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姫路城散策(番外編:つけ麺 冨) [姫路城]

姫路城のラストは、帰りにいただいたつけ麺で。

「冨」の字がちょっと特徴的です。上の点がない「冨」です。ときどき「冨田」という苗字でこの字を見かけますが、まあ少数派でしょう。

今、「冨」というと、ハイ、私は『ひよっこ』ですね。アパートの大家さん。
いよぉ~~~~~[るんるん]


このお店は、姫路城の西南にあります。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)

姫路城見学を終えた後、西へ歩き始めたのですが、なかなか着かない[ふらふら] すでに結構な距離を歩いていたこともあって、正直、
「まだかぁ…[もうやだ~(悲しい顔)]
と泣き言を言いながら歩いていました。
あとで地図を見てみたら、思っていた以上に距離があって、
「こりゃあ店を選び間違ったかな?」

疲れ果ててようやく辿り着いてみたら、さらに行列が・・・・[ちっ(怒った顔)]

さはさりながら、もはや違う店に行く気も起らず、店員さんに名前を告げて待つことにしました。
73.つけ麺 冨.jpg

立て看板が世界遺産の近くのラーメン店という感じです。ありがちなオデン文字がないのも好ましい。
74.世界遺産の近くのラーメン店らしい.jpg

行列は長かったものの、思ったより短時間で店内へ。
その店内には、受けた注文の器が並んでいました。その奥の壁には飾り棚。そして・・・・75.つけ麺の器が並ぶ.jpg
76.山岸さんの弟子だったんだ.jpg
あの山岸さんのお弟子さんの店だったんだ[exclamation] 随分前に系列店が分裂してエライことになっているとネットのニュースで読みましたが、その後どうなったんだろう?

お店のおおまかなメニュー。とはいえ、ほとんどの方はつけ麺をオーダーしていたもよう。私もです。
77.大まかなメニュー.jpg

私が注文したのはいつもの大盛。冷、温の両方がいけますが、私は温で。

78.つけ麺大盛.jpg

つけ汁はナルトが目立ちます。
味は濃厚豚骨魚介醤油。きわめて普通の味で、いわゆる“またおま系”。特筆すべき点はありません。食べログの点は結構高かったのですが・・・・
79.ナルトが目立つ無化調.jpg

沈んでいた小ぶりなチャーシューにはしっかり味がついていました。
80.沈んでいたチャーシュー.jpg

大盛にした麺は、私にはちょっと多かった[ふらふら] もちろん最後まで食べましたが。

麺は全粒粉で、なかなかよくできた麺でした。
81.ちょっと多いか?.jpg
82.全粒粉なのね.jpg

最後はスープ割りで。

これは美味しかったですね。
83.最後はスープ割り.jpg

次、姫路に来る機会があれば、また違ったラーメンを楽しみたいと思います。いい店があちこちにありそうですしね[るんるん]

姫路城散策(その5:西の丸へ) [姫路城]

綺麗になった姫路城の3回目は西の丸方面。

そこへ向かう途中に、明治、昭和、そして平成の3代のシャチホコが展示されていました。これは前の天空の白鷺のときにも紹介させていただきましたが、もう一度。
55.歴代のシャチホコ.jpg
56.明治→昭和→平成.jpg
57.明治+昭和.jpg
58.平成.jpg

さて、西の丸へ向かいます。
ところで、皆さまはこの中ほどに写る後姿の女性に見覚えはないでしょうか。
実はこの方、城内の「武者隠し」の前でカメラを構えていた方です。おっと、私はストーカーではありませんよ(^^;
 
私はこの方は、私と同じくブロガーの方だと思っています。なぜなら、写真を撮る対象、位置やアングルが私ときわめて似ていたからです。画像に写ってはいませんが、前回の「播州皿屋敷」の井戸でもこの方は写真を撮っておられましたし、次の西の丸でも同じところに立ち止って撮影しておられました。「同じ匂いがする」とでもいいましょうか、おそらく間違いないと考えています。
59.次は西の丸へ.jpg

