伊勢神宮 【内宮】 [伊勢路へ]
せっかく途中まで書いたのに、【内宮】の記事が「サーバーエラー」とやらで飛んでしまいました。ガッカリしますね、ホント 脱力感全開です。
気を取り直してから。
バスには乗らずにクルマで移動することにした私たち。帰宅のことを考えると絶対にそっちの方が有利ですから、当然といえば当然の帰結。
クルマは最も広大な【浦田駐車場】(←クリックどうぞ)に停めました。内宮直近の駐車場もあるのですが、なんと「140分待ち」の案内標示 有名なおかげ横丁などもぶらぶらしようとした考えていた私たちにはちょうどいい駐車場ではありました。それでも停めるまで約10分待ち。
クルマを停めた後、人の流れに従ってまずはおかげ横丁を目指します。内宮はおかげ横丁を抜けた先にあります。
・・・・すでに人が多い。こりゃあ外宮以上かも。
・・・・! なんだ、この人の多さは・・・・
おかげ横丁が終わるまで、延々とこの人の多さは続きました。繰り返しますが、土曜日や日曜日ではありませんよ、平日です。それでもこの多さ・・・・完全に読み違いまいした。
赤福の本店を発見。帰りはここでお茶なんぞを一杯、と思っていたのですが、プルプルプル、とんでもありません。
おかげ横丁はここから始まります。それまでは予告編みたいなもの。(逆光ご容赦)
この奥の橋、TVの「いきなり黄金伝説」で漫才師(U字工事)が月限定の特製餅の発売の何日も前から並んでいた橋ですね。お店とこんなに近かったんだ。
※もはや顔のぼかしはほとんど諦めました。とにかく多すぎて・・・・ぼかしきれまへん
それにしてもすごい人だ・・・・
昼過ぎの時間帯でしたが、どの店も
人また人・・・・老若男女関係なし。ただ、若い女性の4人組、とかが目立ちました。
で、結局私たちが昼ごはん代わりに食べたもの。揚げたてのこれがね、美味しかったのですよ、とっても
たこ棒、360円也です。右に2本、紙に巻かれているものが私たちのお腹に収まったたこ棒。正直、大当たりでした
ハフハフ言いながら頬張りました 大きめのタコが中に練り込まれており、これは本当に見た目以上、想像以上に美味でした。左手にビールでもあればもっとよかったのですが、それはまあ無理というもの(笑)
昼食は結局この丸店さんのたこ棒と、駐車場近くのコンビニで買った玉子サンドで済ませました(妻は納豆巻き・・・・よく喰えるな。ちなみに家族では私以外の3人とも納豆を食べます)。
ふたりとも、宿の朝食がしっかりお腹に入っていたのが効いていたようです。
おかげ横丁を抜けた先、左方向に宇治橋がありました。内宮へはこの橋を渡っていきます。
外宮では左側通行でしたが、内宮では逆の右側通行に変わります。
奉納の酒樽。・・・・そこで涎を垂らしているのは遠霞さん?(^o^)
宇治橋で渡った五十鈴川。そしてここは五十鈴川御手洗場。かつてはここで沐浴をしたそうですが、今は手を洗います。
メダカがいたのですが・・・・ちょっとわかりにくいかな(苦笑) 水は綺麗でした。
さて御正殿へ向かいましょう。
こちらは神楽殿。
それにしても人が多い。平日とは思えません。
例えば空気が凍てついた冬の朝、人のいない深閑とした神宮という神域は荘厳かつ静謐な空気に包まれ、心に邪なものを抱く人間、実際に邪悪なことを行っている人間は入るのを躊躇するような、その空気に立ち入りを拒否されるような、そんな絶対的な雰囲気を醸し出します。
