姫路城散策(番外編:つけ麺 冨) [姫路城]
「冨」の字がちょっと特徴的です。上の点がない「冨」です。ときどき「冨田」という苗字でこの字を見かけますが、まあ少数派でしょう。
今、「冨」というと、ハイ、私は『ひよっこ』ですね。アパートの大家さん。
いよぉ~~~~~
姫路城見学を終えた後、西へ歩き始めたのですが、なかなか着かない すでに結構な距離を歩いていたこともあって、正直、
「まだかぁ…」
と泣き言を言いながら歩いていました。
あとで地図を見てみたら、思っていた以上に距離があって、
「こりゃあ店を選び間違ったかな?」
さはさりながら、もはや違う店に行く気も起らず、店員さんに名前を告げて待つことにしました。
行列は長かったものの、思ったより短時間で店内へ。
その店内には、受けた注文の器が並んでいました。その奥の壁には飾り棚。そして・・・・
私が注文したのはいつもの大盛。冷、温の両方がいけますが、私は温で。
味は濃厚豚骨魚介醤油。きわめて普通の味で、いわゆる“またおま系”。特筆すべき点はありません。食べログの点は結構高かったのですが・・・・
沈んでいた小ぶりなチャーシューにはしっかり味がついていました。
大盛にした麺は、私にはちょっと多かった もちろん最後まで食べましたが。
麺は全粒粉で、なかなかよくできた麺でした。
最後はスープ割りで。
これは美味しかったですね。
次、姫路に来る機会があれば、また違ったラーメンを楽しみたいと思います。いい店があちこちにありそうですしね
姫路城散策(その5:西の丸へ) [姫路城]
そこへ向かう途中に、明治、昭和、そして平成の3代のシャチホコが展示されていました。これは前の天空の白鷺のときにも紹介させていただきましたが、もう一度。
さて、西の丸へ向かいます。
ところで、皆さまはこの中ほどに写る後姿の女性に見覚えはないでしょうか。
実はこの方、城内の「武者隠し」の前でカメラを構えていた方です。おっと、私はストーカーではありませんよ(^^;
私はこの方は、私と同じくブロガーの方だと思っています。なぜなら、写真を撮る対象、位置やアングルが私ときわめて似ていたからです。画像に写ってはいませんが、前回の「播州皿屋敷」の井戸でもこの方は写真を撮っておられましたし、次の西の丸でも同じところに立ち止って撮影しておられました。「同じ匂いがする」とでもいいましょうか、おそらく間違いないと考えています。
立派な石垣。反り返っているのは、攻城兵が登りにくくするため。
をの門跡。
西の丸へ続く道路より本丸を望む。松の上に真っ白なお城が乗っかっているような感じになってしまいました(笑)
こちらは西の丸の案内。
やはり靴を脱いで内部へ。
姫路城の白さの秘密、漆喰の説明がありました。手間が掛かっているなぁと思うと同時に、よくこんな物を考え出したなぁと、発明者の知恵に感心しきりです。
それにしても、お城は日本の建築美の粋だと私は思います。
私は、行ったことがなく今後も行く機会はないであろうヨーロッパの街並みに勝るとも劣らない、東洋の素晴らしい建築だと思いますね。・・・・もちろん比べること自体が間違いだという認識はありますが(^^;
ここで明治時代の鳥瞰図。これは4年前にも紹介しましたね。
この頃って当然今ほど高い建物は存在しなかったでしょうから、お城の大きさやその存在感は、現代とは比べものにならなかったと考えます。
三の丸広場で、あらためて振り返ります。
バランスのとれた美しい立ち姿ですね~
3回にわたった、白い姫路城の報告もこれでひと段落です。
前回訪れた「天空の白鷺」から4年、姫路城はカバーが取り外されて「お城」の姿に戻っていました。
それにしても、何という姿でしょう。威風堂々、これほどに美しい建築物は他にあるでしょうか。
姫路城散策(その4:天守へGO) [姫路城]
今回は天守の最上階を目指します。
まずは2階(?)から。手前は三の丸広場、正面奥が姫路駅。
こちらは5階の平面図。
この上に乗って、窓から城外の敵を攻撃をするわけですね。
後世の人たちのためにも、ここは快く支払ってその維持を託したいと思います。
姫路城散策(その3:お城へ向かう) [姫路城]
前回記事はこちら。何回かに分けて掲載していました。比較のため、少しだけでもご覧いただければと思います。
ひとつ目は駅そばのお話。四つ目は帰りに食べたラーメンのお話です。
http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2013-05-14
http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2013-05-16
4年前の画像。たしかに牛乳パックだ(笑) 言い得て妙
よろしくお付き合いをお願いします。
以後はお城の内部と西の丸を2回に分けて。
「お楽しみに」というほどのもんでは到底ありませんが、“ほんの気持ちだけ”お楽しみに
姫路城散策(その2:天空の白鷺) [姫路城]
ご要望にお応えして、予定より1日早くアップすることにします。
5月2日(木)、
天空の白鷺と謳われる姫路城大天守修理見学施設に行ってきました。
英語で言うとカッコいいですね。
“Egret's Eye View”
直訳すれば、“鷺の視座”とでもいうのでしょうか。 命名者はいいセンスをしているな~と思います。
いただいたリーフレットに書かれていた案内文を書き写します。
姫路城大天守保存修理工事とは?