さて元に戻って西の丸へ。
立派な石垣。反り返っているのは、攻城兵が登りにくくするため。
60.立派な石垣.jpg

をの門跡。
61.をの門跡.jpg

南門跡とその礎石。62.西の丸南門跡.jpg

63.礎石.jpg

西の丸へ続く道路より本丸を望む。松の上に真っ白なお城が乗っかっているような感じになってしまいました(笑)
64.西の丸への道より.jpg

こちらは西の丸の案内。
65.西の丸の案内.jpg

やはり靴を脱いで内部へ。
66.靴を脱いで内部へ.jpg

姫路城の白さの秘密、漆喰の説明がありました。手間が掛かっているなぁと思うと同時に、よくこんな物を考え出したなぁと、発明者の知恵に感心しきりです。
67.漆喰の案内.jpg

それにしても、お城は日本の建築美の粋だと私は思います。
私は、行ったことがなく今後も行く機会はないであろうヨーロッパの街並みに勝るとも劣らない、東洋の素晴らしい建築だと思いますね。・・・・もちろん比べること自体が間違いだという認識はありますが(^^; 68.日本の建築美の粋.jpg
69.見飽きない….jpg
72.この角度が一番好きかも.jpg
ここで明治時代の鳥瞰図。これは4年前にも紹介しましたね。
この頃って当然今ほど高い建物は存在しなかったでしょうから、お城の大きさやその存在感は、現代とは比べものにならなかったと考えます。
70.明治時代の鳥瞰図.jpg

三の丸広場で、あらためて振り返ります。71.あらためて振り返る.jpg

バランスのとれた美しい立ち姿ですね~[ぴかぴか(新しい)]

3回にわたった、白い姫路城の報告もこれでひと段落です。
前回訪れた「天空の白鷺」から4年、姫路城はカバーが取り外されて「お城」の姿に戻っていました。
それにしても、何という姿でしょう。威風堂々、これほどに美しい建築物は他にあるでしょうか。
今度はいつ来られるのかな~? 新快速に乗れば大阪駅から1時間ほどなのですが・・・・この微妙な近さが億劫さにもつながって、「いつでも来れるやん」。要は気合、ということですね。

あ、次回、番外編として帰りにいただいたつけ麺を紹介します。これが最後の一区切り。

姫路城散策(その4:天守へGO) [姫路城]

(その4)です。
今回は天守の最上階を目指します。


まずは2階(?)から。手前は三の丸広場、正面奥が姫路駅。

28.真正面が姫路駅.jpg

石落としが小さめなのは、実際に石を落とすのではなくここから銃撃や監視するのを想定しているからだそうです。
29.小さめの石落し.jpg

2階の平面図。
30.2階平面図.jpg

これ、暗くてわかりづらいのですが、階段の手摺りに注目。これはつないだりしたのではなく、この太い木材を熱で曲げて加工したのだそうです。これだけ曲げるのには相当な時間が必要とのことで、よほどの手間とお金をかけた証拠だそうです。
31.木を曲げて作った手摺り(1).jpg
32.木を曲げて作った手摺り(2).jpg

写真を撮るヒマもなく、押し上げられるようにどんどん上へ[グッド(上向き矢印)]

こちらは5階の平面図。
33.5階平面図.jpg

(その3)で西の丸方向を撮影しましたが、こちらでも1枚。見比べると、さすがに視点が高いです。
34.さらに上から西の丸.jpg

瓦の漆喰が目立ちますが、実はこれがお城の白さの理由。瓦の繋ぎ目を漆喰で固めているのですが、これを下から見ると漆喰が瓦の黒さを隠し、白く見えるというわけ(←ココ、重要です[わーい(嬉しい顔)]
35.瓦の漆喰が白さの秘密.jpg

