出石手打皿そば 近又 [グルメ(ラーメン以外)]
伊根の舟屋に行く前に、時計を巻き戻して一望館の前に寄ったところを2件。
まず1件目は、昼食に立寄った出石。「いずし」と読みます。兵庫県の最北部に近い町。平成の大合併で、今は豊岡市に組み込まれてしまっています。田舎の城下町で、なんと言ってもここはそばの名所。東では岩手のわんこそばが有名ですが、西では出石の皿そばに止めを刺します。
行ったのは、近又(きんまた)というお店。読み間違えるとちとヤバイ(笑)
場所は【ココ】
出石のほとんどど真ん中です。
メニューの裏表。最初に薬味+皿そば5皿(=1人前)を注文し、その後追加をしていく食べ方が出石風(中には薬味+一皿いくらの店もあるようですが)。
調べてみると、ほとんどの店は最初の一人前が800円台でした(大体850円が多かった)。その点、近又は良心的な価格設定といえるでしょう。追加の5皿:550円も比較的リーズナブルな価格でした。
薬味はご覧のとおり。ネギ、ワサビ、大根おろし。そして山芋と生玉子(下の画像)です。
山芋? 生玉子も含めて食べ方がよくわからなかったで、店の方に尋ねたところ、丁寧に教えてくださいました。
曰く、はじめはそばつゆだけでいただいて、味に飽きてきたら山芋や生玉子を投入して味の変化を楽しむのだそうです。
でも、山芋はともかく玉子を入れたらそばの香りやつゆの味が飛んでしまって、別の食べ物みたいになってしまいました。
ボクは、そばつゆだけで食べるのが一番好みかな。山芋までは何とか許せますけど、次回は生玉子は要らないですね。
さー、来ました。最初の2人前。一人5枚で計10枚。なぜか薬味が乗っている・・・・?
出石の皿そばは、この白磁のお皿に盛られているのがひとつの特徴です。
わさびはちょっとだけ、直接そばに付けていただきます。絶対にそばつゆには溶かない。
一人5枚じゃあ、とても足りません。「すみません、追加10枚お願いしま~す」
フツーはここで薬味が乗ってくると思うんだけど・・・・(^^;
それにしても・・・・美味い(^o^) そばらしい歯応えも十分。なんぼでも進むがな~
「すみませ~ん。あと10枚お願いします」
このあたりで山芋を投入。そして生玉子も♪
で、最後に5枚を追加し、結局・・・・二人で35枚を平らげました
このうちボクが食べたのは21枚。
出石の皿そばは、食べたお皿を積み上げて箸の高さの枚数を食べるとそば通なのだそうです。
そして近叉では、20枚を食べるとご覧のような木札を貰えるのです。
で、めでたくこの木札を頂戴しました
30枚はいけたでしょうけど、それをすると肝心の晩御飯が入らんでしょうから速攻で断念。
後のことを考えなかったら30枚に挑戦していたかも、です。
木札の裏側。
美味かった~ これは次回もアリ、です。
ただ、支払ったお金は4,310円。そばだけで2人で4,000円オーバー・・・・これを高いと思うかこんなもんだと思うかは、人次第でしょうけど(^o^)
出石の街をほんのちょっとだけ散策
にんにくが束で売られていました。
ウチはこの3束500円也を購入
こちら、幕末の英雄の一人、桂小五郎が潜んでいたという跡。近叉から徒歩数分でした。
ちなみ右隣は「よしむら」というそば屋さんでした。
最後は出石のシンボル『辰鼓楼』。
ここも近又のすぐ近くでした。
大皿に小皿10皿分をいっぺんにドカッと盛っちゃえばいいのに。
あっ、そういう無粋なこと言ったらダメなのね。
家で「小皿で枚数多く出してくれ」って言ったらどんな反応が返ってくることやら。
ひとつ質問。「肴サヨリ」って何ですか?魚?
by 船山史家 (2011-07-18 16:13)
史家さん
なんて無粋な(笑) これは形を変えたわんこそばみたいなもので、一皿ずついただくのがルール。本当に美味しかったです。スイスイ腹に入っていきましたわ(^o^)
肴のサヨリね。実はボクも謎なんです。HPにも載っていないし、近辺の席に座った人で頼んでいる人もいなかったし。魚のサヨリに間違いないとは思うんですが、どんな調理方法なんでしょうか。次回行ったら聞いときます。早くて2年後になりますが。
by ヒロ (2011-07-18 18:19)