「昭和の大修理」から約半世紀が過ぎ、姫路城大天守には傷みや汚れが目立つようになってきました。国宝姫路城大天守保存修理工事は、かけがえのない世界文化遺産・国宝を築城時そのままの美しい姿で次の世代へ引き継ぐため、漆喰壁(しっくいかべ)の塗り直しや、屋根瓦の葺き直し(ふきなおし)を中心に、約5年をかけて行う大規模な工事です。
ではいきましょう。
はじめは簡単な案内図から。
左下の文字が切れていますが、これは「備前丸」(^^)
ここまで来ると、そのデカさがよくわかります。
天空の白鷺への入り口。入館料は200円。安いもんです、内容を考えると
混雑時はこの手前の広場を折り返しながら進むのでしょう。この日はGWとはいえ平日でしたので待ち時間は15分で済みました。これはかなりマシな方だろうとと思います。5/3~6なんぞは、私は想像するのもコワイ・・・・(笑) あ、でもたしか連休期間中は予約客しか入館できなかったっけ。それならそうでもないか(^^;
エレベータ待ちの列。少なくとも、予約をしておけば待ち時間が少なくて済むようなシステムになっていました。
私もはじめは予約しようと考えたのですが、時間が読みきれなかったのでやめました。
向う側(緑の服を着ている人)が予約客の通路で、手前が当日券の列です。エレベータ乗り口の手前で合流するようになっています。待っている間も退屈しないよう、説明書きがあったりビデオ(7分間)があったりと工夫はありました。
さて、城側がシースルーになっているエレベータに乗ってまずは8Fへ。帰りは7Fから乗るのですが、それは後の話。
まずは展示されていた鬼瓦。
ん? 何だこれは? ・・・・私にはモスラにしか見えへんぞ(爆) てか、実際に映画(『ゴジラVSモスラ』-1992年-)で壁画に使われたものじゃないか
ね、似てるでしょ? 本当は揚羽蝶なのですが。
( これは『ゴジラVSモスラ』のパンフレットの裏表紙です。右がモスラ。ちなみに左はバトラ・・・・って、誰が知ってる?(爆)
ゴホン、では話を元に戻しましょう
8Fの見学スペースから姫路市街を望みます。考えてみればこの視座は、姫路城の屋根の上なんですよね。ここでしか、そしてこの時期でしか見ることのできない風景なのかと思うと、感慨深いものがあります。
それにしても、よくこういうことを公開しようと考えたものです。いったい誰が考案し、決断したのでしょうかね。よほど視野の広い人物なのだろうと、私は思います。
こちらは西側。西の丸を眼下に見下ろします。先日の記事の後半はこの辺りでのもの。ほぼ中央が千姫の化粧櫓。
昭和の鯱瓦。180cm以上あるんですね。
さて、いよいよ修理中の大天守です。
もっと近いかと思ったんですが・・・・ちょっと遠かったかな? それでも十分近いのですけどね(^^;
しかし、こういう機会がなければこの位置から大天守の屋根を望むことは絶対に叶わぬことを考えると、ありがたいと思わなきゃ、です
先日購入した望遠レンズを使って鬼瓦を撮影
やっぱりモスラがいますね(笑)
以下は平成の鯱瓦。
階段で7Fに下りましょう。
やっぱりモスラ揚羽蝶がいます 本当に忠実。
2015年3月頃まで(予定)、まだまだ修理は続きます。
この天空の白鷺は2014年1月15日までとのことですので、ご希望の方はお早めにどうぞ
さて、7Fからエレベータに乗って1Fへ戻ります。・・・・やっぱり列ができてる・・・・
