アイルランドの旅(14) コークへの小旅行~散策-2 [アイルランド]
11月が目前に迫り、1日の最高気温が20℃を切る日が増えてきました。私がアイルランドに行ったのは8月中旬ですが、まさしく今の日本くらいの気温でした。この気温の中、半袖でウロウロしていたのですから、われながら私も元気でした(笑) と同時に、いかにアイルランドが冷涼な国であるかがわかると思います。
さて2017年8月15日(火)、アイルランド南部の都市、コーク滞在2日目です。
前日の雨と打って変わっておだやかな晴天 涼しい気候と相まってとても気持ちよく清々しい気分。今頃日本はうだるような暑さかと思うと、なんだか申し訳ないような・・・・。ちなみに時差は8時間、日本の方が早く進んでいます。こっちの時計が9時過ぎなので、日本は夕方の5時過ぎということになるですが、実はアイルランドはサマータイムなので、実際の日本時間は6時過ぎということになります。・・・・ええい、めんどくさい
さて2017年8月15日(火)、アイルランド南部の都市、コーク滞在2日目です。
前日の雨と打って変わっておだやかな晴天 涼しい気候と相まってとても気持ちよく清々しい気分。今頃日本はうだるような暑さかと思うと、なんだか申し訳ないような・・・・。ちなみに時差は8時間、日本の方が早く進んでいます。こっちの時計が9時過ぎなので、日本は夕方の5時過ぎということになるですが、実はアイルランドはサマータイムなので、実際の日本時間は6時過ぎということになります。・・・・ええい、めんどくさい
この日は、私の希望で、まずコーク市刑務所(CORK CITY GAOL)へ行くことに。この刑務所にはラジオ博物館なるものが併設されており、このシリーズのはじめに書いた『ひよっこ』の一節に「アイルランドにラジオ工場を作る」とかなんとかいうセリフがあったことから、何かそういうことがあるかと想像したからです。
結果的にこれがものの見事に外れてしまうわけですが・・・
そんなこんなでホテルを出てぶらぶらと歩きます。何度も書きますが、風景は本当に見ているだけで飽きない。
自分の人生で次にヨーロッパに来ることがさてあるのだろうか、と漠然と考えたりしつつ歩を進めます。少なくとも今年の4月までは、自分がヨーロッパに行くことになるなんて想像もしていませんでしたからねぇ~、ホントに。
さて、古そうな教会を眺めつつ、
ここを右折してコーク市刑務所に向かいます。坂が結構キツイ
到着。石造りの頑丈そうな建物だ。
ここで笑い話が
アイルランドでは何かと学生が優遇されることが多く、各種入場料や食事には学生料金が設定されていることが数多くあります。ご多分に漏れずここコーク市刑務所にも学生料金の設定があり、大人(Adult)より€1安くなっています。Aさんご家族には日本で学生をやっている娘さんがおり、入館料を支払う際に
「She is a japanese Student」
と告げて€1安くしてもらおうとしたら、
「OK」
と言って大きく頷いてくれたのはいいものの、何と私の妻までも学生扱いされてしまったのです 気が付いたのはクレジットカードを切って入館券をもらって中に入った後。今さら差額を支払ってもなぁ~ということで、ここはオマケをしてもらうことに勝手に決めました。
しかしまあ、妻は年齢の割りには若く見られることはまあ多い方だけど、いくらなんでも若く見られ過ぎやろ、と一同大爆笑でした(^o^)
こんなことをやって遊びつつ内部へ。・・・・顔をボカしたらまるで心霊写真みたいになってしまった(笑)
入館料に€2を追加で支払って、日本語の音声ガイドを借りました。これは正解でしたね。これがないと、ほとんどわからないところでしたから。
内部です。映画『グリーンマイル』を彷彿とさせます。いや、『ショーシャンクの空に』か。
蝋人形はけっこうリアルで、当時の囚人の扱いの凄絶さを伝えてくれました。
ここは共和主義者専用の牢屋で、内部の壁には囚人が書いた落書きがあり、それがそのまま残されていました。
看守も、遠目には人形とは思えない。
この楕円状の地面は囚人が外に出て歩いた痕跡。ぐるぐると同じところを回るしか運動の術はなかったということ。
これは全体模型。これを見て連想したのですが、奈良では少年刑務所(鑑別所?)を改造してホテルにしようという試みがあるそうです。
刑務所の上部にラジオ博物館はありました。これが全然・・・・
刑務所が閉鎖された後、その音響効果のよさに目を付けた人たちがここにラジオ局を開設し、ある期間に放送されたことがあったので、模型や古いラジオを展示する記念館をつくった、というだけのことで、私が期待した「ひよっこ」的要素は、まったく、全然、何一つ、欠片ほどもなかったのでした。
まあJFKがかつて来たことがあったそうですが、べつにどうってことはありゃあしません。
さて、気を取り直して散策再開です。
元来た道を雑談しながらぶらぶらと戻って、どこに行きましょ?
一際高い尖塔がそびえ立つ聖アン教会。わかりやすく時間はぴったり12時。
昼食を取るお店を探しつつ、手作り菓子のお店を発見し突撃。
妻は€1のレモンキャンディを購入。これは9月半ばまで家にありました(^^)
ゆったりとした坂を上り、さあ昼食はどうしましょう?
