キッチンブルドッグにてシェフおまかせコースを堪能♪ [グルメ(ラーメン以外)]
ここは大阪の郊外、富田林市。あのPL教団の本部のある南河内の地方都市です。
その一角にあるのがキッチンブルドッグ。こんな、いわば辺鄙な場所にあるお店をどうして知ったかというと、まあ種明かしは簡単で、妻が所属するとあるチームの忘年会で使われたためです。
妻はそれでいたくこのお店が気に入り、あることを祝うために予算を伝えて予約、それで食事会を開催する運びになったというわけ。
夜の外観。1Fは美容室で、キッチンブルドッグは2Fにあります。
まず場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。駐車場もありますが、電車では近鉄・長野線、川西駅から徒歩5~6分。アルコールをどうするかで足は変わってくることでしょう。この日は運転手を息子に任せ、私は飲むことにしていました。
賑やかな1Fの入り口を過ぎて2Fへ上ると、「本日は予約で満席」との断り書きがあり、
誰が描いたのか、この似顔絵がそっくり(^^) 聞いたわけじゃないけど、たぶん家族で経営されているんだろうな~
店内はあかるくて清潔です。さして広くもなく、20人も入ったら満席な感じ。
今日のメニューです。きちんと表示してくれているのが嬉しい
まずは前菜です。5種類がワンプレートに。
鴨ロース煮~粒マスタード~。これで飲むビールは絶品でした
いわしの香草パン粉焼き。しっかりと味が付いており、尻尾まで美味しく
ぶりのサラダ仕立て。このブリの刺身が新鮮で、トロ~っとしてうまうま~
スパニッシュオムレツはどっしりとしていて密度が高く、濃厚な味わいでした
前菜の最後はガーリックトースト&クリームチーズ。
すべて食べ終わった後、口中にガーリック臭が残ったのはこれが原因だったのかな? 後ろに隠れているクリームチーズは、ガーリック臭さに対抗するような爽やかさ。
早々とビールを1本空けた後(そりゃあ3人で飲めばあっという間)、ワインをお願いしました。とはいえ、どれが美味いかなんて知る由もない私たちは、親切そうな店員さんのおススメするこれをオーダー。
グラン・レアレ・ブリュットというイタリアのスパークリングワインです。あっさりとした辛口のワインで、たしかに料理とよく合ったいた(ように)と思います。
次に運ばれてきたのは、春キャベツのポタージュスープ。コーンやかぼちゃのスープはよくありますが、春キャベツは初めて。甘みがあって、美味いしかったです。スプーンが木製というのも温かみがあってgood。店の雰囲気や料理に合っていると感じました。
もう、ここまでは大満足 後半戦にも期待大。
生ハムのシーザーサラダ。これで1人前ですが、案外ボリュームがあります。
パスタはアマトリチャーナ。といっても何のことか全然ワカラン(^^; (Wikipediaで調べてみたら・・・・https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A)
ちょっと辛口のピリッとした味のトマトソースでした。あの「ピリッ」の正体は鷹の爪ですね。上にあしらわれていたのはブロッコリを細かくしたもの。この野菜は季節によって変わるようです。
そしてメインは二種類から選べるようになっていました。
(肉)三味豚のロースステーキ ~自家製トマトソース
(魚)赤えびとホタテのソテー ~アメリケーヌソース~
まあ、普段の私なら考える間もなく「肉」を選択するところですが、今回はこれまた店員さんのおススメする魚料理に。肉料理はいつでもこのお店で食べられるそうですが、魚料理はこの時期にしか食べられないそうで、またこのソースが濃厚で美味しいんだとか。そう言われればもう魚料理に行くしかあるまいて
三方向から という初めての試み
いやあ~、これが本当に美味しかった 濃厚なソースが海老やホタテ貝にぴったりで、海鮮のおだやかな甘さを引き立てて、実にうんまい 添えられた竹の子や大根、青菜も美味しくて・・・・海老の、足を含むアタマ部分も一気にいっちゃいました。とても凝っています。
そして凝っているといえばデザート、これがまた絶品でした。このデザートは特別にお願いしたもので+500円。でもそれだけの価値は十分にあったのではないでしょうか。
名称は何の衒いもないクレープ包みでしたが、その内実は凝りに凝ったものでした
クレープに包まれているのは桜のムース。その中に餡が内包されています。画像は二つに切り分けたもの。
(切る前の画像は撮り忘れ 想像してくださいませ)
上にかかっている緑色の青海苔のようなものは、抹茶の粉末と桜の花びらを乾燥させ砕いたもの、とのことでした。
甘過ぎずくど過ぎず、その上品な甘さたるや・・・・ 掛け値なしに美味しかった
パティシエはオーナーシェフの息子さんだそうですが、センスが感じられる一品だったと私は思います。
最後の最後はコーヒーか紅茶、もしくはオレンジ等のジュース。
私はレモンティーを選択しました。(画像のレモンは絞った後)
値段を言うのは大変無粋ですが、これで一人3,500円(たしか税抜き)です。デザートが普通なら3,000円。市内なら5,000円はいっても不思議ではない。まことに失礼ながら、大阪の郊外、富田林の片田舎にこんな素晴らしいクオリティの洋食店があるとは・・・・ さすが大阪、喰い倒れの街です。やはり侮れません~ それが証拠にこの日は予約だけで満席、一見のお客さんはお断りにせざるを得ない、という状況でしたから、なるほど大阪人の舌は肥えていて、美味しいお店を見分ける目は確実に息づいているようです
ちょいとオシャレな箸置きですよ。どこかのスナック菓子ではないですよ
富田林ですか、、、うーーん、千葉からはとっても遠くて不便なような、、
でも、美味しそうですね。地元の方に愛されているお店という感じで、予約だけで満席というのも頷けます。
前菜とメインのアメリケーヌソースの魚介が美味しそう♪
アマトリチャーナは、大多喜町の喫茶店でよく食べるパスタなので知ってましたよーー。
こういうよさげなイタリアンは、、、3月の末に行った稲毛のお店かな、ウチの近くだと、、
by 遠霞(とおがすみ) (2016-05-18 21:43)
遠霞さん
こんばんは。たしかに地元の方々に愛されているという気はします。冒頭の似顔絵なんて、いかにも常連さんが描いた感じですもんね。
ウチからはちょっと距離があるのですが、是非また行きたいと思っています。
by ヒロ (2016-05-18 22:07)