(その10) オマケ~最終日の昼ご飯 [2015年冬 山陰家族旅行]
山陰への家族旅行のレポも最終回となりました。
もはやオマケみたいなもんで別に紹介するほどのものでもないのですが、高速道路のSAのレストランもここまで来てるのか、と少々感慨深く思ったもので、あえて書きたいと思います。
本来、最終日の昼食は佐用ICで一旦高速道路を降りて、地元B級グルメのホルモン焼きうどんを食す予定でした。これに関してはお店もすでにリサーチ済みでした。しかし、息子のTOEIC受験の時間が厳然として決まっており、しかも忘れ物のスマホを引き取って駅まで送り届けるという大命題があったため、安全を期して途中のSAで昼食を取ることにしたのでした。
まず、途中で休憩した米子自動道・蒜山高原SA(←クリックどうぞ)にて。
蒜山高原といえば何を置いてもこれ、ジャージー牛乳でせう。濃厚で美味かったですよ~
さて昼食は、中国自動車道の加西SA。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。
地図を開き、縮尺を大きくしていただいたらわかると思いますが、すぐ近くに姫路があります。そこからお店の名前を取ったのは間違いないでしょう、加西SAのレストランの店名は官兵衛といいます。言わずと知れた2年前の大河ドラマの主人公、黒田官兵衛ですね。
(ちなみに今年の大河の主人公は真田幸村・・・本名:信繁。私はもちろん見ていますよ。池波正太郎の小説を通じて長年の真田ファンですから)
店内は比較的空いており、窓際の席に着席しました。そこからの景色は・・・・枯葉が積もり、晩秋の風景そのもの。
(そういえばここら辺りは播州という地域)
このお店はとんかつの専門店でした。
私は、贅沢にもヒレかつ膳なるものを選択。ご飯、お味噌汁、キャベツはお代わり自由です。
しばらく待つと、妻の頼んだかつカレーが着丼。旨そうに見えますが、カレーはレトルトだったようです。だからか、S&Bのガラムマサラが付いてきておりました。
で、私の頼んだヒレかつ膳。
こういっちゃあ何ですが本格的なトンカツ(ヒレかつ)で、揚げたてサクサク、かなり美味しかったです
高速道路のSAやPAのレストランは質が飛躍的に向上したと言われて久しいですが、なるほどそれが実感された昼食でした。もう少し価格が安ければいうことなしです。
で、ここからは一路大阪へ。心配された宝塚トンネルの渋滞もなく、スムーズに大阪に到着することができました。
2泊3日の山陰家族旅行。初日からトラブル続出でしたが、なかなかにおもしろい旅でした
(その9) 湯陣 千代の湯(食事編) [2015年冬 山陰家族旅行]
さて、夕食です。
今回は前日とは趣向を変えて、山陰の冬の味覚の代表、「カニ会席プラン」というコースを選択しました。
部屋食で、最初にほぼ一気出し。
まずは食前酒で乾杯。何酒だったかは忘れてしまった
まずは前菜。
蒸しガニ。手前のカニ酢でいただきます。
焼きガニ。すでに冷めていたのが残念至極
カニのお刺し身。こいつはトロットロで美味かったです。
カニの茶わん蒸し
一人用カニ鍋。
この後、雑炊にして最後まで美味しくいただきました。
それにしてもカニを食べるのは疲れる・・・・ 正直、肩が凝りました。カニは確かに美味しい。しかし・・・・しんどい。
最後はデザート。
もちろんカニの殻が山になっていたのですが、撮ったものをお見せするのはあまりに見苦しいので、それは割愛しておきます(笑)
翌朝の朝食は部屋食ではなく、他のお客さんと一緒に食事処にて。これで1人前だから、女性には少々ボリューミー。
手前の木の蓋の下は、温泉粥でした。これが美味。
焼き鮭の下にある竹輪の大きなものは、当地の名物のあご焼きです(写真が小さくてスミマセン)。
「あご」とは飛び魚のことで、ダシを取るのにつかわれたりしますが、これをすり身にして竹輪と同じように焼いたものが「あご焼き」。これがビールやお酒のアテに絶品で、私もついお土産に買って帰りましたよ。そういえば、私がこよなく愛する麺人ばろむ庵さんのスープもあごでダシを取ってるんじゃなかったかな?