日本食のお店がありましたが、こういうところに入ってもがっかりするケースが大半なのでパス。
で、結局選んだお店は件の日本食店の並びにあったアイザックス(ISSACS)さん。「地球の歩き方」に掲載されていたお店です。「お皿にこだわらずいい材料を安く提供する」と書かれていたのですが、値段はともかく味はすこぶる付きのいいお店でした。店員さんの愛想もよく、親切で行き届いていたように思います。
昼間っから飲む気満々で、ハイネケンのPIをガッツリいかせていただきましたよ
上から、ペンネのLサイズ、カニ身のサラダ、魚のすり身のコロッケ(たっぷりのタルタルソース付き)、鶏胸肉のグリルはぶ厚く、付け合せのポテト・人参にパン。これを5人でシェアしたのですが、。もうお腹いっぱい
十分満足の昼食でした。
川沿いを歩いていると、対岸に2台並んだエアコーチ(aircoach)が見えました。右が今しがたダブリンから着いたばかりのバス、そして左がダブリンに向けてもうすぐ出発するバス・・・・明日はこれに乗ってダブリンに戻ります。今度こそは皆で一緒に乗車できるでしょう。
あとは街の風景をお楽しみください。のどかなヨーロッパの街並み・・・・癒されます。それに・・・・涼しくって、本当に気持ちいい 日本の暑さを思うと天国のようです。
【アイルランドのあれこれ】
アイルランドでは石畳の道をよく見掛けます。石と石の間には黒い充填剤(?)が埋めてあります。そしてその黒い部分に何か小さい丸いものが埋め込んであり、それはよく見るとビン等の王冠であったり、またペットボトルの蓋だったりします。一体誰がなぜ? ただのイタズラだろうとは思いますが(笑) 画像はダブリンのテンプルバー近くの道。左の街灯に女子ラグビーW杯の幟が飾ってあるのが嬉しい
アイルランドの旅(13) コークへの小旅行~散策-1 [アイルランド]
※基本的に月日をぼかしている私のブログですが、このコークの件(くだり)に関しては月日を明確にしています。これは、ぼかしたところでW杯ラグビーの試合日程からコークに行った日が容易に類推されるからです。まあたまにはいいとしましょ(笑)
8月14日(月)午後。
コークに到着後、昼食のピザとペンネを楽しんだ後、さっそくコークの街に繰り出します。
ヨーロッパの街並みに少し違和感のあるマクドナルド。でも、その色使いから街並みに配慮している様子はうかがえます。
コークの観光ポイントのひとつ、イングリッシュ・マーケット(ENGLISH MARKET -CORK-)。
ここが何ともおもしろかった 早い話が公共の市場なんですが、売っているものが欧米的。
この豊富、かつ多彩なお肉の塊り。なかなか日本ではこういう売り方はしてませんね。しかも安い この手前の牛肉の赤身のブロックなんて、左から€17.60、€11.30、€13.00。どれもたったの2,000円前後。思わず買って帰りたくなりましたが、これは無理というもの
他に豚肉も激安でした。さすがに酪農王国の面目躍如といったところです。他のものの物価はおおむね日本の2~3割増しといったところだったのですが。
こういう大きな市場にはこんなお店もありました。巻き寿司の専門です。北斎の富嶽三十六景が何とも・・・・まあこれが一般的な日本のイメージなんでしょうね。
最初、何だこりゃ?と思いましたが、ティーポットのカバーでした。買おうかと思って値札を見てビックリ
そして妻が眼を輝かせた・・・・
最初、何だこりゃ?と思いましたが、ティーポットのカバーでした。買おうかと思って値札を見てビックリ
そして妻が眼を輝かせた・・・・
私がなるほどと頷いたのがこれらチーズの豊富さ。ヨーロッパですわ、さすがに。チーズの本場そのものであり、我が国ではなかなかお目にかかれない逸品の数々なのでしょう、きっと。
八百屋さんもありましたよ。白菜があるのには、正直驚きました。また、トマトが1個€2.99かよ、バカ高いなと思っていたら、下に小さく「KILO」の表示があり、どうやらこれは1kgあたり€2.99のようでした。それなら納得。
(それにしても“BEEF TOMATOES”ってどういう意味? なにゆえ“BEEF”?)
肉、野菜とくれば次は魚。アイルランドは大西洋に面した島国であり、ここコークも港に近い街、ない訳がない。
で、ど~んと店頭を飾っていたのは深海魚、アンコウでした。
正直、アンコウを食べるのは日本人だけかと漠然と考えていたのですが、さにあらず、アイルランドの人々も口にしていたんだ。なんだかすごく親近感を持ちました(^^)
そして、ここコークのイングリッシュマーケットで、神戸から留学に来ているという高校生の一団と遭遇、関西弁でちょっとお話をしました。日本から遠く離れたヨーロッパの片隅で聴く、自分たち仲間以外の人の関西弁。いや~、何とも懐かしかった。意外過ぎる関西弁との邂逅に、彼ら彼女らも「めっちゃ安心します(^o^)」と喜んでくれましたよ それはこちらも一緒、お互いさまです。
さて、散策を再開します。
不思議なことに、散髪屋(床屋)さんがやたらと多かった(画像右手前の店)。しかも概ね€7~9くらいで安い。1,000円ちょっとです。これはおそらく、アイルランドには月に2~3回くらいは髪を切る習慣があるからじゃないでしょうか。でないとこの価格は納得できません。
和食のお店をまた発見。昼間はお弁当、夜はお寿司と麺類(Noodles)を売っているようです。
Wabisabiとはまた・・・。
スーパーで見つけたおもしろいもの。
これは蜂蜜ですが、巣の一部が入った豪快な一品
そしてヤクルト発見~
7本入りで€3.65でした。ざっと500円 1本70円はさてどうでしょう
【アイルランドのあれこれ】
天気はあいにくの小雨。でも、こちらの方々はあまり傘は差しません。少々の雨ならフード被る等などでしのぎます。降る雨粒は小さく微細で、そして長続きしない。時折強く降っても、どこかで雨宿りをしていれば比較的すぐに小降りになるか、止みます。すぐ止むし、そんなに濡れないのならわざわざ差さんでもいいか、そんな感じです。
アイルランドの旅(12) コークへの小旅行~移動とホテル [アイルランド]
今日は朝7時から倒壊したダテ足の修復を、小雨の中おこなってきました。無事完了し、先ほど帰宅。台風21号が接近、明後日には近畿地方に最接近するようですが、掛けた稲束は・・・・・大丈夫でしょう。そう信じます。
さてアイルランドのお話。どうも(19)まで続きそうです。そろそろ飽きてきていますね(^^;
8月13日のアイルランド戦を終えると、次の17日のオーストラリア戦まで中3日のインターバルが入ります。同行のAさんご家族とも相談の結果、
「そのままダブリンに残ってもいいけど、せっかくアイルランドまで行くんだから一つの都市だけにいるのはもったいない、この3日間を使って別の都市に小旅行に行こう」
ということになりました。大旅行の中の小旅行、幸いダブリンでの滞在先であるO'Callaghan MONT CLARE HOTELで大きな荷物(=スーツケース)は預かってくれるとH.I.Sで確認も取れました。
さてアイルランドのお話。どうも(19)まで続きそうです。そろそろ飽きてきていますね(^^;
8月13日のアイルランド戦を終えると、次の17日のオーストラリア戦まで中3日のインターバルが入ります。同行のAさんご家族とも相談の結果、