小さなシャチホコです。向うに見ゆるは姫路駅。
36.小さなシャチホコ.jpg
37.…の向こうに見ゆるは姫路駅.jpg

微妙な曲線が優美ですね。
38.微妙なウェーブ.jpg

そして最上階に到達。
39.最上階に到達.jpg

「石打棚」。スマホをかざせば説明が見られるのですが、残念ながら私はガラケー(^^;
この上に乗って、窓から城外の敵を攻撃をするわけですね。
40.石打棚.jpg

こちら「武者隠し」。内部に攻め入った敵をここに隠れた兵が応戦できるようになっています。
41.武者隠し.jpg

それにしても、これは400年以上前の木材です。それが現在まで現役で使われ、今後も使われ続けるのだと思うと、木材というのは何とも素晴らしい材料だと感嘆せざるを得ません。
42.何年前の木材?.jpg

ちなみに消火栓まで木製でした。これで従来通りの真っ赤っかだと、あまりのセンスのなさに呆然となりますもんね。しかし、どうせやるならもっと周囲の木の色に配慮してほしかったと思いますね。頑張っているのはよくわかるんだけど、「ここまでやるんやったら、もうちょい頑張れよ」という感じです(笑)
43.消火栓まで木製.jpg

もう一丁「石落とし」。
44.石落し(2).jpg

「六葉釘隠し」。昔の人も凝ってます。
45.六葉釘隠し.jpg

地階の平面図。46.地階平面図.jpg


この石段は、建造時のものとのことです。後世も含めて、一体、何人の人がこの石を踏んだことでしょう。
47.建造時の石段.jpg

城を見上げますと・・・
48.城を見上げる(1).jpg

『威容』とはこういうことをいうのでしょう。
49.偉容とはこういうことをいうのだろう.jpg

(「石落とし」が視認できます)
49-2.偉容とはこういうことをいうのだろう.jpg

石壁は究極のパズル。
50.究極のパズルだ.jpg

こうやって姫路城に登楼してみると、入城料の1,000円は納得です。この歴史的な世界遺産を維持、管理していくには、これほどのお金は必要でしょう。平成の大修理にかかった費用は約24億円、単純計算で240万人分です。もちろんこれに日々の経費もいりますから、本当ならこの倍くらいは必要かもしれない。
後世の人たちのためにも、ここは快く支払ってその維持を託したいと思います。
51.1,000円の入城料も納得.jpg

さて帰り道です。皆さまは有名な日本の怪談「播州皿屋敷」をご存知でしょうか。「皿が1まい、2~まい」というアレですが、舞台はここだったんですね。井戸は結構深かったです。
52.あの有名な怪談はここだった.jpg
53.結構深い井戸でした.jpg

さ、朝からかなり歩いて疲れたことだし、そろそろ帰路につきましょうか。
54.そろそろ戻りましょう.jpg

(その5)につづく。

姫路城散策(その3:お城へ向かう) [姫路城]

鶏白湯3連発の後は気分をガラッと入れ替えて、昔日の白さを取り戻した姫路城を紹介したいと思います。
もう2か月も前になるのですが、前回訪問からほぼピッタリ4年ぶりの5月1日。GWの世間は稼働している企業も多いであろう平日を狙って行ってきました。4月には「烏城」との異名を持つ長野県の松本城を見学に行っており(外からだけですが)、期せずして「白」と「黒」の日本を代表するお城を訪れたことになります。

前回記事はこちら。何回かに分けて掲載していました。比較のため、少しだけでもご覧いただければと思います。
ひとつ目は駅そばのお話。四つ目は帰りに食べたラーメンのお話です。
http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2013-05-19
我ながら引っ張ったものです(^^;

その4年前は、修復真っ最中の様子を、お城を覆ったその名も天空の白鷺からの見学。まさに鳥の視点で、得難い経験をしてきました。ちなみに地元民から「牛乳パック」とか「食パン」とか呼ばれて親しまれた(?)この「天空の白鷺」を訪れた人は、何と180万人にも上ったそうです。
[右斜め下] 4年前の画像。たしかに牛乳パックだ(笑) 言い得て妙[かわいい]
43.天空の白鷺-3.jpg
45.青空に.jpg

