岩本屋 福井本店 [ラーメン]
今シーズン滑り納めの2月末、旅の始まりは福井を代表すると言われるラーメン店、岩本屋 福井本店さんから始まりました。
ここは福井のラーメン店で検索したところヒットしたお店。
夜は24:00まで営業しているのも選んだ理由のひとつ。結果的に早めに訪問したのでそこまで遅くならずに済みましたが。(→今回のスキーはいつも以上にたっぷりと睡眠をとろうと考え、所用で有休を取ったこともあって早目に動きました)
雨が止んだ北陸自動車道をいつもより一つ手前の福井ICで降り、ナビに従ってクルマを走らせます。
場所は【ココ】(←クリックどうぞ)
いや~、ナビって便利ですね、今更ですけど。これがないと行こうという気にはならなかったでしょうね。
到着は20時半過ぎでした。駐車場はほぼ満杯。人気のほどが伺えます。大きな看板が目印。
あかん、照明が筋になってしもとる・・・・
券売機で食券を買うのですが、後ろに女性3人組が並んでいたので画像はなし。
これは席にあったメニューです。追加用ですね。
裏はこのとおり。好みに合わせて仕上げを調整してくれるようです。
これはありがたい試みですが、でもこれらを実現するオペレーションは相当面倒ですよ。
「何度でも味の調整をいたします」とありますが、実現性はきわめて疑問と言わざるを得ません。
さて、私が選んだのは豚骨塩らーめんでした。時間が遅かったし、この後はスキー場の駐車場で車中泊をするだけでしたので、大盛にはせず並盛。値段は730円。この価格設定は、大阪に置き換えるとかなり高価ですね。ちなみにあべ地下の古潭はしょうゆラーメンで580円です。
テーブル調味料はこのとおり。シンプルですね。使いませんでしたが、特に揚げにんにくはラーメンに合った調味料だと思います。
さて、豚骨塩らーめんが着丼。
まず思ったことは、麺が黄色いこと 一体どれくらいかん水を使っているんだ? 自家製麺? まさか・・・・
冗談ではなく、私は柚子の短冊切りが入っているのかと思ったほど。それほど黄色さが際立っています。
スープには背脂が浮いています。これが岩本屋さんの特長~ウリなんですね。HPにも堂々と書いてあります。
あと、トッピングはやや大きめのチャーシュー、春菊、胡麻、海苔。それと細かい緑はHPによると大葉とのこと。
では、まずはスープを一口。
ん、これは・・・・? 結論から書きましょう。
私は、この味は、『インスタントラーメンの金字塔』、サッポロ一番塩らーめんをゴージャスにしたような味だと思いました。同じ塩だから当然と言えば当然なのですが、味の基本がとても似通っていると思うのです。
そして麺。こりゃあ、明らかにかん水の使いすぎだ。歯応えは、こないだ食べたラ王か、マルちゃん正麺に似た感じもする。縮れているのはスープがよく絡むしいいとして、私には歯応えがどうもな~
完食。でも、背脂入りのスープまで飲み干すことはできませんね、さすがに(^^;
さ、このあとジャム勝までひとっ走り、早く着いてたっぷり眠るぞ~
洛二神@天満 [ラーメン]
かなり早めの今シーズンの滑り納めから帰って来ました。その時の様子は、写真を整理してからあらためて報告します。何せ枚数が多いため、整理が大変なのですが・・・・(苦笑)
さてこの日は、多治見のGAYOさんの息子さんが大阪No.1と言うつけ麺のお店、「群青」で一丁食べてみるか、ということで天満まで遠征。天満は以前の麺元素さんの際にも書きましたが、大阪駅から環状線外回りで一駅目の、小さな飲み屋さんが軒を連ねる大阪でも有数の飲み処です。そう、ふぐたろうさん、なゆさんと飲み歩いた街。
ここは飲み屋さんの街であると同時にラーメンの激戦区でもあります。単位面積当たりの軒数ではキタやミナミを凌ぐのではないか。
JR・天満駅から歩くこと約5分。地図を頼りに無事、群青さんにたどり着きました。
非常にわかりにくい場所にあり、なんと目印が行列、というお店。
で、辿り着いて通りから見てみると、お、ラッキー、行列がない
やや小走りで店の前へ・・・・・と・・・・・
いや、宜しくお願いされても・・・・
でもね、でも私はこれくらいではへこたれない。何せ天満はラーメン激戦区、最悪のことを考えて次の店をちゃんと用意してあったのだよ(^m^)
その店とは・・・・洛二神さん 「らくにじん」と読みます。
場所は【コチラ】(←クリックどうぞ)
信号を渡ってこの商店街に入ってすぐ左側。
間口の狭い入口。店内はL型カウンターのみで9席の、とても小さいお店です。
メニューはこのとおり。裏はお昼のセットメニュー。
私は初めてのお店ではその店のトップのメニューを頼むようにしているのですが、今日は何を血迷ったのか2番目の塩味中華そばを選択。昼のセットにし、ごはんをプラスしてもらいました。そのために麺は大盛りにせず。
・・・・でも、これが失敗でした
店内は魚系が全開でした。アクセサリーも含めてね 大体、神棚に魚の置物でっせ(笑)
ここまで徹底しているともはや清々しささえ感じます
テーブル調味料はコショウと七味。
さて、塩味中華そばが着丼です。見てすぐ後悔・・・・ す、少ない・・・・ これは大盛りにしておけばよかった。
さらにスープを一口、口に含んでもう一度後悔・・・・味にパンチがない
いや、あっさり系の塩だからこれでいいんだけど、ごはんに合わせるのがキツイ。
塩ラーメンとしては十分美味しいんです。磯の香りもしますしね。
ただ、このラーメンは絶望的にごはんに合わない。店は悪くない、私の選択が致命的に間違っていました。
ごはんを食べるのならラーメンを醤油味にすべきだったし、なによりいつもの自分に従ってごはんは食べずに大盛りにしておくべきでした。
チャーシューは1枚。普通な感じです。麺は細麺でこれはベストチョイスでしょう。スープの中には青さが入れられており、これが磯の香りを演出していたのだと思います。
あとは、ネギ、小さめのメンマ、キクラゲ、それに海苔。
美味しかったです、魚介系塩ラーメン。
ただ、私の選択が失敗だった・・・・それだけにもったいないです(TT)
さて食後、天満駅に行く道筋すがら天神橋筋商店街をちょっとだけ歩きました。ここは関西ローカルのテレビでよく紹介される商店街なのですが、相も変わらずスゴイ人出でした。
そこで見つけたのがこのお店。いやはや何とも、キティラーもびっくりでしょう。のんちゃん、こんなのはいかがですか?
よろしければ案内させていただきますが、さすがにここまでは・・・・でしょうか?(笑)
らーめん双葉(その2) [ラーメン]
めいほうスキー場の駐車場を16時少し前に発ってちょうど2時間。
郡上八幡ICから東海北陸自動車道に乗り、尾西ICで降りて一般道を走り、無事津島に着きました。
この後、かつて住んでいた弥冨ICから東名阪自動車道に乗り、名阪国道(R25バイパス)~西名阪自動車道を経て大阪を目指すのですが、ここ津島で夕食をとります。
まずヤマナカというスーパーで赤味噌を買い込み(※)、ラーメン店へ。
向かうそのお店は、2年前にも一度訪れたことのあるらーめん双葉さんです。
(前回記事はコチラ→http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2011-03-09)
このらーめん双葉さんは、私が好んで食べる名古屋の一大系列、好来系のお店なのです。
ただし、普通の好来系とは一線を画します。好来系ではほとんど味は醤油一本なのですが、ここ双葉さんは違う。
醤油のほかに塩や味噌、つけ麺、果ては好来系にはあり得なかった辛い系まで出すという、言ってみれば好来系の異端児。前回は醤油をいただきましたが、今回はさてどれをいただきましょうか?
私は3番目の入店(18:05)。その後続々とお客さんの入店が続き、私の頼んだラーメンが着丼する頃にはカウンター9席、テーブル2席が満席となっていました。
迷った末、結局前回決めておいた和風らーめんをチョイス。もちろん大盛にしました。
前2組が家族連れだったために調理に時間がかかり、約15分は待ったでしょうか。無事和風らーめんが着丼。
おおお~、美味そうだ~
でも・・・・さすが好来系の異端児、見慣れた系列らーめんとはずい分異なります。麺の太さとかメンマの形状とか、さらにはチャーシューも。
まずはスープ・・・・うん、美味しい いつもの好来系の滋味豊かな味わいが濃厚に残っています。それに鰹の出汁がうまくまじりあっている感じ。双葉さん、やっぱり美味しいよ
チャーシューは、見た感じよりトロトロでした。玉子はちょっと固いか。でもOK。(どっちやねん!?)
麺は、太麺揃いな好来系とは異なって、やや細目。普通に見れば中太くらい?
メンマは細めながらも歯応えがあり、実に美味しかったです(^o^)
やっぱり美味しい双葉さん。そいて好来系のらーめん。
この味を名古屋以外で食べられないのが惜しくて惜しくて・・・・
大阪にあったらきっと通うんだろうけど・・・・でも、こうやってたまに名古屋方面に出掛けた時にいただくのが、最も美味しく食べられる方策なのかもしれません。
また来年。めいほうスキー場の帰りに、赤味噌購入と一緒に来るとしようかな~
※・・・・赤味噌は弥冨在住時代に好きになったお味噌。大阪でも売ってはいるのですが、需要が少ないだけにとにかく高い。だから、こちらへ来たときには必ず買い込むことにしています。実は1月に満山荘さんに行った時も、多治見でつけ麺を食べた後、ICへ行く途中のバローズで750gのちょっと高価なやつを2個ほど購入。妻からはメーカー指定までされていました(笑)
天然塩らーめん かつらぎさん家 [ラーメン]
天王寺で映画『ストロベリーナイト』を観た後にポクポクと歩いて訪れたこのお店。
道だけで言えばあのらーめん極と同じ通り沿いにあるのですが、その2店舗間の距離は相当なもの。実際、私はその距離を歩いたわけですが、「まだ着かへんのか・・・・」と、少々不安になったくらいではありました(^^;
その場所は【ココ】(←クリックしてね)。最寄り駅は近鉄南大阪線の河堀口駅。珍しい地名で、「こぼれぐち」と読みます。リンクの地図を拡大していただければわかりますが、ま、一駅分は軽く歩いたことになりますね。
ようやくたどり着いたお店はマンションの1F。かつらぎさん家といいます。
大きな店ではありません。カウンターが8席くらいと4人掛けのテーブルが1卓。
一人だった私は当然カウンターに着席したわけですが・・・・目の前にはニンニククラッシャーが
塩らーめんにクラッシュされたニンニク? 結局、どう使うか訊きませんでしたが、あっさり味の塩にニンニクは合わんやろ・・・・まあ味噌らーめんに使うのが関の山でしょうか。
テーブル調味料はこんなもの。ライチ酢ってのは珍しいですね。・・・試すのは失念してしまいました
使用食材をここまで明確にされると、舌の能力が減退するような・・・・。
最近は食材を舌で探るようになってしまっていますのでね(笑)
遅くなりましたが、メニューはこれ。大盛りがないんですよね。もっと食べたい場合は替玉でいってくれ、とのこと。
注文したのはもちろん看板の天然塩らーめん。醤油や味噌もありましたが、初めていくお店では必ず店の看板メニュー、それが明確ではない場合は一番アタマに来ているメニューをいただくことにしています。
お~~~、美味そう~
まずはスープを一口。思った以上にあっさりしてます。この塩らーめんは完全にあっさり系ですね。定番の鶏ガラに加えて、海老の香りが鼻腔をくすぐります。この海老はスープに浮いている香味油に含まれてるな、と推察したら、上の食材一覧にそう書いてありました(^o^)
九条ネギとチャーシュー。チャーシューはちょっと脂っぽかったですね。名古屋好来系のチャーシューに似た感じ。
あと、単体のラーメンのトッピングとしては珍しいワンタンが1個。麺は塩らーめんに多い中細ストレートでした。ざっくりした噛み応えは低加水麺と見ました。
食べている途中で感じたこと。
「これは足らんな」
替玉は注文するタイミングがとても重要。遅ければ1玉目を食べ終えた後微妙な間が開きますし、早すぎれば替玉が冷めてしまう。
間断なく次の麺をいただくのは、これはこれでなかなか難しいものがあるのです(笑)
自分が食べるスピード、麺の茹で時間、作る側の忙しさ等々。
もっと他のことにアタマ使えよ、と言われそうです(爆)
それにしても・・・・この替玉の量は多かった。普通ラーメンの大盛は1.5玉が多いのですが、これはまともに1玉あり(当たり前)、腹に収めたのは計2玉でした。
そして替玉の最大の欠点、これがまともに浮き彫りになったラーメンでした。
それはスープの濃さ。
博多のとんこつラーメンほどの濃厚なスープであれば替玉を受け止める力もあるのですが(それでも薄まるのは避けられない)、もともとアッサリ系の塩らーめんに替玉は・・・・自明の理ですね。スープが薄くなってしまい、塩らーめん特有の味わいが消し飛んでしまっていました。
ま、私もわかっていて注文したのですけどね
完食。
お店から河堀口駅まで歩いている途中、現在建設中のあべのハルカスが建物の上にそびえて見えました。なんかガメラが出てきそうな雰囲気ではありました(爆)
鶏ポタージュそば@竹麺亭 [ラーメン]
信州一人旅の最終回に行く前にラーメンネタを1本。
最終回とはいえそんなに大したネタではなく、お待たせするほどのものでもないのですが、ちょいと遠霞さんの記事(→http://tokasumi-onsen.blog.so-net.ne.jp/2013-02-05)の二代目らーめん処 「まるは」 旬さんに触発されまして
それは、その濃度が衝撃的でさえあった、竹麺亭さんの鶏ポタージュそば。
この『鶏ポタージュ』、略して鶏ポタ系が今“来ている”系統なのです。私はこれまで食べたことがなく、一度試してみたいと考えていた次第。
そしてこの日は妻と娘がお買い物で天王寺にお出掛けのため、私は息子と二人で外食。
「ラーメン行こか」
「ええで。どこ行くん?」
「今気になってるラーメンあんねん。竹麺亭の鶏ポタそば。鶏ポタ系って、あちこちで出す店が増えてて、今注目の分野なんやで」
「あそこは塩やねんけど・・・えーわ、そこにしよ」
という大阪弁での会話の後、冬にしては暖かな陽射しの中、クルマでのんびりと出掛けました。
開店直後に入店。先客は学生らしき3人連れさんのみでした(彼らは3人ともつけ麺をオーダー)
この限定メニューにありますとおり、鶏ポタージュそばは1日に供される量が決まっています。
「鶏ガラ、モミジ、ネック、モモ肉、ムネ肉の5種類の部位をポタージュの濃度になるくらい」
とありますが、実際はどうなのでしょう?
