奥山田温泉 満山荘 【オマケ】 [奥山田温泉 満山荘]
これまで4編書いてきました満山荘さんですが、今回がラスト。オマケです。
一晩置いた駐車場の私のクルマ。駐車時には当然雪はなかったのですが、朝にはこのとおり。
で、チェックアウトして帰るときにはこうされていました。・・・・たぶんあの小学生くらいの子かな?
可愛いイタズラでした。これくらいならとても怒れませんわな
朝、風呂上がりの体をぼや~っとソファに預けていますと、掃除をされていた宿の方、多分大旦那の息子さん(60歳すぎくらい?)が、昨年12月にリニューアルした部屋を見ないか、と誘ってくださいました。
お、これはブログ的においしいんじゃないか、と考えてしまうのがブロガーの血、っていうもの(^o^)
もちろんその宿人の許可を得て撮影したのが以下の写真です。部屋の名前は『穂高』。3Fの左端でした。
訪問者にはお馴染みの、この奥の階段を上ります。
じゃ~ん、と私が言うのもなんですが・・・・
大きな窓からの風景は、満山荘さん随一ではないでしょうか。
このお部屋の最大の特長は2階建てになっていること。メゾネットっていうんですか。
上の、布団が敷いてある部屋の下あたりにこの寝室が。
4人連れに最適なお部屋だと思います。新しいしね
ほとんど完成されていて固定客もついて経営もおそらく順調なお宿なのに、それに安住せずなお高みを目指している満山荘さん、なるほど人気の理由の一端を垣間見たような気がしました。
最後に朝の風景を
奥山田温泉 満山荘 【温泉の後編】 [奥山田温泉 満山荘]
夕食を終えてしばらく後。満山荘さんでは、22時から男女のお風呂が交代となります。
実は私は、こちらのほうが楽しみでした。というのは、ダンカミさんのHPでの紹介が、とてもとても魅力的だったから。
で、あらためてダンカミさんの満山荘を見返してみると・・・・あらま、部屋が同じ立山ではないですか
今まで気づかなかった・・・・お会いした時もそういう話題は出ませんでした。奇遇だったんですね~、ホント(^^;
さて、デザイン性に溢れたこのお風呂は何と呼べばいいのでしょう? と思って先人たちのブログを覗いてみますと・・・・・
あ、のんちゃんが「桧風呂」と書いておられました。
→http://iloveonsen.blog40.fc2.com/blog-entry-307.html
私もこれを踏襲させていただきますね
では、と思って夜入りに行ったのですが、何せ9/10の部屋が埋まっている状態。常に私のほかに数人の浴客がおられてですね・・・・ほとんど撮影できませんでした。それでも何枚かは撮ったのですが、どうもあまりいい出来ではありません。とにかく内湯はレンズが曇る曇る・・・・
で、以下の画像はほとんどが翌朝のもの。これがですね・・・・・いや、素晴らしい風景でした
夜間の渡り廊下。これがもう極寒の世界
「ひえ~」っと叫びながら通過しましたよ。気温を見たら-10℃。そりゃあ寒いです
照明がカッコいいですね 寒いけど・・・・
で、のんちゃんのトコにもあったデザイナーズ時計@脱衣室
ここまでの3枚が22時過ぎのもの。以下は翌朝の画像です。
(ちなみに時刻は22:10を指していますが、撮影のために22時ジャストに入りに行ったのに、先に入っていた女性がなかなか上がってこなかったためにちょっとずれこんでしまった、という経緯があります)
内湯はレンズが曇ってしまってとてもマトモな写真がなく、すべて露天風呂のものです。
そしてそして・・・・景色がこれですもん~
美しい景色にあたたかいお湯。しかし顔から上は透徹した寒さの中
雪を被って凍りつく風呂桶
注がれる湯は激熱なのですが・・・・
入浴目線だと湯気が微妙に写ります。
時間がたつにつれて山の輝きが増していきます。今日はいいお天気
さて桧風呂はこれで終了。あとの2枚は、朝10時頃にサービスで入れたいただいた一万尺風呂の画像です。
雪が輝いていました
木々はやはり凍りついたままでした。
それにしても遠霞さんが行かれた夏の満山荘。季節が違うとここまで露天風呂の印象が異なるか、というくらいにイメージが変わりますね。
http://tokasumi-onsen.blog.so-net.ne.jp/2013-01-17
http://tokasumi-onsen.blog.so-net.ne.jp/2013-01-23
http://tokasumi-onsen.blog.so-net.ne.jp/2013-01-29
緑対白の山景色、軍配はどちらかひとつではなく、双方に上がることでしょう。
どちらがいいか、ではなく、どちらもいい、ってことです。
ね、遠霞さん?