「そのままダブリンに残ってもいいけど、せっかくアイルランドまで行くんだから一つの都市だけにいるのはもったいない、この3日間を使って別の都市に小旅行に行こう」
ということになりました。大旅行の中の小旅行、幸いダブリンでの滞在先であるO'Callaghan MONT CLARE HOTELで大きな荷物(=スーツケース)は預かってくれるとH.I.Sで確認も取れました。
となると、どこへ行くかです。「地球の歩き方」を読み込み、その結果選んだ小旅行先は、ダブリンからバスで3時間ほどの南部の中心都市、コーク(Cork)。先にアイルランドの面積は北海道と同じくらいと紹介しましたが、その比較でいうと、ダブリンを札幌とするならコークは函館のような、そんなイメージ。2005年には欧州文化都市(European Capital of Culture)に選出され、街並みの化粧直しが行われたとのことです。
ちなみにコークは海に近い川沿いの都市ですが、そこから数km下ったところにある小さな港町をコーヴ(※Cobh)といい、かのタイタニック号の最後の寄港地として知る人ぞ知る街です。つまりジャックはここからタイタニック号に乗ったということになりますね。
ちなみにコークは海に近い川沿いの都市ですが、そこから数km下ったところにある小さな港町をコーヴ(※Cobh)といい、かのタイタニック号の最後の寄港地として知る人ぞ知る街です。つまりジャックはここからタイタニック号に乗ったということになりますね。
※Cobhはアイルランド語で、英語ではCoveといいます。日本語で「入江」という意味。1849年、ビクトリア女王が初めてアイルランドを訪れた際に着いたのが実はこのコーヴでした。それ以来クイーンズタウン(Queenstown)という名前に改名されましたが、1920年にイギリスから独立した際、元のコーヴに戻したという歴史があります。タイタニック号が遭難したのは1912年ですから、当時はクイーンズタウンという地名だったことになりますね。
さて、薀蓄はここまでにしておいて、8/14(月)の朝、ダブリンを発ってコークへバス(空港から乗ったaircoach)で向かいます。というと簡単に行けたようですが、実は相当苦労しました
まず「地球の歩き方」に書かれていたバス停の場所が違っている。それがわかったのは、変更前のバス停近くにあった売店でチケットを買った際。それすら、たまたま見掛けた売店に「エアコーチのチケットの販売店ですよ」という看板がかかっているのを発見したから買えたようなもので、これに気付かなかったらエライ目に遭う所でした(後述します)。で、その販売店で往復チケットを買った際、店員さんが
「乗り場はここと違う。そこの交差点を左に曲がった所」
と教えてくれて、初めてバス停の位置が変わっていたことを知ったのでした。
ところが苦難はここでは終わらない。そのバス停も、それを示す看板が見つからず、ようやく人に尋ねて教えてもらいわかった次第。看板が小さくて、あれは見つからんわ、ホント
苦闘はまだ続きます。予定時間から数分遅れて到着したバスはすでにほぼ満席状態。これはダブリン空港が出発地だから。不安になりつつもやっと乗れるか、と思ったんだけど、まだ乗れない。なぜならオンライン予約の人が優先だったのです。これはヤバイんとちゃうか・・・・じりじりしながら待つこと数分、ようやく前売り券を持っている人の案内が始まりました。私たちはこれに該当、つまりちょっと前に売店でチケットを買っておかなければ、これにすら乗れず、「積み残し」という憂き目に遭っていたということになります。あの売店で看板を見掛けたのは本当にラッキーでした
ところが、まだ神様は許してくれない。
私たち夫婦は何とか乗り込んで離れ離れながらも席を確保できたのですが、この時点で残りの席数が2。されど同行のAさんご家族は3人・・・・・結果、Aさんご家族は次の便(1時間後)で来ることになり、降りたところで待ち合わせ、ということになったのでした
私たち夫婦は何とか乗り込んで離れ離れながらも席を確保できたのですが、この時点で残りの席数が2。されど同行のAさんご家族は3人・・・・・結果、Aさんご家族は次の便(1時間後)で来ることになり、降りたところで待ち合わせ、ということになったのでした
折りからの大雨の中、バスはノンストップで高速道路をひた走り、ぴったり3時間後に雨のコークに無事到着。(バスにはトイレが設置されていたのでノンストップでも大丈夫)
ここは街を流れる川沿いにあったコークのバス停(Bus Stop)。ダブリンでバス停場所変更の情報を知らなかった私は、運転手さんにすぐ聞きました、ダブリン行きのバス停(Pick Up Stop)はここでいいか?と。→もちろん英語だよ(笑)
運転手さんは懇切丁寧に、ゆっくりとした喋り方で
「ここでOK。時間は毎時0分発で夜中でも運行しているよ」
と教えてくれました。なんとか理解できた自分に小さく拍手(^o^)
ここは街を流れる川沿いにあったコークのバス停(Bus Stop)。ダブリンでバス停場所変更の情報を知らなかった私は、運転手さんにすぐ聞きました、ダブリン行きのバス停(Pick Up Stop)はここでいいか?と。→もちろん英語だよ(笑)
運転手さんは懇切丁寧に、ゆっくりとした喋り方で
「ここでOK。時間は毎時0分発で夜中でも運行しているよ」
と教えてくれました。なんとか理解できた自分に小さく拍手(^o^)
さて、雨の中1時間もここでAさんご家族を待っているのも忍びない。というわけで、先にホテルに行ってチェックインをすることにしました。地図を見ると、ホテルまで幸い15分程度の歩きで済みそうな感じ。
※実はコークに来るまで、バスがどこに着くか、またどこから出るか分からなかったのです。地図を見ると街のほぼ中心に「バスセンター」があったからおそらくそこだろうという予想はありましたが。でも実際は違っていましたし・・・・まあ行ったら行ったで何とかなるだろうという、能天気な側面は多分にありました(笑)
それでですね、コークで泊まったホテルは・・・・
THE IMPERIAL HOTEL CORK!
IMPERIAL HOTEL、帝国ホテルです、おかーさん
何とまあ~贅沢なことなんでしょ
と言いたいところなのですが、実は案外お安く泊まれたんですよね。Booking.Comで予約をしたのですが、素泊まりで1泊/人:1万円はしませんでした。2泊2人で支払ったお金は€295でしたから。これであの贅沢感はなかなか・・・・
と言いたいところなのですが、実は案外お安く泊まれたんですよね。Booking.Comで予約をしたのですが、素泊まりで1泊/人:1万円はしませんでした。2泊2人で支払ったお金は€295でしたから。これであの贅沢感はなかなか・・・・
15時にはなっていなかったのですが、無事チェックインの手続きを行い、部屋に入れてもらうことができました。これはラッキーでしたね 妻がゆっくり休憩できましたから。
部屋に入ったらこんな感じ。
あと、これは感覚的なものかもしれませんが、天井が高いのです 日本のホテルなどと比べると、1m近くは高い感じがしました。ダブリンのホテルと比べても数十cmは高かったと思われます。
振り返ると・・・・(荷物を置いたままだけど。あ、これで持ってきた荷物のすべてです)
左側にバス&トイレ&洗面台。アメニティは可愛い?