それに「すごく濃厚なので・・・・」ともあります。
何れにせよ、私には初体験の鶏ポタ系。一度食べてみたかったのですがこれまで機会がなく、またコッテリを避け気味の私にはどうでしょう?
数分後着丼。やはり隣りの3人組のつけ麺より早い。
その3人組の視線を微妙に感じつつ、まずスープを一口啜ろうととレンゲで掬ってみると・・・・
!
これは凄い
これまで食べた中でのドロドロ度では天下一品が群を抜いていますが、そこまではいかないまでもかなりの粘度。
『ポタージュの濃度になるくらい』の言葉はダテではありません。画像ではイマイチ伝わりにくいのが残念
これが噂に聞く鶏ポタ系か・・・・。
味は・・・・鶏の旨みはたしかにあるのですが、思っていたより ガツンと来るほどではないです。
濃厚なんですが、脂々していないのでくどくはないですね。口当たりがいいです。
ネギは、削ぎ切りにされたものが緑と白の2種類、画像のように重ねてトッピングされています。削ぎ切りのネギは歯応えがあり、かつ香りも立ちますので(切断面積が広くなるため)濃厚系のスープにはよく合います。さすがもとイタリアンの調理師さんだけのことはある(^o^) また、この時は気が付かなかったのですが、ネギには細かい工夫も隠されていました。
右は細切りにされたメンマ。濃厚ポタージュスープに負けないよう、しっかりとした味付けがなされています。
このレアチャーシューがたまらない。柔らかさの中にも程よい歯応えがあり、スモークが掛けられた香ばしさのあるチャーシューは、濃度のあるスープに負けていません。大ぶりなものが2枚あるのもうれしい。厚みもあります。普通の塩や醤油ラーメンのチャーシューとは厚みを変えているのではないかと思います。それもすべて濃厚なスープのためでしょう。
(※塩を食べたのは随分前のことなので忘れてしまった・・・・)
麺はストレートの中細麺。「硬麺」と言わなかったためか、麺は予想以上に柔らかめでした。低加水なんだろうけど、私はもっと硬めの方が好きです。
スープはさすがに麺にメチャメチャよく絡みます。スープだけをレンゲで口に運んだのは2~3回なのに・・・・
スープはこれだけ減っていました。
完食。これだけ濃厚だと、さすがにスープを飲み干すのは無理
とゆーか、飲み干すのは自主規制しているんだけど(^^;
最後に。
残ったスープのネギを見てみてくだい。細かいネギがあるのがわかるでしょう?
これね、おそらく削ぎ切りのネギの中に仕込んであったんです。
竹麺亭さん、技もあります。
うきぐも(信州・上田でラーメン) [ラーメン]
朝からYAMABOKUでのスキーを断念した私。
この日は予定を大幅に変更して、本来なら20日(日)に訪問予定だった上田市の池波正太郎真田太平記館を前倒しで訪ねることにしました。この記念館は昨年の夏、別所温泉~湯神と行った時に時間がなく行けなかったところです。
私にとっての「忘れもの」ですね。
向う側のビルが目障りやな~(^^;
「剣の天地」の舞台はそういや上州でしたかね、史家さん。
(「剣の天地」は新陰流の元祖、上泉伊勢守のお話です)
ま、館内は撮影禁止ですので、画像はここまで。
で、昼食ですが、これは以前泊まった別所温泉のお宿にあった小さなタウン誌()から選びました。
選んだ店は、うきぐも、というお店。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)
地図を見ると以前は別のラーメン店だったようですね。おそらくそれを居抜きで買い取られたのでしょう。
こういうやり方は合理的でいいです。
こういう初めてのお店では、私はトップメニューを頼むことにしています。ここではそれが鶏白湯らーめん。
もちろん注文はそれを大盛で。
店内はL字のカウンター10席くらいと小上がりのテーブルが2席。テーブル等をもっと置けるスペースはあるのに、なぜか絞っている感じでした。
これからおなじみにする予定のテーブル調味料はこんなふう。やはりブラックペッパーがメインを張っています。髪止めがあるのは女性には嬉しい配慮。(・・・なんですか?)
さて鶏白湯らーめんが着丼です。
美味そうです 色はさすがの鶏白湯。鶏ガラを相当使っている感じです。
実際、美味しかった。先日竹麺亭でいただいた鶏ポタージュそば(未発表)ほどの濃厚さはありませんでしたが、それでも今流行しつつある鶏系の旨みを感じる味でした。
ネギは、白ネギを削ぎ切りにしたものとあさつきの2種類混合。それに糸唐辛子が乗っかっています。これは色合いだけだろうな。味はまったくなかった。一方、チャーシューには初めからコショウがかけられていました。このまま食べるとコショウの味しかしないと思って、スープに沈めてコショウを拡散させてから口にしました。このチャーシューはgoodでしたね。
麺は中太の平打ち麺。ざっくりした噛み応えで、鶏スープが麺によく絡んでスープに合った麺という感じでした。
メンマは・・・・普通。名古屋の好来系や麺人ばろむ庵さんに敵うメンマはそうそうあるものではありません。
完食。まーまー美味しかった方かな。
何せ遠方であり、次回上田に行くことがあってもこのお店に行くことはないでしょうけど(他の店を試すということで)、いい経験になりました。
さてこの後、私はこの日の宿である上山田温泉に向かいます。宿は・・・・ホテルプラトンっていうビジネスホテル。
ところがこの地方都市のビジホが・・・・並のビジホではなかったのです(^o^)
ラーメンコショウ考 [ラーメン]
皆さんはラーメンを食べるときにコショウを振りかけますか?
私? 私はラーメンの前にキムチを食べないのと同じで、まずコショウはかけません。
今回は、ラーメンにおけるコショウについて考えてみたいと思います。
ご興味のない方、どうもスミマセン(^^;
まずはコショウの歴史を簡単に。
コショウ=胡椒には防腐効果や抗菌効果があることが知られており、冷蔵技術のなかった中世時代には料理や長期保存のために必要欠くべからざるものでした。当時の大英帝国はコショウを得るためにインドへの航路を開拓したくらいで、金の重量分と等価交換されていた時代もあったくらい、貴重な品物でした。
日本には中国を経由して伝わっています。ちなみに「胡」とは中国の西~北方の異民族を表す漢字です。日本は「倭」でしたね。
一方日本では、鰹節や昆布等の魚介乾燥系で出汁を取る文化が独自に発達してきました。ごくごく一部を除き、四足動物を食べる習慣がなかったこともあります。したがって、ラーメンが中国から伝来してきた時代(約100年前)の日本人はまだ、鶏ガラや豚骨等の動物系のダシ(※)に慣れていませんでした。
さらに冷凍技術や流通がまだ整備されていなかったため、あまり新鮮でない鶏ガラや豚骨しか手に入らず、結果的に臭みの強いスープしか作ることができませんでした。
そこに登場したのがコショウです。肉料理の臭みを消す効果を持つコショウを振りかけることは、ラーメンをおいしく食べるための手段としては大変有効なものでした。
(あと、酢をかける方法もあったようですね。実際に、私が東京支店に勤務しているとき、なんとラーメンに酢をドボドボと入れて食べている御仁がおりました・・・・こちらに漂ってくるツンと鼻腔を刺激する酸っぱい臭い・・・・そいつとラーメンを共にする機会が二度となかったことは言うまでもありません。コラお前、それはラーメンに対する冒涜やで)
その後、技術の発達は食材の冷凍技術を進化させ、またインフラの整備とともに流通も充実の一途をたどり、新鮮で質の高い鶏ガラや豚骨の入手が容易になりました。
そして血抜きやアク抜きをきちんと行えば、臭みを感じさせない美味しいスープを作ることが可能になりました。
この時点で、あえて動物系の臭みをウリにしている豚骨ラーメンのような一部の例外を除けば、ラーメン店におけるコショウはその役割を果たし終えたと言えます。
実際、最近のラーメンに増えてきた魚介系の、あっさりした繊細緻密な味わいのラーメンにコショウをたんまりと振りかけると・・・・どうなるか想像がつきますよね(笑)
コショウをラーメンに振りかけて食べる。この食べ方は一般に定着し、習慣化されて今に至っています。
店側は当たり前のようにカウンターやテーブルにコショウを常置し、客側も当然のようにそれを振りかけてラーメンを啜る。
しかし、こんな画一的な食べ方はそろそろやめるべきだと、私は思っています。持つだけ持っておいて、欲しいという人にだけ渡せばいいのです。
もひとつちなみに、息子は私の薫陶よろしく、コショウには見向きもしませんよ(爆)
ただね、闇雲に否定するだけでなくコショウ(いや、この場合スパイスと呼んだ方が適切か)もたまにはgoodというケースがまれに存在します。
それは店側がスパイスを推奨しているケースです。一例をあげれば、今は閉店してしまいましたが、あべのQ'S MALLにあったつけ麺三代目みさわ。(千葉在住の遠霞さんもお気に入りのお店だったのに、なぜ・・・・?) このお店は、3番目に「黒七味」をかけて食べることを貼り紙で勧めている。こういう場合、そのおススメに従うのがいいケースが遥かに多いです。
以上、これまで私はラーメンにコショウや酢をかける食べ方をおおむね否定してきました。
しかし、まれに例外があるとも。
あるいは、古潭のラーメンのように擂りゴマをかけると味がマイルドになり、旨さが倍加する薬味もあります。
うどんやそばに目を転じれば、七味はラーメンに対するコショウ以上の定番ですね。刺身にワサビも同様。
ラーメンという食べ物は、美味けりゃいい、美味いもん勝ち、といった部分が他の食べ物以上に強いと私は思っています。
それに従えば、コショウを振りかける食べ方も、それが美味いとその人が感じたらそれでいいんです。そこまで私は否定しません。
ただ、もしそれが条件反射的にコショウを振りかけて食べているのであれば、一度立ち止まって、何もかけずにそのまま食べてみませんか。その方が美味しくいただけるんじゃないですか。
そういう問いかけをしてみたいと思って、この記事を書きました。
※・・・鰹節や出汁昆布等を使ってとる「出汁」は漢字で表すのが一番しっくりきますが、鶏ガラや豚骨等の動物系は「ダシ」とカタカナで書くのが似合っているような気がしますので、あえて使い分けました(^^)
最後に、ここ数か月の間に私が食べたラーメン店にあった薬味の画像を。
大阪松原・三宅吉祥さん
奈良・麺人 ばろむ庵さん
東京・青葉 飯田橋店さん
青葉さんのチャーシュー
横浜・大将 錦町店さん
大将さんにはこんなものも
東京ラーメンストリート・六厘舎TOKYOさん
東京ラーメンストリート・麺処 ほん田さん
福島・うえんで食堂さん
大阪西九条・麺屋 花壱さん
奈良・むつみ屋 げんき軒さん
奈良・塩元帥 田原本店さん
名古屋・好来分店さん
好来分店さんにはこんなものも
大阪松原・我堂 総本店さん(本編未公開)
奈良三条通り・らーめん三ちゃん
奈良橿原・炙り鯛だしらーめん サクラさん
大阪天満・麺元素さん
大阪藤井寺・喜だ屋さん
リンガーハットさん
大阪富田林・源製麺さん
大阪長居・あびんこ亭さん
神戸三宮・天孫降臨さん
最後はスキージャム勝山(^o^)
2012年の〆ラーメン [ラーメン]
私にとっては1月から大激動だった2012年も、残すところあと数時間となりました。
まさか命のやり取りをするところまで悪化するとは考えもしなかった私の病ですが、退院後飲み続けている薬のおかげもあってか、本当によくなりました。ありがたいことです。
その後、息子の志望大学合格、娘の就職決定と今年の二大懸案事項だった人生の岐路も立て続けにうまくいき、初っ端から私が悪いことのすべてを引き受けたから、とでも言いたくなるようなそんな1年でした。
来年は健康に留意しながら、急くことなくのんびりといきたいと思います。
さてそんな私の2012年〆のラーメンです。
雨の中、このためだけに奈良まで足を延ばしてきました
え? ハイ、そうです。トンボ帰りですよ~ん(笑)
やっぱり美味いです。私の中ではもはや別格。
魚介の風味が強く香るので誰にでもおススメとはいかないかもしれませんが、すごく丁寧に作られた一杯。
麺が1.5倍でも同じ価格というのがラーメン好きにはとてもうれしい
今日はビールも一緒にいただきました。関西ではアサヒスーパードライを置いている店が多いんですが、ここはヱビスです。「エ」ではないですよ、「ヱ」です。「E」の前に「Y」が付いているのがミソ
ぷは~~~っ、美味しいですね、昼間から飲むビールは 幸せです。
行ったのはこの店。麺人 ばろむ庵さん。お正月はなんと元旦から営業されます。さすがに元旦からは行けませんが、1月はいつ行けるかな?