姫路城は2年前の3月に修復が完了(工期:5年半 費用:24億円 職人:延1万5000人以上)、一般公開もされてはいたのですが、何せ激混みが予想されましたため、しばらく様子見ということで訪問を控えていました。実は昨年行こうとも考えたのですが、まだ混んでるか、と1年延期し、ようやく今年の5月に行くことができたわけです。必ず“白い”うちに行きたかったので、宿題をひとつ終えたような気分[るんるん]

前回もそうでしたが、今回もかなりな枚数の写真を撮影しました。色々取捨選択をしても70枚を超えてしまいましたので、今度は3回に分けて紹介したいと思います。(帰りに食べたつけ麺を含めると4編)
尚、前回の続きという意味合いで、タイトルも(その3)から始めます。
よろしくお付き合いをお願いします。

まずは前回と同じ、姫路駅からの姫路城。
1.姫路駅より.jpg

そこから振り返ってパチリ。4年前は工事中だった駅ビルも完成していました。
2.振り返る.jpg

城の前には不必要なほど広い道(国道2号線)が通っています。
3.お城前の交差点.jpg

こちら、ポーランドからのお客さま。なぜわかったかというと、勇気のある子供が彼らに突撃し、「どこの国の人ですか?」と、おそらくは親から教えられた英語で質問し、彼らがそれに答えたのを聞いていたから。とても微笑ましい、なぜか印象に残る光景でした(^^) 遠く北欧からも来てくださっているのは、日本人として少し誇らしくなりますよね。
4.ポーランドからのお客様.jpg
5.さあ中へ.jpg

さあ、私もお城の中に行きましょう。

前回も、ここ三の丸広場で写真を撮りました。・・・・それにしても、し、白い[がく~(落胆した顔)]
6.世界遺産.jpg
7.し、しろい.jpg
8.姫路城.jpg
9.まだ入城前.jpg

入城料(『入場料』ではないところが粋ですね)は1,000円。ちょっとお高く感じますが、入城してみてその理由がよくわかりました。
10.1,000円は高い?.jpg
 
さあ、いよいよ入城です。
11.さあ行こう.jpg
12.姫路城.jpg

[右斜め下] これは行列対策でしょう、間違いなく。この日の後、すぐに5連休が始まりますから。
13.GWの行列対策.jpg

とはいえ、平日でも人は多い。
14.平日でも人多し.jpg

これは「狭間(さま)」といいます。言うまでもなく、ここから鉄砲や矢を射掛けるための穴。手前は広く、奥、つまり攻城側は狭くなっています。ただ、正方形や長方形、三角まであるのは面白いですね。
15.狭間(さま).jpg

これは日本の美だな~と感じます。
16.日本の美.jpg

鮮やかなサツキ[かわいい]
17.鮮やかなサツキ.jpg
18.鮮やかなサツキ(2).jpg

その隣りに咲いていた花[揺れるハート] 何という名前なのでしょうか。
19.その隣の花.jpg
20.名前は?.jpg

にの門。
21.にの門.jpg

天守閣方向を見上げる。ちなみにこの大天守、慶長14(1609)年に建築されたものだそうですから、もう400年以上もその美しい姿を我々に見せてくれているんですね。(ちなみに関ヶ原の戦いは慶長5年です)
22.見上げる.jpg

ほの門。
23.ほの門.jpg

水一門と水三門を抜けて・・・・
24.水一門.jpg
25.水三門.jpg

ちょっと高い位置から西の丸方面を。
26.西の丸方向.jpg

ここで靴を脱いでお城の内部へ進んでいきます。
27.靴を脱いで城内部へ.jpg

切りのいい所で、前編はここまでとします。これで使った写真は27枚。
以後はお城の内部と西の丸を2回に分けて。

「お楽しみに[るんるん]」というほどのもんでは到底ありませんが、“ほんの気持ちだけ”お楽しみに[わーい(嬉しい顔)]

姫路城散策(その2:天空の白鷺) [姫路城]