ただ、そういうことをやっている奴どもは、伊勢神宮には行こうという気にはならないでしょう。この国の中でも最も似つかわしくない場所ですからね。私も来てほしくないです、そういう奴らは
(ま、そこまで言い切れるほど立派な人間でもないのですが、私も)
ちなみに私たちが結婚式を挙げたのは、25年前の秋の橿原神宮(奈良県)でした。その日は休日でしたが、参拝する人も少なくていい雰囲気でした。今でもよ~く覚えています。
さすがにこれだけ人が多いとそういう雰囲気を味わうことはできませんが、可能であれば是非そんな荘厳さを再度味わってみたいものですね。
新しい御正宮。鳥居から先は撮影禁止。でも伊勢神宮の遷宮を紹介したTV番組では正装した憲法学者の竹田さんとタレントの岡村隆史が中に入っていました。あ、でもカメラは入れませんでしたよ、当然ながら。
竹田さんは旧皇族ですからね、究極のコネというもんでしょう(^^)
その右側の苔の生えた建物が、
旧御正宮。
こちらは別宮の荒祭宮(あらまつりのみや)。
お守りを買う場所には結構人が並んでいました。私の前に並んでいた中小企業の経営者?いかがわしいお店のオーナー?然とした、派手なチンピラ風の服を着たお金持ちそうな初老のご夫婦は一体何個のお守りを買ったのか? 支払っていたお金がなんと12万6千円 紙袋に一杯のお守りを受け取っていました。それだけのお守りを買うとなると時間もかかる、後ろに付いた私たちこそいい面の皮で、運の悪さにため息をつきながら待たざるを得ませんでした
ちなみに、人がたくさん並んでいる場所を過ぎると、もうひとつお守りの販売所があります。こちらはガラガラでしたので、並ばずに買いたいならはじめからそちらを目指した方がいいかも、です。
宇治橋を逆に渡って帰途につきます。
紅葉の頃はきっと素晴らしく綺麗なことでしょう。今度来るとしたら、12月、牡蠣が美味しい時期に来たいです
伊勢の旅のレポートはこれでおしまいです。
今回の心残りは、やっぱりカキの食べ放題でしょうか。次回、おそらく2~3年の内には実現させたいと思いますが、そのときには是非腹一杯カキを食べたいものです。
伊勢神宮 【外宮】 [伊勢路へ]
宿を後にした私たち、パールロードに入って、来た道を引き返します。
昨日は賑わっていた道沿いの海鮮バーベキュー(牡蠣の食べ放題がある=2,500円/人くらい?)のお店たちは午前中のことゆえ人もなく、閑散としていました。
いや~、昨日はクルマから見ただけでしたが、どのお店も駐車場はクルマで埋まって賑わっており、しきりに湯気も上がっていました。こりゃあ、次に来たときはゼッタイにこういうお店で牡蠣を食べなアカンな、と妻と二人で話したものです。
食べ放題=2,500円が妥当な価格かどうかはともかく、そうでない場合は1個=200円のようです。
まあ牡蠣にもいろん大きさがあるので、判断に迷う所ですね。
運転しながらでしたので、画像はありません。次回をお待ちください。・・・・2年後になるか3年先になるかわかりませんが
さて伊勢神宮です。伊勢神宮には外宮と内宮があって、外宮→内宮という順序で回るというしきたりがあります。
ちなみに、「外宮」は「げくう」と読みます。濁りません。「内宮」も「ないぐう」ではなく「ないくう」です。ご存知でした?