ん? 今気が付いたけど・・・・暖簾の左下。「夫婦・・・・」なんて書いてあるんでしょう?
今度見ておかなきゃ。
皆さま、1年間、どうもありがとうございました。
また、病の際はお励ましいただき、本当にありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。
天孫降臨@三宮 [ラーメン]
12月23日(日)。世間様は3連休の中日ですが、私にとって今日24日は普段通りの出勤日、普通の日曜日でしかありません。
この日、私はホームズスタジアム神戸で行われたラグビートップリーグ第12節、トヨタ自動車ヴェルブリッツVSリコーブラックラムズ、および神戸製鋼コベルコスティーラーズVSパナソニックワイルドナイツの2試合を観戦に行ってきました。
(こりもせずヒロはまた行きよったんか、とお思いの方。ラグビーはルールさえ理解できていればこれほど面白いスポーツはないんですよ・・・・と力説してもこればっかりはね~(^^;)
第1試合の試合開始時刻は12:00。2試合が終わるのは16時前ですから、当然昼飯を先に済ませておく必要があります。となると・・・・やっぱり神戸でラーメン、ということになるのは私の常(笑)
電車での移動を考えると、スタジアム最寄りの駅(御崎公園駅)まで地下鉄で行くには、三宮で乗り換える必要があります。で、探しました、おいしそうなラーメン店。時間的に見ても、三宮でしかラーメンを食べられる場所はないですからね。
そして、試合開始に間に合わせるためには11時開店が絶対条件。その辺りから探索を開始しました。
で、私の目に止まったのがこのお店、天孫降臨(てんそんこうりん)さんです。日本書紀にその源を持つ、何とも勇壮な店名なのです。誰だ? 北斗神拳の奥義にあるような名前だと言ったヤツは?(爆) すごく立派な由緒ある名前なんだぞ!
JRの三宮駅西口を出て左。この横断歩道を渡って右に行きます。
場所は【ココ】(←クリックどうぞ)。三宮から元町に向かって線路沿いを歩いた、三宮センタービル西館にあります。
外観。
暖簾の上の金色に輝く屋号がカッコよかったです、正直。こういう字を書いてもらうのはどうするんでしょうか。
どなたか書家の方にお願いするんでしょうか。
(そういえば、篆書体で書かれた印影がありますね。「福来」・・・かな?)
本当に小さな、カウンターのみ10席足らずのウナギの寝床。調理場は奥の方にありました。
メニューはこの通り。切れている右側にはトッピング等が。
このお店。スープに特長がありますそうで、店内には『天孫降臨のスープ』として、
鹿児島より産地直送の
黒豚げんこつやさつま地鶏など魚介だしと合わせ
一昼夜じっくりゴトゴト
素材の旨み、栄養分とコラーゲンをしっかりひきだし
化学調味料を一切使用せず
濃厚なのにあっさり
美容と健康に良いスープです。
と貼り出してあります。
さ、実際はどうでしょうか。私の頼んだのは天降らーめん しお。もちろん大盛です。値段は650円+100円。
つけ麺もありましたが、外は寒い。こういう日はつけ麺よりは普通の熱~いラーメンでしょう。
待つこと数分。着丼~ この瞬間はたまりませんな
おおお~、これは美味そうだ 塩とは言いながら、「黒豚げんこつにさつま地鶏」と来たからにはあびんこ亭さんや龍旗信さんとは対照的な濃厚系だと予想していましたが、ピタリ的中。最近食べた中では塩元帥さんに近い。
まずはセオリー通り、スープを一口。・・・・美味い
これは、ラグビー観戦のついでとはいえ、わざわざ家から1時間以上かけてきた甲斐はあったというもの。濃厚な鶏の旨みに魚介系の味がうまくミックスされています。これはいいわ~(^o^)
トッピングは、ちょいショボい。これが難点と言えば難点かな?
小さなチャーシューが1枚、メンマはまだマシな方なのが2本。このチャーシュー、コクがあって美味かっただけに、もう1枚増やすか、あるいはサイズがもう少し大きかったらさらによかった。惜しい(ーー)
それとカイワレが2本に、ネギと糸唐辛子。麺はスープによく合った中細麺。いつもは「固麺」をオーダーするのですが、この日はそれを言い忘れてしまったのですが、それでも十分歯応えのある麺でした。おそらく高加水麺なんでしょうね。
もちろん完食。スープは残しますけどね、もったいないけど・・・・
この丼。欲しいなぁ~、これ。縁の龍の文様がめちゃめちゃカッコいいじゃないですか。
次回、もし行くことがあったら、譲ってくれるようにお願いしてみようかな、と思うくらいに本当に気に入りました。
この丼で食べたら、たとえインスタントラーメンでも数段美味しく感じることでしょう。う~ん、本当に欲しい・・・
ちなみに天孫降臨さん、間口の狭い1軒をはさんだ隣りもラーメン店でした。
その名は希望軒さん。調べてみたら、今の私にはかなり敷居の高いこってり豚骨ラーメンのチェーン店。
ラーメン好きが肌で感じるgoodなニオイはぷんぷん漂ってくるのですが、悪いけど、ま、行くことはないだろな・・・・・
最後、ホームズスタジアム神戸です。屋根はついていても、寒かった~
飲んだ後の“あびんこ亭”(3回目) [ラーメン]
昔仕事でお世話になった先輩が今年の12月で定年退職を迎えると知ったのは、本人から直接聞いた3年前のこと。
そのとき「じゃあその時一緒にメシでも食いましょうよ」と話をしたワケですね。
この先輩には本当にお世話になりましたので、この約束はいっときの愛想だけではなく絶対に果たそうと心に決め、会社のパソコンの予定表にそれを入力しておきました。ご存知の方も多かろうと思いますが、MicrosoftのOutlook。その中の「予定表」ってトコロね。
で、10月になって私からお誘い。
特に何でもいいとのことでしたので、結局その日は例の豊さんにご招待しました。
もっといい店? いやいや豊さんはじゅうぶん美味しいですよ。この日のご自慢は牡蠣でしてね。
(画像がないのが申し訳ない この日、この時のことは紹介する考えがなかったので・・・・)
また、鶏の唐揚ができない、というのでかわりに作ってくれたのが豚の唐揚。これがまた美味しくってですね
で、じゃあ帰るか、ということになり、
私「ラーメンでも行きます? 塩の美味いトコがあるんですけど」
先輩「いいね~♪」
私「地下鉄一駅分歩きますよ」
行ったのは、1年ぶりのあびんこ亭さん。場所は【ココ】。
前記事はコチラ。2回ともラグビー観戦絡みでした。
1回目:http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2010-09-05-2
2回目:http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2011-10-30
あびんこ亭さんは、豊さんのある地下鉄御堂筋線・我孫子駅と、大阪女子マラソンの開催される長居陸上競技場のある長居公園駅のちょうど中間あたりにあります。飲んだ後にそぞろ歩くにはちょうどいい距離。
夜の歩道に浮かぶお店。
このプレートも変わらない。
頼んだのはもちろん塩らーめん。ここはこれがベストの選択です。あとで店主さんの言葉でもそれが証明されました。
最近の丼の流行がこの逆錐型の形状。コッテリ系では少なく、主に塩系のあっさりとしたラーメンに採用されている傾向が強いようです。
普通の丼は、お茶碗のようにこの両サイドがもっと丸みがかっていますからね。
でも、どういう意味、利点があるのかは、さすがの私も寡聞にして知りません。
麺は細めのストレート。
塩らーめんに太麺は似合わない。
やっぱり細ストレートをまっすぐ啜り込むのがいいですね。こってりスープと違って、麺の旨みを味わう感じです。
トッピングです。水菜ときくらげ。水菜は塩らーめんの爽やかさを高めてくれますね。きくらげは味がほとんどない分、歯応え勝負。塩にはよくある具材でもある。
チャーシューは小ぶりなサイズ。厚みはまあまあこんなもんでしょう。
そして、今回のハイライトはこれです。前回は「あおさ」と表現しましたが、今回の訪問で実は岩のりだったことが判明。しかもこれが結構原価が高いということも。
少々酔った私にこの岩のりの爽やかさは本当に口に合った。
普段の私には珍しく、つい口走ってしまいました。
「マスター、ラーメンももちろん美味いんやけど、この海苔、めちゃくちゃいいですな~」
「そうですか? ありがとうございます。この岩のり、高いんですわ。塩らーめんは儲けないんですワ(笑)」
→ここで「あおさ」ではなく岩のりであることが判明。
やめときゃいいのにここで先輩、
「この塩はアレですか、赤穂の塩ですか?」
(いや先輩、塩は赤穂の専売特許じゃないですって・・・)
「いや、特にそういうことはないんですが・・・・(困惑)」
普通、こういう無化調のお店の塩らーめんに使う塩は、いろんな産地の塩をブレンドするものなのです。
私、「いや、本当に美味い」
スープまでほとんど完食。
あっさり系の塩では大阪屈指の店だと私は思っています、あびんこ亭さん。
もっと売れてもいいと思うんだけど、駐車場がないのと駅と駅のほぼ中間という場所の悪さがスポイルしているのかな~(ーー)
古潭 あべ地下店 [ラーメン]
このブログでは4度目の登場になります。
私のラーメンの原点、古潭 あべ地下店。
過去3回の記事を見てみましたが、なんかちょっと稚拙な感じがするのはご愛嬌
一応、貼っておきます。3本目のタイトルに(その2)とあるのは数え間違いでした(^^;
1回目:http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2010-08-08-1
2回目:http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2010-10-30
3回目:http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2010-12-29
いつの間にか私のブログも歴史を重ねつつあるんだな~、と何となく実感しました。
さてお店。
初めて来た頃はもっと地味というか、おとなしいお店でカウンターのみだったのが、隣りのお店を取り込んで店を拡充、テーブル席を設けていつの間にか派手な感じになってきています。
いいのか悪いのか、私にはよくわかりません。ただ、幸いなことに味は大きく変わっていないのが嬉しいところ。
私にとっては安定感の味になっています。
ラーメンのメニューも、そういや増えました。もっと前は、しょうゆかみそか、大盛かチャーシューか、くらいだったのに、トッピングが充実しています。これも時代の流れなのでしょう。
私はここではしょうゆしかいただきません。みそより20円安いのに、みそより美味しい。お客さんもよくご存知で、私が着席している間、味噌を注文した人は皆無でした。
今日はめずらしく大盛りを注文。
ここの店員さんはとても手際がいい。そんなに待たされることはありません。
古潭のラーメンには胡麻が絶対に欠かせない。私は、これでもか、というくらいにかけます。私は、コショウをはじめテーブル調味料は一切かけないのだけれど、このラーメンに胡麻は素晴らしく合います
かけすぎだと思うでしょ?