ご要望にお応えして、予定より1日早くアップすることにします。

5月2日(木)、
天空の白鷺と謳われる姫路城大天守修理見学施設に行ってきました

英語で言うとカッコいいですね。
“Egret's Eye View”
直訳すれば、“鷺の視座”とでもいうのでしょうか。 命名者はいいセンスをしているな~と思います。

いただいたリーフレットに書かれていた案内文を書き写します。

姫路城大天守保存修理工事とは?
「昭和の大修理」から約半世紀が過ぎ、姫路城大天守には傷みや汚れが目立つようになってきました。国宝姫路城大天守保存修理工事は、かけがえのない世界文化遺産・国宝を築城時そのままの美しい姿で次の世代へ引き継ぐため、漆喰壁(しっくいかべ)の塗り直しや、屋根瓦の葺き直し(ふきなおし)を中心に、約5年をかけて行う大規模な工事です。

ではいきましょう。
はじめは簡単な案内図から。
1.断面図.jpg
左下の文字が切れていますが、これは「備前丸」(^^)

ここまで来ると、そのデカさがよくわかります。2.見上げるとデカイ.jpg
3.正式名.jpg
4.ほとんど直下.jpg

[右斜め下] 天空の白鷺への入り口。入館料は200円。安いもんです、内容を考えると[わーい(嬉しい顔)] 
混雑時はこの手前の広場を折り返しながら進むのでしょう。この日はGWとはいえ平日でしたので待ち時間は15分で済みました。これはかなりマシな方だろうとと思います。5/3~6なんぞは、私は想像するのもコワイ・・・・(笑) あ、でもたしか連休期間中は予約客しか入館できなかったっけ。それならそうでもないか(^^;
5.ここから入る.jpg

[右斜め下] エレベータ待ちの列。少なくとも、予約をしておけば待ち時間が少なくて済むようなシステムになっていました。
私もはじめは予約しようと考えたのですが、時間が読みきれなかったのでやめました。
6.エレベータ待ち.jpg

[右斜め上] 向う側(緑の服を着ている人)が予約客の通路で、手前が当日券の列です。エレベータ乗り口の手で合流するようになっています。待っている間も退屈しないよう、説明書きがあったりビデオ(7分間)があったりと工夫はありました。7.退屈はしない.jpg
8.ビデオもあるので.jpg

さて、城側がシースルーになっているエレベータに乗ってまずは8Fへ。帰りは7Fから乗るのですが、それは後の話。
まずは展示されていた鬼瓦。
9.8Fの展示鬼瓦.jpg
10.これも.jpg

ん? 何だこれは? ・・・・私にはモスラにしか見えへんぞ(爆) てか、実際に映画(『ゴジラVSモスラ』-1992年-)で壁画に使われたものじゃないか[わーい(嬉しい顔)] 
11.モスラにしか.jpg
12.見えないんだけど.jpg

ね、似てるでしょ? 本当は揚羽蝶なのですが。
[右斜め下] これは『ゴジラVSモスラ』のパンフレットの裏表紙です。右がモスラ。ちなみに左はバトラ・・・・って、誰が知ってる?(爆)

48.これがモスラだ!.jpg

ゴホン、では話を元に戻しましょう[たらーっ(汗)]

8Fの見学スペースから姫路市街を望みます。考えてみればこの視座は、姫路城の屋根の上なんですよね。ここでしか、そしてこの時期でしか見ることのできない風景なのかと思うと、感慨深いものがあります。
それにしても、よくこういうことを公開しようと考えたものです。いったい誰が考案し、決断したのでしょうかね。よほど視野の広い人物なのだろうと、私は思います。
13.城の南側.jpg

こちらは西側。西の丸を眼下に見下ろします。先日の記事の後半はこの辺りでのもの。ほぼ中央が千姫の化粧櫓。
14.同じく西側.jpg

[右斜め下] 昭和の鯱瓦。180cm以上あるんですね。
15.私より大きい昭和の鯱瓦.jpg

さて、いよいよ修理中の大天守です。16.これが修理中の天守の屋根-1.jpg
17.屋根-2.jpg

もっと近いかと思ったんですが・・・・ちょっと遠かったかな? それでも十分近いのですけどね(^^;
しかし、こういう機会がなければこの位置から大天守の屋根を望むことは絶対に叶わぬことを考えると、ありがたいと思わなきゃ、です[かわいい]