奥山田温泉 満山荘 【食事編】 [奥山田温泉 満山荘]
前回、一万尺風呂を紹介させていただきましたので、それに引き続き今回はもうひとつのお風呂を、と考えていたのですが、遠霞さんとのコラボを優先して、先に冬の食事を紹介することにしました。
昨年夏のお食事は、遠霞さんのこの記事をどうぞ
→http://tokasumi-onsen.blog.so-net.ne.jp/2013-01-23
さて、一人での食事。まあさびしいと言えばさびしいですが、それははじめからわかっていたこと。
なるべく気にせず、いただくことにしましょう。
満山荘経験者には言わずと知れた風土。“Food”と引っ掛けているところが粋とでも申しましょうか(^^)
まずは献立表から。横に長く、1枚だと字が小さくて見えにくいため、右と左に分けても撮影しておきました。
じゃあいきましょうか。時刻は18時。お客さんは9組。満室率90%は立派。ちなみに一人旅は私だけ。
あ、席は一番奥の右側の椅子席で、窓際ではない方でした。窓際は高山から来たという若いカップル。
まずははじめにセットしてあったもの。コンロの端だけが見えていますが、これは鴨鍋です。
まずは食前酒。白ワインをベースに、朝鮮人参酒とイチゴと〇〇のエキスを入れたもの。(〇〇は失念)
複雑玄妙な味でした。
ヱビスビール。大瓶です(←大阪では「だいびん」と読むのですよ。「おおびん」と言うと「あんっ?」という顔をされます)。
チェックインの際にどうするか尋ねられ、その際にオーダーしたもの。
胡麻豆腐-くずあん山葵。私は胡麻豆腐はあまり好きではないのですが、これは十二分に食べられました。
この餡が絶品
この器は遠霞さんの夏の際には牛乳豆腐が盛られていたものかな?
こんなことなら横から撮っておけばよかった
長芋そうめん 長芋はシャキシャキでうまうま。
絵皿・・・・ヤーコン 紫芋 独活 みかん 胡麻油の揚げ出しごまソース(左の画像)
& 行者ニンニクのレモン酢 (右の画像)
ビールのいいアテになりました。
一番下にみかんを皮ごと煮たものがあったのですが、それも丸々いただきましたよ
絵皿は、中村なんとかさんの逸品らしいです。
さあ、どんどんいきましょう。次は鴨鍋~
はじめにセットしてあった胡麻を自分で擂り、そのままそこに具材を汁ごと入れていただきます。この鴨鍋が絶品でした。にんにく味噌仕立てのこの鍋、本当に美味しかった。私は汁まで飲み干しましたよ。願わくばこのお汁で雑炊を食べたかった。
この椎茸の石突が並の太さじゃないでしょ(笑) もちろんヒロは残さない。
五色豆饅頭豆乳あん
この鮮やかな赤は、金時人参です。関西、というか、ウチのお雑煮には必ず入っている味の濃い人参。
緑の山草はこごみですね。
竹の子醤油焼き。下に敷いてあるのはそら豆です。
ポーク シャリヤピンソース。付け合せの野菜たちも美味~
ここでふと上を見上げてみると、照明が素敵でした なんか、顔に見えないこともありませんが(笑)
コイツは・・・・『スターウォーズ/ジェダイの帰還』に出ていたニエン・ナンに似てるんだな。
・・・・・って、ニエン・ナンて言われてわかる人はいるのか?
