧めを聞いたところ、真っ先に上がったのがこれ。迷わずお願いしました。
さすがにお勧めだけって、身に歯応えがあり、独特の甘みもあってgood
嬉しいことに、皮の湯引きも付けられていました。これも旨かったです。
鯛は皮が抜群に美味しいですもんね~
鯛のお造りは自家製のポン酢でいただきます。このポン酢も美味しくってね。旭ポンズと遜色ないか、それ以上かも。
(と言うことは、本当に美味いってことですよ、念のため)
お造りに使った鯛のアラを煮てくれました。この頬のお肉が美味しくって、ボクは必ずいただきます。また、エラの付け根のお肉もイケるんです、これが。
かに味噌豆腐
口に含むとかに味噌の風味が口中にふわ~っと広がって、これがもう日本酒にピッタリ。絶品と言っていい。ホント、お酒が進んで困ります(笑) 友人はこれが大のお気に入り 幸せそうでした(^^)
この頃には生ビール、日本酒は止めて、焼酎のロックを飲っていました。
この「豊さん」と呼ばれていた焼酎、バーボンの香りがして、ボクには初めての味わい。何杯飲んだか、ごめん、覚えてないです(^^;
友人との語らいは楽しく、あっという間に時間は過ぎてゆく。
美味い酒に美味いアテ、歳も五十に近くなるとこういう時間が珠玉のようなものに思えてきます。
とても幸せな時間でした
鶏団子の甘酢あん
これはどちらかというとビールのアテによかったかな? これをご飯のおかずにしても美味いだろうな、という味わい。
自家製春巻
実は友人も豊さんも春巻が嫌い。しかし豊さん、料理人としての矜持がそれを許さない それなら自分が食べられる春巻を作ってやろうと思い立ち、そして完成したのがこの春巻です。いわば「春巻嫌いが作った春巻」。かなりの試行錯誤があったことでしょう。失敗作を食べてみたかった気もしますが(^^)
そしてわが友人。彼の春巻嫌いも有名だったのですが、「騙されたと思って食べてみ」と言われ、目を瞑って食べてみたところ「イケル・・・・」。以来、彼は春巻を食べるようになりました。
(ただし、彼は豊さんの春巻だけしか食べない、ということはココだけの話にしておきましょう)
さて、夜も更けてきました。そろそろ〆にしましょうか。
〆メニューはお茶漬けやぞうすい、稲庭うどんなどいろいろとあるのですが、今回は友人のお勧めに従ってジャコめしを このジャコめしがまた美味くってねぇ~ 山椒と一緒にジャコを煮詰め、刻んだ紫蘇をかけ、そして最後に胡麻を振りかける。ご飯好きのボクが唸りを上げるくらい、これは美味かったです。
付いている味噌汁も美味いし、付け合せの塩昆布も。
いや~、本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。たいへん美味しゅうございました
(今回の記事で一体何回「美味しかった」と書いたことでしょう。でも、本当に「美味しかった」んですよ~)
とゆーわけで、今春、長男の受験に一息ついたら、豊さんで祝勝会(すでに勝手に決め付けているところがお気楽親父^^;)を開催することになりました。
それまでに何回かは行って、ボトルを入れておこうかな、なんて考えています(^o^)
「朋有り 遠方より来る」 [居酒屋]
『論語』の「学而編」の一節。この後、「亦た楽しからずや」と続きます。孔子の考える人生の喜びのひとつは、遠く離れていても仲のよい友人とたまさかに酒を酌み交わし歓談をする、そういうことの中にある、ということ。それをあらわした言葉で、ボクは大好きです。
さてこの夜、遠くに住む友人がボクを訪ねて出てきてくれました。彼(以降は“A君”と呼称します)は出張のために大阪に来たわけですが、それでも忙しい中わざわざ時間を作ってくれたのが嬉しい。
声を掛けてくれたときも二つ返事でOK。
早速どこかで飲むことになったわけですが、さてどこへ行こうか。せっかく大阪へ来てくれたことだし、ディープな大阪に触れてみたいというA君の希望もあって、結局新世界を選択しました。駅でいえば、大阪環状線・新今宮駅、地下鉄・御堂筋線(&堺筋線)・動物園前駅の界隈です。
今でこそ観光地化された感はありますものの、二昔、いや、一昔前でもなかなか行きにくかった地域、
そこから外れて別の路地に入ってしまえば、素人がウロウロしてはいけない地域、
大阪の人間でも行ったことがない人が多い地域、
盗まれた娘の自転車が発見され、わざわざ引き取りに行かされた地域でもあります。
暗いですが、ここはジャンジャン横丁の入口、上を走るは大阪環状線です。左矢印のスパワールド(←興味がおありの方はクリックどうぞ)はホテルも併設された温泉施設 一度だけ行ったことがありますが、すべてを回ってるとのぼせるほどの巨大さです。
では新世界の画像をどうぞ♪ 解説なし。撮影時刻は水曜日の18時過ぎ。まだまだ宵の口で、人通りも少ないです。平日のど真ん中だしね。
闇を通して向こう側に浮かび上がるのは通天閣
将棋を指すおじさんたち。そういえば村田英雄の名曲、吹けば飛ぶよな将棋の駒の『王将』はここら辺が舞台です。
かけうどんが150円 ここ以上に安いうどんをボクは知りません(笑)
で、行ったのはこの店、串カツホルモン とみちゃん。会社の同僚に「ここが美味しいよ」と聞いて行ったのですが、ガラガラで「ホンマに美味いんか?」と心配したのですが・・・・味はまあまあでした。
