自己流ラーメン 綿麺 (その3) [ラーメン]
当ブログには3度目の登場ながら、通算すると7回目の訪問となるこの店、自己流ラーメン 綿麺さん。
食べログ等の口コミを見ると、その味ほど評価は高くありません。やっぱり、求道者のようなご主人の存在が大きい。パッと見はラーメン屋さんの主人とは見えず、愛想も決していいとは言えない。
店内では、少し大きな声で喋っている客が注意されるのを目撃したことがあります(もっとも、ご主人が「お静かに」と書かれたポップを指差されただけでしたが、何せ迫力がありますもので・・・)。また、携帯電話の使用についても「素早く話してすぐに切ってください」というようなポップが貼ってあります。また、先日はビールを注文したお客さんに対し、クルマで来ていないことをしつこいほど確認されていました。
でも、よくよく考えてみるとどれも当たり前のことなんですよね。飲食店の中で携帯電話で話すこと自体がそもそもマナー違反ですし、道交法の改正で酒類を提供したほうも罰せられることになったわけですから。
あとね、駐車場が1台分しかないんです。駅から歩くと20分以上はかかるであろう立地ですから、もっと欲しいところなのですが、生憎近隣にも駐車場がありません。
それでもこの店には開店前から行列ができます。ボクは今回時間を見計らって11:20くらいに到着(開店は11:30)。その時点ですでに1人、お待ちがいました。店前の唯一の駐車場にはちょっと凝った彼のカローラ・フィールダーがデンと駐車中。ちなみに左の黒い原付がボクのこの日の足です。その後、開店時にはお待ちはボクを含めて6人になっていました。
さて、ここ最近は迷うことなくつけ麺にいっていたのですが、今回は趣きを変えて和風とんこつにしました。3年前に初めて綿麺さんで食べたラーメンがこの和風とんこつだったんです。当時は、和風ではないただのとんこつもあったのですが、いつの間にかメニューから落ちていました
開店直後に入ったも含めて計8人が注文したのですが、つけ麺ではない注文はボクだけでした。実に7/8がつけ麺。その率、実に87.5%(°o°) そりゃあ、ただのとんこつがメニュー落ちしますわ(^^;
そんな低人気の和風とんこつなのですが、なかなかどうして、これが力のこもった一品なんです。
底が浅く平べったい、独特の器に入ったラーメン。とんこつと魚介系が渾然一体となった香りが鼻腔をくすぐる・・・・なんとも芳しい、食欲をそそるこの芳香がボクはたまらないのです ホント、萌えます (うわ~、なんてオタクっぽい台詞だ・・・・(爆) フリークだけどオタクじゃないぞ、ボクは(笑)
まずは一口、レンゲに掬ったスープを啜る。やっぱウマイわ~ もう、二度三度と頷くしかない。
トッピングは、辛味がやや強い削ぎ切りのネギ、カイワレ、専用のトロトロチャーシュー1.5枚、味付玉子1/2。スープに浸かって温かくなったチャーシューがウマウマです。つけ麺用のレアチャーシューとは異なる、和風とんこつ専用のチャーシュー。濃厚なスープにベストマッチの一品です。
麺は、つけ麺とはまったく異なるプリプリの中太玉子麺。全粒粉ではありません。チャーシューともども、スープに合う味や品種、配合をかなり研究されたのだろうと思います。
また、ボクは必ずと言っていいほど固麺を注文しますが、綿麺さんには固麺の設定がありません。ほとんどの店で固麺をやっているのに何故?
・・・・最後まで食べて納得。麺がほとんど伸びないんですな。
麺の量が少ないので伸びる前に食べ終えてしまうという側面もありますが、今回は写真を撮りながらでしたので完食まで多少時間はかかったものの、伸びたという感覚はありませんでした。
あれならわざわざ固麺にする必要はありません。スープに合った麺をよく研究している、とボクが考える所以がここにもあります。
さっきチラッと書きましたが、実は麺の量がちょっと少ないので、替え玉の出番です。
替え玉は、つけ麺のつけ汁用と思われる器で供されました。なんと、つけ麺用のレアチャーシューが乗っかっているではないか しかも2切れ これはウレシイ(単純)
さっそく丼に替え玉を投入、箸で軽く混ぜてスープに馴染ませます。
向こう側に見えるチャーシューがちとセコイ(^o^)
お、味が少し変わった。濃厚さが少し影を潜め、マイルドになりました。ま、半分薄めているようなものなのですから、これは当然といえば当然か。
つけ麺用のレアチャーシュー、口に入れる前まで若干あった、「和風とんこつとは合わんのとちゃうか」という不安を払拭してくれる美味さでした
和風とんこつスープにもばっちり! OKです。
うん、美味かった! 綿麺さんは和風とんこつも変わらずハイレベル。これからどっちを選ぶか、うれしい悩みにおちいりそう・・・・
この後散髪に行き、そして日帰り温泉の華の湯に行ってきました。空いていたので、ホントはNGなんだけど更衣室から露天風呂をパチリ なかなかヨサゲな雰囲気でしょ
なかなか緊張感の漂うお店みたいですね。いいんじゃないですか。近所にあったら行ってみたいです。
今はユルくなってしまったけど(錦町店)、昔の本牧の「大将」間門店を思い出しました。
by 船山史家 (2011-10-08 12:28)
史家さん
おはようございます。たしかに緊張感が漂っていますね。聞こえる音といえば、作る音と啜る音とさゆり似の奥さんの話す声(注文や挨拶など)くらいですから。
ボク的には全然OKですが、「あれは気に入らん」というお客さんはいても当然です。そんなお店です。
本牧の「大将」、行ってみたいな~♪
by ヒロ (2011-10-09 10:28)