恥ずかしながら私は最近まで知りませんでした。情けない・・・・
途中で通りかかった和菓子屋さんでお土産を買い込み、外宮の駐車場へ。近づくにつれてクルマの台数が増え始め、到着した時には結構な台数が。でも、案外すんなり停められました。パッと見が月極めの駐車場のように見えたので、一般のクルマも通り過ぎてから「あっ」と気が付くような、そんな感じだったからでしょうか。
場所は【ココ】(←クリックどうぞ)です。停めた場所までピンポイントで表示しておきます。
外宮の案内図。これを見て、私が停めたのは第三駐車場であることがわかりました。
手水舎で手を洗い、うがいをし、外宮へ。
人が多いなぁ~ 多少は空いているかと考えて平日に来たのに、何だこの人の多さは・・・・まるでお正月の初詣みたいじゃないか。予想以上でした、本当に。・・・・そして私たちはこの数時間後さらに驚かされるわけですが・・・・(苦笑)
外宮は内宮よりは狭いようで、ちょっと歩いたら旧御正宮に到着です。新しく建てられた御正宮の手前にあたります。
屋根の苔が年輪を感じさせますね。
もちろんですが、ここから先は入れません。
さて、遷御された新しい御正宮です。
もちろん中に入って参拝してきましたが、あれだけ人が多いと荘厳な雰囲気はなかなか感じられませんでした。
御正宮の参拝を終えた後、別宮を回ることにしました。
まずは風宮。
次は土宮。
多賀宮は階段を上った先にあります。着くまで15~20分くらいかかりました。
こちらは遷宮前。御正殿だけではなく、別宮も遷られるんです。
お腹減らしに、ちょっと駅まで散策。
外宮前にあった、赤福のお店です。言わずと知れた伊勢の名物、ウチは結局買いませんでしたm(_ _)m
伊勢市駅に向かってぶらぶら歩きます。駐車場は無料ですので時間を気にすることもありません。
(来たときに隣りに停まっていたクルマもそのままでした)
なんか、建てるにあたって市から補助金が出たような建物。高さ制限は間違いなくあるだろうな。
いい天気です 晴れてよかった
この旅館はその筋では有名らしいです。山田館(←クリックどうぞ)。残念ながらこの日は休館でした。でも、風情はありますね。
ここは刃物屋さん。店名は「菊一文字」。この名前でピンと来たあなたはそこそこの新撰組好きですね。
「菊一文字」は、新撰組一番隊隊長、沖田総司の差料とされている銘刀の名前です。「菊一文字」は実際には大名でも入手困難とされていた国宝級の銘刀であったため、この話は子母澤寛の伝記によるものとされていますが、それでも私のような一般人が知っていたくらいですから、それはそれでよしとしましょう。ちなみに近藤勇の差料、虎徹も似たような伝説を持っていますな。
伊勢市駅はもう目の前。そういえば前日の昼食はこの線路の向こう側でラーメンを食べたものです。
さてでは内宮に行くとしましょうか。内宮へは【ココ】(←クリックどうぞ)からバスが出ていますが、エライ人で、私たちはクルマで移動しました。
伊勢神宮へ行くには、大阪からも名古屋からも近鉄が圧倒的に便利です
電車に乗っている時間も2時間程度でしょうか。
そして近鉄はいろんな企画切符を販売しています。私は近鉄の回し者でも何でもありませんが、たとえば「まわりゃんせ」という昔の国鉄の周遊券のような切符。これなんかは上手く使えばかなりお得です。4日間有効で、往復の乗車券、特急券、エリア内の電車、バス、船の乗り放題、観光施設への割引入場券等がついて9,500円。
私たちはクルマで行ったため無縁でしたが、たとえば2泊3日で電車で行ったとしたらこの「まわりゃんせ」を検討したことでしょう。電車でお伊勢参りを考えておられる方は、是非【コチラ】(←クリックどうぞ)をご覧ください。きっと参考になると思いますよ。
他に、【伊勢神宮参拝きっぷ】(←クリックどうぞ)という3日間有効の切符もあります。いずれも期間が決まっていますので、その点は注意が必要ですが、うまく使えばかなり格安で伊勢、鳥羽を回ることができると思います。
五感の宿 慶泉 【食事編】 [伊勢路へ]
さて食事編です。
今回のプランは宿のHPで見つけた、【限定】伊勢えび&国産牛石焼が『一万円ポッキリ♪』 というもの。
次郎さんならぬ激安探検隊を気取り、さてどんなもんだろ?と期待半分不安半分で食事処に向かいます。
このお宿は基本的に部屋食のようですが、私たちのように安いプランの食事は、ちょっと小マシなファミレスのような半個室みたいな所でした。この日はあと4組くらいはお客さんがおられたかな?
