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姫路城散策(その1:周囲を巡る) [姫路城]

5月2日(木)、現在大天守を修理中の姫路城に行ってきました。修理中だったら意味ないやろ、と思われるのが普通ですが、どっこいその修理中という所に意味がありまして・・・・。
現在姫路城の本丸はすっぽりと覆いが掛けられ、その横にこれまたエレベータ2基付きの大きな櫓(やぐら)を組んで修理の様子を公開しているのです。この大きな櫓を天空の白鷺といいます。姫路城は別名白鷺城。なかなか上手いネーミングだと思います。
修復中の大天守を至近距離から見られる機会なんて、これを逃すと今後一生ないだろうと思って、姫路まで行くことにした次第。

JR・姫路駅は新幹線も停車する駅新装なった大阪駅からは新快速で約1時間です。小旅行には適当な乗車時間ですね。普段クルマを使うことが多い私ですが、この日は一人でもあることですし、コストパフォーマンスを考えて電車を利用することにしました。自宅からだと姫路駅まで約2時間20分。近いんだか遠いんだかわからん[あせあせ(飛び散る汗)]

姫路駅西口から姫路城を望みます。1.姫路駅前より.jpg

[右斜め上] 真正面の四角いのが天空の白鷺駅西口にはピオレという新しい駅ビル4/30にオープンしたとのことですが、その周囲はまだまだ工事半ばという感じでした。
姫路城はここから歩いて15分くらい。

前回の記事の最後で「異形(いぎょう)の国宝」と書きましたが、その極言もこの画像を見ると納得していただけると思います。
2.城前の広場.jpg
3.国宝です.jpg

濠に架けられた橋を渡って郭内に入っていきます。4.橋を渡って.jpg
5.行きませう.jpg

棄却された三の丸跡はまるで運動場。この日は遠足の小学生が独占していました。
6.おぉ~!.jpg

先日、富士山が世界遺産に登録がほぼ決定ということで盛り上がっていましたが、皆さまはご記憶でしょうか、日本で最初に世界遺産に登録されたのがこの姫路城であるということを。もう20年も前、平成5年のことです。
(私? んなもん覚えてるわけないでしょ(爆)

7.日本初の世界遺産です.jpg

天空の白鷺が近付いてきました。その巨大さを実感するのはこの辺りからでしょうか。
8.これが天空の白鷺.jpg

チケット売り場。入城料(入料ではない)は400円。(これは帰りに撮影したもの)
9.チケット売り場.jpg
10.遠足が多い.jpg

石垣を見上げる。
11.石垣を見上げる.jpg
12.内部へ.jpg

[右斜め下] リの一渡櫓にあった、大天守の鯱瓦。江戸時代のものは銘文に享和3(1803)年製作と記されているそうです。
13.大天守の鯱(しゃち).jpg

鎧も展示されていました。
14.リの一渡櫓の甲冑.jpg

さらに歩を進めます。
15.さらに進む.jpg

この数分後、私は天空の白鷺の最下部に到達します。その様子は次回に書きます。これから以降は、天空の白鷺を後にしてからの話。

16.ここから帰り?.jpg

時代劇に出てきそうないくつもの門をくぐって・・・・
17.頭上に余裕なし.jpg

壁には狭間(さま)と言われる銃眼が空いています。八重さんは若松城でこういう所から鉄砲をぶっ放したんでしょうね。
18.下へ向かう.jpg

手前が広く、向こう側は狭くなっています。狭間とはよく言ったものです。
19.壁には銃眼.jpg

西の丸では、来年の大河ドラマに合わせて黒田官兵衛関連の特別展をやっていました。
ちなみに主役の黒田官兵衛
役はひらパー兄さんこと、ジャニーズの岡田准一氏です。
[右斜め上] これ、わかる方っておられます?[わーい(嬉しい顔)]

20.西の丸の特別展示.jpg

黒田家二十四騎の兜が展示されていましたが、それはこの後で。

天空の白鷺が遠くになってきました。
21.天空の白鷺が遠くに.jpg

[右斜め下] これは西の丸の長局(百閒廊下)。結構長かったですよ。普通「百閒」と言っても大体が誇張で、実際はそれに満たない場合の方が多いと思いますが、この長局は約121聞(約240m)あるのだそうです。
22.こんな廊下が延々と続く.jpg