[右斜め下] 先日購入した望遠レンズを使って鬼瓦を撮影[カメラ]
18.鬼瓦.jpg
19.家紋がいっぱい.jpg

やっぱりモスラがいますね(笑)

以下は平成の鯱瓦。
20.ビデオ解説中.jpg
21.平成の鯱瓦-1.jpg
22.平成の鯱瓦-2.jpg

階段で7Fに下りましょう。23.ここから7層.jpg
24.小さな鯱瓦.jpg

やっぱりモスラ揚羽蝶がいます[わーい(嬉しい顔)] 本当に忠実
25.家紋がいっぱい-2.jpg
26.修復は進む.jpg

2015年3月頃まで(予定)、まだまだ修理は続きます。

この天空の白鷺は2014年1月15日までとのことですので、ご希望の方はお早めにどうぞ[るんるん]

さて、7Fからエレベータに乗って1Fへ戻ります。・・・・やっぱり列ができてる・・・・
27.帰りのエレベータ待ち.jpg
28.その壁.jpg

ここから、下へ降りながら外に向けてLUMIX GF3Xのシャッターを押しました。前述したとおりエレベータは城側がガラス張りになっており、お城の様子を望むことができるのです。六層は撮影ミス[ちっ(怒った顔)]
29.下りながら-五層.jpg
30.下りながら-四層.jpg
31.下りながら-三層.jpg

暗くてシャッターのタイミングが・・・・[もうやだ~(悲しい顔)]
32.下りながら-二層.jpg
33.下りながら-一層.jpg

そして石垣が出現。
34.石垣(エレベータから).jpg

立派な石垣です。
35.石垣-2.jpg
36.石垣-3.jpg

1Fにも展示室がありました。
37.1階展示室.jpg
39.8階模型.jpg38.7階模型.jpg
40.平成の工事内容.jpg

あとは天空の白鷺の風景です。41.天空の白鷺-1.jpg
42.天空の白鷺-2.jpg
43.天空の白鷺-3.jpg
44.西の丸より.jpg
45.青空に.jpg
46.映えるよね.jpg

私が入場した際は待ち時間15分と表示されていましたが、帰るときには50分に増えていました。
47.帰るときは50分待ち.jpg

来年の今頃は、おそらくこの巨大な覆いが外されて、白鷺城の威容が見られることでしょう。
1年後の同じ日、是非またここに来てみたいと思います。

【天空の白鷺 公式HP】


姫路城散策(その1:周囲を巡る) [姫路城]

5月2日(木)、現在大天守を修理中の姫路城に行ってきました。修理中だったら意味ないやろ、と思われるのが普通ですが、どっこいその修理中という所に意味がありまして・・・・。
現在姫路城の本丸はすっぽりと覆いが掛けられ、その横にこれまたエレベータ2基付きの大きな櫓(やぐら)を組んで修理の様子を公開しているのです。この大きな櫓を天空の白鷺といいます。姫路城は別名白鷺城。なかなか上手いネーミングだと思います。
修復中の大天守を至近距離から見られる機会なんて、これを逃すと今後一生ないだろうと思って、姫路まで行くことにした次第。

JR・姫路駅は新幹線も停車する駅新装なった大阪駅からは新快速で約1時間です。小旅行には適当な乗車時間ですね。普段クルマを使うことが多い私ですが、この日は一人でもあることですし、コストパフォーマンスを考えて電車を利用することにしました。自宅からだと姫路駅まで約2時間20分。近いんだか遠いんだかわからん[あせあせ(飛び散る汗)]