生中:330円は安いでしょ さっきのうどんもそうですが、この価格が新世界なんだな~(^^)
串カツはこの「十種盛」をオーダーしました。一人10本ね。
最初のオーダーは串カツのほかに、ずりポンとどて煮込み
ホルモン煮込みも食べたかったのですが、残念ながら売り切れ
そうこうしているうちに、さて、来ました串カツの十種盛。美味そう~~~
ソースはもちろん二度漬け禁止 メニューには「ご法度」とまで書いてありましたぞ キャベツはサービスです。
この後、各々5本ずつ串カツを追加しました。実はボクの最も好きなネタはレンコンだったりする(^^)
この頃には芋焼酎をロックで う~ん、効くな~
旨い酒と美味いアテ、酒は進むし会話もはずむ 楽しいときはどんどん過ぎてゆきます
さて次の料理はこの店の名物、チリトリ鍋。掃除に使うちりとりのような底の浅い鍋にスープと具材を放り込み、煮ます。底が浅いので煮えるのも早い。「白」と「赤」があるのですが、今回は「赤」を選択しましたよ。
運ばれてきた状態。
これが数分後にはこうなります
ピリ辛でなかなかよろしい。すでに焼酎を飲んでいましたが、ビールに合う味でした。
最後には黄そば(要は中華そばですな)を投入します。
出来上がり~♪ これをズルズルと啜り込むのがまた美味し。
さて、二次会は居酒屋の聖地・明治屋へ。これは既定路線でした。
着いたのは20時半頃だったか、何と満席でした しばらく外で待ちました。さすがの超人気店
近代的なショッピングモールの中、ここだけは時間が昭和に逆戻りしたかのような異次元の空間。
残念ながら、画像はここまでです。この画像を撮った直後、店のおばさんに「写真はやめて」と言われましたので。
※ 前回の記事は【コチラ】です。店内や料理の画像があります。興味がおありの方はどうぞ(^o^)
いただいたアテは、定番のきずし、だしまき、鯛の子、たら白子など。湯どうふが売り切れだったのが残念
今回の明治屋では、ボクには珍しく日本酒をいただきました。日本酒に詳しいA君のお薦めで、山形正宗や秋鹿などを冷やで。美味しかったです。あまり詳しくないボクには、A君のような先導役の存在は大変ありがたい。楽しませていただきました
「朋有り 遠方より来る 亦た楽しからずや」
濃密な、本当に楽しい充実した時間でした。A君、本当にありがとうございました。
機会があればまた是非
予告 [居酒屋]
結構、力を振り絞ってパソコンに向かっています(^^)
結構、飲んでます
濃密な時間を過ごしてきました。
本当に楽しかった
ゴメンなさい、詳細は後日改めて書きます。約束
画像だけ2枚、貼っておきますね。どこに行ったかは、これで一目瞭然。ほとんどの方はおわかりいただけるかと思いますが・・・・(笑) 明日は早い。もう寝ます
明治屋 リターンズ [居酒屋]
インターネットで調べた開店時間は13:00。つけ麺を食べた後、Q'S MALLをぶらぶらして時間を潰し、そろそろ開いているかな、ま、一番乗りやろな、と思って店に行きました。
ここは居酒屋発祥の地として名高い、あべのの「明治屋」。
開店1時間くらい前、ものほしそうなおじさんが一人、店の前で佇んでいました。
そして、下の画像は13:03くらい。店構えは以前とほとんど変わってないように見えます。床がきれい過ぎるけど、これはまーしゃーないか。
あれ? もうチャリが止まってる・・・・
暖簾をくぐると・・・・カウンターは、ほとんど埋まっていました。残りは3席ほど。ボクはそのうちのひとつに腰を掛けました。頼んだのはビール。すぐに出てきて、1杯目はおばちゃんが注いでくれました。
店の内部は、記憶にあるそれとほとんど違わない。カウンターやテーブル席の配置もそのまんま。旧き良き居酒屋そのものです。デジカメを出してパチリとしていたら、隣りで焼酎を呷っていたベレー帽の親父っさんが「昔のまんまやろ」とポツリ。
「変わってませんね~。嬉しくなりました」とボク。・・・会話はそれだけ。
ガラス戸を隔てた外の喧騒が嘘のように、ここだけ時間がゆっくりと流れていました。
日本酒はこの樽からドバドバと銀色の容器に注ぎ・・・・、
(この樽の上にある年季の入った木箱が釣り銭箱です。レジなんて気の効いたものはなく、おばちゃんの手計算。 その左横の大きめの箱にお札が入ってます)
アテは、まずはここの名物、湯どうふ。
半分以上の客が頼むんじゃないかな~。
とろろこんぶと、ゆずのカケラがいい感じなのです
これも名物、だし巻き。ふわふわとろとろ(^^)
やわらかい味なんだけど、なぜかビールにも合うんだよなぁ~
これも大定番のひとつ、きずし。
人によっては好き嫌いの激しいこの料理も、この店では多くの人が注文。
あざやか~
飲んで食べること約30分。それにしても、昼間っから酒を愉しむ人のなんと多いことか・・・(^^;
この店のお客さんは年配の方が多い。そして、酒もさることながら、皆さん、この雰囲気を味わっておられるのだろうと、あらためて実感しました。
声高に話すでもなく、アテで腹を膨らませるわけでもない、アテはあくまでもアテ、脇役。主役はお酒で、それを静かに愉しむ。そう、「愉しむ」という漢字がもっとも似合う、そんな飲み方をしたいお店だと思います。そういえば、ありがちなBGMもこの店には流れていませんでした。
チェーンの居酒屋等では決して得られない、この雑然とした中にも昭和の雰囲気が漂うこの店、ボクは大好きです。