河内堅上駅の桜 [独り言]
この駅は、大阪と奈良を結ぶJR大和路線の途中の駅。純然たる通勤路線でありながら、夕方から早朝まで無人となるこの駅は大阪側の最後の駅であり、次の三郷駅は奈良県になります。有名な法隆寺駅は次の次の次(^^)。駅の場所は【こちら】。普段は変の変哲もない長閑な田舎駅なのですが、この時期だけは様相が一変し、趣のある風景に様変わりします。
河内堅上駅は昨年2月、あることで全国的に有名になりました。
それは「撮り鉄」の暴走。お座敷列車「あすか」を撮ろうとした一部の鉄道写真オタクマニアが線路内に侵入し、列車の運行を妨げたというもの。「撮り鉄」なる鉄オタの存在と共に、一部マニアの傍若無人ぶりを世に知らしめた事件として、いまだ記憶に新しい方もいらっしゃるのではないでしょうか。節度を守って撮影するのならともかく、逆ギレをして駅員に食って掛かった奴や、退去を拒否した輩もいたというから何をかいわんやです。
それが起こったのがこの河内堅上駅周辺でした。
ま、そんな残念なことで有名になってしまいましたが、実はこの駅、上りホームの脇の桜が素晴らしいんです
すぐ脇には大和川、その向こうには国道25号線が走っており、大阪ではめずらしく渓谷美的な風景を愉しむこともできます
足元の大和川、向こう岸のR25が桜の花越しに見えます。
ちなみにこの辺りは、約400年前の大阪冬の陣、夏の陣で徳川方が進軍した地域。彼らはこの道沿いに奈良から大阪へ軍を進め、夏の陣ではこの先の国分(こくぶ)~道明寺周辺が最大の激戦地のひとつとなりました。有名な後藤又兵衛基次が奮戦した場所もすぐ近くです。
難波行きの大和路快速が通過していきました。
駅のホームで愛でる桜、一風変わった風情があっていいものです(^^)
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