半分ガラス扉が付いたバス。熱めの湯を溜めて寝転んだら気持ちよかった~ そのまま寝てしまいそうになりました(笑) あかんあかん・・・(^^;
室内は別置きのクローゼットにテーブル、テレビ、コーヒーメーカー。
奥の窓際の丸テーブルには水が1本と炭酸水が2本。瓶じゃなかったら持って帰るんだけど・・・・炭酸水なんてもともと飲む習慣がないもんだから、結局手を付けずじまい。
一見ダブルに見える奥の大きい方のベッドですが、これはシングルをふたつ並べたもので、分ければトリプルのお部屋として使うことができます。このベッド、固くもなく柔らかくもなく、実に心地好い反発性のベッドで寝心地もよかったです
このしっかりとした造りのベッドは寝面が高かった。私のリュックの高さとの比高からもお分かりいただけるかと思います。
その妻を部屋に残し、Aさんご家族を迎えるべく、雨の中をまたバス停に取って返しました。
1時間遅れで彼らと無事合流したのが14時頃。そこからホテルに行き、しかし彼らの部屋はまだ準備ができておらず、結局荷物は私たちの部屋に残して遅い昼ご飯を食べに行くことにしました。
行ったお店は、「地球の歩き方」にも載っていたピザ屋さんアンクル・ピート(UNCLE PETE'S)。ピートおじさんっていう意味ですね。
懐かしい映画のポスターがありますな~、お、あれはラクエル・ウェルチの『恐竜100万年』 『風と共に去りぬ』やアル・パチーノの『セルピコ』もあるぞ きっとピートおじさんは映画が大好きだったんでしょうね
懐かしい映画のポスターがありますな~、お、あれはラクエル・ウェルチの『恐竜100万年』 『風と共に去りぬ』やアル・パチーノの『セルピコ』もあるぞ きっとピートおじさんは映画が大好きだったんでしょうね
冷えたビールを美味しくいただき・・・(上:アイルランド製赤ビール 下:ドイツ製ピルスナー?)
空きっ腹もあってか、このピザとパスタが実に美味かった これはチーズの美味しさなんだろうな、と思います。もう、ホントにチーズの種類が豊富だし、当然味もいいですからね
上から、スパゲティ・ボロネーゼ&アメリカンピザ&シェフにお任せピザ。
さて、散策の様子は次回に書くとして、最後にこの日の夕食を。
UNCLE PETE'Sでの昼食が15時を過ぎていたこともあって、なかなかお腹が減らない。
さすがに20時も過ぎてそろそろ食べておこうかと話し合って入ったお店がこのウッドフォード・ボーン(WOODFORD. BOURNE)。で、FOOD MENUを頼んだところ、何と食事は20時で終了したとのこと。これはアカン、とりあえずビールだけを飲んで店を後にしました。
で、結局食べた夕食はバーガーキング(笑) これまたパティが肉厚で食べ応え十分でした。・・・・それにしてもせっかく遠くアイルランドまで来て晩飯がハンバーガーかよ(^o^) ま、これも個人海外旅行の醍醐味と前向きに捉えましょう。
次回はコークの散策の様子などを。
〔緊急事態発生〕 ~田んぼのダテ足崩壊~ [野菜たち]
前代未聞の事故が起こりました。
私でもう30年くらいは米作りをやっていますが、こんなことは初めてです。台風が来ても倒れたことがなかったのに、何でこんな無惨な姿に・・・・
これはウチの田んぼではなく、一緒にやっている親戚の田んぼなのですが、刈った稲を掛けているダテ足が崩壊し、垂れ下がった稲が地面に着いている状態。このまま放っておくと米から芽が出て、とてもじゃないですが食べられなくなってしまいます。
この状態から判断するに、稲を掛けているために横にしている太い木材(「カク」と呼んでいます)が途中で折れたと考えられます。それで一気にそこに力がかかり、こうやって折れた方に倒れ掛かってしまったと。
折れた原因は、カク自体がもともと弱っていたのに加え、水を吸った稲が重く、かつ稲刈り後も降り続いた雨でさらに重みを増し、その重量に耐えきれずにボキッと逝ったというのがまず間違いのないところでしょう。
対処方法は・・・・ありません。
また一からやり直すしか手はありません。この量をとても一人でできるはずもなく、作業はみんなの揃う日曜日(10/22)になります。間の悪いことに、折から台風21号が接近中。またもやカッパを着て、汗と雨と泥にまみれる日曜日を過ごすことになるのでしょう。
あ~、気が重い・・・・
それにしても、稲刈り後にこんなに雨が続くなんて、少なくとも私の記憶にはありません。刈る前から、太陽を見た時間って今年は本当に少ない。おかげで枝豆の生長も遅く、実が入らない(←豆が大きくならないことをこう言います)。間違いなく異常です。
私でもう30年くらいは米作りをやっていますが、こんなことは初めてです。台風が来ても倒れたことがなかったのに、何でこんな無惨な姿に・・・・
これはウチの田んぼではなく、一緒にやっている親戚の田んぼなのですが、刈った稲を掛けているダテ足が崩壊し、垂れ下がった稲が地面に着いている状態。このまま放っておくと米から芽が出て、とてもじゃないですが食べられなくなってしまいます。
この状態から判断するに、稲を掛けているために横にしている太い木材(「カク」と呼んでいます)が途中で折れたと考えられます。それで一気にそこに力がかかり、こうやって折れた方に倒れ掛かってしまったと。
折れた原因は、カク自体がもともと弱っていたのに加え、水を吸った稲が重く、かつ稲刈り後も降り続いた雨でさらに重みを増し、その重量に耐えきれずにボキッと逝ったというのがまず間違いのないところでしょう。
対処方法は・・・・ありません。
また一からやり直すしか手はありません。この量をとても一人でできるはずもなく、作業はみんなの揃う日曜日(10/22)になります。間の悪いことに、折から台風21号が接近中。またもやカッパを着て、汗と雨と泥にまみれる日曜日を過ごすことになるのでしょう。
あ~、気が重い・・・・
それにしても、稲刈り後にこんなに雨が続くなんて、少なくとも私の記憶にはありません。刈る前から、太陽を見た時間って今年は本当に少ない。おかげで枝豆の生長も遅く、実が入らない(←豆が大きくならないことをこう言います)。間違いなく異常です。
アイルランドの旅(番外編) 私が見た愛蘭のクルマ事情 [アイルランド]
昨日、本日と2日間、雨の中稲刈りを終えました。昨日土曜日は小雨がぱらつきながらも何とか天気は持って作業を終えたのですが、夜半の雨で刈り倒した稲は水がかかっている状態。いつものように稲をダテ掛けする際はその水滴が滴り落ちる。当然カッパを着て作業しましたが、汗と雨で下着はビショビショ 近年稀に見る悪コンディションの中の稲刈りとなりました まあ一応無事終了しましたが、足ははや筋肉痛で明日の仕事がつらいです。
さて、アイルランドのお話の続きです。
当初このお話は【アイルランドのあれこれ】で書こうと思っていたのですが、調子に乗って書き進めていたら結構な文字数になってしまったので、番外編として独立させることにした次第です。
ただ、クルマに興味のない人には「それがどうした?」的な全~然おもしろくない話ではあります。
ちなみにタイトルにある「愛蘭」とは、「あいるらんど」を変換したら出てきた漢字。
・・・・・・・・・
さて、アイルランドのお話の続きです。
当初このお話は【アイルランドのあれこれ】で書こうと思っていたのですが、調子に乗って書き進めていたら結構な文字数になってしまったので、番外編として独立させることにした次第です。