これも美味しかったしじみの佃煮。もちろんお土産に買って帰りました(^o^)
最近旅館の朝食でよく出るイカ刺し。朝から呑みたくなるのですが、そこはガマンガマン。
昨日もあった湯豆腐
定番、温泉玉子。
ご飯は地元産コシヒカリ。もちろん朝から3杯飯、のつもりでしたが、温泉粥があったおかげで2杯止まり。
そして当然といえば当然の、しじみ汁。しじみは沈んでいるため見えませんが、うん、美味しいね~しじみ汁・・・・
さて、あとは大阪に帰るだけです。本来ならもうちょっと寄り道などしてゆっくりしたいところですが、なにせ中国道・宝塚トンネルの渋滞を避けてある程度の時間に帰り、初日朝に忘れた息子のスマホを受け取り、TOEICの試験に送り出す必要がありますので、ね。こればっかりは仕方ありません。
(その8) 湯陣 千代の湯(施設編) [2015年冬 山陰家族旅行]
玉造温泉のお宿は、湯陣 千代の湯さんです。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。玉造温泉街のほぼ中心部です。
ここに決めたのは、
・大きな旅館の多い玉造温泉の中では比較的小さな宿であること
・源泉かけ流しであること(自家源泉とのこと)
・露天風呂があること(前日はなかったので)
といったところでしょうか。
宿泊したのは入り口のあるこちらの建物。
造花ではありませんでした。
カウンターの奥にあったソファ。朝方は喫茶コーナーになるようです。その奥にエレベータがあり、部屋のある3Fへ。
部屋は302号室祥雲。
小さな板の間があり(手前右に冷蔵庫。内部は空)
右側に洗面と内風呂。洗面は殺風景でしたね、しゃーないけど(^^;
10畳の和室です。畳が小さく、通常なら8畳くらいの広さでしょうか。
寛ぐ家族。
そして、こんなスペースが部屋に付属していました。なんと化粧室、ですと。
お茶菓子はこれ
窓外は、いかにも温泉街という風情の、いい景色でした。先ほどの玉作湯神社はこの右手奥の方にあります。
んじゃさっそくお風呂へ。男湯が手前で、女湯は奥の方に。男湯と女湯は夜間に入れ替わります。間にあるのは冷水の供給器。
さて、お肌ツルツルのお湯とは・・・・?
洗面所、洗い場ともいかにも普通。まあこういうのは奇を衒う必要はないのですが。
そして全国的にも有名な玉造温泉の湯は・・・・・
熱かった~~~
こういう時はややぬるめの露天風呂に行って体を慣らすのですが、その露天が内湯以上の・・・・
熱さでした。結局内湯に戻って、歯を食いしばって浸かったのでした
翌朝。
こちらは前夜の女風呂。湯船の形状が異なりながら大体の位置関係は同じお風呂です。
もちろん朝イチで向かったのですが、お湯の熱さは前日より若干マシだとは感じました。それでも結構な熱さでしたが。
前々日の三朝温泉が適温だっただけに、余計に熱く感じたのかもしれません。
この、朝イチでつかる露天風呂は温泉の醍醐味ですね 人生でとっても幸せなひととき。
そしてこちらの露天風呂の奥には
源泉の汲み上げ設備らしきものがありました。
ここからパイプを経て、どばどばと惜しげもなくかけ流し。
ただし、竹からではなく真下の塩ビのパイプからなのがご愛嬌(^^)
はあ~~、ええ気持ち 極楽ですわ・・・・
ただ、お肌ツルツルとは行かなかったような気がしました。期待が過ぎたのかな~?
