引っ越し四方山話（その3） 片付け上手？

見積りに来た業者さんが言うには、
「この家はとても片付け上手ですね」
「？？？」
たしかに荷物は多い。本がとにかく多い→大きな本棚が数個、女性二人分の衣服も相当な量。
オートキャンプの用品に、二十数年前には付き物だった大きな箪笥、押し入れの中にはストーブやら扇風機やら。
今は断捨離が一種の流行になって、不要なものを処分することが美徳とされる時代です。
しかし、ちょっと思い出してほしい。
ほんの数年前には「もったいない」が世界的な流行語になり、たしかノーベル賞を受賞した人（ググってみたらマータイさんという方だった）が提唱してモノを大切に使うことは素晴らしいという認識が世界を席巻したのではなかったか。
→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%84

「のど元過ぎれば･･･」とはこういうことでしょうか（＾＾；

「断捨離」VS「もったいない」。
････結局相反するようなこのふたつの概念は、対決するのではなく臨機応変に使い分けるのがベターなのでしょう。

 

さて、私が山岳部に所属していたことは何度か書いてきましたが、そこではザックの中にいかに上手にモノを詰めるかが非常に重要な要素となっていました。ザックの中が空間だらけだと安定感を欠き、でこぼこして見た目にもブサイクですし、必要なものが持って行けなくなり、極言すればそれがもとで遭難することだってあり得るのです。
そしてオートキャンプ。今のエスティマの前はレガシィ・ツーリングワゴンに乗っていたのですが、通常だと十分に広いカーゴスペースもいざオートキャンプになると完全に手狭で、これまたいかに空間をなくして道具を積み込むかが腕の見せ所でもありました。
さらに最近の例では、リフレッシュ休暇の際、長野からニセコにスキー関係の荷物（ウェアや靴など）をダンボールに入れて宅急便で送りましたが、限られた大きさのダンボールの中にいかに効率よく荷物を詰め込むかにも、テクニックが求められました。
家も同じで、いかに無駄な空間をなくして荷物を入れるかが普段の居住スペースを広く確保するうえで重要で、我ながら上手くいっていたな、と思うのです。

しかし、いざ引っ越しとなればその美徳が裏目に出てしまい、「荷物の多い家」というバックブローになって帰ってきたことになるわけですね。

私だけでなく、妻も相当に片づけるのが上手い。二人そろってそんなだから、結果的に引っ越しの際は苦労することになりました････。

コメント 4

ご訪問＆niceありがとうございます。
片付けが上手すぎると物が多くなるか～…
でも私は片付けヘタで物があふれかえってます＾＾
親にしょっちゅう怒られますよ～。
by 風花六花 (2014-06-08 22:31) 

こんばんは(^_^)
我が家は連れがどんどん物を捨てるタイプで、私は色々と溜め込み捨てられないタイプです。引っ越しの際に、思い切ってずい分処分しましたが、今ではすっかり元通り以上に増えています。そのうち使うかもと、もったいない精神でストックが多いです(^_^;)
by pooh (2014-06-09 20:27) 

ものを上手に詰め込む人は尊敬に値しますね。
ウチはまぁダメダメの典型です。
by 遠霞（とおがすみ） (2014-06-09 21:58) 

風花六花さん
引っ越し後の家も、うまくモノを詰め込みました。テーブルや椅子の買い換え前なので、今リビングは広々としています。･･･7月まで、ですが（笑）
ちなみにウチの娘も、ホンマにウチの娘か、と疑いたくなるくらいに片付けベタですよ（＾＾）

poohさん
我が家とは逆ですね。私は特に本が捨てられない口で、気合を入れて捨てないとたまる一方です。

遠霞さん
いやいや、上手いのも考えもんです（自分で言うか？）。
今回ので妙に納得してしまいました（笑）
by ヒロ (2014-06-10 22:25)