(その6)生まれて初めてクエを食す [和歌山の旅]
和歌山の冬の味覚の華ともいえるクエ。白浜温泉をはじめ、冬の和歌山ではクエは一番の名物です。天然物に加え、現在は近畿大学の養殖のクエも市場に出回り、「近大クエ」として最近つとにその名を上げてきました。その味わいは淡泊かつ弾力があり、フグを越えるとまで言われています。
ネットで拾った画像
食事の時間は事前に申告する必要もなく、決められた時間内に行けばよい、とのこと。ただし、18~19時は多少混むとのことでした。
昼間にたっぷりと歩いて少々空腹だった私たちは、やや早めの18時頃、食事処に向かいました。食事は「オーシャンダイニング 紀伊の国」というところでいただきます。
ほいほいと歩を進めてダイニングへ。ん~~、フロントのお姉さんの言っていた通り、やはり混んでいます。
しかしさすがに大規模ホテル、結構奥の方にも席がありました。私たちが案内されたのは窓際の席で、言ってみればオーシャンビューの一番いい席 これは多少お高いコースをお願いしたからでしょうか。部屋番の指定はされずに2人分の席が事前に準備されており、そのコースを頼んだ客は、そのコースが準備された席のどこに座ってもいい感じでした。実際、私たちと同じコースの客が私たちの背後に座っておられましたからね(つまりオーシャンビューですね)。まあいいお席でラッキーでした
私たちがお願いしたのは、「天然クエ スタンダードコース」。この上に、【プレミアム】 天然クエ フルコースというものがあります。その差は値段にして約6,000円で、内容は
・クエの胃袋ポン酢掛け
・クエの生春巻 野菜ジュレ掛け
・クエの鉄板焼き(山椒塩とハーブ岩塩を添えて)
・クエのあらだき
が増えます。
まあ、スタンダードで十分でしょ、との感覚で、私たちは安い方のコースをチョイス。高い方だと食べきれないのでは、という危惧もありましたし。
で、事前に準備されていたもの。
あとのごはんやお味噌汁、漬物、サラダ、デザートなどはバイキング形式となり、自分で取りに行くわけです。
バイキングには、案外うまかったごぼうポン酢や
サラダ
ところてん
これは加太産ひじきワカメかき揚げ。バイキングのおかずとしては私が唯一いただきました。かき揚げという割にはサクッとした食感はなく、柔らかな感じでしたね。
私は食べなかったけどケーキなどのデザートも充実していました。
では、いよいよ天然クエ スタンダードコースに行きましょう。コースの内容はこれ
まずはクエの煮こごり。ぷるぷるの煮こごりは、コラーゲンたっぷりという感じです。
掛けられていたラップを外すと・・・・
これがクエですか・・・・たしか博多では「アラ」と呼ぶんですよね。この辺りはネット友のpoohさんがお詳しいと思いますので、もしよろしければご意見などを頂戴できれば(^^)。
さあ食うか・・・と鍋に火を入れたら、クエの薄造りが運ばれてきました。少し遅れてクエのヒレ酒も。
ちなみにこのポン酢は1本/人あり、残ったらどうぞお持ち帰りください、とのことでした。結果的に2人で1本で済みましたので、1本はお持ち帰り このポン酢、結構濃厚で味もよく、いいお土産になりましたよ
これはクエ鍋の薬味。一般的なネギともみじおろし。
こいつが予想通りに美味であったクエの唐揚げ。鍋の具材のクエもそうでしたが、かなりな歯応えです。魚のものとは思えないその弾力は、やはりフグと似たものでした。弾力という点からは、フグよりも上かもしれない。熱々の唐揚げはビールにもピッタリで、うまうまでした
これは鍋の最後の方のクエの身ですね。
先ほども書きましたが、ホントに、淡泊ながら美味しい魚でしたわ
ビールのアテにごぼうポン酢をつまみながら・・・・
さあ雑炊だ
玉子を投入し、
うまそ~~~~
で、最後にデザートです。私のデザートはこれ(笑) 真っ赤ですな こういうことができるのが巨大ホテルのいいトコロ。小さな旅館でのバイキングでこれは、さすがに顰蹙ものですからね(^^;
もっとも、これがデザートと言えるのか、という問題はさておきます(^^)
もうお腹いっぱいの大満腹。
それでは部屋に戻って一服し、その後で夜の海峡を望む露天風呂に行くとしましょうか。