でも、これくらいが適量なんです。
胡麻を振り掛けていないと、少しだけとんがった感じがするのが、これによってマイルドになり、もううまうま~
やっぱり美味しいですね。
でも大盛りはちょっと失敗でした。さすがに2玉は少しきつかった(^^;
ここは並にしておいて、海苔たっぷり巻きのおにぎりで調整すべきですね(1個:120円)。
美味しかった。ごちそうさまでした
もう師走も半ば。今年の〆はどこのラーメンにしましょうかね~
麺元素 [ラーメン]
最近つけ麺が多かったので、なんかマトモなラーメンを食べるのは久しぶりな感じです(^^;
さてここは大阪市北区、天満といわれる街。「てんまん」ではありませんよ(^^)、てんま、です。
環状線で大阪駅からひとつ目の、誤解を承知で言えば、東京に例えるなら神田のようなイメージ?
しかし、その濃密なディープさでは神田の比ではありません(って、神田の今はよく知らんのですが・・・^^;)
「大阪の下町」というのを具現化したような街なのです。
昭和のにおいもぷんぷんしている感じ(笑)
この街は多くの、本当に多くの特長ある飲み屋とともに、大阪随一のラーメン激戦区でもあります。
徒歩圏のマンションに住んで、毎日飲み歩きたい、そして食べ歩きたい街
名だたる名店の中から私が選んだのは麺元素さん。場所は【ココ】(←クリックどうぞ)
行ったのは夜の営業時間でした。提灯のあかりがラーメン好きの心をくすぐってくれるぜい(^^)
18時を少し過ぎたあたりでしたので、まだ店内はガラガラ。というか、私が一番客だったのでは?
店の奥には製麺室がありました。
(自家製麺のラーメン店は大盛無料が多いのですが、ここは無料じゃなかったな~)
メニューです。
この中から私が選んだのは中々(なかなか)という、中間味のもの。
実は注文の際に、
「どれがおススメですか?」
と店員さんに尋ねたんです。私には珍しくね。
初訪問のお店に行く際は多少は事前に調べていくので、すでに決めているケースが多いのですが、麺元素さんは最後まで迷った。そこで最後の手段として店員さんに聞くという、当たり前といえば当たり前な手段に出たのです。
若い店員さん、丁寧に答えてくださいました。とても感じがよかったです。
よくよく見ればメニューのボトムに「初めてのお客様へ」とおススメが書いてあったのですね。
こういう時私は、まず絶対に店員さんのおススメに従います。
「よっしゃ。ほんなら中々にするわ」
大盛にしてしまいました
あかん、最近は大盛が標準仕様になってしまっている・・・・
待つこと数分で着丼
おおっ、これはいいぞ 完全に私好みのルックスだわ
鶏と魚のスープの中間
塩だれとしょう油の中間
とはどんなものだろう?とまずはスープを一口。
うん、美味い これはイケます。
たしかに鶏の風味も魚介の香りもします。味は塩でもなく醤油でもない。たしかに中間です。それもハイレベルでの中間。
これはなかなかイケます。(シャレではないですよ^^) いい意味での中庸ですね。
トッピングは煮玉子、白ネギ、糸唐辛子。糸唐辛子は味付けには不要。色目でのトッピングかと思われます。
チャーシューはパッと見、四角いハムのような感じ。デフォルメでコショウがふりかけられていました。厚みはまあまあですが、味はちょっとイマイチだったかな。
スープが絶妙なバランスを主張しているだけに、少し力負けしているように思いました。
あ、まずい、って言っているんじゃないですよ。あくまでスープと比較して、です。それほどスープが美味い、ってことでもあります。
メンマはごく普通。麺人ばろむ庵さん、名古屋の好来系に比べると、大体どこのラーメン店もまず勝負になりませんから、これは仕方ない。比較する私が悪い。まー、こんなもんです。
麺は中太~中細のストレート。加水率は高いようで、結構歯応えも楽しめました。
大盛にしてよかったです。普通だと物足りなかったでしょう。
大盛=普通の1.5倍=1.5玉=180g。
私には適量でした。
ここはたぶん再訪します。次に来るなら、もうひとつのオススメの塩ですね。
でも天満には行きたい店がいっぱいあるんですよね~(^^;
最後に天満の夜の風景を。
ほんの少しですが、ディープな大阪の一端を垣間見てくださいまし。
腹ごしらえを済ませ、そして私は夜の天満に呑み込まれてゆくのでした・・・・
それゆけ!大阪ラーメン@産経新聞 [ラーメン]
これまで相当な数のラーメンを紹介してきましたが、カップラーメンの紹介は初めてではないでしょうか。
今回紹介するのは、おそらく皆さんご存知ないであろうカップラーメン。
スーパーで見かけ、つい買ってしまいました。たしか128円。
その名もそれゆけ!大阪ラーメン。
産経新聞大阪社会部の記者たちが結成した「大阪ラーメン部」と大阪に本社を置く「エースコック」が創り上げた新ご当地カップ麺
と容器の紹介にあります。
フタを開けて・・・・液体スープを取り出します。
さて、右手前のこのカップヌードルの形をしたモノ、これは何でしょう? 答えは下に
こうやって使います。
ちなみに、賞味期限ならぬ耐久期限は、破損しないかぎり無限と書いてあります(^o^)
大阪らしい小ボケでしょ(爆)
お湯を入れて3分待ち、液体スープを注ぎいれてまぜる。
味は・・・・強めの醤油味。やや辛いくらい。スープには泉州タマネギを使っているそうですが、私ごときの舌では差がワカラン。まあ、こんなもんでしょ(^^)
完食。
やっぱカップ麺の到達点は日清食品のカップヌードルでしょう。
しかも最もノーマルなヤツ。
カップヌードル後、雨後の竹の子のごとく数えきれないくらいの種類のカップラーメンが世に出ましたが、それでも選んでしまうんですよね、私は 定番って言葉だけでは語れないくらいの何かがあるんだと、私は思っています。
らーめん棒@第2回奈良B級グルメチャンピオン [ラーメン]
これを「らーめん」と称してもいいものかどうか?
そういう疑問はさておき、まずは食してきました。
もっとも、この後ラグビーを見に行くのにこれだけでは腹が持つわけなく、この「らーめん棒」をいただく前に、同じ奈良で見目麗しきルックスのこのラーメンをいただいてかららーめん三ちゃんを訪れたのですが・・・・
これがどこのお店のラーメンか、当ブログをお読みいただいている皆さまは当然ご存知のことと思います(^^;
そしてウワサのらーめん棒を売っているらーめん三ちゃんは、上記のラーメンを食べさせてくれるお店からは徒歩10分足らずの場所にあります。JRと近鉄の奈良駅を結ぶ通りの一角。場所は【コチラ】(←クリックどうぞ)
ちょっと前まで違う名前のお店でした。フルモデルチェンジってとこでしょうか。
お目当てはこのらーめん棒。奈良のB級グルメの祭典、ならB級グルメ決定戦で、今年のチャンピオンに輝いた一品。
店の前には幟が誇らしげに翻り、壁にはこのような大きなポップが。
で、これは店内に貼られていたチラシ。
食券を買って店員さんに渡して待つこと約10分。店員さんには「店内でお召し上がりですか?」と訊かれました。
ラーメン店で「店内で・・・・」云々の質問が出ること自体、このらーめんの特殊性を表していると思います。
・・・・10分、この待ち時間は長かった すでに時間は11時を回り、ラグビーの試合観戦の遅刻は決定的。ま、これについてはある程度覚悟していたので諦めもついたのですが、とにかく手持無沙汰でね~(^^;
で、黒いお皿に乗せられて来ました、らーめん棒。
一言でいえば、薄いピザ生地に巻かれた中華麺。
中華麺には味付けがなされ、和え麺風といいますか、ラーメン味の焼きそばというか、そういうものでした。
でも・・・・ちょっとチラシと違いすぎないか? ここでチラシのらーめん棒をアップで。
やっぱ違うな~ おそらく、オペレーションや食べやすさの関係で形が変わっていったのでしょうね。
ただ、チャーシューが完全に写真負けしていることだけは間違いありません。
では食べ進めましょう。
まずは煮玉子から。これは冷めていますね。あとは基本的に温かいです。熱くはない。
煮玉子を食べた後の麺。この段階で、ネギの大半は紙包みの奥へと落ちていきました・・・・。
噛り付きます。
ヤマトポークのチャーシューがようやくその姿を現しました。麺と一緒に食べてたらあんまり味がわからん(笑)
でも、ちゃんとラーメンの味はします。ダシもそこそこ効いている感じはする。
紙包みの底はきちんと封じられていましたので、こぼれるということはありません。
最後の一口。大体5~6口で食べ終えました。
これならたしかに歩きながらでも食べられるでしょう。
今日は店内でいただきましたが、これを歩きながら・・・は私の年齢ではちょっとみっともないですかね(^^;
このらーめん棒、お値段は300円です。高いか安いかは別にして、話のネタに一度は食べてみるのもよいのではないでしょうか。
全国大会(B-1 グランプリ 北九州)には出展しなかったようで、先日行われた大会での品目には入っていませんでした。
惜しい(^^;
私は・・・・現在の私にとっての絶対的なお店が近くにあるので、二度目はなかなか遠いかも、です
磯塩らーめんってのに興味はあるんですがね(笑)
らーめん棒を食べ終えた私は、一路近鉄奈良駅へ。
で、その途中、現段階でも遅刻決定なのに、よしゃあいいのにふと見つけた100円ショップへ
先日購入した望遠レンズの入れ物に使うために500mlペットボトル用ケースを買おうと考えたのです。大きさもちょうどいいと思ったものでね。
でも、結局購入したのはこれ。ペットボトルケースではなくソフトケース。この中にウレタン製のクッションを入れて使うようにしました。
似合わない? わかってますよ、んなこたぁ~(爆)
これはのんちゃんへのプレゼント画像です
好来分店@名古屋 [ラーメン]
名古屋。
かつて30代半ばから7年半を勤めた街であり、現在の私のラーメン好きが覚醒した街でもあります。
(この件については後日稿を改めて書くつもりです)
それで、出張が決まった途端、昼食は好来系のラーメンにしようと決めました。仕事は午後からだったので、午前中アルペンの株主総会に行った後、この好来分店に。
このお店、私が名古屋にいた頃はまだ存在せず、私の転勤後に開店したお店。3年前に船山温泉に行った翌日、名古屋市内のホテルに泊まったのですが、その際偶然クルマで前を通りかかってその存在を知ったお店です。
そのとき、「いつか必ず」と決めたものです。
その「いつか」が3年の時を経てようやく実現しました。
好来系というのは、発祥である「好来 総本店」を中心に発展、その系統は名古屋を中心とした地域のみに限られ、東京にも大阪にも、ましてや福岡にもお店はありません。言葉を裏返して言えば、名古屋以外では食べられず、東京の人も大阪の人もその美味さを知りようがない、ということです。
好来系のラーメンは、別名『薬膳ラーメン』とも言われます。
ここで好来分店さんのメニューの言葉をお借りしましょう。
【秘宝和漢根菜汁】
当店の汁は古来中国に伝わる自然食法で鳥がら・豚骨・魚介類は勿論玉ねぎ・にんじん・にんにく等根菜類を豊富に加え大量にじっくりと長時間かけ、凝縮して出来たスープです。体の芯から温める為、風邪の緩和・二日酔いの軽減・美肌効果等健康と美容の源 薬膳スープです。
メニューです。2枚目はランチメニュー。
私は11時半ごろに入店しました。店内はガラガラ。というか客はゼロ。12時過ぎに店を出るまで誰も入ってきませんでした。
私はタイムサービスのAセットにメンマをトッピング(+200円)。このトッピングが・・・・(^^;
お店は、厨房とフロアに女性が1人ずつ、計2人で営業されていました。そしてこのお二方とも中国人。
私がラーメンを啜っている間、二人はほとんど喋りっぱなしでした。その声はまるで速射砲
もちろん何をしゃべっているかはさっぱりわかりませんが、それにしても中国人のパワーってモノ凄いものがありますわ・・・・(°o°)
そりゃあ国連の演説で嘘八百を並べ立てて相手国を誹謗中傷、威嚇、恫喝するだけのことはあります
わたしゃ変なトコロで感心してしまいました。
コショウ等の調味料もありますが、好来系の特長はこの高麗人参酢。
え? ヒロは入れたかって? 入れるわけありません。味が激変してしまって食えたものではなくなります。
時折ラーメンに酢を入れて食される方がいますが、私には無理 絶対に無理 納豆を食うくらいに無理です
さてそうこうしているうちにAセット+メンマが着丼。
う、麺が見えん・・・・ その原因のこのメンマ・・・・こりゃあ予想以上の量か?
まずはスープを一口。うん、基本通りの味。さすがに店名に「好来」の名を冠しているだけのことはあります。
(意外だけど、店名に「好来」を名乗る店は系統店では少数派。「好」の字を入れている店はあります。「好友軒」とか「好陽軒」とか)
・・・・でも、ちょっと薄くないか? 総本店や他の系統店はもう少しコクがあるような気がするんだけど・・・・?