では次回はお食事を。今宵は前日と趣向を変えて、カニ1.5杯の会席です。
(その7) 玉造温泉をぶらりお散歩 [2015年冬 山陰家族旅行]
出雲そばの昼食を終えて門前町を散策した後、本日の宿泊先、玉造温泉に向かいました。
国道9号線は、左の車窓に宍道湖を望みながらの快適なドライブでした。とはいえ、運転しているのは息子ですが。
左の湖上に直線が見えますが、これは出雲空港=別名、出雲縁結び空港。駐機している飛行機も見えますね。
ちなみに湖上に黒い点々が見えますが、これは鴨です。湖の水面でゆらゆらと揺られていました。寒いのにようやりますわ(^^;
並走している山陰本線を走る特急。ボケボケですみません<(_ _)>
上の画像も含めて、おおむねこの辺りで撮影したものだったと思います→【ここらへん】(←クリックどうぞ)
湖に沿うように走る国道を東に行くと、玉造温泉はすぐそこです。
国道からすぐの県道から見えたモニュメント。
さて、この日の宿に荷物を置いた後、玉造温泉の散策に出掛けました。今回は出雲大社へのお礼参りに加え、こちらの神社へのお礼参りの意味もありましたので。)
まずは街のあちこちにある足湯のひとつ。お、若い女性が多いなっ (・・・・とは、妻と娘の前では言えない)
足湯は、本当にあちこちにありました。街の中心を流れる川沿いが多かったですけどね。
次に多かったのがこれらのモニュメント。あの、奈良のせんとくんを製作した人が造ったとのこと。そういえば作風が同じですね。しばらくご覧ください。
街には、ただ歩くだけではなく、訪れた人々を楽しませようというような工夫が随所に見られ、飽きるということがありませんでした。賛否両論あるかもしれませんが、私はこういう街づくりには好感が持てます。
これは勾玉があしらわれた橋。
温泉好きの皆さまはテレビ等でこれをご覧になられたことがあるのではないでしょうか。
右の小さな木造の建屋の中には小さな瓶が入れられており、そこに温泉水を詰めて持ち帰ることができるようになっています。瓶はたしか1個200円。玉造温泉の湯は化粧水の代わりになると言われるほどのいいお湯とのことですからね。
ちなみにお金は自分で箱に入れるようになっています。
さて私たちは目的地である玉作湯神社へ。
ここには、その筋ではとても有名な願い石というものがあり、それに触れて願をかければ夢が叶うという伝説があるのです。ま、詳しい願のかけ方があるそうですが、私はそこまで知りません
さて、次は本日のお宿の紹介です。
(その6) 昼食の出雲そばは荒木屋さんで [2015年冬 山陰家族旅行]
玉造温泉に向かう前に、まずは腹ごしらえです。
2日目の昼食は、はじめから出雲そばと決めていました。出雲そばとはいえ、それを食べさせるお店は出雲大社周辺に数十軒あり、どこで食べるか、というのも大きな問題。妻と二人の際は事前にネットでリサーチしていくのですが、今回は子供と一緒のためどことは決めず、行った先でスマホで検索して決めようというスタンスで臨みました。
となると、どうしても食べログ等で点数の高いお店に行きたくなるのが人の常というもの。
(せっかく行くのだから、ハズレのお店で後悔したくないもんね)
そこで選んだお店が荒木屋さん。食べログでは地域で2番目にポイントの高いお店でした(当時。今は違うみたい)。
場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。
店の前に骨組みのようなものがありますが、ベンチも含めてこれはおそらくお待ちのお客さん用のテントの名残でしょう。
ちょうど昼時であったため、店はかなりの客待ちでした。しかしお店は2階に座敷があり、案外回転は早かったです。それでも店に着いてから食べ始めるまで30分くらいはかかったかな?
さてメニューです。
名物の出雲そばは、いわゆる割子そばです。荒木屋さんではこのような構成になっていましたが、他のお店では違うかもしれません。三代や五代というのは、従来のそばに卵やとろろが入っているタイプ。
私は割子そばの五段を選択。通常は三段ですが、これに二段分(270円×2=540円)を追加したものです。息子は六段にし、妻と娘はそば二段にぜんざいをプラスした縁結びセット。
これが割子そばの食べ方です。出汁に付けて食べるのではなく、出汁をかけていただく。残った出汁は次のそばにかける。最後にはそば湯で飲む。ま、こんな感じ。だからか、出雲出身の人は他所で蕎麦を食べるときには必ず失敗するそうですよ。
そういえばこんなこともありましたね。
まず運ばれてきたのが薬味。ネギ、もみじおろし、そして海苔。大きめの徳利の中にはそばつゆが入っています。
