最近読んだ本

しばらく本の紹介が滞っていました。
読んでいなかったわけではなく、居酒屋やラーメンの記事が続いていましたので。

4冊あります。すべて再読もしくは再々読。
もう面倒くさいので★はなし（笑）
ボクが選ぶ本にハズレなし、との根拠皆無の自信でいきましょう

まずは、ここ20年の最高のミステリーとの評価が高い、宮部みゆきの「火車」。

最近テレビ版が放送されました。期待せずに見たせいか、なかなか楽しめました。

本当におもしろいです。ボクは、これから社会に出て行く自分の子供に絶対にこの本を読ませたいと思っています。クレジットカードの、便利さの裏に隠された怖さを見事に描ききっていますからね。

次は、同じ宮部みゆきの「ステップファザー・ステップ」。

これもテレビ化され、来年早々、あの「水戸黄門」の後枠で番組で放送されることが決まっています。
実は、それを知ったのはこれを読み始めてから。その偶然にちょいと驚いた次第です。

「火車」と同じ作者が書いたとは思えないくらい、この本は軽い。「ライトミステリー」とでもいいましょうか。悪い意味ではなくてね（＾＾）　ニコっとさせてくれるような描写が目白押しです。
宮部みゆきの懐の深さを感じさせてくれる作品でもあります。 

次は伊坂幸太郎の「終末のフール」。

シュールです。設定自体がこの上もなくシュール。
でも、いるよな～、こういう人、って人がどんどん登場してきます。状況はどう考えても絶望的なのに、妙な明るさがいい。

ラストは、真保裕一の「真夜中の神話」。

作者は「ホワイトアウト」を書いた人です。文にケレン味が目立つのが玉に瑕。
この作品は途中からとんでもない方へ動いていきますが、まあ許容範囲としましょう。

本は楽しい　止められません　次は何を読もうかな？

コメント 7

おはようございます(^_^)
どれも面白そうな本ですね、テレビ化される作品は原作と
違う点も多いかもしれませんが楽しみですね(*^_^*)
最近読んだものといえば、温泉関係が多いので来年は
もっと色々な本を読みたいです～☆
by プースケ (2011-12-28 07:26) 

今日で仕事納めですね。明日からも家では仕事をしないとマズイのですが。だからあんまりゆったりできない年末年始です。さて…

上記で紹介された４冊のうち、最初の３冊は読んでいます。とくに宮部みゆきさんの火車は、宮部作品のなかでは一番好きな作品です。あの、なんといもいえないラストシーンは、いまでも忘れられない印象として残っています。終末のフールも、あっという間に読み切ってしまいました。設定の不可解さと、それとは対照的な現実感のある展開に、おもしろさとむなしさを痛感した、そんな作品でしたね。伊坂作品もかなり読みまくっていますが、この作品はお気に入りのほうに入ってます。

私はようやく本日、恩田陸さんの「きのうの世界」を読了しました。後半は、もう一気に読んじゃったという感じです。相変わらず奇っ怪な恩田ワールドが展開しまくっておりました。断片的ないくつかの話から、物語を紡ぎ上げていく恩田陸さんの手法が非常に冴えた作品だったなぁと感じました。

下の記事ですが。やっぱりちりとりは素晴らしいでしょ？私もカウンターの居心地の良さと、あの抜群の魚介を中心としたアテにすっかりやられてしまいました。でも和歌山は遠くて、さすがにしょっちゅうというわけにはいきません…（悲）
by 遠霞（とおがすみ） (2011-12-28 12:41) 

プースケさん
以前にも書いて皆さまから色んな意見を頂戴したのですが、原作本と映像はまったくの別物だと認識したほうがよいですね。でないと、ほとんどの場合、腹が立ちます。
読んでよかったと思える本に、また巡り会いたいです。

遠霞さん
3/4を読まれていましたか？　流石ですねー。ラストは流石でした、たしかに。最後の最後にようやく登場して、しかも一言も話さない、状況証拠は真っ黒だけど直接証拠がない、なんて設定、前代未聞でしたからね。ボクも宮部みゆきのベストだと思っています。
ボクは、恩田陸という人の作品は読んだことがありません。遠霞さんがそこまで感じるということは、これは期待度大です。次はそれにしてみようかな。でも、ハマったらとことんまで行ってしまいそうで怖いです（笑）

by ヒロ (2011-12-28 21:04) 

ヒロさん、こんにちは。
先ほどはご丁寧な師走のご挨拶、ありがとうございました。
本当は晦日にでもご挨拶に来ようかとも思ったのですが、忘れて失礼したらいけないと思ったので、今日来ました。
今年はいろいろお世話になり、ありがとうございました。
バタバタしていたときに、応援してくださってありがとうございました。
感謝しています。
次郎さんともども、来年も宜しくお願いしますね＾＾；
by 美和 (2011-12-29 12:13) 

図書館に良く本を借りに行くのてすが、読むこともなくあっという間に返す時がきてしまいます(-_-;)
借りるといっても料理本ばかりですが…
by リキマルコ (2011-12-30 14:10) 

ヒロさん、私は社会人になってから、正月休みは嫌いなんですよ。
世間が、街が止まってるからです。何処も閉めちゃってるし。
初詣客がいるところの人混みも嫌い。私らの初詣っていつも１月半ばなんですよね。早く日常に戻りたいです。

Ｚ女史は昨日、大阪に帰省したみたい。それと和歌山でお話した伊東甲子太郎が登場しますので。
２０１２年もヨロシクお願いしまっさ。ではでは。
by 船山史家 (2011-12-31 08:58) 

美和さん
ご丁寧にありがとうございます。
こちらこそありがとうございました。
美和さんがいろいろ工夫されて生活をエンジョイされているご様子は、画面越しに見ていても実にいいものです。来年も是非その調子で、美和さんらしさで楽しんでくださいね♪

リキマルコさん
先ほどそちらにお邪魔してきました。
ボクは図書館には不思議なほど行かないですね～。
そういや、何でだろ？　
たぶん文庫本好きで、ハードカバーはその大きさを持て余してしまうからかな。

史家さん
今年の自分の中でのエポックメイキングなニュースのひとつは、間違いなく史家さんご夫妻との邂逅でした。お好み焼きといい千里十里といい、いい思い出です。来年3月、3度目の出会いを楽しみにしていますね。ウチの坊主、大学に受かってりゃさらにいいんだけど････
また来年もよろしくお願いいたします。
by ヒロ (2011-12-31 11:53)