こんな食事処です。
最初に並べられていたもの。
右上の鉄板でお肉を焼きます。その右は・・・・あとでね。
お品書きがありませんでしたので、記憶とHPのメニューから。
まずもずく酢の山芋掛け。
海老の煮物と鴨のロースト。鴨のローストは海老の向こう側に隠れています。
すみません、半個室は決して明るくなかったため、少々画像が見づらくなっています。
お刺身は5種盛り。すべてふた切れずつありました。
この貝は、ひおうぎ貝(←クリックどうぞ)。地元では「バタ貝」というそうです。漢字にすれば「緋扇貝」。なんかカッコいいね♪
醤油とみりんで味付け済みとのことでした。
これはなかなか美味かった。さすがに伊勢の貝、という気はしました。食感はホタテ貝に似た感じ。
ま、見てくれはイマイチなんですがね(^^; ハリポタの「アズカバンの囚人」に出てきた『怪物的な怪物の本』に見えないこともないこともない。(なんだ、そりゃ?)
綺麗な2枚貝でした。
こちら、国産牛の石焼き。
これは牛の横隔膜ですね。昔、焼肉屋さんでバイトしているときに出していたのがこのお肉でした。
天ぷらは揚げたての熱々ではありませんでしたが、まだ十分に熱さは保っていました。天つゆではなく、抹茶塩でいただきます。
茶碗蒸しも同じく。
そしてこちらは伊勢海老の具足煮。
よくよく考えてみれば、大小取り混ぜて海老が結構出ましたね。お刺身、天ぷら、最初の煮物、茶碗蒸しの中の小さなエビ、そしてこの具足煮。都合5尾、ですか。
最後の方の、これがなかなか美味しかった。旬の地魚のお茶漬けです。私はふつーの白ごはんに味噌汁がよかったのですが、まあしゃーないですな。あっという間に平らげました。
デザートはフルーツ。
ちなみに手前はゼリーでしたよ。誰かが嫌いなパイナップルも、私は大好きです
さて次は朝食。夜と同じ食事処です。時間は8:15ちょい過ぎにしてもらいました。
・・・・わかりますよね、妻が欠かさず見ている「ごちそうさん」を見てから、です。
う・・・、「あまちゃん」・・・・
最初にこれだけ。とゆーか、ほとんど全部。
小さなお皿に盛りつけられたおかず。やっぱ海の幸がメインです。当然ですね
出汁巻き玉子と佃煮。
さすがに関西のお宿、関東ではつきもののアレはありません(ホッ)
左側のフタ付きは鮭のバター焼き。バターライスなんてものもありますが、私はご飯とバターを組み合わせていただくのは、残念ながら好きじゃありません。・・・・食べましたけどね(笑)
お味噌汁は、これは昨夜の伊勢海老等のアラを使った具だくさんなもの。コンロに火をつけてその場であたためます。
食べ応えがありすぎて、後半はさめちゃった(^^;
ごはんはもちろんお代わりしての2杯。普段は3杯飯なのですが、この日は珍しく2杯で収まりました。
さていかがだったでしょうか。私なりの「激安探検隊」。冒頭にも書きましたが、あの部屋とあのお風呂とこのお食事で、アルコールを除いてこれで1万円ジャストです。私はまあこんなものかな、という感じです。
ですが、行ってみて思ったことは、やっぱり元祖の次郎さんの足元には遠く及ばないな、ということ。最近行かれた会津の宿なんて素晴らしかったですもんね。みーしゃさんのあの見事なまでの嗅覚、私も見習いたいものです。
さて、宿を出たら旅のメインイベント、伊勢神宮への参拝です。時間を見計らって出発だ~
五感の宿 慶泉 【お風呂編】 [伊勢路へ]
さて、宿が【伊勢志摩随一】と誇るお風呂です。名称は神代温泉。「じんだいおんせん」と読むのだそうです。
実はこの神代温泉、「じんだい」と読むのか「かみしろ」なのか、着くときまでわかりませんでした。到着してから仲居さんに尋ねてはじめてわかった次第。