ただ、クルマに興味のない人には「それがどうした?」的な全~然おもしろくない話ではあります。
ちなみにタイトルにある「愛蘭」とは、「あいるらんど」を変換したら出てきた漢字。
・・・・・・・・・
では番外編です。
私は結構クルマ好きですので、今回、アイルランドではどんなクルマが街を走っているのか、とても興味がありました。同国には自動車メーカーがなく、どうしても輸入に頼らざるを得ないのですが、それならどの国のメーカーが多いのか。またどんな車種が好まれ国民に選ばれているのか。
私は結構クルマ好きですので、今回、アイルランドではどんなクルマが街を走っているのか、とても興味がありました。同国には自動車メーカーがなく、どうしても輸入に頼らざるを得ないのですが、それならどの国のメーカーが多いのか。またどんな車種が好まれ国民に選ばれているのか。
まずその答えですが、自分の眼で見た感覚でいえば、ひいき目も多少入っているとは思いますが、日本車が一番多く乗られているように感じました。割合でいえば30~35%くらいかな? メーカー別では、やはりトヨタ、日産、ホンダ、そしてマツダといったところですね。スズキ、SUBARUは走ってはいるもののごく少数派。
車種でいえば、これは間違いなく日産・キャシュカイというクルマが最も多かったと思います。今の日本では、サイズは多少違うものの「エクストレイル」として売られています。かつては「デュアリス」で売られていましたが、そのデュアリスの消滅とともにエクストレイルに置き変わったようです。
(※クルマの画像は、すべてネット上から探してきたものです)
車種でいえば、これは間違いなく日産・キャシュカイというクルマが最も多かったと思います。今の日本では、サイズは多少違うものの「エクストレイル」として売られています。かつては「デュアリス」で売られていましたが、そのデュアリスの消滅とともにエクストレイルに置き変わったようです。
(※クルマの画像は、すべてネット上から探してきたものです)
とはいえ、日本のエクストレイルが2リットルガソリン1本なのに対し、キャシュカイはガソリン:1.2リットル、1.6リットルおよびディーゼル:1.5リットル、1.6リットルと細かく分類されており、日本と燃料代の高い欧州向けとでは差別化が図られているようです。これだけ選択肢が広ければ、自分に合う1台も見つけやすいことでしょう。
アイルランドではちょうどモデルチェンジ直後らしく、街には「New Model」と書かれた大きな看板も目立っていました。この車、イギリスの工場で作られています。自国に近い所で作られている安心感もあるのだと思われます。
アイルランドではちょうどモデルチェンジ直後らしく、街には「New Model」と書かれた大きな看板も目立っていました。この車、イギリスの工場で作られています。自国に近い所で作られている安心感もあるのだと思われます。
一方トヨタで目立ったクルマは
1.アベンシス
2.ヤリス(日本名:ヴィッツ)
3.カローラ
4.プリウス
1.アベンシス
2.ヤリス(日本名:ヴィッツ)
3.カローラ
4.プリウス
アベンシスは流石にトヨタがヨーロッパ向けに造っただけあって、よく走っていましたね。街にも溶け込んでいました。残念ながら日本ではあまり見かけませんが、少なくとも横浜で1台間違いなく走っているのは確認されています
あとカローラが、日本では大衆車という位置付けながら、こちら欧州では一転してすごくスタイリッシュな感じに見えました。特にライト回りがそうで、LEDが多用されていて高級感もありなかなかカッコよかったです。日本とは車格が全然違うと思われます。これもトヨタの売り方、マーケティングの巧みさなのでしょうか。
ホンダは、さすがに英国生産車のシビックが多い。日本ではほとんど絶滅状態なのに、こちらでは根強い人気があるようです。少数派ではCR-V、アコードか。
マツダは、Mazda 6(→アテンザ)とMazda 3(→アクセラ)、それにMazda 2(→デミオ)。特にMazda 6の流麗なデザインはヨーロッパの街並みに実によく似合い、石畳の道にも映えていて素直にカッコいいと思えました。個人的にはあのフロントグリルがどうしても好きにはなれないのですが・・・・それさえなければ、マイカーとしての選択肢に入るほど私は好きです。画像はMazda 6。
欧州車では、BMW、ベンツ、それとアウディ、フォルクスワーゲンという有名どころ。特にBMWとベンツは、比較的廉価なグレードが多かったと思います。
アメリカ車はほとんどフォードのセダンのみ。
韓国車は現代とキアですが少数派。特に現代のクルマはボディラインがMazda 6(アテンザ)にそっくり どっちが先かは知りませんが、それにしても・・・・
アイルランドでのガソリンの販売価格は、€1.24~1.26/リットルくらいでした。私たち日本人はちょうど今のガソリン価格と同じくらいなのでそのまま円と同じようについ感じてしまいますが、当然ながら単位はユーロ。つまり、円に換算するとこの3割増しくらいなのですね。ざっと160~165円/リットル。高いです。この国の国民の収入がどれくらいか知りませんが、そりゃあ燃費のいいクルマが欲しくなると思います。
なるほど日本車が多いと感じられるのは、このあたりに理由があるのではないかな~と考えた次第です。
アイルランドの旅(11) 激闘アイルランド戦 [アイルランド]
私のブログではラグビー関連の記事はまったく人気がないのですが(^^;、そんなことは関係なく、これだけは絶対に書いておかなければなりません。なぜならこの日のために遠くアイルランドまで来たのですから。
その日本代表の試合の日がやってきました。今日は開催国アイルランドとの一戦です。完全アウェイです。気合も入ろうというもんです。いろんな呼び方をしますが、日本=日本代表=ジャパン=JAPAN=サクラフィフティーン、すべて同じ意味ですので。念のため。
午後、試合会場であるUCD(UNIVERSITY COLLEGE DUBLIN)に向かいます。乗車したバスは当然ながら2F建てですが、子供のように最前列を確保しました(笑)
さすがに眺めがい しかし背の高いバスの天井は街路樹と接触のし通しで、始終ガシャガシャ鳴っています。いいのか、こんなんで?と不安に感じつつも約30分の乗車でUCDに到着。
2階最前列からの眺め。住宅には複数の煙突があります。
UCDはその名の通り大学です。大学のグラウンドでラグビーのワールドカップ? はじめはすごく違和感がありましたが、女子だから仕方ないのでしょう。まだまだ集客力はとても男子には及ばない。スタジアムを使っても、それを埋めるほどの集客はとても見込めないと判断されたのだと思われます。
そういえば日本の女子サッカーも、W杯で優勝しなければあんなに脚光を浴びることはなかったでしょう。
いかにも大学といった建物を眺めながら、グラウンドに向かいます。
インフォメーションを囲んだ広場は騒然としつつ、世界の国が集まる国際試合の雰囲気を楽しんでいる感じ。ただやはり緑の服を着た人が多いです。緑はアイルランドの国の色。
ちょうど現地の日本人会の子供たちが太鼓の演奏を披露していました。おおっ、履いているのは地下足袋じゃないか
そこからまたしばらく歩いて、いよいよ試合会場。この画像の右側がそうです。照明設備もあります。
キターッ!!