(興味のある方はこちらをどうぞ→http://www.starwars.jp/wiki/%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%83%B3)
・・・・私は『スターウォーズ』は大好きですが、あくまでフリークであって、マニアやオタクではありませんからね、念のため 閑話休題
お冷やは瓶で供されました。ちゃんと蓋もしてあったのが立派(^o^)
さて、〆が近づいてきました。
ご飯ものは焼き梅茶漬け。焼いた梅の種を抜いたものをご飯にまぶし、お茶をかけまわしたもの。
これも美味しかったな~♪
このお茶漬けをいただいた木の匙、これがとても使いやすく、自分でも欲しくなりました。
(※スプーンというより、「匙」っていうイメージなんですよね。ホントにいいセンスをしていると思います)
そしてデザート、抹茶あいす。添えられていた苺も美味 (こっちは「スプーン」)
ここまでご覧いただいていかがでしたでしょう。
遠霞さんご紹介の夏の献立と比較すると、共通するものがひとつもなかったのがおわかりいただけましたでしょうか。
冬の献立、どれも本当に美味しかったです。
彩りや鮮やかさでは遠霞さんの夏の献立に一歩譲りますが、その分温かみが感じられるとでもいいますか、冬は冬のよさがあると思いました。
ただ一点だけ、私にはマイナス点がありました。
それはお箸。満山荘さんのことですからおそらく何らかの理由があってのことだと思うのですが、なぜ金属製のお箸なのでしょう? しかもあの銀色は、とにかく唐辛子をぶち込めばいいと考えているとしか思えない韓国料理を彷彿とさせ、私にはどうも・・・・(ーー)
お茶漬けの際にはあんなにセンスのいい匙を添えて出してくれる感覚の持ち主なのに、なぜ・・・・?
木製の、例えば竹製の割りばしなんかでも十分いいのではないかと私は思うのですが・・・・私だけの感じ方なのかな~?
では、続いて朝食にまいりましょう。
皆さまご存知の通り、満山荘さんの朝食はバイキング。スキーを控えている身には朝ごはんはとても大事。
ましてバイキングだと私はめっちゃ食べます。3杯飯は当たり前(今回は2杯でしたが)。
こちらの箸は木製・・・・ですよね(^^)
あ、あれが・・・・右上に・・・・ ま、当然シカトですが(笑)
大好物の野沢菜も。(今回も梓川SAでお土産に買って帰りました)
で、はじめに取ったもの。
ここで私、大ボケをかましてしまいました このお茶碗、実はしゃもじが入っていたもの。
正しくは、一番上の朝食画像のお櫃の向こう側に積んであるこげ茶色のそれなんです。それを・・・・
なんでこーゆーことをやってしまったかなー あー、恥ずかし・・・・
あ、お味噌汁はたっぷりの竹の子と木綿豆腐ね うちの娘は竹の子大好きですので、こういうお味噌汁は垂涎モノでしょう。
いや、夜も朝も美味しくいただけました。遠霞さんやポルポさんがリピートされるだけのことはあります。
次回こそもうひとつのお風呂に行きますね
奥山田温泉 満山荘 【温泉の前編】 [奥山田温泉 満山荘]
遠霞さんとの“競演”、いや“協演”の方がイメージ的には正しいでしょうか(^^)
遠霞さんが一万尺風呂(岩風呂)の緑溢れる夏の様子を見せてくださいましたので、私はもちろん凍てついた厳冬期の風景を。ふたつあるお風呂の、遠霞さんと同じお風呂の冬を紹介させていただきます。
その一万尺風呂は、私の部屋のすぐ近くからGO
年季が入っています。大阪阿倍野の明治屋を彷彿とさせます。
おっとここにもあの提灯が
階段を下って・・・・(でも私のテンションは逆に)
お風呂へはさらに下へ
実はこの時間、チェックインの14時まで少し間のあるタイミングなのです。
(チェックインまで待つつもりが、準備が出来ていたので早く部屋に入れてくださいました。「お風呂もいいですよ」とのことでした)
だから当然ながらこの時間、お風呂は貸し切り状態のはず。そりゃあ、よけいにテンションも上がる、っちゅうもんでしょう
扉を開けると洗い場~!