姫路駅西口から姫路城を望みます。1.姫路駅前より.jpg

[右斜め上] 真正面の四角いのが天空の白鷺駅西口にはピオレという新しい駅ビル4/30にオープンしたとのことですが、その周囲はまだまだ工事半ばという感じでした。
姫路城はここから歩いて15分くらい。

前回の記事の最後で「異形(いぎょう)の国宝」と書きましたが、その極言もこの画像を見ると納得していただけると思います。
2.城前の広場.jpg
3.国宝です.jpg

濠に架けられた橋を渡って郭内に入っていきます。4.橋を渡って.jpg
5.行きませう.jpg

棄却された三の丸跡はまるで運動場。この日は遠足の小学生が独占していました。
6.おぉ~!.jpg

先日、富士山が世界遺産に登録がほぼ決定ということで盛り上がっていましたが、皆さまはご記憶でしょうか、日本で最初に世界遺産に登録されたのがこの姫路城であるということを。もう20年も前、平成5年のことです。
(私? んなもん覚えてるわけないでしょ(爆)

7.日本初の世界遺産です.jpg

天空の白鷺が近付いてきました。その巨大さを実感するのはこの辺りからでしょうか。
8.これが天空の白鷺.jpg

チケット売り場。入城料(入料ではない)は400円。(これは帰りに撮影したもの)
9.チケット売り場.jpg
10.遠足が多い.jpg

石垣を見上げる。
11.石垣を見上げる.jpg
12.内部へ.jpg

[右斜め下] リの一渡櫓にあった、大天守の鯱瓦。江戸時代のものは銘文に享和3(1803)年製作と記されているそうです。
13.大天守の鯱(しゃち).jpg

鎧も展示されていました。
14.リの一渡櫓の甲冑.jpg

さらに歩を進めます。
15.さらに進む.jpg

この数分後、私は天空の白鷺の最下部に到達します。その様子は次回に書きます。これから以降は、天空の白鷺を後にしてからの話。

16.ここから帰り?.jpg

時代劇に出てきそうないくつもの門をくぐって・・・・
17.頭上に余裕なし.jpg

壁には狭間(さま)と言われる銃眼が空いています。八重さんは若松城でこういう所から鉄砲をぶっ放したんでしょうね。
18.下へ向かう.jpg

手前が広く、向こう側は狭くなっています。狭間とはよく言ったものです。
19.壁には銃眼.jpg

西の丸では、来年の大河ドラマに合わせて黒田官兵衛関連の特別展をやっていました。
ちなみに主役の黒田官兵衛
役はひらパー兄さんこと、ジャニーズの岡田准一氏です。
[右斜め上] これ、わかる方っておられます?[わーい(嬉しい顔)]

20.西の丸の特別展示.jpg

黒田家二十四騎の兜が展示されていましたが、それはこの後で。

天空の白鷺が遠くになってきました。
21.天空の白鷺が遠くに.jpg

[右斜め下] これは西の丸の長局(百閒廊下)。結構長かったですよ。普通「百閒」と言っても大体が誇張で、実際はそれに満たない場合の方が多いと思いますが、この長局は約121聞(約240m)あるのだそうです。
22.こんな廊下が延々と続く.jpg

さて、先ほど触れた黒田家二十四騎の兜です。すべてではありませんが、その一部を。
昔の武将も、オシャレだったんだな~と感じました。でも、これを被って刀を振り回すのはしんどかったでしょうね。
私思うのですが、戦国の頃の武士って、小柄ながらも筋肉隆々だったんだろうなと。普段は農作業、戦となったら駆り出されて思い鉄の棒(刀)を振り回す・・・・そして粗食とくれば、そりゃあ贅肉なんぞ付く暇もなかったことでしょう。
23.兜の展示-1.jpg
24.兜の展示-2.jpg
25.兜の展示-3.jpg
26.兜の展示-4.jpg

[右斜め下] 悲劇のヒロイン、千姫の住んだ化粧櫓。
27.化粧櫓.jpg

内部はこんなふうになっていました。
28.ここに千姫が.jpg
29.家系図.jpg

明治時代初期に描かれた鳥瞰図。
30.明治の鳥瞰図.jpg

次回、天空の白鷺について紹介します。

姫路城についてはこちらのHPをご参照ください。
http://www.city.himeji.lg.jp/guide/castle.html


えきそば@JR山陽本線・姫路駅 [姫路城]