お風呂(大浴場)には、B2Fから木製の渡り廊下を通って行きます。11月のこの時期、浴衣+丹前で行くにはちょっと、というか、かなり寒かった。
これから冬が深まると、さらに寒さは増すでしょう。何らかの対策が施されることを望みます。
廊下の途中には飲泉所。飲まなかったけど・・・・(^^;
こんな残念な場面が・・・・見えるところに置いておくものではない。絶対に。
さてお風呂棟に到着です。
向かって右(青暖簾)が男風呂「ゆらら」、中央(緑暖簾)が貸切風呂「沙裸楽(さらら)」、左(赤暖簾)が女風呂「きらら」となっています。男女の入れ替えはありません。なぜかと尋ねたら、男湯の露天風呂は道路から見えるからとのことでした。(たしかに来るとき走ってきた道路が一望でした(^^;)
ではゆららに突撃しましょう。
画像には敢えて写しませんでしたが、足元のカーペットが寄る年波に勝てずに可哀想なことになっていました。
よく歩く部分には、ぶ厚めのカーペットを重ね置きする等の対策を打てばこんなことにはならんし、なっても隠せるのに、と思うと少々残念な気はしました また、ご覧のとおり、暖簾もあまり綺麗とはいえません
目立つ箇所だけに、早々の対策を望みたいところです。
さて内風呂です。本当は、最初は人がいたので撮れず、後で撮ったのですが・・・・
手前は寝湯、中央にはジャグジー。洗い場は・・・・まあフツー。
撮影はできませんでしたが、黒っぽい湯の花も浮いていましたよ
ここのクライマックスはやはり露天風呂です。開放感があって、とっても気持ちよかった
ただし顔を向ける方向を間違えなければ。
というのは、道路方向を向くと白い建造物(湯を汲み上げる設備?)とか駐車しているトラックとかが目に入って、どうもよくない。ごくたまにクルマも走りますし
しかし目を逆方向に転じると、まあ緑がいっぱいの風景が目に入るわけです。夜間はライトアップもされていましたしね
手前がぬるく、向こう側が熱くて、適宜移動することで常に最適な温度の湯を楽しむことができました
こちら側を向くと、実にホテルの露天風呂然とした雰囲気が演出されています。
熱いお湯は、この右側の岩からとうとうと。
さてお次は貸切風呂。私たちは、「遊湯庵」という離れの貸切露天風呂のひとつ、『ゆとり』を指定されました。
わかります? 指定されたのです。選んだわけじゃない。
来る前に何度も宿のHPを見て、貸切露天風呂は、先述した「沙裸楽」に入りたいな~とずっと考えていたのです。木よりも石組みの方が好きでしたので。
しかしチェックインの際に言われたことは、
「時間前になりましたら、こちらから連絡いたします」
・・・・つまり、どの貸切露天風呂に入るか、直前になるまでわからなかったのです。
まあ、チェックインの時に「ここに入りたい」ときちんと意思表示しておかなかったこちらにも非はありますが、それでもせっかくチェックインと同時の15時に入っているのだから、入る貸切露天風呂は自分で選びたかったし、選ばせてほしかったです。
ただ、この「沙裸楽」はバリアフリー対応なので、そういうお客様優先というホテル側の意向があったのかもしれません。そうだとしたら、これは仕方ない。私もそこを押してまで無理を言うつもりは毛頭ありませんから。
前置きが長くなってしまいましたが、貸切露天風呂「ゆとり」です。
渡り廊下からこの案内に沿って歩きます。屋根はありません。雨だったらそれだけで行く気が失せそうではあります。暴風雨なら行くのを断念するでしょう。
入口には名前と指定時間の書かれた紙がペタリ。
熱かったです、メチャメチャ熱かった ←こんな顔をして入りました(苦笑) この湯気はダテではありません。
右側に洗い場があり、そこからシャワーをぶっ放して水を入れざるを得ませんでした。それでようやく入れたくらい…