ここから、下へ降りながら外に向けてLUMIX GF3Xのシャッターを押しました。前述したとおりエレベータは城側がガラス張りになっており、お城の様子を望むことができるのです。六層は撮影ミス
暗くてシャッターのタイミングが・・・・
そして石垣が出現。
立派な石垣です。
1Fにも展示室がありました。
あとは天空の白鷺の風景です。
私が入場した際は待ち時間15分と表示されていましたが、帰るときには50分に増えていました。
来年の今頃は、おそらくこの巨大な覆いが外されて、白鷺城の威容が見られることでしょう。
1年後の同じ日、是非またここに来てみたいと思います。
姫路城散策(その1:周囲を巡る) [姫路城]
5月2日(木)、現在大天守を修理中の姫路城に行ってきました。修理中だったら意味ないやろ、と思われるのが普通ですが、どっこいその修理中という所に意味がありまして・・・・。
現在姫路城の本丸はすっぽりと覆いが掛けられ、その横にこれまたエレベータ2基付きの大きな櫓(やぐら)を組んで修理の様子を公開しているのです。この大きな櫓を天空の白鷺といいます。姫路城は別名白鷺城。なかなか上手いネーミングだと思います。
修復中の大天守を至近距離から見られる機会なんて、これを逃すと今後一生ないだろうと思って、姫路まで行くことにした次第。
JR・姫路駅は新幹線も停車する駅。新装なった大阪駅からは新快速で約1時間です。小旅行には適当な乗車時間ですね。普段クルマを使うことが多い私ですが、この日は一人でもあることですし、コストパフォーマンスを考えて電車を利用することにしました。自宅からだと姫路駅まで約2時間20分。近いんだか遠いんだかわからん
姫路駅西口から姫路城を望みます。
真正面の四角いのが天空の白鷺。駅西口にはピオレという新しい駅ビルが4/30にオープンしたとのことですが、その周囲はまだまだ工事半ばという感じでした。
姫路城はここから歩いて15分くらい。
前回の記事の最後で「異形(いぎょう)の国宝」と書きましたが、その極言もこの画像を見ると納得していただけると思います。
濠に架けられた橋を渡って郭内に入っていきます。
棄却された三の丸跡はまるで運動場。この日は遠足の小学生が独占していました。
先日、富士山が世界遺産に登録がほぼ決定ということで盛り上がっていましたが、皆さまはご記憶でしょうか、日本で最初に世界遺産に登録されたのがこの姫路城であるということを。もう20年も前、平成5年のことです。
(私? んなもん覚えてるわけないでしょ(爆)
天空の白鷺が近付いてきました。その巨大さを実感するのはこの辺りからでしょうか。
チケット売り場。入城料(入場料ではない)は400円。(これは帰りに撮影したもの)
石垣を見上げる。
リの一渡櫓にあった、大天守の鯱瓦。江戸時代のものは銘文に享和3(1803)年製作と記されているそうです。
鎧も展示されていました。
さらに歩を進めます。
この数分後、私は天空の白鷺の最下部に到達します。その様子は次回に書きます。これから以降は、天空の白鷺を後にしてからの話。
時代劇に出てきそうないくつもの門をくぐって・・・・
壁には狭間(さま)と言われる銃眼が空いています。八重さんは若松城でこういう所から鉄砲をぶっ放したんでしょうね。
手前が広く、向こう側は狭くなっています。狭間とはよく言ったものです。
西の丸では、来年の大河ドラマに合わせて黒田官兵衛関連の特別展をやっていました。
ちなみに主役の黒田官兵衛役はひらパー兄さんこと、ジャニーズの岡田准一氏です。
( これ、わかる方っておられます?)