青い芝生を見ると、もうそれだけでテンションMAX、興奮する私
外国人ばっか・・・・(^^;
私たちが座ったのはこの柵の向こうの仮設スタンド。
この日の試合とオーストラリア戦は、GWだったかな、一応日本でチケットを予約していました。女子W杯のHPからチケットマスター(ticketmaster)という海外のサイトにアクセスして・・・・もう必死でしたよ。当然日本語表記なんてないし必死で英語を解読しながら何とか予約でき、無事チケットも日本に送られてきていました。
ちなみにこのチケット、日本のようにもぎるのではなく、ゲート通過の証明として、このように裏にシールを貼られます。
「IRFU」はアイルランド・ラグビー・フットボール協会の意味。IRELAND RUGBY FOOTBALL UNION?と考えて調べてみたら、IRISH RUGBY FOOTBALL UNIONでした。惜しい)
予約できたのは北側ゴールポストの裏側(North Terrace STANDING)。開催国との試合だし若干タイミングが遅れたこともありましたので、こればかりは仕方ない。逆によく取れた方だと半ば諦めていたのですが・・・・。
しかし神は見捨てない。結局座ったのはこのシート。まあこれもちゃんとした事情があってのことですから・・・・決してズルをしたわけではありませんので。
唐突ですが皆さん、ちょっと手のひらを広げてみてください。そしてその小指の先っぽを見てみてください。私たちJAPANの応援団は、この試合会場においてはそれくらいの人数・勢力でしかありませんでした。残りの圧倒的大部分は自国アイルランドの応援団でした。芝生の緑と相まってもう緑一色。役満かっての
その、数は少なくとも心強い赤と白の応援団の面々です。本当は顔をぼかしたくはなかったのですが、これは一応お約束ですので。
そうそう、先日クライストチャーチ大聖堂でお会いした着物の女性(アイルランドの旅(7)で紹介)。無事再会できましたよ やはり今日も着物をお召しでした。上の画像に写っておられます。家紋の位置に日の丸を入れられてね。カッコいいな、とても
ちなみに妻と私。持っている日の丸、これは実はバスタオルなんです。今治製。
選手入場。
選手入場後の国歌斉唱は素晴らしかった。日本から遠く離れた冷涼な国で聴き、歌う『君が代』は本当に感動的でした。こればかりは、その場にいなければ絶対にわからない、とても特殊な感情。起立し、着ている日本代表ジャージの左袖の日の丸を右手で握りしめ、周りの日本人とともに大声で『君が代』を歌いました。
・・・・国歌を歌って涙を流したのは、これが初めてだったと思います。この気持ちを味わうことができただけでも、アイルランドまで来た甲斐があったと思います。
そしてアイルランドの人々は、『君が代』が流れている間、同じように起立してくれていました。アイルランドの国歌が流れている間、私たちも起立していました。お互いの国歌を尊重するという、きわめて当たり前のことがそこでは行われていました。
しかし、残念なことに世界には『君が代』にブーイングを浴びせる輩(ヤカラ)がいます。自分たちが世界に恥を曝していることになぜ気が付かないのでしょうか。ヨーロッパの小さな国に来て、当たり前のことをして、なんだか彼らの下品さが哀しくなりました。
ちなみにアイルランドの国歌って初めて聴いたけど、なかなかいい曲でしたよ 私は好きになりました。
『兵士の歌』。アイルランド語名:Amhrán na bhFiann(アラウーン・ナヴィーアン)、英語名:Soldier's
・・・・国歌を歌って涙を流したのは、これが初めてだったと思います。この気持ちを味わうことができただけでも、アイルランドまで来た甲斐があったと思います。
そしてアイルランドの人々は、『君が代』が流れている間、同じように起立してくれていました。アイルランドの国歌が流れている間、私たちも起立していました。お互いの国歌を尊重するという、きわめて当たり前のことがそこでは行われていました。
しかし、残念なことに世界には『君が代』にブーイングを浴びせる輩(ヤカラ)がいます。自分たちが世界に恥を曝していることになぜ気が付かないのでしょうか。ヨーロッパの小さな国に来て、当たり前のことをして、なんだか彼らの下品さが哀しくなりました。
ちなみにアイルランドの国歌って初めて聴いたけど、なかなかいい曲でしたよ 私は好きになりました。
『兵士の歌』。アイルランド語名:Amhrán na bhFiann(アラウーン・ナヴィーアン)、英語名:Soldier's
Song(ソルジャーズ・ソング)といいます→http://anthem.cool-navi.info/europe/ireland.html
試合開始。
相手のフォワードの選手のデカさがこの画像でお分かりいただけるでしょうか。フォワードの選手の背番号は1~8です。それに比べると日本人選手はどうしても小さく見える。
前半終了直前ですが、日本が14-0でアイルランをドリードするという願ってもない展開。しかもFWで圧倒するという嘘のような状況。アイルランド相手にスクラムで押しまくって認定トライを奪うなんて誰が予想する?