総じてこのお宿のお風呂は、やはりホテルのお風呂だな~というのが実感。よきにつけ悪しきにつけ、小さなお湯自慢の宿とは一線を画したものでありました。5年前の自分ならそれなりに満足していたと思いますが、ダンカミさんのHPと出逢って以来、完全に好みが変わった自分にはほんの少し物足りなさが残ったのもまた事実です。あ、決して悪かったと言っているわけではありませんよ。それだけは誤解のないようにお願いします。
さて、次回は食事編です。
五感の宿 慶泉 【施設編】 [伊勢路へ]
前回は失礼いたしました。
今回からはまた本業に戻ります。
さて、夫婦岩を後にして向かった先は本日のお宿。
ただその前に、道筋にあった鳥羽展望台というスポットに立寄ることにしました。
そこで発見したのがゴジラ。これは昭和29年(1955年)の初代ゴジラですな。これ、なんて言うんでしたっけ? 顔を出すようになっているヤツ(^^)
なぜこんなところにゴジラ?と思ったのですが、帰ってから調べてみると、初代ゴジラ(昭和29年)が日本に初上陸したのがこの鳥羽だったんですな。なるほどなるほど・・・・
ここではありませんが、ガメラ(小さき勇者たち)のものもあるようです。
さすが「鳥羽」。これは歌手、鳥羽一郎の歌碑です。『兄弟酒』・・・・ごめん、私この歌、知りません(ーー)
大きなバイクがいっぱい。ツーリングの最終地点にでもなっていたのでしょうか。次から次へと来るかと思えば、出て行くバイクもあり。
そういえばこの日は、大型バイクの集団が名阪国道や伊勢自動車道、接続する各国道をガンガン走っていました。
まあ絶好のツーリング日和でしたからね 伊勢の道は海を抱えて走ることのできるいい道が続きますから、さもありなん、です。
さて本日の宿、五感の宿 慶泉さんはこの鳥羽展望台からすぐ。
この字、書家の紫舟さんによるものだったのですね。大河ドラマの「龍馬伝」の題字もこの人の書でした。
立派なロビー。
ここでこの宿を選んだ理由を。
それは、ズバリ温泉とコストです。まずは温泉であることを必須条件として宿探しを始めました。
ここは平成8年に温泉を掘り当てたということで、湧出量も伊勢志摩ではNo.1なのだそうです。
次にコスト。次郎さんならぬ激安探検隊よろしく、コストも重視しました。1月にたっぷりと使う予定ですので(もっとも1月は私のオゴリですが)。
今回は、平日のみ、1日3組限定で1万円ポッキリというコースを発見し、それで予約を入れた次第。
その結果は・・・・次郎さんの偉大さを思い知らされたような・・・・(^^;
ロビーでチェックインの手続きと貸し切り風呂の予約を入れた後、部屋に行きましょう。部屋は502号室でした。標準的な客室で、33㎡とのこと。
決して広くはありませんが、二人ならまあ十分。3人ならちょっと狭いかな。
(うわ~~~、めっちゃ暗い・・・・完全に失敗の1枚)
テレビ等の並びはこう。テレビはちゃんと日本=東芝製でした。うんうん、これはよろしい
旅に出て、宿にあったテレビがSAMSUNG製だとガッカリした気分になってしまいますので。
日本の宿なら日本製のテレビを買えよ、っていつも思います。安けりゃいいってもんじゃないでしょ
窓際の洗面台および冷蔵庫。冷蔵庫は残念ながら全面が販売用の飲み物で埋め尽くされ、持ち込んだペットボトルやビールを入れる余地は皆無でした。
お茶菓子はこんなの。伊勢ではよくあるお菓子ですね。
トイレはちゃんとウォシュレット。
翌朝、上の電球が切れました タイミングがいいのか悪いのか、いずれ客の誰かが経験することになる球切れです(笑)
窓からは海が見えました。海から少し離れた斜面に建つ宿でしたので、全面海一色というわけにはいきませんでしたが、まあこんなもんかな?
