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米作り(その26:稲刈り@2日間) [米作り-2012年]

最初にお断りをせなあかんのですけど・・・・

画像の処理を失敗してしまいました[ふらふら]

すべての画像の大きさを、連結用の297×222の小ささに縮小してしまい、いつもは残しておく元の画像もなんとなく消去。疲れで注意力が散漫になっていたのですかね~(ーー)

そんなわけで、今回の画像はすべて小さいです。なんか、米作りの最終盤になってこんなことになってしまうなんて・・・・

ナサケナイ・・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

気を取り直して、その1枚目
1.朝の様子と1週間前に掛けた稲.jpg

刈る直前の田んぼと、先週掛けた稲です。1週間掛けておいたらもうカラカラになっていました。

でもね、実はこの2日前の木曜日夜(10/11)、大阪では雨が降ったんです。しかもパラパラというのではなく本格的なヤツ[雨] 稲刈りの前の雨は「禁忌」とでも言うべきもので、地面はぬかるみ、刈った稲は重くなり、と、ロクなことがない。
だから木曜日の夜は、舌打ちをしながら夜空を見上げるという時間を過ごしたものです。

そして稲刈り当日(10/13)の朝は風もなく快晴[晴れ] 放射冷却現象でよく冷え込みました。

これがまた実は厄介なのでして・・・・こういう朝は、夜露(朝露?)がひどいのです。見てください、この画像[左斜め下]
2.夜露.jpg
すべての葉がこの状態。手で刈ると濡れるし、あんまりいいことはありませんわな(^^;

さて、刈る前に枝豆の様子を。もう少しかな? でも、初収穫の分はこの日にいただきました。画像はありませんのです。
ごめんなさい(笑) また今度ゆっくりと[るんるん] (無農薬だと、葉っぱは文字通り虫のエサですね)3.枝豆~もう少し.jpg

さて、では刈りましょう。まずは稲刈り機の転回用に四隅を手で刈ります。機械化が進んでいるとはいえ、この作業だけは人間がその手で行わなければなりません。コンバインでも同じ(はず)です。
この画像は左が手で刈る前で、右が刈った後。先週開けた溝の見え方でどれだけ刈ったか、少しおわかりいただけるかと思います。わかりにくいけど(笑)
4.稲刈機の転回スペース.jpg

で、稲刈機の登場[exclamation] 
四角く、周囲から刈っていきます。
ただウチの田んぼは斜めになっている面積が結構ありますので、ここがなかなか刈りにくかったりするのです。
5.周囲から刈る.jpg

[右斜め下] そして刈り倒した稲は決められた幅(※)を開けて、[右斜め下] 運びます。これももちろん人力。上に乗せているのは
6.刈った稲を運んで・・・.jpg
「カク」と呼んでいる木材。丸い
のになにゆえ「カク」と呼ぶのかは、これまた永遠の疑問(笑)
この「カク」も、今では入手が困難な木材。大体、どこで売っているのかわかりませんから。当時(何十年も前)どうやって買ったのか、今となっては謎。

 (※・・・・株で7つ分。これはダテ足の長さで決まります。経験的な数字です)

そしてダテ足を組みます。これもまた経験がなせる業で、何気なく組んでいるようで実はいろんなテクニックが詰まっているのです。例えばこの右の画像[右斜め下]  ダテ足を地面に刺し込むのですが、これもちゃんと株の根元に刺しているのです。根元には根が結構深くまで根を張っていますから、しっかりとダテ足を食い止めてくれるわけです。
こうしておかないと、この先端が掛けた稲の自重でどんどん地面に食い込み、風が強いと最悪の場合は倒壊しかねません。また、2週間後にダテ足を解体するときに引き抜くのが大変[ちっ(怒った顔)]、という側面もあります。
7.ダテ足を組み・・・.jpg

ダテ足を組み3本組みの箇所に稲を掛け(重り代わり)、2本組みの足をはさみ、掛けていきます。
この掛け方にもテクニックがあってですね、
8.掛け始める.jpg

[右斜め下] このように一握り分くらいをねじって、太くなった部分と細くなった部分を交互に掛けていくわけです。これによってすき間が埋まり、より多くの稲を掛けられるというワケ。
あ、右は稲刈り機の画像です。稲刈り終了後に洗ってきれいにした後の画像。10.交互に掛けるのがポイント.jpg

この稲を掛ける作業にしても、刈り倒した稲を運ぶ作業にしても、人海戦術がもっとも有効な戦術。息子やその友人などで、1日目の土曜日(10/13)は7人、日曜日(10/14)は10人でした。これだけいるとさすがに今年は楽でしたね。

幸いなことに、2日前の雨の影響も最小限で済んだようです。それでも一部はぬかるんで歩くのが困難なほどでしたが。

人が多いと仕事もはかどる。気が付けばかなり掛かっていました。
9.だんだん減ってゆく.jpg

そして小一時間ほど後、ウチの田んぼはすべて掛け終りました。
11.刈り終わり~♪.jpg

これで2日分の作業です。
1日目にすべて刈り倒して翌日は朝1で掛けはじめられるような状態にしておきました。ダテ足も2/3は組み終えておいてあります。
そして2日目の今日は、ほとんど全員で朝から掛け始めました。