「行けるかもしれない」・・・・もうこの時点で私の涙腺は崩壊寸前
他の応援団の方からは「○○さん、まだ早いって」とたしなめられる始末(笑)
「行けるかもしれない」・・・・もうこの時点で私の涙腺は崩壊寸前
他の応援団の方からは「○○さん、まだ早いって」とたしなめられる始末(笑)
ただしかし審判の笛は明らかにアイルランドに有利で、例えば普通はイエローか、悪くすればレッドカードが出るくらいのハイタックル(首から上への危険なタックル)が、TVO(ビデオ判定)をしてもただのファウルとしか取られない、または日本がゴール前まで攻め込んでもうちょっとでトライ、というところでノット・リリース・ザ・ボール(タックルされてもボールを離さない)という反則を連続して取られるなど、こちらには不利な判定ばかりが出ていたように思われました。まあこれがアウェイの洗礼と言われてしまえばそれまでなんですが・・・・
ハーフタイム。興奮も冷めやらぬ中、トイレに行ったら当然赤と白の縞模様のジャージを着た日本人と会う。
「こんにちは」とあいさつをし、うんうんと頷きあって、もう抱擁せんばかりです。もんのすごい、強烈な仲間意識 そりゃあ普通の日本人ならなかなか行こうとしない、行く機会のない国ですからね。
後半開始。
あと6mの絶好の位置でのスローイン。
突っ込むフォワード ブレるカメラ
しかしこの直後、ノット・リリース・ザ・ボールの反則を取られ、チャンスは潰えたのでした
アイルランドは後半からフォワードを、よりごっつい選手に替えて(代えて)きていました。どうです、この16番。こんなのがボール抱えて突っ込んでくるんだぜ・・・・大の大人でも吹っ飛ばされるよ。
これが潮目を完全に変えてしまった。後半アイルランドはゴリゴリのFW勝負に持ち込み、体格に劣る日本を押し返します。徐々に圧倒されてゆくフォワード。日本は低く粘り強いタックルで応戦するものの体格の差は如何ともし難く、体力を削られ同点、やがて逆転されてしまいます。
14-24
これが最終スコアでした。
選手は本当によく頑張った。選手の集中力は素晴らしかった。当然だけど、試合中は私たち応援団を誰一人見向きもしない。もちろん我々もそんなことはこれっぽっちも求めない。試合が終わって応援団の前に整列、応援のお礼をした後、はじめて選手の顔に安堵の笑顔が浮かびます。親の顔を見つけて思わず手を振る選手の顔は実にすがすがしく、そして美しく思いました。
試合後のインタビューを受ける主将の齊藤選手。日本語がグラウンドに流れた瞬間でしたが、全然聞こえませんでした。残念。
この後は試合の余韻に浸る時間が続きました。選手のご家族(翌日帰国されるとのことで、「帰りたくなぁーい」と半泣き状態)との記念撮影。
試合後、ダブリン市街地へ戻り、日本居酒屋YAMAMORIさんでお食事。いかにも~な日本の看板が飾られていました。店内はとても暗く、写真はどれも撃沈。ちなみにこのお店、オーナーがアイルランド人で店長は日本人の方でした。
そうそう、ひとつ大事なことを書くのを忘れていました。
これは試合が終わった興奮、というか無念の思いがまだ冷めやらぬ時間のこと。帰路に付くアイルランド人の若い女性がいきなり私に
「Gift」
と言って、アイルランドの応援旗をくれました。
( 帰国後、自宅のクローゼットの前に吊るして撮影し、それを横にした画像。結構デカい)
「to me?」
と言いつつも呆気にとられる私。
「Gift」
と言って、アイルランドの応援旗をくれました。
( 帰国後、自宅のクローゼットの前に吊るして撮影し、それを横にした画像。結構デカい)
「to me?」
と言いつつも呆気にとられる私。
「Yes」
と彼女。断る理由もないので、
「Thank You~ 」
とありがたく頂戴しました。
なぜ彼女が、20人にも満たないとはいえ日本人応援団の中で私を選んでくれたのかは滞在中も現在も謎のままです。
ただ、ラグビーの場合は試合が終わることを「ゲームセット」ではなく、「ノーサイド(No Side)」といいます。「試合が終われば敵も味方もなし」。これはラグビーの精神そのものを表す言葉です。
今回のアイルランド戦もそういう雰囲気が濃厚にありましたし、アイルランド、日本の応援団も互いにニコニコしながら「ナイスゲーム」と互いの健闘を称えあっていました。そういうとてもいい雰囲気がそうさせたのかもしれない、と考えたりもしています。
2年後の2019年9月には日本で男子のW杯が行われます。もちろんアイルランドも来ます。しかも日本と同じプールですから、すでに対戦することは決定済み。ただし、会場のキャパシティの問題で日本代表の試合が関西地区(花園と神戸)で行われないことは決まっているようです。
となるとアイルランドの予選の試合が関西地区で行われることもあり得るわけで、そうなればその試合にはこの応援旗を持って是非駆けつけたいと考えています。旗の恩返し?
「YOU'LL NEVER BEAT THE IRISH」
直訳すれば
「あなたはアイルランド人を決して叩きません」
適当に意訳すると
「何ぴとたりともアイルランド人を打ち負かせない」
「アイルランド人は絶対に負けへんでぇ~」
というような感じでしょうか。かなり強引ですが(^^;
【オマケ】
これはアイルランド戦を伝えた産経新聞の記事です。8月15日付おそらく全国版。
読まれた方、いらっしゃるかな~?
と彼女。断る理由もないので、
「Thank You~ 」
とありがたく頂戴しました。
なぜ彼女が、20人にも満たないとはいえ日本人応援団の中で私を選んでくれたのかは滞在中も現在も謎のままです。
ただ、ラグビーの場合は試合が終わることを「ゲームセット」ではなく、「ノーサイド(No Side)」といいます。「試合が終われば敵も味方もなし」。これはラグビーの精神そのものを表す言葉です。
今回のアイルランド戦もそういう雰囲気が濃厚にありましたし、アイルランド、日本の応援団も互いにニコニコしながら「ナイスゲーム」と互いの健闘を称えあっていました。そういうとてもいい雰囲気がそうさせたのかもしれない、と考えたりもしています。
2年後の2019年9月には日本で男子のW杯が行われます。もちろんアイルランドも来ます。しかも日本と同じプールですから、すでに対戦することは決定済み。ただし、会場のキャパシティの問題で日本代表の試合が関西地区(花園と神戸)で行われないことは決まっているようです。
となるとアイルランドの予選の試合が関西地区で行われることもあり得るわけで、そうなればその試合にはこの応援旗を持って是非駆けつけたいと考えています。旗の恩返し?
「YOU'LL NEVER BEAT THE IRISH」
直訳すれば
「あなたはアイルランド人を決して叩きません」
適当に意訳すると
「何ぴとたりともアイルランド人を打ち負かせない」
「アイルランド人は絶対に負けへんでぇ~」
というような感じでしょうか。かなり強引ですが(^^;
【オマケ】
これはアイルランド戦を伝えた産経新聞の記事です。8月15日付おそらく全国版。
読まれた方、いらっしゃるかな~?
アイルランドの旅(10) 戦い前の静けさ~ダブリン散策-3 [アイルランド]
8月13日(日)。
今日はいよいよアイルランド戦です。自分が試合をするわけでもないのに、朝からめっちゃ気合が入っています。
とはいえ試合開始は17:15。移動時間(ホテルから1時間弱)を考慮してもたっぷりと時間はある。そこでまたもや妻と連れ立って市内の散策に出掛けました。
今日はいよいよアイルランド戦です。自分が試合をするわけでもないのに、朝からめっちゃ気合が入っています。
とはいえ試合開始は17:15。移動時間(ホテルから1時間弱)を考慮してもたっぷりと時間はある。そこでまたもや妻と連れ立って市内の散策に出掛けました。
市街地ばかりを歩いていたため、今日は近くの公園をお散歩です。ここはセント・スティーブンス・グリーン(St. Stephen's Green)といい、ギネスビール創始者の孫が出資して整備した、市民の憩いの場です。
ぶらぶらと歩いていると黄色いオープンバスから奇声が。バイキング(海賊の方ね)の帽子をかぶった人たちが楽しそうです。このバスは、この日に限らずしょっちゅう見掛けました。きっと人気の観光コースなのでしょう。
これは水陸両用車?