好来系の持つ独特の風味や、じんわりとくる味わい深さは、すこ~し欠けるような気がします。
十分美味しいんですがね。行く時間が少し早かったか。午後を過ぎるとスープも熟成が進んでいるかもしれません。
それにしてもメンマ。多いぞ、これは これで+200円なら、私は+100円くらいの量で十分ですわ~(苦笑)
アゴが疲れてきます。他店と較べると相当な太さのメンマが、そうですね、ざっと30本以上は乗っかっていました。
ちなみにこの太さのメンマって、私が今思いつく限り、麺人 ばろむ庵さんくらいですね。
麺は中太のストレート。若干細いか。
ネギは私にとっては多め。あとはチャーシューですが、これははっきり言っていただけません。薄い。薄すぎます。せめて1.5倍は必要でしょう。味はいいのに、もったいないです
でもやっぱり好来系は美味しいですね。この味を東京や大阪の人は食べられない、というかその存在すら知らないというのは、私は不公平だとすら思いますよ。皆さんにも一度は味わってほしいな~
(ただ、コッテリ好きの人には薦められませんが)
もちろん完食。ごちそうさまでした
次に好来系のラーメンを食べられるのは、1月のスキーのときかな
でもそのときは多治見でGAYOさんご推奨のぶっこ麺も行きたいし、たかがラーメンでも気分はハムレット(爆)
これがラーメン好きの偽らざる心境なのです
池田屋ごんちゃん@福井県敦賀市 [ラーメン]
先日、会社の先輩が盆休みに立山で撮ってきた野生のオコジョの画像を載せましたが、その先輩、9月末にまた立山に行ってきて、写真を撮りまくってきました。
「お前のブログでも紹介してくれ」という先輩のリクエストに応え、1枚をご紹介
ある無名のピークから撮った画像です。黒部ダムとロープウェイ駅が収まった1枚。
ところどころ紅葉が始まっています。
もっと見たいとおっしゃる方はコチラをどうぞ。もはやお馴染みになりつつあるHP、ピンボケ写真館であります。
→http://pinboke.studio-web.net/index.htm
ちなみにこの画像は、「ピンボケ写真館」には紹介されていないボーナス画像です
さて、本文に戻りまして・・・・
今日のラーメンは近畿を外れます。
ここはおかーさんの地元・福井県は敦賀市。おかーさんは嶺北の勝山にお住みですが、敦賀は横に長い福井県の真ん中くらいに位置します。原発の存在で全国的に有名な市ですが、関西人にとっては長距離フェリーが発着しているため北国への玄関口としての認識が高いです。
で、先日用事があってその敦賀を訪れましたので、一部で有名な屋台のラーメンを食べてきました。
その名は池田屋ごんちゃん。
しかし、夜間しか営業しない屋台の難しさ。画像が暗くて・・・・
まだ使い慣れているとは言えないコンイチのせいもあってロクな画像がなく、かつトッピング等のアップもないので紹介を止めようと考えたのですが、せっかくですので少ない画像ながら紹介することにしました。
お店は、敦賀市内の真ん中を縦断する国道8号線沿いにあります(バイパスじゃない方のR8)。http://www.mapion.co.jp/m/35.64685278_136.07503611_10/
この道にはびっくりしたのですが、路上駐車OKで、しかも道路と垂直にクルマを停めるんですな。22時頃にも関わらずクルマはずらっと停められており、ほぼ満車。私も空きを探してようやく停められました。
この画像で、道に垂直にクルマを停めている様はおわかりいただけますでしょうか。
(こういうシチュエーション。私は柳ジョージの「コイン ランドリィ ブルース」を連想して仕方ありません。
♪真夜中のコインランドリィ 冷たい雨が窓を叩いて・・・・俺たち二人が初めて逢った夜もまるで灯台の灯のように・・・)
このような場所に屋台はあるのですが、道の両側に一定の距離を空けて同じようなラーメン店が数軒あります。いずれも赤い提灯が掲げられており、共通性が感じられます。
近づいたら・・・・おー、結構入ってますね~w(°0°)w
ガラガラの屋台もありましたが、ここ池田屋ごんちゃんは満席。同じ屋台ながら人気っていうのは正直ですね。
さて、これが唯一のラーメンの画像です。周囲が暗かったためかアップが効かず、撮影は途中で諦めました。
まずくはなかったですよ。並:600円はこんなもんだろうというお値段。あとで腹が減ったので大盛りにしておきゃよかったんですが、そこがちょっと後悔。
見た感じは、「これぞ屋台!」というルックス。
味は・・・・鶏ガラ+豚骨のあっさりした醤油味。このあっさり感は生姜の風味の効果が大、といったところでしょうか。醤油の味は強くありませんね。中細やや縮れ麺の茹で加減も適度で、チャーシューやメンマもまあまあ。
行く機会があったらまた行きたいお店です。でも、ウチから160kmの距離だし、何より夜間にしか営業しないお店だし、そうなるとやっぱりハードルは高いですよね・・・・
田原本 塩元帥 [ラーメン]
この塩元帥さんというお店は、大阪を中心にチェーン展開をしているラーメン店で、名前の通り塩らーめんを全面的に押し出したメニュー展開をしています。
私の会社の同僚がこのお店が好きで、「これまで食べた塩らーめんの中でNo.1」とまでのたまったお店。
おう、それならいっぺん、行ってみようかい!
で、機会を窺っていたところチャンスが訪れました。
現在は空き家になっている隣りのお店の分もあるため、駐車場は不必要にでかいです。
こちらはランチメニュー。
この店舗は、以前はサイゼリヤさんとして使われていたようです。
→http://www.mapion.co.jp/m/34.543811773906654_135.80029438966392_10/
国道24号線沿いの好立地。しかし、この街道沿いの飲食店は栄枯盛衰が激しく、ペンペン草が生えている店の多いこと・・・・ スクラップ&ビルドの典型を見るような光景が続きます。
2年前に紹介した鮪らーめんのお店(=横綱亭:http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2010-08-28)がつぶれていましたしね。
店内はさすがに元中華レストランで、ファミリーレストランそのもののような作りになっています。6人掛けのテーブルが9席+カウンター6席で、計60人は入れる大きさ。入店したのは13時を過ぎていましたが、1/4くらいは埋まっていました。
また、食べ放題のキムチバーやニンニクもありましたが、私はパス。
さて、私が頼んだのはランチのAセット。ラーメンはもちろん天然塩ラーメン。他にもあったようですが、私は初めてのお店ではトップメニューをいただくことに決めています。
見た感じ、なかなかイケています。このルックスは塩の中でもこってり系の部類ですね。
例によってスープを一口。うん、やっぱり、あっさりした中でも濃厚さの感じられるスープだ。
焦がしネギがいいコクを出していますね。無化調だとは聞いていますが、なかなか美味いです
普通は無化調だとあっさりしているものが多いのですが、これはしっかりした味がある。人気があるのも頷けます。
トッピングは、とろみのある柔らかなチャーシュー。これも正直美味いです。
メンマは・・・・これはばろむ庵さんや好来系のぶっといメンマが好きな私にはちょっと物足りません。
あとは青菜に九条ネギ、糸唐辛子、それに食べるにしたがって柚子も香りました。
麺は自家製中細ストレート。無難なチョイスといえます。スープには合っていると思います。
(ただ、自家製だったら中盛くらいまでは同価格にしてほしいな~。ま、チェーン店なら無理か)
豚骨系と違って、塩ラーメンはどうしてもスープを飲み干しがちになります。
で、飲みきったら丼の底には「ありがとう」の文字が。こういう演出、最近多くなってきたように思います。
(ん・・・・? この台詞、どこか、やばくない・・・^^;? セーブしてるんじゃないのか、オレ)
これで680円は上等な部類でしょう。
適度なコッテリ感は塩ラーメンの中では少数派の部類に入るかもしれませんが、あっさりした上品な塩に物足りなさを感じる人はこちらの方に流れていくと思います。それはそれで正しい。ラーメンに正解はありません。美味けりゃ勝ちなのがラーメンなのですから。
麺人 ばろむ庵(その5) [ラーメン]
もはや私の中でベストの部類に入りつつあるラーメン店、麺人 ばろむ庵さん。
ついに私も店主さんご夫妻から顔を覚えてもらい、常連の仲間入りをさせていただきました
いや、嬉しいものですね
とある土曜日の昼前、ウチに誰もいなくなってとってもヒマだった私は、思い立って電車に飛び乗り奈良へ向かいました。
お店に着いたら、店主さんが親しげに
「おや、今日はおめずらしいですね」
こういう一言って嬉しいですね
「お ボクの顔、覚えてくれてたの?」
こんなことを言われたら、そりゃあ通いますって(^o^)
大体私は会社で半休を取って平日の昼間に行くのが主でしたので、土曜日に行くというのはたしかに珍しい。休みの日に定期を使って、さらに乗り越し運賃を払ってわざわざ奈良までラーメンを食べに行く酔狂な者は・・・・まー、多くはないでしょうね(^^;
開店直後の10時半頃に訪問。朝ラーを兼ねての1番乗りです。
もはや安心の味、新中華そば。これは1.5玉です。
自家製麺のこのお店は1玉も1.5玉も同価格(700円)。私のようなラーメン好きにはありがたいお店です。
ベビーリーフの緑が鮮やかで、レアチャーシューの赤さ、煮玉子の黄色との対比が素晴らしいですね。
これほどルックスの美しいラーメンを私は他に知りません。
あとはメンマですね。これほど極太でしっかりとしたメンマは、名古屋の好来系でしか見たことがない。
何よりばろむ庵さんのメンマには隠し包丁が入れてあって、とにかく仕事が丁寧なのです。作り手側の気持ちが込められた素晴らしいメンマだと私は思います。
自分で自分に「スープは飲み干さないこと」とルールを作っているのですが、この店ではつい忘れてしまう。
丼に顔を近づけると、ぶわっと魚介系の香りが立ち上がり、私の六感を刺激して食欲を極限にまで高めてくれるのです。いわゆる私のZONEです。
うん、やっぱり美味い
で、例によって例のごとく飲み干したところを画像におさめました。
これが、この粒つぶが美味さの根源なんです。
この日の訪問が、私の麺人 ばろむ庵さん10回目でした。これからもこの数は安定的に増えていくことでしょう。
皆さま、奈良にお越しの際は、お腹が空いていたら是非どうぞ。私の大満足の一杯がここにあります。
場所はココです→http://www.mapion.co.jp/m/34.67425278_135.82330556_8/
麺屋彩々(その3:鶏塩らーめん) [ラーメン]
私のブログに初登場してから約1.5月。すでに3回目の登場となりますのが麺屋彩々さん。
過去記事はこちらです。
1回目:白鶏塩らーめん→http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2012-08-04
2回目:味噌つけ麺(300g)→http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2012-08-30
以前にも書きましたが、普通、これだけラーメンの種類が多岐に渡ると味が散漫になってしまって、それだけで価値を落とすものなのですが、この店は稀有と言っても過言ではないくらいの例外中の例外。人気があるのも頷けます。
最後の画像を見てみてください。13席のラーメン店でこれは・・・・ですよ。
行ったのは土曜日。前回が開店直後に行って40分待ちでしたので、今回は開店前30分を目指して電車に乗りました。
すると・・・・葭簀(よしず)の向こう側に2人分の足が見えます? この時時計は10:55。開店まであと35分。
それでも私はまだラッキーでした。お待ち用の椅子は3脚。日除けの向こうに最後の1脚が残っていましたからね。
私が着席した1分後には次のお客さんが来ました。しかし椅子はすでになく、道を隔てた向こう側に並ばざるを得ませんでしたから。天気はくもり時々晴れ まだまだ暑さの残る、9月のとある土曜日の昼前です。
読書をして時間を潰しました。お腹は心地よ~く減ってきます。
いいぞ、この感じ ラーメンを一番美味しく食べられる状態になってきました
(この感覚、私は勝手に『ZONE』と呼んでいます。極限まで集中した状態のことを言うことが多いのですが、ワタシ的にはこちら(^^)
もう一度メニューを載せておきましょう。
今日は始めから決めていました。数量限定の鶏塩らーめん。
期待は大きかったですよ、本当に。
さて、待つこと約10分で着丼
おっとぉ~、こりゃ美味そうだ
この塩らーめん、お肉がチャーシューではなく鶏のモモ肉であることが最大の特長。さて、お味はいかがでしょうか。
まずはスープを一口。
う、うめぇ~~~
鶏の旨味と塩らーめん特有のコクが口いっぱいに広がる感じだ~
で、麺を啜る。やや硬めの中細麺。ざっくりした歯応えは低加水麺のそれ。こりゃあいい。スープとの相性は抜群
鶏肉は・・・・これまた美味 弾力のある噛み応え 子供の頃、クリスマスの時に骨付きのモモ肉を頬張った、あの感じです。あっさりしつつもコクと旨味がある。こりゃあ人気があるのもわかりますわ(^o^)
そういえば、右隣の家族連れは3人中2人が鶏塩らーめんを注文していました(子供は味噌つけ麺)。
トッピングは先述した鶏モモ肉に加え、水菜、3種類の切り方をした多めの九条ネギ、それと至って普通のメンマ。
ネギと水菜はシャキシャキしていい感じでした♪
ごちそうさまでした。次回は・・・・味噌らーめん、いきます。
ここは自信をもっておススメできます。何を食べても満足できるのではないでしょうか。
ただ、休日の昼に行くと、 これを覚悟しなければなりません。
(私は入店第1陣の中で最も早く店を出ましたが、その時の並び具合がこうでした)
数えたわけではないですが、まー、1時間は待たなあかんでしょうね
麺屋 花壱 [ラーメン]
ラーメンネタが続きますが・・・・
どこか新しい土地へ初めていくとき、私はまずそこにどんなラーメン屋さんがあって、どこの店が美味しいか、というのを探します。完全に自分の趣味のためです。たとえ仕事で行くにしても昼食は自由ですから、ネットでのラーメン屋さん探索は欠かせません。
今回は初めていく土地で、乗り換えのために降り立った駅でラーメン店を探しました。
で、行こうと決めたのがここ、麺屋 花壱さんです。場所は大阪市西部の西九条という駅の近く。JRと阪神電車の交差する乗換駅です。ちなみに、USJへの乗換駅でもあります。
道に挟まれて、まるで船の先端のような位置。先端からではなく、左側の暖簾から入店。
ちとわかりにくい(^^;
券売機で食券を買って座ります。13時を少し回り、ピークを過ぎていたからか店は空いていました。
店内のメニュー。
私が頼んだのはトップメニューの花壱ら~麺。
ランチセットにして小ライスが付き+50円。
「煮干しスープと豚骨コラーゲンを合わせたまったりWスープ」とあり、これはホント、私の中ではど真ん中のストライク
だって、西九条のラーメン店数軒の中から厳選しましたからね。私が選んだんだからハズレはない という何ら根拠のない自信のもと、このメニューを選択。しかしですな、本当はつけ麺も食べたかったんですよね~
で、まず来たのがライス+α。
私もちょっと「え?」と思いました。漬け物3切れ+味付海苔というのは、これまで経験がないです。
細かいことですけど
お、これはなかなか・・・・(^^)
まずはセオリー通りスープを一口。
来ますね~魚の香り(^^) こりゃあ濃厚だ。うん、ウマイです
麺は細ストレート。スープに合った麺ですね。
トッピングで圧倒的に美味かったのがこの大きなチャーシュー
これでビールが飲みたかったです、私は。この後仕事じゃなかったら飲んでましたわ。
今や少数派の巻き型チャーシューはトロトロでありつつコクがあり、厚さもご覧のとおり十分。最近はレアチャーシューが主流になりつつあり、こういったたっぷり煮込み型のチャーシューは少なくなってきているのですが、そんな中、久々に美味しいチャーシューをいただくことができました。
スープも含めて脂ぎっているように見えますが、たしかに脂っぽさはあるものの魚粉のおかげでそれほどでもなかったです。
もちろん完食。
ちなみにこの店の煮干し、京都北部、舞鶴産でした。壁にこんなものが掛けられていましたよ。
(ソニックマイヅルさん、ご存知かな~?)
