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ラーメン横綱 [ラーメン]

ラーメン横綱さんはチェーン店です。ごく一部の例外を除いて店舗は、・大都市郊外の ・幹線道路の脇に ・黄色に赤のかなり目立つ外観で立地されています。夜間なんぞ、かなり遠くからでも識別できます。
私が初めて食べたのはおそらくまだ昭和の時代、京都の国道1号線脇であったか、あるいは大阪の国道170号線(外環状線)沿いの柏原店であったかか・・・・もう記憶が曖昧でわかりません。
発祥は昭和47年、京都の屋台から始まりました。京都のラーメンといえばその土地柄からかあっさりはんなりというイメージがありますがこれが実は大間違い、その実態は豚骨醤油がベースの結構濃厚なラーメンが多いのです。あの天下一品もそうですね。

さて今回行ったのは大阪中央環状線沿いの平野店です。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。ここから100mほど北にはあの神座もあるという、人気店が並び立つ条件。
1.外観.jpg

ウチのクルマは店舗入り口の真横に停めさせられました。ちなみに赤暖簾の前にいるのはウチの息子です。

行ったのは日曜日の昼前でしたが、店内はほぼ満席でした。もはや美味いラーメンの大手チェーン店として完全に確立された感があります。

さてテーブル調味料を。チェーン展開しているラーメン店の常で、かなり充実しているといえます。私にはほぼ関係ありませんが。
2.テーブル調味料.jpg

そしてこのお店の特長、入れ放題のネギです。わたしはともかく、ネギ好きの妻にはありがたいサービス[るんるん] デフォのラーメンにも結構乗っているのですが、それでも入れる人はごっそり入れる。妻もそのうちの一人。
3.ネギ入れ放題.jpg

さらにもうひとつ、横綱さんの特長がコレ、うま味唐辛子。相当な辛さらしいです。私は入れたことがないのでわからない(^^; まあ絶対に入れません。たぶん味が激変するでしょうから。柚子胡椒もそうですが、これも相当な破壊力を有する調味料だとと思います。
4.うま味唐がらし.jpg

それではここでラーメンのただし書きを。
5.ラーメン但し書き.JPG

ひとり撮影をしていると、そろそろラーメンの着丼です。私は普通のラーメンの大盛。
6.ラーメン・大盛.jpg

麺の量は相当多かった。大盛は普通1.5玉程度なのですが、これは完全に2玉ありました。最初の内は食べても食べても減らない感じでしたから。

それにしても・・・・スープ、こんな味だったかな もうちょっとコクというかパンチがあったように思うんだけど・・・・。かつて私が食べて「こりゃあ美味い[exclamation]」と感涙した横綱の豚骨醤油。なんかちょっと違うような気が、します。

チャーシューははっきり言ってショボイ。メンマも単に入っているだけ、という感じ。食べ応えに関しては、最近増えてきた材木メンマとは比べるべくもありません。
7.チャーシュー&メンマ.jpg

ネギははじめからこの量が入っています。私にはこれで十分。それにしても、野菜の価格が高騰しているときであればこのサービスは結構キツイだろうな、とは思います。麺は中太~中細麺。これまた普通な感じ。
8.ネギ&中太麺.jpg

[右斜め下] これは妻が頼んだ野菜ラーメン。780円でした。私の大盛が730円でしたからこれが最高値。
9.野菜ラーメン_780円也.jpg

麺は多かったけど、もちろん完食でした。
10.完食.jpg

ただ、一口スープを口に含んだ時に感じた、あの一種の物足りなさは何だったんだろう?

今思うに、たぶん私の舌が肥えてきていたのだろうと。
初めて横綱のラーメンを食べた時にはまだ豚骨醤油のラーメン自体が少数派でした。豚骨にしても醤油にしてもラーメンとしては存在していましたが、当時はそれを合わせたラーメンというのは少なかった。だから横綱さんのある意味時代を先取りしたラーメンをとても美味しく感じた。
ところが時代が進んで世間が豚骨醤油ラーメンの美味さを知るようになると、日本人の特長で、今あるものをどんどん改良してゆく・・・・つまり豚骨醤油ラーメン自体がどんどん進化していくわけです。そしてそういうラーメンを好んで食べてきた私の舌もラーメンの進化に追随していき、今回の横綱さんのラーメンでは少々物足りなさを感じてしまう結果になってしまったと。
もちろん横綱さんもだまって時代の進化を見過ごしていたはずはなく、どんどん味を改良して行ったと思いますが、創業から続く「横綱の味」を劇的に変化させるのは大変な冒険で、これだけ店舗を展開していると固定客の数も相当なものでしょうから、彼らが逃げることを考えるとそんなに大きな味の変化は実際のところ不可能。となると多少は停滞せざるを得ません。
私の物足りなさの理由は上記のようなところにあったのだろうと推測しています。

では進化した豚骨醤油らーめんとはどういうものになるでしょう? 
その答のひとつが、先日奈良県天理市でいただいたラーメンなのだろうと思っています。さらに、もっといろいろな味が世に出てきていることでしょう。私のラーメン探訪はまだまだ終わりません。

11.京都の屋台が発祥です.jpg


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コメント 5

遠霞(とおがすみ)

なるほど。青字の感想は、納得かも知れません。私も家の近くであるとき食べたらーめんに感動して美味しいなぁと思って、しばらくして有名な青葉とはどんな味…と思って食べたら、それまで知らなかった魚介とんこつという美味しいらーめんに出会い、そこが基準になってしまいました。その結果家の近くのらーめん屋さんのはまだまだだと勝手に舌が判断するようになってしまいましたから。らーめん探求は奥が深いですね。そしてあとは好みがいろいろありますもんね。
by 遠霞(とおがすみ) (2014-03-28 21:10) 

ヒロ

遠霞さん
私と同じだと思いますが、これだけ食べ歩いてくるとどうしても舌が肥えてしまって、ちょっとやそっとのラーメンでは満足できなくなってきているのではないでしょうか。
しかし、それでも肥えた(と思われる)舌を凌駕するラーメンはどんどん出てくるのだから、やっぱりラーメンって奥が深いです。
by ヒロ (2014-03-28 22:28) 

furu

横綱 千葉にもありますよ~♪
何回か食べました。
大盛は結構な量ですね。
by furu (2014-03-29 00:24) 

pooh

おはようございます(^_^)
野菜ラーメンもなかなか良いお値段ですね♪ 最近の店はチャーシューが分厚かったり、大きかったりする所が多いので、薄くて小さいとインパクトに欠けるかも。以前よく行っていた店へ久しぶりに行くと、あれ?こんな味だったけと思うことがあります。私も多少は舌が肥えてきたのでしょうか(笑)ラーメン探訪頑張ってください!私も久しぶりに新規開拓へ出かけてきます♪
by pooh (2014-03-29 09:30) 

ヒロ

furuさん
そうそう、横綱は千葉にもありましたね。行かれたことがおありでしたか。
私はかつて市川(本八幡)に住んでいたことがありますが、今本八幡には「菜」という美味しいラーメン店があることをネット友の遠霞さんに教えていただきました。実際に行ってみたら、本当に美味しかったですよ♪

poohさん
それは絶対に舌が肥えてきています(^o^) でも福岡のラーメンは確立された味があるので、ある意味安心できるのではないでしょうか。
新規開拓、楽しみにしています。
by ヒロ (2014-03-29 23:53) 

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