ここでバスの話題が出たので、いつもは記事のラストで書く【アイルランドのあれこれ】を。
アイルランドの乗り合いバスは基本的に2階建て。雨が多いため屋根付きであることは当然で十分理解できるのですが、実はオープンもあるのが不思議でおもしろい(^o^)
アイルランドの乗り合いバスは基本的に2階建て。雨が多いため屋根付きであることは当然で十分理解できるのですが、実はオープンもあるのが不思議でおもしろい(^o^)
フルオープンのバス。お、後ろのクルマ(TAXI)はマツダ6ですね。
これは後ろ半分だけオープン。ペイントされている8個ある国旗の中に日の丸があるのは素直に嬉しいですね
さて、歩いていて偶然豚骨ラーメンのお店を発見しました。まだオープン前でしたが、これはそそる オーナーは日本人なのでしょうか。でも海外は「なんちゃって日本料理店」が多いらしいからな~、やっぱり中国人か韓国人がオーナーなのかもしれません。メニューはとみると・・・・オリジナルと黒と赤ですか。どこのレストランもそうですが、やっぱり内容(食材)が詳しく書かれていますね。アレルギー対策なのかな?
ここはみんなで、後日食べることにして今日はパス。
では公園へGo!
ちなみに私たちはこの案内図の右上のコーナーから入園しています。どことなく空気が清澄な気がしますね。深呼吸が気持ちいい
散歩している人が多い平日の午前中。
ヨガをしている人たちも。(何か、宗教の行為かとはじめは思った)
一応お花。
結局歩いたルートは、上記の案内図の
1.右上の入り口から入り
2.一つ目の池を周り
3.中央上の橋を渡って
4.真中の庭園を時計と逆回りに半周歩き
5.ベンチで休憩して
6.右下のコーナーへ抜ける
というものでした。
さて再び「街」に戻ります。
とはいえ、やはり花。街灯にも飾ってあるのですね
ツタの絡まる建物。手前に柵がありますが、柵の向こう側は半地下になっていてそこに部屋がありました。B1なんだけどちゃんと窓がある、という感じ。この形式の建物はダブリンでよく見ました。
川沿いの道。これを渡ります。
オコンネル・ストリート(O'Connel Street)の交差点に立つオコンネル像。
お~、こんなところに幟が・・・・今日の夕方、待ってろよ~
これは、ダブリンの公共交通機関のひとつ、ルアス(LUAS)といいます。早い話が路面電車。残念ながら乗車する機会はありませんでした。それにしても低床な車両ですね。
開店前、というか準備すらまだまだな屋台街。そりゃあ夜が長い街だもの、午前中はお休み中ですわな
このTシャツを着ている人をよく見掛けました。手前がチリで、奥のO2はフランスらしいのですが。そういえば向うの方にも同じ服を着た人がいますね。赤と白の縞柄はラグビーの日本代表と同じなので、ちょっとまぎらわしい(^^;
すんごいアタマしてはる・・・・
この日の昼ごはんは、妻がほぼ初日から目を付けていたタイ・ヌードル。「タイ」というお国の味覚事情から考えておそろしくスパイシーなのだろうと予想をして、私はできれば避けたかったのですが・・・。
ベジタブルOPというメニューで、とにかく野菜たっぷりのタイ・ヌードルは想像通りのスパイシーさ、そして辛さでした。コーラを買っといてよかったこれで辛さはまだマシな方で、唐辛子マークの付いたヤツならどうなったことでしょう・・・・想像するだに恐ろしい
ただ、「おてもと」はよかったです。久しぶりに外で見る日本語でしたから。なんだかホッとしました
さあ、いよいよ試合だ。気合十分、頑張って応援するぞ~
アイルランドの旅(9) 北アイルランド1日ツアー 〔後編〕 [アイルランド]
さて、昼食後のバス移動を経て到着したのは本日のハイライト、世界遺産のジャイアンツ・コーズウェイ(Giant's Causeway)です。
さすが世界遺産、向うの駐車場にはバスが連なっている
またもや遊歩道を歩きます。片道約1km。よって、さきほどのキャリック・ア・リードと合わせて計4km。さすがにちょっと疲れてくる・・・・(苦笑)
よくあるこんな岩を眺めつつ
やはり雄大な風景。
どうやら着いたようです。たしかに、これは奇岩といっていいものでしょう。
柱状節理。
これは日本にもあります。例えば、兵庫県豊岡市の玄武洞。かつて私も行っています。→http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2011-07-16
ただし、これほどの規模ではありません。また岩の形状もずいぶん異なっています。
妻をぼかしたら心霊写真みたいになってしまった(笑)
それにしてもこれらの岩、やはり世界遺産なんですね~ とても自然の造形とは思えない無数の岩、岩、岩・・・・。
ではぼちぼちバスに戻りましょう。一応集合時間は決められています。
これは駐車場からの風景。「荒涼」・・・・とはちょっと違うな。
これはダンルース城(Dunluce Castle)という、地元の方々には通じる名所らしいです。外見は廃墟のようですが、内部は中世の頃のままに再現された部屋もあるとのこと。この立地条件は難攻不落という感じですね。
草を食む牛たち。「食べる」、のではなく、食む(はむ)という言葉の方が絶対に響きがよく、アイルランドの牛たちに似合っていると私は思います。
放し飼いって、牛たち自身はどう感じているのでしょうね。
最後の駐車地は、北アイルランドの首都・ベルファストです。
街並みにはこれまでも見てきたヨーロッパのものなのですが、人が少ない分、どこかうら寂しいところもあります。
ちなみに、ラグビー女子W杯の順位決定戦はここベルファストで行われます。ただ、その頃には私たちはアイルランドにはいません。残念ながらそこまで休みは取れない・・・・
仲間の提案で行ってみた聖ジョージズ・マーケットですが、残念ながら15時で閉店でした。私たちが訪れたのは16時過ぎですから、これはしゃーない しかし、15時で閉店って早過ぎないか(笑)
まあ、仕方なく街をぶらぶらしました。時間があればタイタニック号関連の施設を見学したかったのですが、こればかりは仕方ありません
ショッピングモールへ。ドラゴンの模型(何かで編まれたもの)がありました。ドラゴン=竜または龍。洋の東西で同じ怪物が存在する。おもしろいものですね。昔から何らかの交流があったという証明でしょう。
そしてラストはベルファストの市庁舎(City Hall)。音楽関係のイベントも行われていて、ここが一番賑やかでした
【アイルランドのあれこれ】
先日、緑色の郵便ポストを紹介しましたが、アイルランドの救急車は黄色です。しかも、レモンイエローに近い鮮烈な黄色。それに赤が効果的に加わってとてもカラフル。よく目立ちますね。
お、救急車の後ろにあるはトヨタのアベンシス?(のタクシー)。
クルマ事情については後日紹介します。やはり日本車は強かった(と思う)。
クルマ事情については後日紹介します。やはり日本車は強かった(と思う)。