黒田家二十四騎の兜が展示されていましたが、それはこの後で。
天空の白鷺が遠くになってきました。
これは西の丸の長局(百閒廊下)。結構長かったですよ。普通「百閒」と言っても大体が誇張で、実際はそれに満たない場合の方が多いと思いますが、この長局は約121聞(約240m)あるのだそうです。
さて、先ほど触れた黒田家二十四騎の兜です。すべてではありませんが、その一部を。
昔の武将も、オシャレだったんだな~と感じました。でも、これを被って刀を振り回すのはしんどかったでしょうね。
私思うのですが、戦国の頃の武士って、小柄ながらも筋肉隆々だったんだろうなと。普段は農作業、戦となったら駆り出されて思い鉄の棒(刀)を振り回す・・・・そして粗食とくれば、そりゃあ贅肉なんぞ付く暇もなかったことでしょう。
悲劇のヒロイン、千姫の住んだ化粧櫓。
内部はこんなふうになっていました。
明治時代初期に描かれた鳥瞰図。
次回、天空の白鷺について紹介します。
姫路城についてはこちらのHPをご参照ください。
→http://www.city.himeji.lg.jp/guide/castle.html
えきそば@JR山陽本線・姫路駅 [姫路城]
このブログではおそらく初登場でしょう。駅そばです。JR姫路駅在来線(山陽本線)のホーム上。
姫路は新幹線の停車駅ですが、目的は新幹線のホームではありません。
5月2日(木)。1か月ほど前に思い立った私は、この日修復中の姫路城を見学に行きました(詳細は後日報告します)。
実はこの日の3日ほど前、たまたま「マツコの知らない世界」というTV番組(再放送)で姫路駅の駅そばが紹介されていたのです。駅そばを10,000杯食べた男としてその筋では超有名だという鈴木弘毅氏が、No.2にランクした駅そば
→http://convenience.typepad.jp/naze/2012/04/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%B8%80%E3%81%AE%E9%A7%85%E3%81%9D%E3%81%B0.html
(ちなみに1位は「音威子府そば」350円:北海道 JR宗谷本線 音威子府駅の常磐軒。3位は「冷やしピリ辛ネギそば」500円:東京都 東急東横線 渋谷駅の本家しぶそば。どなたか、食べられた方はいらっしゃいます?)
くだんの鈴木弘木毅氏が駅そばにハマるきっかけとなった一杯とのことです。
乗る予定の9:30発、新快速・播州赤穂行きはいきなり遅延が発生。どっかのアホが橋脚に激突して、その点検のためだって この後も尼崎で踏切の棒(竹?)をへし折ったたわけ者がいて、さらに遅れ
これは朝霧駅あたりで走行中の車窓から撮影した明石海峡大橋の雄姿です。もちろん右側の島影は淡路島。
結局8分遅れで姫路駅に到着。さっそく駅そばの店に向かいました。
これは向い側のホームのえきそばさん。なんか妙な感覚なのですが、お店の名前がえきそばというのです。
画像は線路をはさんだ上り線のものですが、下り線も同じ外観でした。
350円の天ぷらえきそばです。チケットは自動販売機で購入。この時のために私は朝食を抜いてきました。時刻は10:40頃、腹は減り切っていました(^^;
すぐに出てきます。当たり前
これが日本No.2の駅そばです
すでに七味を軽く振り掛けています。
この駅そばの最大の特徴、それは、麺がそば粉を一切使っていない中華麺であることです。スープ、というか、つゆは甘めの関西風和風だし。
天ぷらは、ごく小さなエビが入っただけの、ほとんど衣のみのもの。言ってみれば天かす(船山史家さんふうに言えば、揚げ玉)の集合体。これがつゆを吸ってふにゃふにゃになり、そう、皆さまのご想像通りの味、口当たりです(笑)
麺は・・・・まあちょっと柔らかかったです。これは仕方ないですね。多くを望んではいけません。350円ですもん(^^)
でも、中華麺+和風だしの組み合わせなんて、おもしろいと思いません?
店内に貼ってあったポップ。興味がおありの方はどうぞ
決してミスマッチとは思いません。変化球の駅そばはなかなか美味しゅうございましたよ
帰りに乗った新快速は、なんと福井県の敦賀行きでした。兵庫~大阪~京都~滋賀~福井の5府県を走り抜けるんですな。調べてみたら、所用時間は3時間3分、運賃は3,890円でした。あ、関東の湘南新宿ラインってもっとすごかったっけ?
次回、いよいよ異形の国宝・姫路城に迫ります。