画像で言うと、稲刈り機が右側にあるものまでが1日目、それ以降が2日目です。
2日目は掛けるだけなので画像も少ない(笑)

今年の稲刈り作業は
 ①大学生になった私の息子も含めてお手伝いの人が多く
 ②地面がぬかるんでドロドロになっておらず(←歩きやすい)
 ③風もあって比較的涼しく
 ④稲の根元が濡れていなかった(←軽いので持ちやすい)
ため、作業自体は例年になく楽でした。
おととしなんぞ大雨の中で合羽を着てやったので、ホント、くたくたになりました。

それでも、しゃがんでは立ち上がり、稲を持ち上げて掛けてはまたしゃがみ、の繰り返しを数百回も行うと、体の節々に痛みは残ります。今も肩が痛い。立ち上がって歩くと太ももの裏は筋肉痛。明日になると痛みは倍増していることでしょう[もうやだ~(悲しい顔)] 
ちなみに土曜日は、疲れと1.2リットル飲んだビールのおかげで、テレビを見ながら21時には寝てしまいました

そして私は月曜日(10/15)は有給休暇を取っています。
2日目の今日手伝った息子は・・・・大学の飲み会に梅田まで出掛けて行きました。なんて元気なヤツ・・・若いっていいですね(苦笑)

最後は田んぼの生物シリーズ。今回はまたもやのクモとバッタです。
このクモ。田んぼにはおそらく数千匹の単位でいました。私が歩くごとに、文字通り「クモの子を散らすように」、一斉に逃げ出すその姿は、アニメ映画「もののけ姫」で、シシ神さまが歩くごとに花が咲く、そんなイメージがありました・・・・なんとなくわかっていただけます? この感じ(^^;
12.クモとバッタ.jpg

明日は1日ゆっくりさせてもらいます。
ただ、昼にはどうしても濃厚な豚骨魚介系のつけ麺を食べたいので、どこに行こうか考え中です。
私の舌はすでに完全につけ麺になっていますよ~(爆)


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コメント 8

のん

こんにちは~(^^)/

もう美味しいつけ麺を食べたのでしょうか(^^)v

よく、農家の方が、たいへんな思いをして作ったご飯は、米粒一つ残さないようにって、教えられましたが、こういう記録をみると、ホントそうだな~と改めて思いますね!
ご苦労様でした<m(__)m>

今年は、息子さんとお仲間の助けもあり、少し労力も
が軽減し良かったですね!(^^)!
労力以上に、嬉しかったお父様ではないでしょうか(=^・^=)
by のん (2012-10-15 16:03) 

ヒロ

のんちゃん
こんばんは。15~17時頃まで、ぐっすり昼寝をしてしまいました(^^;
つけ麺、食べてきましたよ~♪ ネタバレをしますと、行ったのは奈良の麺処 と市さんです。今年の4月に行った店。魚介豚骨系のつけ麺、スープ割りまで美味しくいただいてきました(^o^)
今年の稲刈りはおかげさまで比較的楽に終わり、2日目の筋肉痛もマシな方です。来週は何もすることがなく、次のヤマは稲こきと臼ひきです。
(世間的には「脱穀」という作業)

by ヒロ (2012-10-15 19:07) 

おかーさん

お疲れ様でした
まだまだ 白米にするまでには 手間隙かかりますね

私は えらい仕事をする時は 全て スキーのトレーニング
だと思ってます
嫌にならずに仕事をやり遂げられますよ~(^o^) 
by おかーさん (2012-10-15 20:15) 

ヒロ

おかーさん
あとふた踏ん張りです。2週間後の稲扱きと臼挽き、これでようやく玄米です。
田んぼの作業はたしかにスキーのトレーニングになるかも、ですね。
今度は力仕事ですので、ますますその傾向が強くなりそうです。

by ヒロ (2012-10-15 21:37) 

船山史家

お疲れ~。
これで今年のヒロヒカリも豊作ですね。
私は昨日、ネタ拾いで、トンでもないラーメンを喰ってきたのですよ。
by 船山史家 (2012-10-16 18:33) 

ヒロ

史家さん
豊作かどうかはまだわからないんですよね~(^^;
2週間後、脱穀が終わって玄米になって何袋(30kg入)できるか?
ここでわかります。
ボーダーラインは11袋でしょうか。それ以上ならgood、それより下なら(ーー)というところですね。
トンでもないラーメン? 楽しみにしています。

by ヒロ (2012-10-16 21:12) 

遠霞(とおがすみ)

ダテの組み方とか、そこにかける稲束の作り方、そしてかけ方。すべてさすが手作業、天日干しを大事に考えておられるヒロさん、その他親戚のみなさまの御苦労の結晶かと、感銘を受けております。
やっぱり美味しいお米には手間がかかりますねぇ~

そして枝豆にも…(笑)
by 遠霞(とおがすみ) (2012-10-16 21:27) 

ヒロ

遠霞さん
米作りっていい加減にやっているように見えて、案外繊細なものがあるんですよ。歴史と経験に育まれた合理的な職人技とでも申しましょうか。
機械に頼らない(十分頼ってるけど(笑))作り方って、そういうものがとても大切だと思うのです。
※週末には枝豆が食べられそうです♪

by ヒロ (2012-10-17 20:57) 

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