そして・・・・
湯気がもうもうと立ち込めており、あっという間にレンズが曇ります。夏ならこんなことはないのだろうけど。
おっと、この硫黄臭がタマりませんなぁ~
しかし、さすがに凍てつく厳冬期・・・・
露天風呂へのドアはこのとおり
そして・・・・いざ露天風呂へ
うお・・・・あ、足が・・・・ 冷たいなんてもんやないで、これは・・・・
これは、はよ入らな凍ってしまう・・・・・
しかし・・・・予想以上に“ぬるい”です。
そりゃあ、周囲はマイナス10℃以下の寒さ・・・・いくら源泉が95℃でも露天風呂に注がれるまでに多少は下げられ、風呂に投入される際にはまだ激熱でも、何せ周囲の気温は冷凍庫並みですから、そりゃあぬるくもなるでしょう。
でも、逆に長湯にちょうどいいような湯温になっており、本当に気持ちのいい長湯ができました。30分くらいは浸かっていたかな~(^o^) ・・・・極楽とはここだろう、ってなもんでした。
湯の濃さは、析出物が堆積したこの注ぎ口を見れば一目瞭然。
それにこの見事な湯の花・・・・
なんて気持ちのいい時間、そして空間。
見上げると凍てつく梢。
これぞ山深き宿の雪見露天風呂。
ドアの下部を外から見ると、小さな氷柱までができていました。そりゃあ寒いですわ。
露天風呂で立ち上がって下を見ると・・・・私のクルマがすぐそこにありました。
どことなく不安になりそうなこのシュールな風景・・・・(^^;
次回、もうひとつのお風呂を紹介します。
奥山田温泉 満山荘 【施設編】 [奥山田温泉 満山荘]
本来であれば、時系列で紹介をしようと考えていた今回のスキー+温泉の一人旅・・・・
しかし、その予定を変更して、まずメインイベントとなった満山荘さんの紹介から始めます。
理由は・・・・ネット友である遠霞さんのブログ、「ちょっとだけ温泉気分」で、昨夏の満山荘さんのレポートが開始されたからです→http://tokasumi-onsen.blog.so-net.ne.jp/2013-01-17
どうせなら、私のトコロへお越しくださっている皆さまに、夏と冬の違いを比較してほしいではないですか。
幸い遠霞さんも興に乗ってくださいましたので、私は紹介の順番をあえて前後させることにした次第です。
それにしても、よく一人旅の旅客を泊めてくれたものだと思います。いくら厳冬期の平日(金曜日)とはいえ・・・・。
そういえばカミ@ダンカミさんも、
「よく一人で泊めてくれましたね」
とおっしゃっていました。
ちなみに宿泊料金は1,000円上乗せの19,500円+税。一人なのだから御の字でしょう。
あとで聞いたのですが、この日は全10室中空きは一部屋だけとのこと。厳冬期の平日の金曜日。ものすごい回転率ですね。 さすが人気のお宿です。
それでは!
本来は着くまでの道中を紹介したいところですが、それはYAMABOKUの記事で書くとしてまずは到着時の画像。時刻は朝8時頃です。前夜は松代PAで車中泊をし、7時頃PAを出発しての到着。この時間に着くことは、予約時に伝えてありました。
一旦クルマを停めて、道路から見上げたところ。のんちゃんのレポで駐車場は右に上がって、と書いてありましたので、迷いませんでしたよ。のんちゃん、ありがとう(^^)
この道路から駐車場に上ります。5期目のスタッドレスですが、性能はまだまだOK。ただ、この登り口はまだ除雪されていませんでした。ま、積もったばかりだろうから、突っ込んでも大丈夫だろう。
あいていた場所、木の真下だったのですがそこに駐車。(これは翌朝の画像かな?)
で、上を見上げたら・・・・
まだ除雪前。そして階段を登ります。そして見慣れた、もちろん写真でですけど、あの暖簾。
とうとうここまで来たんだな~、と思いつつ
あ~、この椅子、のんちゃんのレポにあったな~(^^)
お土産もの。私は、ブルーベリージャムを買いました。奥山田地場産業振興組合の製品。妻がさっそくヨーグルトと一緒にいただいております。
あ、他には帰りの道沿いにあった専門店で、おやきを数個買いました。おやきは妻の大好物なのです
お~、これがダンカミさんが書いておられた「カ~ンとね♪」の鐘ね
このあと荷物を置かせていただき、着替えてスキーに行きました。
そして帰還後、チェックインの手続きをして、階段を上へ
登り切ったところに一万尺風呂(岩風呂)の入り口
それを右へ向くと、こんなシブイ箪笥
その右に私の泊まる部屋がありました。部屋は立山。満山荘の部屋の名前はすべて北アルプスの山の名前なのですね。穂高も常念もすべてそう。
では入室しましょう。
洗面台があり
向かいにトイレ
向かって右手前にある照明がきれいでした。
さあ、では部屋の中に。おおっ、いいなー
布団は一組だけど
あ、写真で見た揺り椅子だ
作務衣とバスタオル
結局飲まなかったお茶セット。そば茶と緑茶がありました。お、向こうにケータイと財布とデジカメ(小)が
窓からの景色はこんなふう。曇っていましたので、この日はイマイチだったのかな?
でも見えるだけマシだったのかも。見える街並みは長野市?
で、窓を背に室内をパチリ
皆さまご期待の雪景色は、この後全開でいきます~ もうちょっとお待ちくださいね。何せまだ整理ができてませんので・・・・(^^;