そして割子そば・五段が運ばれてきました。
一段はこれくらい。私で五口くらいだったかな~? 豊岡の出石そばよりは多いです。
計五段、完食です。
この頃にはお店はウソみたいに空いていました。(ちなみにこの奥が調理場)
よっしゃ、これでお腹はいっぱいになりました。それではこれから玉造温泉に向かいましょう。ここからは約1時間の行程です
(その5) 出雲大社 [2015年冬 山陰家族旅行]
さて2日目。
鳥取の三朝温泉から、今日は島根の温泉へ移動です。
最もこの日は移動だけではなく、出雲大社にお礼参りに行くという大きな目的がありました。
宿で最後の一っ風呂を浴びて出発。
カーナビに行先を入力してクルマを走らせます。今回の旅は息子がいるので、クルマの運転をある程度任せられるのでかなり楽。(いつもは妻は「恐い」と言ってまず運転しませんので)
で、立ち寄ったのがここ青山剛昌ふるさと館。道の駅 大栄に併設されており、とても行きやすくなっています。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。10年前ならいざ知らず、さすがに子供たちももうコナンは卒業しており(・・・とはいえ「名探偵コナン」は80冊近く家にあります)、入場料を支払って館内に入るということはありませんでした。館の前で写真だけは撮りましたが。
もっとも、ファンには垂涎モノの場所であろうと思います。
ひと休みしたところで出発。
山陰北部の道はバイパスや有料道路がよく整備されていて、正直ちょっと意外な感じがしました。中国自動車道から鳥取までも立派なバイパス(鳥取自動車道)が通っており、しかもこれが無料 今回走った鳥取~松江~出雲間にもナントカ道路や有料道路があって、それを通れば信号知らずで横移動ができます。
実は私はこれまで生きてきた中で、島根県は行ったことはもちろん通過したことすらない未踏の領域。今回が生まれて初めての島根県、だったのです(笑) 普段は縁遠い東北の各県ですら、かつて乗車した寝台特急「日本海」や最近乗った「北斗星」で“通過”はしていますし、九州の各県は出張で訪れています。四国も一応は全県制覇しています。
これで私は一応は日本の都道府県を通過を含めて制覇しました。皆さんはこの日本で、通過も含めて行かれたことのない都道府県はおありですか(笑)
途中、山陰道の宍道湖SAで休憩などをしつつ、目的地の出雲大社へ。
一の鳥居。
クルマは、ここ神門通り広場駐車場に停めました。向うの方に二の鳥居が見えており、あまり歩かずに済むベストポジションともいえる駐車場です。出雲大社の周辺にはいくつもの駐車場が散在しており、どこに停めるかは自分で選択するのですが、お店などを散策することを考えると、私はここがいいのではないかと思います。もっとも、停めたくとも満車になっていることが多いので、運次第の部分はありますが。
駐車場については、この地図を参考にしてください→出雲大社門前町まち歩きマップ
駐車場にクルマを停めて出雲大社へ向かいます。
向うに見えるのは二の鳥居。
二の鳥居前にはスタバが。なんか縁があるのかも(^^)
参道を行くと
神域という感じがします。
大国主大神と兎の像
四の鳥居?
いよいよ中心部へ
大注連縄・・・・でも、思ったより大きくない感じ・・・・?
さらに奥へ進みます
八足門。
本殿はこの奥にあります。もちろん立ち入り禁止。
ここから人の流れに乗って左の方へ移動しました。するとあったのが、神楽殿。
神前の結婚式はこちらの方で行われます。
本当の大注連縄はこっちのほうにありました。で、でかい・・・・
いったいどれほどの藁を使っているのでしょうか。少なくともウチの田んぼから出る藁だけではとても足らない。親戚の藁を含めてもまだ足りないでしょう。・・・・とは実際に藁を扱っている者の感想(^^;
( これは妻と娘)
昼食をいただきに向かう途中にあった相撲場。そういえば相撲は神事のひとつですからね。あっても全然不思議じゃない。
昼食の出雲そばについては稿をあらためて紹介させていただきます。
その後、妻はクルマから見かけた大好物のおやきのお店へ。おやきというと信州等の山国を思い起こさせるのですが、出雲にもありました。
最後に街角にあったモニュメント。
この後松江城でお堀巡りをする予定でしたが、時間がなくなったのでそちらは取りやめ、この日の宿泊先である玉造温泉に向かうことにしました。
最後に、自分用に購入したお土産がコレ 勾玉(まがたま)のストラップです。
続きはまた後日
(その4) 三朝温泉 旬彩の宿 いわゆ(料理編) [2015年冬 山陰家族旅行]