(ボケてしもた・・・・)
美味かったです。ごちそうさまでした。
最後に。
この日は尼崎方面に出掛けたのですが、阪神電車・尼崎駅の構内でこういうものを発見。
それと、タクシーの中から見かけた橋。運転手さんに聞いたら、決まった時間に橋が上がって船を通すのだそうです。
東京の勝鬨橋と違って、現役の跳ね上げ橋なのでした。
心ゝ和(cocowa) [ラーメン]
ここは近鉄・橿原神宮前駅・東口。
(ちなみにここ橿原神宮は、24年前に私が結婚式を挙げた記念すべき場所なのですが、それはまた別の機会に)
豚骨ラーメンのお店心ゝ和(cocowa)さんは、その橿原神宮前駅のごく近くにあります。
どれだけ近いかというと、これくらい。
近いなんてもんじゃない。
構内と言っても過言ではなく、改札を出て5秒です。この右のクルマの向こう側が改札ですから。
パッと見はラーメン店に見えない外観。
開店したのは2011年10月とのこと。外も内も十分きれいです。
店内は牛丼店によくあるU字型で、内側を店員さんが移動してラーメン等を供するかたち。女性店員さんは明るく元気で、その接客態度はとても好感が持てました。
ところで「ラーメン等」って書いたのにはちゃんと理由がありまして。
定食類のメニューが多いんですな。店にいる間ずっと他のお客さんの注文するものを聞いていましたが、ラーメン類とランチ類(ラーメンのついていない定食)を頼む人は半々くらい。唐揚げとかチキン南蛮、焼き魚、などがあったようです。
それにしてもこのメニュー、ちょっとおかしい。どう考えても矛盾があります。わかります?
・・・・
それは右下のほろよいセット。さらにその下の営業時間。
営業時間が17時までで(ラストオーダーは16:30)、ほろよいセットはないでしょ
駅隣接という、超のつく優位な立地条件ですから勤務帰りのお客さんを狙ったほろよいセットというメニューがあるのは理解できますが、この営業時間ではその設定が活かせるとは、私にはどうしても考えられません。
それとも、この駅特有の理由があってのことなのでしょうか。
あと、青い紙で隠された向こう側が気になりますね、わたしゃ。他にラーメンメニューがあるのかな?
さて。
私が頼んだのは「Aセット」。豚骨ラーメンとチャーシューおにぎりのセットです。
チャーシューおにぎりは・・・・まあこんなもんなのかな? +150円なら圏内ですね。いや、同じ150円なら替え玉の方がよかった?
次の豚骨ラーメン。店員さんが麺の硬さを聞いてくれますので、硬麺をオーダー。
それにしても、最近はどこでもラーメンに海苔が乗ってくる。?????
何の意味があって? 私は今だにその意味が理解できません。
豚骨ラーメン。ここの豚骨ラーメンはかなり濃厚です。どろっとした感じがする。久々に粘度の高いラーメンを食べた気がします。うん、この久々な感じ、少なくとも1月に入院してからは初めてですな。見るからに濃厚でしょ?
舌にざらざら感が残りますが、これは骨粉なのでしょうか。でも嫌な感じはしませんでした。
チャーシューは小さなものが3枚。あとのトッピングはネギだけという、極めつけのシンプルさ。
麺は豚骨ラーメンにつきものの極細ストレート。うん、やっぱり豚骨ラーメンにはコレですね。旨い!
硬麺も正解でした。
でも・・・・700円は高いですね。ショバ代でしょうかね。これなら600円がせいぜいでしょう。店の人もいい感じだし店内は清潔だし、専用の丼(+お皿)なのも含めてレベルは決して低いとは言えないのですが、橿原という奈良郊外の地域性を考えると、700円は・・・・?
濃厚スープ、堪能しました。ごちそうさまでした。
麺屋 彩々(その1:白鶏塩らーめん) [ラーメン]
このお店のことはずいぶん前から噂に聞いていました。相当に美味いということも。当然、行列ができる店でもあります。
お店は地下鉄御堂筋線で天王寺から南へ一駅の昭和町からすぐ、便利です。でも、一駅でも運賃は200円。往復400円。せこいですが、これ大事。700~800円のラーメンを食べるのに、交通費だけで家からだと往復約1,000円かかるわけです。総合的なCPとしては決していいとはいえません。
それでも何かの機会を見つけて突撃するのが私でもあります
で、その機会を見つけて行ってきましたよ、麺屋 彩々(さいさい)さん 場所は【ココ】、前述通り駅から至近距離。
この日は13時過ぎに店に着いたのですが、目の前で一人の女性が入店して満席に。
タッチの差で5分ほど店の前で待たされる羽目に陥ってしまいました
でも麺屋 彩々さんは大阪のラーメンランキングでNo.2になったこともあるお店、これくらいのお待ちならまだ御の字だったのかもしれません。
(なんて殊勝なボク・・・・(苦笑)
ちなみに店の前は駐輪禁止です。単車で行くことも考えていた私、やっぱ地下鉄で来ざるを得ないか・・・・
お店の前のメニュー。同じものが店内にも。
う~~~ん、こいつは悩む。。。
一体、何種類のラーメンがあるんだ 基本は醤油、塩、味噌なんですがその中でも細かく分かれている。その上、カレーらーめんなる変則技もある。和え麺もあればつけ麺も。そのつけ麺も初めて見る味噌つけ麺。
1,2,3・・・・10種類もあるやんけ
しかもトッピングではなく、味で10種類
この規模の店(カウンター9席、テーブル2×2席の、満席で13席)でこの種類は驚異です。そして経験上、大体においてそういう店はよくない。なぜなら味がどうしても散漫になってしまうからです。
この時点で若干ながら気分は
さて肝心の味はどうでしょうか。
カウンターは背が高く、メニューを見たときから興味があったオペレーションを見ることは残念ながら叶いませんでした。
で、悩んだ結果頼んだのは白鶏塩らーめん。「パイチーシオ」と読むのだそうです。数量限定の鶏塩ラーメンは売り切れ。
(ちなみに塩らーめんの上に赤丸シールが貼ってありますが、これは「目立たせるため」だそうです。他のお客さんが尋ねていたのを又聞き^^;)
尚、ラーメン店に付き物のコショウはカウンター上にありませんでした。
これは店主のこだわりでしょう。スープによほど自信がない限りこういうことはできません。さらに麺も。
※麺固めお断り とメニューの右端に書いてあるでしょ? これも同じです。麺茹ではこれがベスト、とのこだわり(“自負”ともいう)が聞こえて来そう。
これは珍しい。レンゲが専用のお皿の上に乗っています。いいですね、こういう心遣い。
コショウ、というかブラックペッパーは事前に振りかけられています。そういや、東京・飯田橋で食べた青葉でもそうでしたね。
まずは恒例通りスープを一口。
・・・・濃厚です、かなり。
鶏の旨味をギュッと濃縮してスープに仕上げている感じ。豚骨は・・・ないな。やっぱり鶏のみと思われます。
ここまで鶏を前面に押し出しているのは、私のいただいた中では珍しいかも~(^^)
トッピングはチャーシュー、メンマ、ネギ、それに水菜。
チャーシューは噛めば噛むほど肉の旨味が味わえます。メンマは・・・ちょっと味がしみ込みすぎか。歯応えは皆無に等しい。
私はやはり麺人ばろむ庵のようなメンマが好きだな(^o^) 水菜は、最近塩ラーメン系ではよく見かけるトッピングですね。濃厚な鶏ガラスープに、爽やか系のいいアクセントを与えてくれます。
麺は中細のストレート。歯応え十分、わざわざ固めにしなくても十分美味しい麺です。
ただ、せっかくのこのらーめん、如何せん量が少なかった。
というわけで、替玉をたのんでしまいました~
ところが、さすがにちょっと多かった・・・(^^;
麺の量だけで考えると、「大盛」ではなく2杯に近いわけですから。
これからは考えないとあきません(苦笑)
もちろん完食。私は残さない(笑) ただし納豆は例外ですが・・・・
次は・・・・あります。
少々濃厚でしたが、白鶏塩らーめんでこれほどの完成度なら他はどうでしょうか。
私はそれを知りたいですね。そういえば、周囲の客が頼んでいるらーめんはバラバラ。
聞こえてきただけでも、カレー、醤油、辛味噌和え麺・・・案外カレーらーめんが人気だったようです。
次は・・・・そうだな、味噌か味噌つけ麺か、といったところでしょうか。私は普段は味噌系はほとんど食べませんが、ここでは食べてみたいという欲求がいや増すというものです。
盆休みに観に行くつもりの映画、『ダークナイト ライジング』のついでに、 並ぶのを覚悟で行こうと思っています(^^)
うえんで食堂 [ラーメン]
10時に別所温泉を発った後、上田菅平ICから上信越自動車道に。
実は高速に乗る前に真田太平記館(上田市)に行こうかと考えたのですが、これから行くお店と天秤に掛けた結果、次にいつ行けるか予想すらつかないこちらのお店を優先させました。(真田太平記館は1年半後、時間がたっぷりあるときに行くことにしました)
そのお店とはうえんで食堂。通の間では有名な会津のラーメン店です。どちらかといえばすぐ近くにある牛乳屋食堂の方が有名なようですが、私としてはのんちゃんや遠霞さんが行かれたというだけでうえんで食堂をチョイス。
でもね、最大のネックは訪れる時間。10時に別所を出て、その後上信越道~関越道~北関東道~東北道と乗り継ぎ、西那須野塩原ICから一般道で会津を目指したのですが、到着はどう早く見積もっても14時を過ぎる。実際、高速道路はここには書けないスピードでぶっ飛ばしたのですが、それでも着いたのは14時半を過ぎていました。
私はまあいいとして、妻がね・・・・
というのは、湯神の夕食は18時から。となると昼食後3時間くらいしかないのです。
・・・・昼食としては時間が遅すぎる。普通の胃袋しか持たない妻にはそのインターバルで大丈夫か、という疑問はついて回りました。
もっとも、高速道路を走行中(特に東北道)は物凄い豪雨で、SAやPAに寄ったところでクルマから降りられないくらいの大雨でしたので、そうせざるを得なかったという側面はあります。
さてうえんで食堂。そこで食べたラーメンは、私のようなラーメン好きの期待を裏切らない、大変個性的なものでした。
カーナビに入れていたのですが、ちょっと行き過ぎてUターン(^^;
そして店を見た瞬間、妻が一言。
「ここ?」
そう、こんな外観なんです。妻の疑問ももっとも(笑) 私だって、知っていたから何とも思わなかったものの、知らなかったら「???」と感じるかも
迷わず手打ち中華そばを注文。やっぱりここはこれでしょう。選択の余地すらありませんでした。
本当は焼き鳥も食べたかったのですが、さすがにここは我慢しました。
店員はこの後姿のおじさんひとり。
店内は、いかにも地方の食堂という風情。ある意味、新鮮でした。
来たぞ、あの麺が。
何をさておき、このラーメンの特長はこの太さまちまち、コシと歯応えの麺でしょう。
うん、期待通りだ。コレは美味い。大阪では食えない麺ですな。
ところが・・・・あまり期待もせず、普通だろうと考えていたスープが案外イケたのですよ。きちんと鶏ガラでダシを取り、いい味が出ていた。
大変な失礼を承知で言わせていただきますと、いい意味で予想を裏切られました。
腹も減っていたし、一気食いでした。
最後の方で発見。「笑う一つ目小僧ネギ」と命名しました。ガリガリ君みたいでもありますな(^^)
この数秒後には私の胃袋に吸い込まれていきましたが・・・(爆)
もちろん完食。丼は店名と電話番号入り(^^)
さて、チェックインの時間を過ぎました。
行くぞ、湯神へ 3年越しの希望を叶えに
麺処 と市 [ラーメン]
奈良ラーメンシリーズは、先日の炙り鯛だしらーめん・つけ麺 サクラさんに引き続き、同じ橿原市の新店、麺処 と市さんです。
場所は【ココ】。スーパーオートバックスの敷地内にあり、駐車場はもちろん共用なのでクルマを停める場所には事欠きません。
サクラさんからだと空いていればクルマで10分くらい。もっとも、常に混んでいるR24を通るので額面どおりにはいきませんが(^^;
外観。
一見したところ、ラーメン店というよりちょっとお洒落な蕎麦屋さんというシックな店構え。「らーめん」という提灯がなければ、小さな割烹のようにも見えます。
他のお客さんがおられたので遠慮して店内の写真は撮りませんでしたが、余計なポスター等は皆無でカウンター9席のみの、シンプルかつ清潔で落ち着いたとてもいい雰囲気でした。
店は、若いご夫婦が経営されています。奥さまはかなりの美人でしたよ
入口左にあったメニューと案内書き。
最近流行の無化調ラーメンですね。
※無化調・・・・化学調味料を一切使っていないこと。最近のラーメンのトレンドです。あっさりしたタイプのラーメンが多数派。