このブログではおそらく初登場でしょう。駅そばです。JR姫路駅在来線(山陽本線)のホーム上。
姫路は新幹線の停車駅ですが、目的は新幹線のホームではありません。

5月2日(木)。1か月ほど前に思い立った私は、この日修復中の姫路城を見学に行きました(詳細は後日報告します)。
実はこの日の3日ほど前、たまたま「マツコの知らない世界」というTV番組(再放送)で姫路駅の駅そばが紹介されていたのです。駅そばを10,000杯食べた男としてその筋では超有名だという鈴木弘毅氏が、No.2にランクした駅そば[ぴかぴか(新しい)]
http://convenience.typepad.jp/naze/2012/04/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%B8%80%E3%81%AE%E9%A7%85%E3%81%9D%E3%81%B0.html
(ちなみに1位は「音威子府そば」350円:北海道 JR宗谷本線 音威子府駅の常磐軒。3位は「冷やしピリ辛ネギそば」500円:東京都 東急東横線 渋谷駅の本家しぶそば。どなたか、食べられた方はいらっしゃいます?)

くだんの鈴木弘木毅氏が駅そばにハマるきっかけとなった一杯とのことです。

乗る予定の9:30発、新快速・播州赤穂行きはいきなり遅延が発生。どっかのアホが橋脚に激突して、その点検のためだって[むかっ(怒り)] この後も尼崎で踏切の棒(竹?)をへし折ったたわけ者がいて、さらに遅れ[爆弾]
1.大阪駅5、6番ホーム.jpg

これは朝霧駅あたりで走行中の車窓から撮影した明石海峡大橋雄姿です。もちろん右側の島影は淡路島。2.明石海峡大橋.jpg

結局8分遅れで姫路駅に到着。さっそく駅そばの店に向かいました。
これは向い側のホームのえきそばさん。なんか妙な感覚なのですが、お店の名前がえきそばというのです。
画像は線路をはさんだ上り線のものですが、下り線も同じ外観でした。

6.向かいのホームですが.jpg

350円の天ぷらえきそばです。チケットは自動販売機で購入。この時のために私は朝食を抜いてきました。時刻は10:40頃、腹は減り切っていました(^^;

すぐに出てきます。当たり前[わーい(嬉しい顔)]

これが日本No.2の駅そばです[exclamation×2]
3.天ぷらえきそば350円.jpg

すでに七味を軽く振り掛けています。

この駅そばの最大の特徴、それは、麺がそば粉を一切使っていない中華麺であることです。スープ、というか、つゆは甘めの関西風和風だし
4.天ぷらと麺.jpg

天ぷらは、ごく小さなエビが入っただけの、ほとんど衣のみのもの。言ってみれば天かす(船山史家さんふうに言えば、揚げ玉)の集合体。これがつゆを吸ってふにゃふにゃになり、そう、皆さまのご想像通りの味、口当たりです(笑)

麺は・・・・まあちょっと柔らかかったです。これは仕方ないですね。多くを望んではいけません。350円ですもん(^^)
でも、中華麺+和風だしの組み合わせなんて、おもしろいと思いません?

[右斜め下] 店内に貼ってあったポップ。興味がおありの方はどうぞ[わーい(嬉しい顔)]
5.えきそばの起こり.jpg

決してミスマッチとは思いません。変化球のそばはなかなか美味しゅうございましたよ[るんるん]

帰りに乗った新快速は、なんと福井県の敦賀行きでした。兵庫~大阪~京都~滋賀~福井の5府県を走り抜けるんですな。調べてみたら、所用時間3時間3分、運賃は3,890円でした。あ、関東の湘南新宿ラインってもっとすごかったっけ?
7.新快速です.jpg

次回、いよいよ異形の国宝・姫路城に迫ります。


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