食事は1階の個室でした。かつては客室として使用していたであろう、多少古さを感じさせるお部屋。
時間は選べましたが、昼食が遅かったため最もスタートの遅い19時(?)からにしました。
入室したらはじめに準備されていたもの。
お品書きがなかったため、料理の名前はメモしておきましたので間違いはないと思います。
まずは前菜。
蓋付の容器の中はタコわさ。あとは、すみません、そこまで聞いておりません・・・・
サーモンのミルフィーユ仕立て
山芋やトマト、グレープフルーツ、レタス、カイワレ等がサーモンにはサンドされていました。
そしてこれがサービス(850年祭プランのプラス料理)の海老塩焼き。冷めてしまっていたのが残念
食事のスタートが一番早い18時だったら焼きたてだったかも、です。冷めててもじゅうぶん美味しかったけど(^^;
次は焼き物
お肉の上の黄色のわさわさは、サツマイモを糸状にして揚げたものとのことでした。お肉には衣があり、独特な味わい。一度揚げていたものと思われました。
ココで妻は地元のワイン(北條ワイン)を所望。大人しく360mℓです。
鰆の西京焼きと椀物。鰆は、これはご飯に合う、と考え最後まで取っておきましたよ
椀は、蓋を開けると・・・・
蓮根と海老の饅頭、酢橘(スダチ)の輪切り添え。上に乗っているのは大根の薄切り。
これ、酢橘の爽やかさが蓮根と海老の饅頭のやわらかな甘さと相まって、うまうま~
美味しい料理に舌鼓を打っていると、紅葉をあしらったお造りの到着。
お、美味しそう・・・・そういえば三朝温泉は山の中の温泉地とはいえ、海が近いのです。
コリッコリのサザエが含まれた五種盛りでした。
小粋なコースター
もうひとつの椀物は・・・・
かちん蒸しという鳥取の郷土料理
黒胡麻の入った薄めのお餅のほか、鶏肉、舞茸、豆腐、エノキなどが入った煮物。これも美味でした。郷土料理ってハズレがありませんもんね。美味しかったです、ホント。とても優しいお味でした。
さきほどの鰆の西京焼き。ご飯のおかず用に残しておいたのは大正解でした。さすがオレ(笑)
お味噌汁にご飯は地元産のお米。
デザートは抹茶のムース苺添え。最近甘いものが苦手な私ですが、残さずいただきました。
朝食です。場所は前日の夜と同じ部屋。
こりゃまた朝から食の進みそうなおかずが並びますな~
左の小鍋の正体は湯豆腐
ひじきの煮物に
しじみの佃煮がウマイ
味噌汁はもちろんしじみ汁(沈んでいて見えないけれど)
予想通り朝から3杯飯でした。朝からお風呂に入って空腹でしたし、何より朝から和食の朝食のフルコースはこういう時にしか食べられないので、ついつい食べてしまいます。これは宿命だな(笑)
これでひとり1万円は本当にリーズナブルで、本当にいいの?という感じでした。
お湯もよかったし館内も清潔で、満足度が高かったです。
それに働いている人達が皆さん朴訥な感じで、廊下ですれ違っても会釈をしてくれますし(当たり前?)、とても好感が持てました。
三朝温泉の中では最も小さな旅館のひとつですが、相応の満足はじゅうぶん得られると思います。
(その3) 三朝温泉 旬彩の宿 いわゆ(施設編) [2015年冬 山陰家族旅行]
皆さま、あけましておめでとうございます。
更新のペースが格段に落ちておりますが、今年もよろしくお願いいたします。
荒天の鳥取砂丘を後にした私たちは、この日の宿泊先である三朝温泉に向かいました。
三朝温泉・・・・「それくらい知ってるわ」と怒られそうですが、念のため「みささおんせん」と読みます。
で、選んだ宿は、ここ旬彩の宿 いわゆさんです。
選んだ理由は、
・10部屋未満の宿であること
・源泉かけ流しであること
・適当な宿泊費であること
でした。
特に3点目については、平成27年は三朝温泉の開湯850周年にあたっており、この宿には「開湯850年祭プラン」という設定があり、通常18,000円の料金が10,000円に、しかも海老塩焼きがサービスで付いてくるというもの。詳細は【コチラ】(←クリックどうぞ)。そりゃあ、こういうプランがあればそれを選びますよね~
入口。
あの伊能忠敬も寄られたとのこと。ちなみに文化十年は西暦1813年です。明治維新の55年前ですね。
玄関を開けて入ると、華やかな雰囲気です。
やや奥の左側にカウンター
女性は浴衣が選べます。こういう宿、増えましたね。我々男性にはほとんど関係のない話ですが。(そうでもないか)
妻と娘は、偶然同じ朝顔の浴衣を選択していました。
女性陣は浴衣を片手に、男性陣は荷物を両手に、浴衣置き場の左にある畳の廊下を奥に進みます。