こちらは店内のメニュー。基本のらーめん及びつけ麺にそれぞれ味玉、チャーシューがトッピングでき、かつ大盛りがあるというわかりやすいメニュー構成。餃子やチャーハンはなく、飯類はご飯のみでした。このご飯が大中小すべて同額の150円は、大ならかなりお得。ただし、茶碗に文字通りのてんこ盛りです。
(隣りに座ったお兄さんが注文し、運ばれてきたのを見て絶句していました(^o^) 食べきったのかな~?)
カウンター目の前に置かれていた料理酒とみりんの瓶。原材料にもお金がかかっていそうでした。
いかにも、って感じでしょ(笑)
私が注文したのはふつうのらーめん。ただし大盛り。麺固めです。
鶏、豚骨、鰹を中心とした魚介をふんだんに使ったというスープ、こりゃあ濃厚そうだ。
まずは一口・・・・来ました、魚介系豚骨の右ストレート サクラさんに似ているぞ これは好み
やはり無化調とは思えないほどガツンと来る。美味いです
麺は、この画像だとスープの色がついていてわからないのですが、実は真っ白なんです。
無化調のスープとのバランスなのでしょうか、間違いなく、かんすいを使っていない麺ですね。
次回はつけ麺を食べますので、白い麺はまたあらためて紹介できるかと思いますので、実物の画像は少々お待ちくださいませ。
細目のうどんのような中太の麺は、しっかりとコシがあって美味でした。
お次はトッピング。
ネギはありません。まずはほうれん草。その上には赤い粉末状のものが。これ、おそらくパプリカでしょう。少なくとも唐辛子ではありません。
そして玉ねぎを細かく切ったもの。これ、生です。シャキシャキしていて、ラーメンのトッピングとしてはかなりの少数派ながらなかなかいいい食感でした。
過去食べた中ではおそらく最も厚みのある大きなレアチャーシューがどーんと
かなり柔らく、箸で軽く切れるくらい。これも美味かったです。ちゃーしゅーらーめんだとこれが3枚になるのですが、さすがに3枚はしつこいでしょう。私にはこの1枚で十分でした。
もちろん完食。
しかし、かなりレベルの高いこのスープ、普通に食べるには私には濃厚さがちょっと強い。
(もっと若ければよかったのでしょうが)
これはつけ麺向きだと私は思います。再訪時は絶対につけ麺。味玉付きでいきましょうか
今から楽しみです
最後に苦言をひとつ
それはこのレンゲです。
上の画像をご覧いただいたら一目瞭然ですが、これはまるでカレーのスプーン。これでラーメンのスープを飲め、というのには無理があります。しかもこの丼、最近流行の円錐型で底が深めのタイプなのです。尚更底の方のスープが飲みにくい。口に運ぶまでに大半のスープがこぼれてしまいます。このレンゲでちゃんと飲もうとすれば、丼を傾けなくてはならないワケ。これが案外面倒なんですよ。
こういう底が深い丼には、杓子状のレンゲが一番理に適っているのですが・・・・。
店主さん、そういうところまで考えを至らせれば、さらにいいラーメンになると思います。
エラそうなことをいってスミマセン。
続・オーガニックキッチン ファーベ [ラーメン]
前回紹介しました、奈良県大和郡山市の自然派料理店、オーガニックキッチン ファーベさんの続編です。
コースの料理が終わり、自由に食べたいものを注文しよう、ということになり、私が真っ先に頼んだ料理。
ほとんどの方は想像が付いておられるとは思いますが・・・・(笑)
そう、それは沖縄そば。「ソーキそば」ともいいますね。
スープはカツオの味が効いたあっさり醤油味でした。動物系は鶏ガラくらいかな。豚骨は使っていないと思います。私は飲みながら食べましたが、本来であれば最後の〆にいただくのが正しい選択でしょう。
トッピングは豚バラ肉(あえてこう呼ばせていただきましょう)、カマボコ、紅しょうが、そしてネギ。
豚バラ肉は濃厚な味付けで、うまうまでしたよ。あっさりしたスープとの対比がgoodでした。
麺はざっくりした歯応えの平打ちストレート。おそらく沖縄焼そばと同じ麺でしょう。やはり独特です。
完食。
居酒屋でいただく沖縄そばとしてはこんなものでしょう。悪くはないんですが、「これは美味い!」と唸るほどよくもない。
ただ、ちょっと値段が・・・・(ーー) これで700円なんです。いくら居酒屋のラーメンとはいえ、ちょっと高すぎるでしょう。ここが最大のマイナスポイントですね。
はじめての沖縄そばでしたが、次があるなら、何かの機会があれば、という感じ。
わざわざ探し求めてまで食べに行くことはないだろうと思います。
大体が、大阪で沖縄そばを「ウリ」にしている店を知りませんしね。
1968 古潭@Q'S MALL フードコート [ラーメン]
息子の大学の入学式のこの日。シャイな息子は我々と離れ、一足先に入学式場に。
私と妻は早めの昼食を取ろうとQ'S MALLのフードコートへ。
私は違う店でラーメンを食べたかったのですが、盛装している妻はつゆがはねるのを嫌い、別のものを食べるなら、ということで選択肢の広いフードコートに行くことにしたのでした。
ある程度盛装した姿でフードコートは「?」だと思うのですが、妻はそういうことはあまり気にならないようで、石焼ビビンバなんぞというモンを喰っておりました。
あんなに何でもかんでも混ぜ混ぜにして喰ってうまいのか・・・・私は一度も喰ったことがないのでワカリませんが・・・ま、うまいと言う人はうまいんでしょう。
さすがに11時過ぎということで、まだ席は空席が目立ちます。
私は何を食べたかというと、これ。
あのあべ地下の名店、古潭の別店舗である1968 古潭であります。ちなみに「1968」は古潭の創業の年とのこと。
ラーメン単品より、チャーハンや餃子とのセットを推しているご様子。私は単品、しかもしょうゆのみ。
しょうゆラーメン600円は、あべ地下店より20円高い。これはおそらくショバ代の差でしょう。どこかの記事で、Q'S MALLのショバ代はかなり高め、と読んだことがあります。
(ちなみにQ'S MALLがオープンしてまだ1年にもなりませんが、もう閉店した店舗があるそうです)
ここで店員さんが盛り付け。
ゴマ、胡椒、餃子のタレ、ラー油などが並びます。必要な人はここでそれぞれ振りかけるわけですな。
私はいつもたっぷりとゴマを振りかけることにしています。擂りゴマの方が好みなのですが、このお店は普通のゴマ。
さて、できあがりましたよ~。うまそーだなー、やっぱり(^^)
さ、あべ地下店の古潭と比べるとどうだろ? まずはスープを一口・・・・ ん? もう一口。
やはりあべ地下とは違うぞ。スープが若い、というか。ちょっと熟成が足らない感じ。
これはラーメンを食べた11時過ぎという時間帯が影響しているのかもしれませんね。例えば14時頃にいただくともっとしっかりした味になっていると思われます。
不動のトッピングは、ネギ、モヤシ、ニンジン、そしてチャーシュー3切れ。普通は2切れながら、大盛りにしたので3枚になっていたのかも。
ま、何れも食べ慣れた味と食感で、新しいものはありません。
麺は・・・・これはあべ地下店より若干細め。しかも食感が異なっており、コチラの麺はざっくりした感じです。ちょうど博多ラーメンの、あの低加水麺を太くした感じですね。悪くはないんだけど、でももう少ししっとりした感じの方が好みかな。
完食です。
結論。古潭のラーメンはあえて1968で食す必要なし。あべ地下店の方がレベルが1ランク高いです。
次回はなし。ゴメンね。でもちゃんとあべ地下店には行かせていただきますので、またよろしく
炙り鯛だしらーめん・つけ麺 サクラ [ラーメン]
二日酔いとあげ下しの風邪を引いてしまい、ここ数日はパソコンを開くこともできずにぐったりしていました。ようやく今日から出勤し、 家で久しぶりにパソコンしています。
さて、久々に奈良でラーメンです。
今日は前々から目を付けていた炙り鯛だしらーめん・つけ麺 サクラさん。
場所は【ココ】。奈良県北中部を東西に横断する中和幹線という立派な道沿いの、飲食店が軒を並べた長屋の一角にあります。道路からはちょっとわかりにくい。実は私も一度前を行き過ぎてしまいました。
もっとよく場所を確認してから行かないとダメですね。カーナビは役に立たないし
天気はまたもながら、お待ちが2名。これで11:50です(開店は11:30)。
こちらメニューです。
ちょっと見づらいので、らーめん・つけ麺を拡大
らーめん、つけ麺とも、スープの濃さによってあっさりとこってりに分かれます。
ここでこの店のこだわりをご紹介。
サクラのこだわり
・豚骨と水だけで作った濃厚スープは、余分なアクや油は全て取り除きましたので、こってりしていますが、油っぽくありません。もちろん、化学調味料は一切使っておりません。
・あっさりらーめん/つけ麺のスープには、軽く炙った鯛煮干しだしを使用しています。鯛煮干しを炙ることで不必要な味を除くことができ、旨みが増し、そして香ばしさが加わります。この鯛煮干しをはじめ、複数の魚介を基調とした優しい味に仕上がっております。
・麺は、当店開発の特注麺で、度重なる試作により、スープとの相性を考慮した、もちもち・ぷりぷりの中太麺です。適度なコシと、小麦の良い風味を合わせ持つ麺を、ぜひ味わってみて下さい。
魚介系好きの私にはたまらん文言が並んでいますよね
私が注文したのは、メニューの③のメンマらーめん。
基本的にメンマ好きですからね。気がついたらそれを注文していました。
これであっさり 見た感じ、濃厚さがにじみ出ているぞ・・・・。魁力屋に似た感じを受けるけど。
まずスープを一口。いきなりガツンと魚介系のインパクトが来た めっちゃ私好み
これは美味い。クセになる味です。
普通、無化調(化学調味料を使わない)だとここまで強い味は出せないのであっさり系の塩ラーメンが多いのですが、これはなかなかの少数派。でも間違いなく成功してます。
ちょっと視点を変えて・・・・丼は逆円錐形。非常に変わった形状をしています。が、ここで奇を衒うのはどうでしょうか。
私は少しスープが飲みにくかったですね。
具はネギ、メンマ(増量)、そして薄めのチャーシューが3枚。
さらに、ネギの上にはでんぶが乗っかっていました。
メンマは、先日の神座の一件があるので少し不安はありましたが、それを払拭するくらい美味かったです。
麺は店によると中太麺。これくらいなら「太麺」といってもいいだろうと思ったくらい、しっかりしたもちもちの麺でした。
常識的には無化調のスープにこの麺はありえないのですが、サクラさんのスープはしっかりしたコクがあるので十分おいしくいただけます。いちいち無化調の常識を打ち破ってくれます(^^)
いや、これは美味い 相当美味い
一気でした
早々と再訪決定です。次はあっさりのつけ麺。
食べ終わったあとで雑炊にしてくれるそうですし、こりゃあ楽しみですわ(^o^)
こってりも食べてみたいけど・・・・今の私には危険でしょう、間違いなく(^^;
らーめん極(その3) [ラーメン]
さて、時は戻り息子の合格発表からさかのぼること数日。映画『戦火の馬』を観た後の昼食です。
ほぼ1年ぶりのらーめん極さん。
天王寺界隈のラーメンは、昨年4月にQ'S MALLが開業して以来そこを中心に食べ歩いていましたので、こちらは本当に約1年ぶりです。
いつもの塩ラーメンですが、以前よりもさらに進化していました。
このお店の探究心の高さにはいつも感心させられます。
場所は【ココ】(リキマルコさん、是非クリックしてくださいね)。大阪市立病院の筋向い。小さいですが、すぐわかります。
この日の天気は
迷うことなく塩ラーメン(700円)の食券を購入して店内へ。
こんな天気なのにやはり繁盛店、カウンター11席の店内に空席はバラで2席だけでした。
それも私が座って1分後には満席、すぐにお待ちが発生していました。
店内はホントに狭い。
食券を渡し、待つことしばし。来ました塩ラーメン。器の縁にネギが引っ掛っているのがちと残念^^;
おお~! 変わらぬこのルックス・・・・と、前と微妙に違うぞ。変わってるぞ。
変わっていたのは、種類豊富な野菜たちでした。きくらげや半熟煮玉子、焦がしネギ、大阪名産の水菜、そしてこの店独特の鶏ささみ(レア)は不動のトッピングですが、野菜が・・・・(^^)
入っていたのは、キャベツ、きゅうり、パプリカ(黄色)、ネギ等を細かく刻んだもの。
食べる前は、「こりゃあ水くさくなってないか?」と一瞬心配したのですが、完全に杞憂でした
普通、ラーメンという食べ物にはシャキシャキした食感のものは入っていないのですが、あえてそこに少なめの量で野菜を入れたのは、いいアクセントになって大変よかったと思います。
ボケちゃっているのが残念・・・
うわ~、こりゃあ美味い!