そして、窓の下を見てみると・・・・
畝が立てられた畑と建築中の隣家。う~ん、まあしゃーないか・・・・
つまり、絶好の眺望 というには無理がある立地。
さて、ではお風呂に行きましょうか
この宿を選んだ理由の大きなひとつですからね。まだ15時過ぎだし、たぶん空いているでしょ
39年ぶりの夫婦岩 [伊勢路へ]
伊勢神宮・外宮からクルマで20~30分のところにある観光スポット。それが夫婦岩です。二見ヶ浦といわれる地域の中心的な場所。すぐ近くに二見ヶ浦シーパラダイスというアミューズメント施設もあり、そこの駐車場も使えます。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)
私たちは運よく、海岸沿いのかなりいい場所にクルマを停めることができました。
それにしても、身障者用の駐車場にエラそうな大阪ナンバーの黒塗りのメルセデスが停まっていたのには腹が立ちましたね。とても体の不自由な人が乗っているクルマには見えなかった。まともな神経を持ったひとではないのでしょう。
海岸沿いのこんな小道をのんびりと歩いていきます。
お、見えてきました、夫婦岩。
宿で何の気なしに見ていたテレビのローカルニュースでやっていたのですが、この日夫婦岩では夫婦の大声コンテストみたいなイベントをやっていたようです。時間的に合致していたら飛び込みで叫んでいたのに・・・・ちょっとだけ残念(^^;
妻と私が小学校中学校の同級生であることはたびたび触れてきました。これはつまり、両方とも修学旅行は一緒に行っているということです。
そして忘れもしない、小学校の修学旅行はここ、伊勢志摩だったのです。これは二人が卒業した小学校だけではなく、同じ市内の小学校すべての修学旅行先がこの伊勢方面であり、そして泊まった旅館(?)がこの辺りであったということも、同時に思い出していました。小学校6年生=12歳、今から39年前の、すっかり記憶の底の方に沈んでいた思い出でした。
こちら、二見興玉神社。「ふたみおきたまじんじゃ」と読みます。きちんと拝礼の順序を守って参拝してきました。
そのすぐご近所にあった売店。焼いたウニや牡蠣が美味そうでした
キティちゃんのお守りも売っていましたよ。
すぐお近くの二見シーパラダイス。子供連れなら遊ばせるにはもってこいの場所ですが、もはやそういう齢でもなく(^^;
それにしてもカエルが多かった。これにはちゃんと理由があって、夫婦岩の近くにカエルに似ている岩があるからです。
これなんぞ、触られすぎてピカピカ光っていたくらい
「ビリケンさんかい」というツッコミがわかるのはきっと大阪人くらいでしょう(爆)
さて39年ぶりの夫婦岩を目に入れた後は、いよいよ本日の宿泊先に向かいます。本日は次郎さんならぬ激安探検隊、です
吉風@伊勢市駅前 [伊勢路へ]
1週間のご無沙汰でした。今週は仕事がメチャメチャに忙しく、コメを書くのが精一杯でとても更新どころではありませんでしたので
この多忙さは来週も続きます・・・・(ーー)
さて、伊勢に行ってきました。
一体何年ぶりだ?という疑問の答えは後日報告するとして。
関東の方々が想像される伊勢というのはどういったイメージでしょうか。
紀伊半島の東の端、というのは地形的にその通り。大阪南東部に住むウチからは200kmに満たない距離です。
東京方面から行くには、名古屋で近鉄に乗り換えるのが最も速く、かつ確実でしょう。「しまかぜ」という全席グリーン車のような新型特急が投入され、伊勢神宮の式年遷宮に華を添えました。今でも常時満席という盛況ぶりだそうです。
あとは、海女とか真珠とか、鳥羽の水族館とか、パルケ・エスパーニャというテーマ・パークとか・・・・