畳の廊下っていいですね。あのいかにもなビニールスリッパを履く必要がないし、何より足触りがいい(^^)
部屋は2階の「紅葉」。この宿は客室のある2階への階段が複数あり、ひとつの階段に対し1~2部屋しかなく、したがって廊下を歩く人の足音が気になるということがありませんでした。この日が平日で、客数が多くなかったこともあると思いますが、これはポイントが高いと思います。
部屋に入ると、踏込の右側のスペースに冷蔵庫。
内部はビール等が入っており、申告式になっていました。持ち込んだビールやお茶はここに入れることもできました。
入ったら、4畳半の前部屋。女性がいたので、ここは着替えに便利でした。
で、右側のふすまの奥にお部屋が。
こちらが十畳の本部屋。息子は旅行の最終日に大阪でTOEICの試験があるため、お茶の後さっそくPCを開いて勉強開始。
窓の下には前栽が見えました。
紅葉には1~2週間早かったか。
ロビーの端の方が見えます。ちなみにお風呂はこの位置から向かって右の奥にありました。
ではお風呂へ行きましょう。
先にも書きましたが、三朝温泉は日本でも少数派のラジウム泉。
おぉ~、ダンカミさんが行かれた新潟の五頭温泉郷の名前が出ています。「村杉」の名も。
男湯はこちら
男湯と女湯は立体的な構造になっており、男湯は上にあたります。更衣所からはこの階段を上って入ります。残念ながら露天風呂はありません。
入ったらすぐに洗い場。
そしてその奥に岩風呂です。お風呂はここだけ。ちょっと物足りない感じがしないでもありませんが、じゅうぶんにいいお湯でした。熱くもなくぬるくもなく適温で、のんびりと長湯ができました。
(ピンボケすみません どうしても遠霞さんのようにきれいには撮れない・・・・)
さて次回は料理編です。開湯850年祭プランのお料理とはいかに
(とはいえ私はそんなに舌が肥えているわけではないので悪しからず)
(その2) 鳥取砂丘にて [2015年冬 山陰家族旅行]
皆さま、今年もお越しいただき、本当にありがとうございました。このブログも年末には息切れや多忙で休みがちになってしまいました。多忙は来年も続く予定で、更新の回数は減ったままになりそうですが、なんとか続けて行きたいとは思います。
来年もよろしくお願いいたします。
さて、では鳥取砂丘に向かうとしましょうか。
その前に、プライベートな旅行ではありますが、仕事の取引先がすぐ近くにありましたので、そこへちょっと寄ろうと思い、そちらへ向かいました。
しかしいきなり
(トラブル_その4)カーナビにない道ができていて、遠回りをさせられてしまう→こないだ最新版に更新したばかりなのに・・・・
(トラブル_その5)国道からそこへ至る道が通行止めになっており、大きく迂回させられる。ところがこれがとんでもない道で、たどり着くまで四苦八苦だった→後で聞いたら、通行止めでもそのまま通ることができたそう
つかれる・・・・
とにかく私にははじめての鳥取砂丘です。ここの駐車場にはスターウォーズの砂像があり、新聞やTVのニュースでそれを見た私は、是非見学して見たかったのです。
※ちなみに県営の駐車場は料金が要るようですが(たしか500円)、道をはさんで向かいにあるおみやげ屋さんの駐車場は無料です。みやげを買った客だけ無料というのでもないため、クルマを停めるならこちらにすべきでしょう。砂丘までの距離もせいぜい2~3分しか違いませんし。
この日の鳥取砂丘は低気圧の接近で台風並みの強風と雨! 風で砂が巻き上げられ顔に当たると痛いほどで、とても傘を差して歩いていられる状況ではありません。この画像では伝わりにくいのが残念
それでも必死に強風に耐える観光客のおじさんの図
挙句の果てに、ようやくたどり着いたスターウォーズの砂像はこの通り・・・・。ビニールを被せられ、強風にあおられ、ポールはなぎ倒され、もうメチャクチャ。とても見られたものではありませんでした。
何とかこの画像を撮影した直後、私は差していた傘を強風に吹っ飛ばされました。
(トラブル_その6)→結構高い傘だったのに。骨が折れ、路面に擦られてビニールは破れ、完全に再起不能
気を取り直して、その取引先の担当者が教えてくれた鳥取砂丘のすぐわきにある「砂の美術館」に行きました。
これがなかなかすごかった。精巧な砂の像が館内に飾られ、なかなかの迫力でした。毎年テーマを変えて砂像を作っているようで、今年のテーマは「ドイツ」。
過去から現在に、童話や現実の事件などを織り交ぜながら展開するのですが、これはお薦めです。行くだけの価値はあると思いました。
まずは画像でお楽しみくださいませ。
グリム兄弟
青い馬の塔
ヘンゼルとグレーテル
?