また進化している、って思いました。
煮玉子も、店によっては味が濃すぎてしつこく感じることがあるのですが、この店の煮玉子は味を主張しすぎず、とても上品な味わい
いや~、美味かったです。しばらくQ'S MALL内のラーメン店に浮気していましたが、やはりらーめん極はいい。
神座/中央環状堺店 (その2) [ラーメン]
この店ついては一度紹介したことがありました。
→http://nanishiteasobo-hiro.blog.so-net.ne.jp/2011-11-11
前回は昨年の秋。新聞にチラシが入ったのがきっかけでした。
今回は娘の「行きたい」の一言。
実は私はもう神座には飽きが来ておりまして、ラーメンなら竹麺亭に行きたかったのですが、まー、こーゆーとき父親というのは弱いものでして、瞬殺で却下
前回、秋の限定メニューが出ていましたが、今回はその冬バージョンが。
大判のメニューも改訂されていました。
腹が減っていた息子は、期間限定メニューの豚丼とおいしいラーメンのセット。
食べた息子によると、豚丼は吉野家の味に似ていたとのことです。
これが神座の豚丼。玉ねぎが多い。
でも、このレンゲはなんかいただけないな~(^^;
ラーメンのレンゲとはあきらかに形状が違っているんですが・・・・これはおそらく雑炊用のレンゲなのでしょうね(^^)
これは私が頼んだ中盛。固麺。パッと見は並盛と変わりませんが、麺の量は多いです。
チャーシューは、モモ肉とバラ肉の両方が入っています(要望すればひとつの種類にしてくれるそうです)。それに豚コマも入っていますから、豚肉は3種類がトッピングされていることになります。評価はともかく、こんな面倒なことをやっているラーメン店を私は知らない。まー、セントラルキッチンでまとめてどーんとやるからできることなんでしょう。
麺は変わらぬ中細麺。
固麺は、加水率が普通麺とは違うんじゃないかな。同じ麺で、茹で時間を変えているだけとは思えないような気がします。
今回、評判最悪だったのがこのトッピングメンマ。
頼んだ娘によると「歯医者のような味」。
つまんだ妻も「へんな味」。
私は食べませんでしたが、まー、見た感じだけでNGですね。妙な色が付き過ぎてる。
メンマについては名古屋・好来系のラーメン店(あえて店名を挙げれば「好陽軒」)がいいです。関西ではまず奈良の麺人ばろむ庵が出色。
完食。
ただ、実は前回も同じように感じたのですが、最近の神座は塩気がかなり強くなってきたように思います。あの独特の甘さは十分に活きているのですが、その反面塩分も強化されているような。
その傍証として、最近の神座では食べている間に結構水を飲むんです。息子が顕著な例で、彼はラーメンを食べている間ほとんど水を飲まないのですが、この日はお代わりしていました。妻もまったく同意見。
かくいう私も同じように感じております。
ただし、これが中環堺店だけの傾向なのかどうかは「?」。
他の店で食べていないので何ともいえません。が、セントラルキッチン方式だと・・・・ま、推して知るべし、ですね。
ヤマトブラック@麺人 ばろむ庵 (その4) [ラーメン]
久々にあの魚介のパンチの効いた独特の豚骨スープを味わいたくなり、約2ヶ月ぶりに麺人 ばろむ庵さんを訪問。
まずは店前の元陳列棚と思しきガラス戸の向こうのメニューを確認します。
「ん? “ヤマトブラック”? 新メニューやんか。どうしよ? 試してみる?」
逡巡しつつ、滑りのいい引き戸を開けて中へ。いつもと変わらず、清潔感の漂うきれいな店内です。
13時少し前に入店。お客さんの数は2名。
前にも書いたけど、大丈夫か?本当に。
こんなに美味いのに、なぜ客が列を成さないんだろう?
ある意味、不思議な現象ですぞ、これは。
(だって、あとで画像を載せますがボクの食券:10番・・・・。前回は同じ13時の入店で29番。美味い店が流行るとは限らないとはいえ、それにしても・・・・(ーー) この店だけは絶対になくなってほしくない。ボクももっと会社でPRしないと)
右側奥のちょっとわかりにくい場所にある食券販売機の脇に張り紙がありました。
これはありがたい(^^) 味を紹介してくれています。
でも・・・・
「どうしよ?」
時間にしてみればほんの数秒。されど頭の中はぶ~~んと音を立ててめまぐるしく回転し、どっちにするか悩みに悩みました (「くだらんことで悩むな」、と言われそうですが、ラーメン好きにとってこれは永遠の悩みなんです-キッパリ!-)
結局押した券売機のボタンの先に書いてあった文字は
あまり新メニューを試さない、ラーメンに関してはどちらかといえば保守的なボクには結構な英断でした。
さてこれが吉と出るか凶と出るか。
他のお客さんの頼むラーメンに聞き耳を立ててみたけど・・・・
ヤマトブラックはおらんな~^^;
食券を渡す際、女将さん(言葉の持つイメージほど年配ではないです。きれいな方)に聞いてみました。
「いつから始められたんですか?」
「2週間ほど前からです」
その後、「頼む人、多い?」とでも聞けばよかったのでしょうが、何せご夫婦2人だけで切り盛りしておられるお店、そうそう話し込むわけにもいきません。
そもそも『ナントカブラック』と呼ばれるラーメンは、ボクの知る限り「富山ブラック」が最も有名でしょう。濃い口の醬油がガツンと効いた真っ黒な醬油ラーメンというイメージ。大阪にも「大阪ブラック」や「堺ブラック」はありますが、まだ食べたことはなく、言ってみれば今回が初「○○ブラック」。
店内お品書きです。
(ピンボケごめん)
さて、待つこと数分。来ました、これがヤマトブラック!!
この深く、背の高い丼、たしか「切り妻型」って言うんじゃなかったかな~?
運んでくれた女将さんが仰るには
「スープが跳ねますので、気をつけてくださいね」
「はい、ありがとう」
ん?
思ったより黒くないですね。これで「ブラック」?
ま、疑問はさておき、まずはスープを一口。ここで予期せぬことが。
何と咽てしまったのです ラーメンを食べて咽るなんて、ここ数年なかったこと。それほど一口目にビシッと来る辛さを感じました
どんな辛さ? う~ん、言葉ではなかなか言い表しにくいのですが、「鋭角的な辛さ」とでもいいましょうか。下卑たところがなく、スパッと切り裂くような感じ。
そして、それでいてばろむ庵さんのあの特徴的な魚介豚骨スープは根っこに通底しているのです。
やはり美味いものは美味い
具は、炙ったチャーシューが2枚、脂身が多いのはいつもと違うヤマトブラック専用の部位だと思われます。さらにべビーリーフ、隠し包丁の入った極太のメンマ、半身の煮玉子、そしてコーンフレークのようなニンニクチップがベビーリーフの上に鎮座。
麺はいつもの挽きぐるみタイプの自家製全粒粉平打ち麺。やや細目か? でもしっかりコシがあります。
食べ進む。辛いけど・・・・でも美味しいです 舌が慣れてきたのか辛味もマシになってきました。
チャーシューは炙ってあるだけに温かく、口の中に脂の旨みが広がる感じ・・・・
あれ? スープの色がだんだん黒く・・・・?
わかった このスープ、二層構造になってるんだ(^o^)
【ヤマトブラック 予想構造図】
下部に黒いスープを最初に入れ、そして仕切りの役目を持たせた麺を入れた後、茶色いスープを投入する。辛味は上部のスープに仕込んであるのでしょう。さすがにばろむ庵さん、凝ったことをやってくれます。辛味が変化していったのはこういう仕掛けがあったからだったんですね
でも・・・・やっぱりボクは新中華そばの方がいいかな。
それにしても黒いです。これは食べ終わりに近い画像ですが、玉子やメンマが黒く染まってきているのがよくお分かりいただけるかと思います。
なんか、イカ墨スパゲティならぬ“イカ墨ラーメン”といった様相を呈してきました^^。
器が白いだけにその黒さが際立っています。
もちろん完食。
帰り際、女将さんに尋ねられました。
「辛さは大丈夫でしたか。新中華そばと比べてどちらが好みでしたか」
「ちょっと辛かったかな。私は新中華そばの方が好みですね」
もともとボクが辛い系のラーメンが苦手なこともありますし、なにしろ新中華そばのスープは絶品ですからね。
「また来ます」
と言って店を出たのでした。この言葉に偽りなし、です、もちろん
あ、スープの跳ねですが、気を付けていたにもかかわらず、やっぱり跳ねていました。服には灰色のシミが点々と・・・・ でも気になるほどでもないし、洗濯したらきれいに落ちましたので問題なしです(^^)
最後に・・・・これはJR大和路線のドアです。
開閉用のボタンが付いています。雪国ならわかりますが、ここは近畿のど真ん中、奈良ですぞ。こんなの必要なのか?
不思議に思ったボクは、ちょうど通りかかった車掌さんに聞いてみました。
答えは・・・・いかな奈良駅とはいえ、長時間停車する場合に限って車内温度保持のためにドアは客自身に開閉してもらうようにしているのだそうです。(この電車は奈良駅で折り返しのため、20分ほど停車)
ある意味、予想通りの答えでした。奈良は盆地ですので冬場は結構冷え込みますからね。
ちゃんちゃん