さて、先ほど触れた黒田家二十四騎の兜です。すべてではありませんが、その一部を。
昔の武将も、オシャレだったんだな~と感じました。でも、これを被って刀を振り回すのはしんどかったでしょうね。
私思うのですが、戦国の頃の武士って、小柄ながらも筋肉隆々だったんだろうなと。普段は農作業、戦となったら駆り出されて思い鉄の棒(刀)を振り回す・・・・そして粗食とくれば、そりゃあ贅肉なんぞ付く暇もなかったことでしょう。
23.兜の展示-1.jpg
24.兜の展示-2.jpg
25.兜の展示-3.jpg
26.兜の展示-4.jpg

[右斜め下] 悲劇のヒロイン、千姫の住んだ化粧櫓。
27.化粧櫓.jpg

内部はこんなふうになっていました。
28.ここに千姫が.jpg
29.家系図.jpg

明治時代初期に描かれた鳥瞰図。
30.明治の鳥瞰図.jpg

次回、天空の白鷺について紹介します。

姫路城についてはこちらのHPをご参照ください。
http://www.city.himeji.lg.jp/guide/castle.html


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遠霞(とおがすみ)

さっそく姫路城の記事がアップされてますね。
こういう謎の覆いがかかった姫路城はみたことがないですね。小天守が覆いから外に出ているんですね。大天守は覆いの下でひっそりとお披露目の瞬間を待っているような感じがします。
千姫の化粧櫓。昔むかしは木の柵があって入れなかった記憶がありますが(小学生時代)、いまは入れますよね。私も数年前にこういう赤絨毯を踏みしめて櫓内部を堪能したことを思い出しました。次の記事は、覆いの内部でしょうか?
by 遠霞(とおがすみ) (2013-05-14 21:13) 

ヒロ

遠霞さん
お早いお越し、ありがとうございます。
覆いの中で修理を施されつつお披露目の瞬間を待っているのは、仰せのとおり。次回、この内部と近景(西の丸からの画像とか)をアップする予定です。画像は、今回よりきっと次回の方がいいと思っています。
修理なった姫路城は、来年の同時期にまた見に行くつもりですよ。
by ヒロ (2013-05-14 21:57) 

プースケ

こんばんは(^_^)
姫路城は見所がたくさんあり、ゆっくり見てみたいです。
修理中の様子を見られるのは貴重だと思います。
来年の大河ドラマで福岡も注目されそうですね~☆
兜は色々な形があり、どれも風格を感じます(^^)
by プースケ (2013-05-14 22:04) 

ヒロ

プースケさん
ごめんなさい。本命は次回になりますね(^^;
修理中の天守を、鳥でしか見られないような視点で見られるということで、ほとんどそのためだけに大阪から足を延ばしました。
行った甲斐はあったと思っています。ちょっと変わったラーメンも食べられましたし。
そうですね、来年の大河は後半は福岡が舞台になりますね。今年に引き続き、来年も見なきゃ、です♪
by ヒロ (2013-05-14 22:25) 

Sora

早くその中を見たいですね~。

次回?
ヒロさん、なんか焦らせていませんか(笑)
明日、見せてくれるんでしょ?

(勝手に盗み見の気持ちを高ぶらせています)
by Sora (2013-05-14 22:48) 

ヒロ

Soraさん
いや~、決して焦らしているつもりはないんですが・・・・(^^;
画像がですね、めっちゃ多いんですよ。整理に一苦労でした。
ちょっと予定を早めて明日にはアップするようにします(笑)
行ってからもう2週間は経つのですけどね。
by ヒロ (2013-05-15 20:14) 

さうざんバー

おぉ~(@@)懐かしいお城ですね(^^)v
今、こんなになっているんですね(^^)v次が楽しみです♪(^^)v
by さうざんバー (2013-05-15 22:27) 

NO NAME

超ひらパー兄さんでおま!(@゚▽゚@)
by NO NAME (2013-05-16 00:45) 

ソニックマイヅル

おはようございます。21日に新幹線で通過すると思いますので、また撮影したいと思います。本当は現場を訪れたいです。^^;
by ソニックマイヅル (2013-05-16 10:18) 

ヒロ

さうざんバーさん
さっき続編をアップしました。あの覆いの中を頑張って撮影してきましたよ。
来年の白鷺城の雄姿が今から楽しみです。

NO NAMEさん
ようこそおこしやす。そういえば「超」がついてましたっけ?
ご指摘ありがとうございます(笑)

ソニックマイヅルさん
新幹線で通過ですか? あっという間に過ぎ去っていきますので、寝てたらダメですよ。ちなみに見える方向は、大阪方向なら左側、博多方向なら右側ですので、お見逃しなく!
by ヒロ (2013-05-16 21:10) 

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