ベルリンの壁の建設
そしてベルリンの壁崩壊
ブレーメンの音楽隊
?
何かのお城
現代のドイツ
これらのすべてが砂で作られているのですが、凄いとしか言いようがないです。
そしてこれが今回のハイライトでしょう。たしか『ドイツのお城』というタイトルが付いていたと思います。
3Fから見ると・・・・やっぱ凄い・・・・
最後に3Fから見た全景を~
(その1) 初日の昼食は四川担担麺 蒼雲にて [2015年冬 山陰家族旅行]
先日、かなり久しぶりに家族4人で温泉に行ってきました。
訪れたのは、私のネット友達の間でもめったに話題に上ることのない山陰の温泉です。いわゆる「名湯」と呼ばれる、誰でも一度はその名を耳にしたことがあるだろう温泉を2か所、巡ってきました。
しかしながらこの旅は、初っ端からトラブルやアクシデントが続出でした。
(トラブル_その1)息子が朝食のモーニングを食べたカフェにスマホを忘れる→結局帰宅した日に取りに行った
(トラブル_その2)息子が家に定期券を忘れる(途中から電車で動く可能性があったため)→カフェから一旦家に戻った
(トラブル_その3)鳥取自動車道が途中から通行止めになっており、R53に引き摺り下ろされた
さて、まず最初の目的地である鳥取砂丘へ行く前に、まずは市内で昼食です。
途中、スタバを発見しました。鳥取といえば、たしかスタバが日本の都道府県で最後に出店した県として有名で、県知事の「砂場はあってもスタバはない」という名言(迷言?)が話題になったところ。それを偶然とはいえこの目にしたことはラッキーでした(笑)。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。シャミネ鳥取店というのだそうです。
(ちなみにその後、米子にも一店舗オープンしたもよう)
そのスタバを越えてしばらく行ったところに目的のお店はありました。
担担麺で有名な四川担担麺 蒼雲さんです。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)
小料理屋さんのような店構えですね。
駐車場はこんな感じです。左の2台はおそらく店員さんのクルマ。なぜなら私たちのほかに客は一組だけだったから。
メニュー。
私以外の家族は全員何らかの担担麺をいただきましたが、私ははじめから鶏そばしか頭にありませんでした。
テーブル調味料はこれのみ
妻の頼んだ黒ごま担担麺
子供たちの頼んだ担担麺(汁あり)
そして私の頼んだ鶏そば
この鶏そば、まず大盛の設定がありません。いつもなら絶対に大盛を頼むところですが、時間がこの時点で13:30であったこと、夕飯が旅館の会席料理であることを考えると結果的に大盛を食べなかったことは正解でした。
それにしても。どうです、この透き通ったスープ。見た目の通り超あっさりで、しかしながらコクのある、大変おいしいスープでした。鶏ガラのダシをうまく引き出し、絶妙な味に仕上がっていると思います。
これは大阪で出店すれば、行列必至の人気店になることでしょう。
麺は細麺の低加水麺。博多ラーメンに近い、ざっくりとした歯応えです。
鶏のチャーシューもこれまたあっさり。でも美味しい 歯応えも上等。これなら文句なしですよ、ホント。
青菜やネギのみじん切りもいい感じでしたよ。
ひとつ不思議なのは、担担麺をメインにおいているのに、こんなあっさりしたラーメンもラインアップしていること。対極ともいえる味わいなのに、なぜ?
とはいえ、妻や子供に言わせると担担麺はカプサイシンの辛味が抑えられていて、マイルドな味わいとのこと。まあそういうものなのでしょうかね~?
さて、では鳥取砂丘に向かうとしましょうか。