ま、盛り沢山な地域であることには間違いありません。今回は行ける範囲で、行きたいところだけ押さえてきた感じです。折角の温泉も堪能したかったしね
大阪の自宅を9時に出発した私たち、「紅葉を見たい」という妻の希望を容れ、まずは梅の名所で名高い月ヶ瀬に立寄りました。本来は赤目四十八滝に行こうかと考えたのですが、立寄るにはルートから外れすぎており断念 そこで他にないかと探したところ、月ヶ瀬が11月中旬~下旬が見どころとの情報を得たのですが・・・・
う~~~ん、ちょっと1週間は早かったようです
ここは本来の梅の見どころである、2月中旬~3月に行こうと思います。
さて月ヶ瀬を後にしてクルマは名阪国道(R25バイパス)を一路東へ。関(三重県)のJCTで伊勢自動車道に乗り、今度は方向を90度変えて南へクルマを走らせ、昼食を食べる予定の伊勢市駅へ。
吉風というお店です。「きっぷう」と読みます。私は訪問するまで「よしかぜ」だと思っていたのですが、訪問してみてはじめてその読み方が間違っていたことを知りました(^^;
お店の場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。地図をご覧いただければわかりますとおり、本当に駅のど真ん前です。
だって、この写真を撮ったその場所で180度振り返ればこれこの通り
改札から徒歩十数秒、ってとこです(笑) ただ、完全に裏口です。人も閑散としています。だってメインの伊勢神宮(外宮)は駅の反対側ですからね。整備された外宮への道がすーっと延びている西側に比べれば、同じ駅かと思うくらいにこちら側は静かでおとなしいです。
入店後すぐ券売機で食券を購入します。店内にはテーブル席はなく、カウンターのみ7席。でも背中と壁の間には余裕があり、狭さはまったく感じません。
吉風さんのラーメンメニューは鶏豚骨と醤油の2本のみ。あとはそれに各種トッピングが乗る程度です。
でも、ネギトッピングで+100円はちょっと高いような・・・・(ーー)
お冷やのグラスはちょっとオシャレな感じ。また、テーブル調味料はコショウのみでした。
そしてですね、初めて見たこのパターン。箸がなんと4種類 もう数えきれないくらいのラーメン店に入りましたが、このパターンは初めてでした。というか、飲食店全体を見渡してもかなりの少数派ではないでしょうか。
2種類の割り箸と2種類の木製の塗り箸。ちなみに私が選択したのは一番長い竹製の割り箸でした。
さて、まず最初に妻の醤油ラーメンが着丼です。+100円でネギをトッピングしています。
最後にスープを一口いただきましたが、煮干しの効いた正統派醤油ラーメンといった感じでした。
続いて私の鶏豚骨ラーメン。もちろん大盛ですよ。
まずはスープを一口。
美味い これはイケます。鶏の旨味がぶわっと口中に広がり、後から豚骨のパンチが効いてくる感じ。トロトロのとろみの強いスープは、こういう寒い季節にGood。あったまりますな
味は奈良のみつ葉さんに近いものがありますが、それよりも一段階コクと旨味がある感じかな。
そしてこのトロトロスープが麺によく絡みます。特にスープを呑まずとも、スープがどんどん減っていきます(笑)
麺は中太ストレート。これで縮れ麺にするとスープの減りがハンパなくなるだろうから、これは正当な選択でしょう。
チャーシューもしっかり味が付き、柔らかくておいしかったですよ
それと今気が付きましたが、メンマの種類が違うのですな。醤油は、これは穂先メンマだ。
それに対して鶏豚骨は材木メンマ。
スープによってメンマを使い分けるとは・・・・恐るべし吉風
もちろん完食。うまかったわ~、これは(^o^) 伊勢に来たらまた来たいと思わせてくれるラーメン店でした。
さて、ラーメンで腹を満たした後は、39年ぶりにあの場所へ向かいます。